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イスラエル軍がガザ市リマル地区を空爆しパレスチナ人女性2人が死亡 世界

イスラエル軍がガザ市リマル地区を空爆しパレスチナ人女性2人が死亡

2026年10月2日、ガザ市リマル地区で発生したイスラエル軍による空爆により、パレスチナ人女性2人が死亡しました。犠牲となったのはメイサ・アブ・ダウドさんと娘のメアリー・アル・ナジャールさんで、この攻撃は2025年10月から続く「停戦」合意の最新の違反事案として報告されています。…

ウクライナ軍がロシア全土の製油所や北極圏のガス処理施設に大規模なドローン攻撃を実施 世界

ウクライナ軍がロシア全土の製油所や北極圏のガス処理施設に大規模なドローン攻撃を実施

8月19日にロシア連邦最高裁がヤブロコの候補者名簿登録を取り消したことを受け、ウクライナは9月19日から20日にかけてロシア全土で大規模なドローン攻撃を実施した。ロシア国内の製油所や北極圏のガス処理施設が標的となり、両国の緊張が激化している。 ロシア最高裁によるヤブロコ候補名簿の登録取り消し 8月19日、ロシア連邦最高裁は野党「ヤブロコ」の比例代表候補者名簿の登録を取り消す判決を下した。この動きに対し、日本国内のインターネット上ではプーチン政権の強硬姿勢を指して「文字通りの独裁制」「民主主義の完全否定」といった厳しい批判が相次いだ。野党勢力を排除するプーチン大統領の政治手法は、国内外で大きな波紋を広げている。 モスクワ製油所を標的としたウクライナ軍の連続攻撃 ウクライナ軍は投票期間中である9月19日夜から20日朝にかけて、ロシア全土で1600機を超えるドローンによる大規模な攻撃を敢行した。軍事ジャーナリストによると、特にモスクワの製油所は5月から6月にかけて少なくとも3回の被害を受けており、今回が4回目となった。ロイターの報道では、主要装置での甚大な火災により原油処理が停止したとされており、ウクライナ側が製油所の復旧状況を監視しながら攻撃を繰り返す「執拗な戦術」が明らかになっている。 ウクライナ、3000km超の長距離攻撃――ロシア北極圏のガス拠点で火災 北極圏3200キロを飛行した長距離ドローン攻撃 9月9日、ウクライナ軍は北極圏に位置するヤマロ・ネネツ自治管区のガス処理施設を標的とした長距離攻撃を行った。この攻撃では、3200キロという超長距離をドローンが飛行したことが注目されている。軍事ジャーナリストは、この地域が冬の暖房ライフラインの要所であり、ロシア国民の動揺を狙った作戦であると指摘した。これまで「絶対安全圏」と考えられていた北極圏が攻撃された事実は、プーチン政権にとって大きな衝撃となった。 民間企業に防衛を転嫁するロシアの苦境 中央日報の報道によると、ウクライナによるドローン攻撃が産業施設や物流センターに拡大する中、ロシア政府は民間企業に対して防衛責任を負わせている。大統領令により、自社を守る対策を講じない企業は一時的に資産を没収される可能性があると警告された。タス通信によれば、今年上半期にロシア企業が対ドローン対策に支出した費用は前年同期の7倍に達している。郵便職員への武器携帯許可や、民間警備員の雇用など、防衛コストは急増している。 写真:dメニューニュース パトリオット迎撃の限界と今後の戦況 ニューズウィーク日本版は、ウクライナ軍がロシアの高速ドローンや弾道ミサイルに対して防空網の維持に苦戦している現状を報じた。ゼレンスキー大統領は、防空システム「パトリオット」の迎撃ミサイル国内生産ライセンスについてアメリカ側と協議を継続しているが、量産体制が整うまでの時間は限られている。9月26日の発表では、ジェット推進ドローンの迎撃成功率が55%にとどまっていることが明らかになった。今後もロシアは戦争継続の姿勢を崩しておらず、ウクライナ側は「飛ぶ前に叩く」戦略への転換を模索している。

