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ロシア、戦略爆撃機Tu-160Mの生産再開を発表 新型エンジンやアビオニクスを搭載
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ロシア、戦略爆撃機Tu-160Mの生産再開を発表 新型エンジンやアビオニクスを搭載

ロシアの国策航空機製造会社であるユナイテッド・エアクラフト・コーポレーション(UAC)傘下のツポレフは、2026年10月23日、Tu-160M戦略爆撃機の生産再開を発表し、機体外観は変わらないものの各種システムの約80%を刷新した実質的な新型機となっていると説明した。. Tu-160M戦略爆撃機の生産再開と機体の特徴 ツポレフを傘下に置くUACは2026年10月23日、戦略爆撃機Tu-160Mの生産が再開されたと発表した。原型機であるTu-160は、1980年代後半からソビエト連邦で運用が開始された戦略爆撃機であり、北大西洋条約機構(NATO)では「ブラックジャック」のコードネームで呼ばれている。 ツポレフのCEOであるユーリー・アブロシモフ氏は、今後生産されるTu-160Mについて、機体の外観は変わっていないものの内部は実質的に新型機といえるものになると説明している。具体的な近代化の対象は各種システムの約80%に及び、新型アビオニクスや航法システム、新しい推進システムなどが導入された。さらに、エンジンも燃料消費量を削減し、航続距離を延長したNK-32-02に変更されている。 ソ連崩壊から再生産までの経緯 Tu-160はソ連崩壊の影響などを受け、1990年代までに試作機を含めて37機が生産されたものの、その後は生産が事実上打ち切られていた。同機の再生産は以前から検討されており、エンジンやアビオニクスなどを一新した近代化型のTu-160Mは、2022年1月12日に初飛行に成功している。 量産化に向けた動きとしては、2024年6月24日にUACが生産工場3か所の近代化完了を発表していた。着実に準備が進められてきた一方で、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻に伴う経済制裁などの影響により、特定の部品や材料の調達が困難になっていることも報じられてきた。 サプライチェーンの再構築と部品調達の課題 経済制裁による部品調達の困難について、アブロシモフCEOは一部の部品について最新技術を活用し、製造に必要な技術的サプライチェーンを事実上、全面的に再構築したと述べている。供給網の立て直しによって、生産再開への道筋をつけてきた形だ。 ロシア空軍は当初、2027年までにTu-160Mを10機受領する予定としていた。これはウクライナ侵攻以前の2018年に結ばれた契約に基づく計画であり、部品調達の経緯などを踏まえると、実際の受領時期は当初の計画からずれ込む可能性が高いとみられている。近代化された機体が今後どのように配備されていくのか、引き続き動向が注目される。

エスカレーター「立ち止まり」浸透半ば、女子高生が考案した「うさぎの絵」の対策とは?名古屋との違いも解説
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エスカレーター「立ち止まり」浸透半ば、女子高生が考案した「うさぎの絵」の対策とは?名古屋との違いも解説