ブラジル大統領選でルーラ氏とフラヴィオ・ボルソナロ氏が接戦、決選投票の可能性高まる 世界

ブラジル大統領選でルーラ氏とフラヴィオ・ボルソナロ氏が接戦、決選投票の可能性高まる

ブラジル大統領選の第1回投票が4日に行われ、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領と、ドナルド・トランプ氏の盟友であるフラヴィオ・ボルソナロ上院議員が接戦を繰り広げている。過半数獲得には至らない見通しであり、10月25日の決選投票にもつれ込む可能性が極めて高い。…

済州島で外国人客が急増し韓国人客は減少、警察の不祥事や遺体発見で治安への懸念高まる 世界

済州島で外国人客が急増し韓国人客は減少、警察の不祥事や遺体発見で治安への懸念高まる

済州島で相次ぐ遺体発見と警察の失踪届虚偽処理問題が、外国人観光客の増加に伴う治安への懸念と重なり、地元住民の反発を招いている。済州道観光協会の統計では韓国人客が減少する一方、外国人客は前年比で10.9%増加しており、島内の光景は変容を遂げている。 外国人観光客の急増と変容する島の風景 9月中旬に済州島を訪れると、平日にもかかわらず多くの観光客で街はにぎわっていた。しかし、その顔ぶれは以前と明らかに異なっている。済州市の中心部や繁華街では、中国語やベトナム語、インドネシア語などが日常的に飛び交うようになった。飲食店やレンタカー店などの案内表示も韓国語と中国語、東南アジア諸国の言語が併記されるのが当たり前となっている。特に中国人観光客をターゲットにしたサービスが目立ち、島全体が「中国人の遊び場」になったとの冷ややかな声が地元住民から漏れるなど、観光地化の代償を指摘する声も少なくない。 【失踪事件“終結偽装”か】韓国・済州島で失踪者の遺体 警察官への批判高まる 相次いで不明者の遺体発見 入島観光客数に見る韓国人客の減少傾向 済州道および済州道観光協会が公開した統計によれば、今年8月の観光客数は前年同期比で0.1%減と横ばいだった。しかし、内訳を見ると大きな変化が浮き彫りになる。外国人観光客は26万8970人で前年同月比10.9%増となり、全体の20.1%を占めるに至った。対照的に、韓国人観光客は107万2403人で、前年同月比2.5%の減少となった。韓国人客の減少は5月から7月にかけても続いており、9月に入ってもその傾向は継続している。観光地としての構成比が確実に外国人、特に中国人へとシフトしている状況がデータからも読み取れる。 韓国銀行済州本部が分析する観光客減少の要因 韓国人観光客の減少について、韓国銀行済州本部は航空運賃の変動や国内線の供給減少が主な要因であると分析している。7月のデータでは、済州島を訪れた観光客総数は前年同月比で8万4000人減少した。この内訳として、韓国人観光客が9万人減る一方で、外国人観光客は6000人増加していると算出している。数字上は外国人客がカバーしているように見えるが、島内の経済構造や住民感情は急速な変化に追いついていない。 8月の外国人観光客数:26万8970人(前年同月比10.9%増) 8月の韓国人観光客数:107万2403人(前年同月比2.5%減) 全体に占める外国人比率:20.1%

米海兵隊員のデビン・ジェイコブ・バラード上等兵を強盗殺人容疑で逮捕、那覇市のホテルで日本人女性殺害か 世界

米海兵隊員のデビン・ジェイコブ・バラード上等兵を強盗殺人容疑で逮捕、那覇市のホテルで日本人女性殺害か

沖縄県那覇市のホテルで39歳の日本人女性が殺害された事件で、米海兵隊員デビン・ジェイコブ・バラード上等兵(20)が強盗殺人容疑で逮捕されました。被害者の所持品が持ち去られた疑いがあり、日本政府は米国側に厳重に抗議するとともに、再発防止に向けた規律の徹底を強く求めています。…

釜山市、名誉広報大使のサメ「ブカンイ」の商標を出願し個人の独占を防ぐ方針 世界

釜山市、名誉広報大使のサメ「ブカンイ」の商標を出願し個人の独占を防ぐ方針

釜山市は2日、同市の名誉広報大使であるサメ「ブカンイ」の名称を個人が商標出願したことを受け、市として独自に商標を出願する方針を固めた。特定の個人による名称の独占を防ぎ、公共の財産として保護する狙いがある。朝鮮日報日本語版などが報じた。 釜山市が「ブカンイ」の商標出願へ踏み切った理由 釜山市東区の「北港親水公園」の水路に現れ、市民の注目を集めているサメ「ブカンイ」を巡り、権利保護の動きが加速している。朝鮮日報日本語版によると、特許情報検索サービス(KIPRIS)には先月21日以降、この名称を冠した商標出願が5件確認された。出願されたのはハングルや英字表記のほか、サメの図案を組み合わせたものなど多岐にわたる。対象商品はキーリング、衣類、ぬいぐるみなど40品目以上にのぼる。市は、個人による独占が認められれば、行政による公共コンテンツ制作や地域商品の開発に支障が出る恐れがあると判断した。 부산 북항 상어 '부캉이' 홍보대사 되자마자 상표가?| TJB 대전·세종·충남뉴스 名誉広報大使としての「ブカンイ」の現状 「ブカンイ」という愛称は、SNSや公共機関の広報活動を通じて市民の間で定着した。釜山市は先月29日、このサメを名誉広報大使に委嘱したばかりだ。朝鮮日報日本語版およびYahoo!ニュース(朝鮮日報日本語版)の報道を総合すると、市は知識財産処への情報提供手続きを通じて、この名称が特定の個人ではなく、市民や地域社会の関心によって形成された公共財であることを訴える方針を明らかにしている。商標としての識別力や、独占権付与の妥当性についても、審査過程で市側の資料を提出し慎重な判断を求める構えだ。 市民の象徴を守るための今後の対応策 釜山市のチョン・ジェス市長は、今回の対応について「市民の関心と参加の中で、釜山の新たな象徴へと成長した」と語った。その上で、特定の個人による独占を阻止し、地域社会が共に育てていける基盤を整える必要性を強調している。市は今月中に自ら商標を出願し、法的な権利確保に乗り出す計画だ。商標は出願だけで権利が確定するものではなく、審査を経て登録の可否が決定される。市側は、この審査プロセスにおいて、ブカンイの名称が持つ公共性を強く主張する戦略をとる。 名称:ブカンイ(釜山市東区の北港親水公園に出現) 出願状況:先月21日以降、個人による5件の商標出願を確認 市の対応:今月中に市として商標を出願し、権利確保を目指す 主な懸念:公共コンテンツ制作や地域商品開発への影響

日本政府が米海兵隊員の女性殺害・強盗容疑で米側に強い抗議を表明 世界

日本政府が米海兵隊員の女性殺害・強盗容疑で米側に強い抗議を表明

沖縄県那覇市のホテルで39歳の女性が殺害された事件を受け、日本政府は米国に対し強い抗議を表明した。逮捕されたのは、沖縄の米海兵隊普天間基地に所属する海兵隊員、デビン・ジェイコブ・バラード容疑者(20)である。警察の調べによると、バラード容疑者は土曜日の早朝、被害者である八木アンナさんを殺害し、財布とバックパックを奪った疑いが持たれている。同容疑者は容疑を否認…

ニコン・コメディ・ワイルドアワード2026の最終候補が発表、12月8日に授賞式を開催 世界

ニコン・コメディ・ワイルドアワード2026の最終候補が発表、12月8日に授賞式を開催

2026年「ニコン・コメディ・ワイルドアワード」の最終候補作品が発表され、世界112カ国から過去最多となる1万点以上の応募が集まりました。野生動物のユーモラスな瞬間を捉えた40点の写真と9本の動画が選出され、12月8日にロンドンでの授賞式で各賞が発表されます。…