エスカレーターの立ち止まり義務化条例が施行されてから、埼玉県で5年が経過した。yomiuri.co.jpの報道によると、昨年度の調査で「立ち止まる」と回答した人は7割台にとどまり、前年度を下回った。一方、3年前に条例を施行した名古屋市では9割を超え、ルールの浸透度に大きな差が生じている。 埼玉県で立ち止まりの伸びが鈍化する背景 エスカレーターでの転倒防止を目的に全国で初めて条例を施行した埼玉県では、徐々に歩く人が減ってきた。しかし、県の昨年度の調査で「駅で立ち止まって乗った」と答えた人は7割台であり、施行以来初めて前年度を下回るなど近年は伸びが鈍っている。利用者がエスカレーターのステップに立つ位置についても違いが出ている。構造計画研究所の試算では、多くの場合で左右両側に立ち止まって乗った方が輸送効率が良いことが分かっている。それにもかかわらず、埼玉では多くの人が左側に寄っている現状がある。これは、県条例が立つ位置について規定していないことも影響しているとみられている。 名古屋市における条例とAIを活用した啓発効果 これに対し、名古屋市では今年の実態調査で、駅などで立ち止まって利用した人が9割を超えた。名古屋市は3年前に同様の条例を施行しており、「左右を問わず立ち止まる」ことを求めており、利用者2人が左右両側に分かれて乗るスタイルが定着しつつある。さらに、昨年12月以降は市営地下鉄の名古屋、金山、伏見の3駅で、AIを用いたセンサーで歩く人に警告音を鳴らすなど啓発を強化した。その結果、施行前の2022年と比べて16ポイント改善している。伏見駅では9月の電車の到着時に、歩く人はほぼおらず、利用者は左右両側それぞれに立っていた。 女子高生が考案したうさぎの絵による実証実験 ルール浸透の遅れを受け、さいたま市浦和区のJR浦和駅では、地元の県立浦和第一女子高校の生徒が改善に向けた取り組みを行っている。地域課題の解決をテーマにした探究学習の一環として、生徒たちはステップの上にうさぎの絵を描く対策を思いついた。校内の廊下で複数の絵を貼る実験を行い、うさぎの絵が最も踏まれる確率が低いことを確認している。「かわいい、守ってあげたい」と感じさせることで利用者の行動を変えられると考え、JR東日本に実証実験を提案した。同社も賛同し、9月に連絡通路のエスカレーターのステップに「ふまないで」の文字と生徒がデザインしたうさぎが左右交互に描かれた。同月下旬には、生徒自身が停止を呼びかける音声を録音し、駅構内で流す取り組みも始めている。 行動変容を定着させるための今後の課題 浦和駅での取り組みにより、利用者が絵を避けるように立ち止まる姿が増えている。同校の3年の生徒は、取り組みが広がればうれしいと話し、別の場所でもうさぎを思い出してほしいと訴えている。仕掛けによる行動変容を研究する大阪大学の松村真宏教授は、記憶にすり込ませればうさぎの絵がなくても片側空けの習慣を変えられると指摘する。その上で、効果を定着させるには長期間にわたって多くの場所で同時に行うことも必要であるとしている。絵を踏んで前に詰めなければ輸送力は改善しないため、今後は歩く人を減らすことから行動を定着させる段階へと進めるかが問われている。 写真:dメニューニュース

Xbox Cloud Gamingに時間課金プラン導入へ。Game Pass加入者には利用時間制限も
日本

Xbox Cloud Gamingに時間課金プラン導入へ。Game Pass加入者には利用時間制限も

Microsoftは、サブスクリプション未加入者でもXbox Cloud Gamingを利用できる時間購入プラン「Cloud Playtime」のテストを開始しました。10時間で3.99ドルからの価格設定で、11月には対象を拡大する予定です。一方、既存のGame Pass加入者には利用時間の上限が設けられます。 Xbox Cloud Gamingに時間課金プランが登場 Microsoftは10月21日、クラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」において、プレイ時間単位で料金を支払う「Cloud Playtime」のテストを開始しました。Gizmodoの報道によると、この施策はXbox Insider Programの参加者を対象としています。これまで同サービスは「Xbox Game Pass」加入者向けの特典という側面が強かったものの、今回の導入によりサブスクリプション契約なしでもクラウド経由でゲームを楽しめる新たな選択肢が生まれます。 【悲報】Xbox Cloud Gamingが従量課金制へ移行!「月15時間」の裏にある深刻なコスト問題とユーザーへの影響 導入時の価格設定と提供内容 今回のテスト導入における価格は、10時間で3.99ドル(約600円)、25時間で7.99ドル(約1,200円)、50時間で11.99ドル(約1,800円)の3種類です。購入したプレイ時間は使い切るまで有効で、広告なしのストリーミング環境が提供され、高品質なストリーミングや待ち時間の短縮といった利点も含まれています。Microsoftはこれとは別に、広告視聴を条件とした無料利用のテストも進めており、収益化の手段を多様化させる動きが見られます。. 既存のGame Pass加入者に課される時間制限 新たな課金プランの一方で、既存のGame…

高輪ゲートウェイのmon takanawaに無料で利用できる足湯テラスが登場
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高輪ゲートウェイのmon takanawaに無料で利用できる足湯テラスが登場