ジュリア・ヴァン・エッテン氏らがノースカロライナ州のモーテルでパウリネラの未知の2種を発見 世界

ジュリア・ヴァン・エッテン氏らがノースカロライナ州のモーテルでパウリネラの未知の2種を発見

2026年に科学誌『Journal of Phycology』で発表された研究により、光合成を行うアメーバ「パウリネラ」の未知の2種が発見されました。この生物学的に重要な発見の舞台となったのは、最新設備を備えた研究室ではなく、ノースカロライナ州の安価なモーテルの一室でした。 モーテルを実験室に変えた進化生物学の調査 科学者の研究拠点といえば、大学や研究機関の高度な設備を想像しがちです。しかし、ニューヨーク・タイムズの報道によると、今回の発見はノースカロライナ州のモーテルの一室で成し遂げられました。進化生物学者のジュリア・ヴァン・エッテン氏は、家族旅行中に雨で足止めされた際、高速道路脇で採取した水からパウリネラを見つけました。その後、同氏は2025年にかけて同地で継続的にサンプルを採取し、モーテルを臨時の実験室へと改造しました。壁には塩水の入った水差しを並べ、バケツを設置する環境下での研究が、新たな種を特定する成果につながりました。 パウリネラが解き明かす光合成の起源 地球上の植物の葉緑体は、12億年前にシアノバクテリアが真核生物に取り込まれた細胞内共生に起源を持つとされています。しかし、このプロセスは極めて複雑で、いまだ謎が多く残されています。2005年、パウリネラ(ビンカムリ)の遺伝子解析により、その色素体は約1億年前に独立して取り込まれたものであることが判明しました。これは、地球の環境を激変させた生物学的イベントが、植物とは別に2回目として独立に生じていたことを示しています。植物と比較して共生の時期が比較的最近であるパウリネラは、真核生物がどのように光合成を開始したのかを解明する重要な手がかりとなります。 研究の進展を阻む生物学的な特性 パウリネラの研究は、その希少性と育成の難しさから、これまであまり進んでいませんでした。1894年に最初の種が発見されて以来、2025年までに報告されたのは合計4種のみです。パウリネラは水中の微生物と比較して個体数が少なく、サイズも小さいため採取が困難です。さらに、実験室での増殖に4~5日を要するという特性が、速やかな成果を求める博士課程の学生にとって大きな障壁となってきました。そのため、多くの研究者が対象として選ぶことを避けてきた経緯があります。 研究資金の停滞と新たな協力関係 2025年1月、当時ウッズホール海洋研究所の研究員であったヴァン・エッテン氏は、連邦政府による資金提供の一時停止という困難な状況に直面しました。給与や研究資金の不透明感から、科学者同士のグループチャットで今後の戦略が話し合われました。このチャットを通じて、ヴァン・エッテン氏はデューク大学の博士研究員であるアンドリュー・ウィロビー氏と出会います。微生物学が専門ではないものの、ウィロビー氏はヴァン・エッテン氏の調査に同行することを決意しました。2025年春、両氏はモーテルを拠点とした共同調査を実施し、今回の発見に至るデータを蓄積しました。 パウリネラ(ビンカムリ):殻を持つアメーバの一種で、色素体による光合成を行う。 細胞内共生:真核生物がシアノバクテリアを取り込み、遺伝子の交換を経て1つの生物となる過程。 研究の意義:約1億年前という比較的最近の共生イベントを観察することで、生物進化の過程を解明できる可能性がある。

台湾の台東県志航空軍基地に米国から購入したF16V戦闘機2機が到着、米国の台湾向け武器売却が着実に実行される 世界

台湾の台東県志航空軍基地に米国から購入したF16V戦闘機2機が到着、米国の台湾向け武器売却が着実に実行される

台湾の台東県志航空軍基地に10月2日、米国から購入した最新鋭戦闘機F16V(ブロック70)の第1陣となる2機が到着した。米中首脳間の緊張が続く中、米国による対台湾武器売却が着実に実行された形だ。台湾空軍にとって新造戦闘機の導入は29年ぶりとなり、東部防衛の要衝を固める戦略的な節目となる。 トランプ政権下の対中姿勢と武器売却の継続 sankei.comによると、習近平国家主席は5月の北京、9月のワシントンでの米中首脳会談において、トランプ米大統領に対し台湾への武器売却を承認しないよう繰り返し要求していた。習氏は一貫して「台湾の独立に反対」という言質を求めたが、トランプ氏はこれに応じなかった。それどころか、ワシントンでの会談からわずか1週間後には、中国が強く反対した台湾へのF16V納入が実行された。この事実は、米国の台湾政策が不変であることを中国側に改めて示す結果となった。 最新鋭機がもたらす軍事的な優位性 新たに配備されたF16Vは、従来の台湾空軍の能力を大幅に引き上げる性能を備えている。sankei.comによれば、ゼネラル・エレクトリック社のターボファンエンジン搭載により、作戦行動範囲と滞空時間が大幅に拡張された。また、操縦士が装着する統合ヘルメットキューイングシステムⅡは、標的を見るだけで兵器の照準やセンサー操作を可能にする。Infoseekニュースは、最新のアクティブ電子走査陣列(AESA)レーダーや電子戦システム、増加燃料タンクの装備により、複数目標への同時攻撃能力が向上したと伝えている。 米台の共同プロジェクトとしての事実上の同盟 今回の機体導入は、単なる装備の売買を超えた協力関係を示唆している。台湾は既存のF16A/Bの改修と合わせ、将来的には世界最大級のF16V機隊を運用する主体となる。注目すべきは、台湾が同機の開発資金に協力しており、第三国が購入・改修する際にロイヤルティーを受け取る仕組みがある点だ。sankei.comによると、台湾は2025年末時点で7000万米ドルを超える報酬を得ており、この共同プロジェクトは米台間の事実上の同盟関係を象徴している。 年内の追加納入と今後の運用方針 台湾の顧立雄国防部長は、年内にも追加機の受領を予定していることを明かした。Infoseekニュースの報道によれば、今後は機体の詳細な点検やパイロットの練度向上に向けた訓練を精力的に進める方針である。全66機の導入計画については当初の予定から遅れが生じているものの、着実に機数が積み上がれば、台湾空軍の防衛網はより強固なものとなる。中国側が今後どのような対抗措置をとるのか、また台湾海峡を巡る軍事バランスがどう変化するのか、現時点では不透明な要素も残されている。

紅海でフーシ派が「海上封鎖」宣言 EUがアスピデス作戦の艦艇増強を急ぐ理由 世界

紅海でフーシ派が「海上封鎖」宣言 EUがアスピデス作戦の艦艇増強を急ぐ理由

欧州連合(EU)は、紅海における商船護衛作戦「アスピデス」の艦艇数を現在の最大6隻程度から10隻超へ増強する検討に入りました。外交・安全保障政策上級代表のカヤ・カラス氏は2026年9月28日、加盟国に対し海軍支援の強化を要請。イエメンの反政府組織フーシ派による海域の掌握を受け、航行の安全確保が急務となっています。 バブ・エル・マンデブ海峡における封鎖宣言の影響 艦隊増強の直接的な引き金となったのは、フーシ派によるバブ・エル・マンデブ海峡周辺の掌握と海上封鎖の宣言です。2026年7月20日、フーシ派は対立するサウジアラビアに関連する船舶への封鎖を宣言しました。公式には対象を限定する姿勢を見せていますが、実態はより広範囲に及ぶ可能性があります。サウジアラビアと関係のある企業や、過去に攻撃対象となったアメリカ、イギリス、イスラエルとの関連が疑われる船舶も高いリスクにさらされていると、各メディアは報じています。 欧州貿易の命綱を護るための戦力不足 バブ・エル・マンデブ海峡は、インド洋と地中海を結ぶ欧州にとって極めて重要な貿易ルートです。この重要な海域で、アスピデス作戦に参加する艦艇が一時2隻まで減少した際、イタリアのグイド・クロセット国防相が強い懸念を表明しました。カヤ・カラス氏は「より適切な装備を備えた海軍・航空戦力が必要だ」と強調しています。紅海は多数の船舶が常時航行する複雑な海域であり、現状の最大6隻程度の体制では、広域をカバーするには戦力が不足しているというのがEU側の判断です。 米英軍とEU艦隊の任務の決定的な違い 紅海およびアデン湾では、アメリカ海軍やイギリス海軍も活動を続けています。しかし、EUのアスピデス作戦は、両国の部隊とは明確に役割を区別しています。米英軍がフーシ派の拠点攻撃を選択肢に含めているのに対し、EU艦隊の任務は商船の護衛、航行の自由の確保、そして攻撃を受けた船舶や乗組員の救援に特化しています。EUの活動内容は、以下の通りです。 商船を狙うドローンやミサイルの迎撃 攻撃を受けた船舶および乗組員の緊急救援 紅海およびアデン湾における航行の自由の確保と監視 今後の見通しと残された課題 EU加盟国が、カラス氏の要請に応じて具体的にどの程度の艦艇を追加派遣するかは、現時点で不透明です。紅海周辺の安全保障環境は、フーシ派の攻勢により日々変化しており、10隻を超える体制が実現したとしても、複雑な海域での護衛任務がどれほど有効に機能するかは未知数です。商船の安全をどこまで担保できるのか、また各国の海軍支援が迅速に行われるのか、今後の動向が注目されます。