東京都港区の「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」6階には、高層ビル群を望みながら無料で利用できる足湯テラスが存在します。都会の喧騒を離れ、温湯と冷湯の両方を楽しめるこの隠れ家的なスポットの魅力を紹介します。 2026年3月開業のミュージアムに併設された足湯 高輪ゲートウェイシティの一角に位置する「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」は、2026年3月にオープンした複合型ミュージアムです。駅周辺の再開発により高層ビルや新しいオフィス施設が立ち並ぶ中、同施設の6階には緑豊かな開放的な空間が整備されています。RocketNews24のレポートによると、この6階エリアに無料で利用可能な足湯が設置されており、都会の真ん中であることを忘れるような落ち着いた環境が広がっています。 温湯と冷湯を使い分けるリラックス効果 この足湯テラスの最大の特徴は、温かいお湯と冷たいお湯の2種類が用意されている点です。温かいお湯で足をじんわりと温めた後に冷たいお湯に浸かり、再び温かいお湯へ戻るという交互浴のような楽しみ方が可能です。気温やその日の気分に合わせて温度を選択できるため、季節を問わずリフレッシュに適した場所といえます。なお、施設側でのタオル貸し出しは行っていないため、利用の際は持参が推奨されます。 【高輪ゲートウェイ】こんな場所があった!空中庭園・足湯テラス・新しい街を歩いてみた 都会の景色と電車を眺める贅沢な時間 テラスからは周囲の高層ビル群や、行き交う電車を眺めることができます。平日の忙しない都会の風景を眼下に収めながら、足湯に浸かって何もしない時間を過ごすことは、この場所ならではの贅沢です。周辺で働く人々や通勤客が行き交う様子を眺めつつ、静かな空間で心身を休めることができるため、電車好きにとっても興味深いスポットとなっています。 施設利用に関する基本情報 「MoN Takanawa: The Museum of…

太陽の「中年の危機」:磁場と自転の謎
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太陽の「中年の危機」:磁場と自転の謎

太陽は恒星の分類において「例外」ではない可能性が浮上した。近年の研究により、太陽のような恒星は中年期に大規模な磁場が衰える「磁場の危機」を経験することが示唆されている。この発見は、地球外生命体の探索や恒星の進化モデルを再考する上で重要な転換点となる。 太陽の「中年の危機」と磁場の衰退 2007年、米ワシントン大学の故エリカ・ベーム・ビテンセ氏は、太陽が恒星の自転と磁気活動の系列において特異な位置にあると指摘した。それまでの天文学では、太陽は基準星として扱われてきたが、ベーム・ビテンセ氏はその孤立した性質に疑問を呈していた。この問いかけを端緒に、20年にわたる研究が展開された。米国のホワイト・ドワーフ・リサーチ・コーポレーションの天文学者トラビス・メトカーフ氏は、太陽が特殊なのではなく、他の恒星に関する私たちの予想が誤っていた可能性があると述べている。現在は、太陽のような恒星が中年期に差し掛かると、大規模な磁場が衰える現象が観測やシミュレーションから示唆されている。 太陽の磁場はなぜ弱まる?中年期の星に起きる「中年の危機」説とは #太陽 #ニュース解説 #ニュース #磁場 #宇宙 #時事 #解説 #話題 #最新ニュース #豆知識 #shorts ジャイロクロノロジーの限界と恒星の年齢 1970年代、科学者たちは太陽の磁場が自転にブレーキをかけていることを突き止めた。2003年には米ウィスコンシン大学マディソン校のシドニー・バーンズ氏が、自転速度から恒星の年齢を推定する「ジャイロクロノロジー」という手法を提唱した。しかし、この手法はすべての恒星に当てはまるわけではない。2016年、メトカーフ氏らは、太陽より古い恒星の一部が予測よりも減速せず、一定の速度を保っていることを明らかにした。恒星の自転と磁場の関係は、従来考えられていたよりも複雑なメカニズムで制御されていることが判明したのである。 磁場崩壊を裏付ける観測データ メトカーフ氏らのチームは、大型双眼望遠鏡(LBT)などを用いて、年齢の異なる17個の恒星のデータ(X線輝度、自転速度、磁場強度)を収集した。2025年9月に学術誌「The Astrophysical Journal Letters」で発表された論文によれば、太陽のような恒星は中年期に大規模な磁場が従来のモデル以上に弱まることが示された。メトカーフ氏は、太陽のダイナモがゆっくりと崩壊していく様子を私たちが観察していると分析する。ただし、このプロセスが完全に完了するまでには、太陽の寿命の後半全体を要するとも指摘している。 磁場の複雑化という別の可能性 この磁場の衰退に対して、異なる見解を示す研究者もいる。パリ・サクレ―大学のアラン・サシャ・ブルン氏らは、2024年4月に学術誌「Astronomy…