ロイター 世界

イエメン暫定政権、フーシ派に対する大規模軍事作戦の開始を宣言

アリーミ議長が全土奪還に向けた軍事作戦を宣言 イエメン暫定政権のアリーミ大統領評議会議長は4日、フーシ派が実効支配する地域の奪還を目的とした大規模な軍事作戦を開始すると発表した。アリーミ氏は演説の中で「共和国の残りの領土を奪還し、国家とその機関の権限を国土全体に及ぼすための軍事作戦の開始を宣言する」と述べ、軍や治安部隊、すべての軍事組織に対して承認済みの計画に基づく任務遂行を命じた。ロイターが報じた。 停戦合意の崩壊と緊張の激化 2022年に合意された停戦は長らく維持されてきたが、今年に入り事態は急変した。アリーミ氏は、フーシ派が紛争沈静化の取り組みに応じず、サウジアラビアの船舶や石油インフラを標的としたミサイル・無人機攻撃を繰り返していると非難した。事態を打開する可能性が尽きたことが、今回の軍事作戦決断の背景にあると説明している。 フーシ派によるサウジアラビアへの報復攻撃 軍事作戦の発表に呼応するように、フーシ派も攻撃を強めている。フーシ派は4日、サウジアラビアの首都リヤドや東部クライスの国有石油会社サウジアラムコ施設に対し、弾道ミサイルと無人機による攻撃を行ったと発表した。 フーシ派の主張:サウジアラビア主導の有志連合軍が過去12時間でイエメン国内に50回以上の空爆やミサイル攻撃を行ったことへの報復である。 攻撃の経緯:フーシ派は前日3日にも、リヤドのアラムコ施設をミサイルと無人機で攻撃したと発表していた。 サウジアラビアの介入と国際的な支援の呼びかけ サウジアラビアは2015年、フーシ派によって首都サヌアを追われた国際的に承認された政府を支援するため、アラブ連合軍を率いて内戦に介入した。アリーミ氏は演説で、長年続くサウジアラビアの軍事・経済的な支援に対して謝意を表明した。その上で、地域の同盟国や国際的なパートナーに対し、イエメン暫定政権とその軍へのさらなる支援を改めて呼びかけている。 今後の軍事衝突が懸念される情勢 中東地域や西側の当局者がロイターに語ったところによると、サウジアラビアがフーシ派に対する軍事作戦を計画していることは以前から示唆されていた。9月16日に公開された提供映像では、フーシ派の戦闘員が撃墜を主張するサウジアラビアの戦闘機の前に立つ様子が確認されており、両者の対立は深刻さを増している。今後、暫定政権による奪還作戦とフーシ派による報復攻撃が激化することで、イエメン情勢は予断を許さない状況が続く見通しだ。

ハンコックの新型スタッドレス「iZ3」試乗会を開催、アイスリンクで性能検証 世界

ハンコックの新型スタッドレス「iZ3」試乗会を開催、アイスリンクで性能検証

韓国のハンコックタイヤが展開する最新スタッドレスタイヤ「ウインターアイセプトiZ3」の試乗会が、関空アイスアリーナで行われた。carview.yahoo.co.jpが報じたところによると、氷上の発進加速や急制動、スラロームなどのテストにおいて、穏やかな挙動やエッジの効いたトラクション性能が確認されたという。 ハンコック最新スタッドレス「iZ3」が関空アイスアリーナで試乗会を開催 韓国最大のタイヤメーカーであり、世界第7位のシェアを誇るハンコックは、日本市場での本格始動に向けて最新スタッドレスタイヤ「ウインターアイセプトiZ3(以下iZ3)」の性能検証を実施した。欧州の多くのメーカーから新車装着タイヤとして承認されている同社は、冬用タイヤ法制化のドイツにおいてアディ、ベンツ、BMW、ポルシェ、フォルクスワーゲンへのOEM供給実績を持つ。開発拠点はフィンランドのイバロに置かれ、過酷な気象条件下でテストが重ねられてきた。 氷上の発進加速とブレーキ性能で実用性を確認 今回の試乗はアイススケートリンクの特設コースで行われ、トヨタ・ノアに205/60R16 96TサイズのiZ3を装着して行われた。テストステージがアイスリンクであるため低速域でのチェックとなったが、国産トップクラスの性能には及ばないものの十分に実用的な性能を発揮することが確認されたと、carview.yahoo.co.jpは伝えている。特に発進性能では、トレッド面が路面に密着する感触とエッジの効いたトラクション感があり、軽く引っ掻きながら加速する手応えが得られた。ブレーキ作動時も、ABSを利かせながら安心感のある減速感が得られている。 トレッドパターンと新コンパウンドによる性能向上 iZ3は、低温で柔軟性を保つ新開発のi・ceptコンパウンドと回転方向指定のV字トレッドパターンを採用している。この設計により、従来品の「Winter i・cept iZ2」と比較して、氷上ブレーキ性能が9%、氷上トラクション性能が11%向上した。さらに、大型ショルダーブロックの採用によってドライハンドリング性能が19%高められている。太いV字パターンによる溝面積の24%拡大も相まって、ウエット路面やシャーベット路面における排水・排雪性能が強化された。 限界領域の穏やかな挙動とドライバーに優しい特性 旋回やスラロームのテストでは、ステアリング操作に対してクルマがしっかりと応答し、狙った方向へ向きを変える挙動が示された。特筆すべき点として、グリップ限界を超えて滑り始める際の挙動が挙げられる。唐突に滑り出すのではなく、滑り量が徐々に増加し、かつゆっくりとした挙動を示すため、ドライバーが慌てずにアクセルを戻すなどの対処を行いやすい。限界領域における反応が穏やかで、ドライバーに優しい特性に仕上がっていると評価されている。 速度レンジの向上が生み出す一般道での操縦安定性 装着されたiZ3の速度レンジは「T」(190km/hまで)となっており、一般的な国産スタッドレスタイヤの多くが採用する「Q」(160km/hまで)を上回る設定である。この高い速度レンジにより、ドライ路面の一般道や高速道路において、よりしっかり感のある操縦性が期待できる点も大きな魅力となっている。今後は実際の一般道や雪上環境における詳細なハンドリング性能の検証が続けられる見通しだ。

体長わずか21.5cmの新種「ランタンシャーク」を発見 世界

インド洋南西部のモーリシャス沖で新種のランタンシャークを発見

インド洋南西部のモーリシャス沖の水深400〜500メートルから、大きな球根のようにふくらんだ鼻先を持つランタンシャークの新種が発見された。ナゾロジーおよびStartHomeが2026年10月1日付の『IFLScience』の報道として伝えたもので、標本の体長はわずか21.5センチメートルであることが分かっている。 モーリシャス沖の深海で発見された新種のランタンシャーク インド洋南西部にあるモーリシャスの深い海の中、水深400〜500メートルの海底から、網で引き上げられた1匹の標本を通じて新種のサメが発見された。ランタンシャークは人目に触れない暮らしをしていて、その生き方がほとんど分かっていない謎の多いサメたちであると、ナゾロジーおよびStartHomeが報じている。今回の発見についても、これまでに確認されているのは引き上げられたたった1匹の標本のみとなっている。 「エトモプテルス・ブルボスス」と名付けられた特徴的な顔つき この新種には「エトモプテルス・ブルボスス(Etmopterus bulbosus)」という学名が付けられた。名前の由来は、研究者たちが「大きな球根のようにふくらんだ鼻先」と表現する、非常に目立つ顔つきにある。英語での呼び名も「big-nosed lanternshark」、すなわち「鼻の大きなランタンシャーク」とされている。ナゾロジーの報道によると、なぜこの新種の鼻がとりわけ大きいのかという疑問には、いまのところ答えが出ていない。 エトモプテルス属における分類と別の種への類似性 新種が属するエトモプテルス属には、これまでに43の種が知られている。これらの種は体のつくりが近い仲間ごとにクレードと呼ばれるまとまりに分けられており、今回の新種はその中の「エトモプテルス・プシルス」のクレードに入れられた。一方で研究者たちは、皮膚にある小さな歯のようなつくりである皮歯が集まった部分が大きいことから、「エトモプテルス・セントスス」という別の種にも似ていると指摘していると、ナゾロジーは伝えている。 体長21.5センチメートルの標本が示すサメの大きさ 結論から言うと、見つかった標本はメスで、大きな鼻先から尾の先までの長さはわずか21.5センチメートルであったとStartHomeが報じている。体は茶色と黒を基本にしながら、ほんのりと紫がかった独特の色合いをしている。実は、いま世界最小のサメとされているのもランタンシャークの仲間であり、その「ドワーフランタンシャーク」は大人になっても体長が最大21センチメートル程度である。変わった顔つきとともに、サメの記録に関わるかもしれないとして注目を集めている。 写真:home.kingsoft.jp

イギリス海軍、フリゲート「ポートランド」が対艦ミサイル「NSM」を初発射 世界

イギリス海軍、フリゲート「ポートランド」が対艦ミサイル「NSM」を初発射

イギリス海軍は2026年9月29日、23型フリゲート「ポートランド」が同国艦艇として初めて対艦ミサイル「NSM」を標的艦に向けて発射したと発表した。米海軍との共同演習「アトランティック・サンダー」で実施されたもので、実運用型ミサイルの能力を確認した。 23型フリゲート「ポートランド」が初めてNSMを発射 イギリス海軍が2026年9月29日に発表したところによると、23型フリゲート「ポートランド」は、同国の水上艦艇として初めて対艦ミサイル「NSM(Naval Strike Missile)」を標的艦に向けて発射した。今回の発射は、アメリカ海軍と共同で実施した演習「アトランティック・サンダー」のなかで行われたものである。実運用型NSMをイギリス海軍の艦艇が実際に発射するのは今回が初めてであり、同国の新たな対艦打撃能力の確立に向けた重要な節目となった。 退役した米海軍のミサイルフリゲートを標的に実施 今回の演習では、退役したアメリカ海軍のオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート「クラクリング」が標的艦として使用された。このような実際の艦艇を標的として用いる実弾演習は「撃沈演習(SINKEX)」と呼ばれている。シミュレーターや通常の訓練では完全に再現できない実戦に近い環境のもとで、兵器の運用や目標への攻撃に関するデータや実経験を得ることを目的として、こうした実艦を使った訓練が実施されている。 ノルウェー開発のNSMが持つ性能とハープーンの後継 NSMはノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペースが開発した対艦ミサイルであり、すでにノルウェー、アメリカ、ポーランドの各海軍でも運用実績がある。音速に近い速度で飛翔し、約160km以上離れた目標を攻撃できる性能を持つほか、海面すれすれを飛行することで敵のレーダー探知を回避する能力を備えている。イギリス海軍では、退役した「ハープーン」対艦ミサイルの後継として導入が進められており、次世代艦艇への搭載も予定されている。 ワイルドキャットからシー・ヴェノムも初発射 今回の演習では、NSMの発射だけでなく、イギリス海軍航空隊のワイルドキャット・ヘリコプターから「シー・ヴェノム」対艦ミサイルも発射された。こちらも、ワイルドキャットから実運用型ミサイルを現実的な海上目標に対して実射するのは今回が初めてのことである。水上艦艇と航空機の双方から最新の対艦兵器を実使用することで、部隊全体の攻撃能力と運用データの収集が同時に進められた形となっている。 今後の次世代艦艇への搭載と運用拡大に向けた動き イギリス海軍は退役したハープーンミサイルの後継としてNSMの導入を進めており、今回のポートランドによる初発射成功を経て、今後は次世代艦艇への搭載や部隊全体の本格的な運用拡大に向けてさらに準備が進められる見通しである。実戦的な撃沈演習を通じて得られたデータや経験が、今後の水上戦能力の強化にどう反映されていくのかが注目される。

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