国産シンセファン歓喜。ローランドの名機「JUPITER-8」がミニサイズで復活 - Gizmodo
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国産シンセファン歓喜。ローランドの名機「JUPITER-8」がミニサイズで復活 – Gizmodo

ローランドが11月7日に「JUPITER-08」と「n/vision」を発売。45周年記念モデルとウェーブテーブル音源を搭載した新製品。 JUPITER-8の45周年記念モデルが登場 1981年に発売されたローランドのシンセ「JUPITER-8」の誕生45周年を記念した「JUPITER-08」が11月7日に発売される。当時の最上位モデルは98万円で、8音同時発音と2VCOを備えた太いサウンドが特徴。アルペジエイターとポリフォニックシーケンサーを搭載し、ゴダイゴのミッキー吉野らが活用した。新モデルはコンパクトなボディに本格サウンドを凝縮し、最新のモデリング音源(ABM音源)でピッチの揺らぎや発音ニュアンスを再現。8音/2パート構成で、最大32音まで拡張可能。 ウェーブテーブル音源の「n/vision」も同時発売 「n/vision」はシリーズ初のウェーブテーブルシンセサイザーで、デジタル波形を格納したウェーブテーブルを用いて時間に応じた音色変化を生み出す。2つのウェーブテーブルレイヤーの合成や倍音付加機能を備え、揺らめくパッドやリードサウンドを創出。17種類のエフェクトやJUNOコーラス、64ステップシーケンサーを搭載。スピーカー内蔵とUSB-C給電に対応し、単3電池4本で駆動可能。価格はオープンで、2026年11月7日に発売。 https://youtu.be/QoPtAcuRYFQ?si=hpjs515DaS0qKCt6 コンパクトさと操作性を両立 「JUPITER-08」は外形寸法308×209×54mm、質量1.6kg(K-25mと電池含む)で、オリジナルの20kg以上に比べて大幅に軽量化。オレンジベースのデザインと操作パネルを往年のJUPITER-8から継承。25鍵盤のキーボード「K-25m」を付属し、単体で持ち運び可能。アルペジエイターとポリフォニックシーケンサーを備え、スタジオ制作やパフォーマンスに活用できる。 歴史的サウンドと現代技術の融合 「JUPITER-08」は1981年の「JUPITER-8」の壮大なサウンドを現代の演奏環境に合わせて進化。最新のエフェクトや操作性を追加し、歴史的な魅力と柔軟性を両立。32音拡張モードで幅広い音作りが可能と強調。. 写真:アットプレス 価格と市場への注目高まる 両モデルの価格はオープンだが、7万1500円前後と推定。ローランドは「コンパクトで本格的なサウンドを提供」とし、音楽制作やライブパフォーマンスで注目を集めそうだ。特に「JUPITER-08」は45年前の名機を現代に再現する点で、シンセユーザーからの関心が高まっている。. 今後の展開と需要予測 11月7日の発売を前に、音楽機器店やオンラインショップで事前予約が開始される見込み。シンセの歴史的モデルをコンパクト化した「Roland Boutiqueシリーズ」は、これまでの成功を踏まえ、新たなユーザー層を獲得する可能性がある。特に「n/vision」はウェーブテーブル音源の新機軸で、EDMやアーティスト向けに注目されるだろう。. https://youtu.be/TTVva6y9uPA?si=8JV7GR2QW8hNB2jc 発売日:2026年11月7日 価格:7万1500円前後 対応機種:K-25mキーボード

カークパトリック選手を解任
スポーツ

カークパトリック選手を解任

アラバマ大学のヘッドコーチ、カレン・デボア氏は火曜日、ドレ・カークパトリック・ジュニア選手をチームから解任したことを正式に発表した。

いわき琥珀のハエ化石は恐竜時代の新種、「イワキムカシアシナガバエ」と命名
日本

いわき琥珀のハエ化石は恐竜時代の新種、「イワキムカシアシナガバエ」と命名

福島県いわき市で約40年前に発見された琥珀から、約9000万年前の白亜紀に生息していたアシナガバエ科の新種化石が見つかった。専門家は、後ろ脚の12本のトゲが交尾の際にメスを固定する役割を果たしていたと分析しており、国内最古の新種として日本古生物学会の国際誌に掲載された。 9000万年前の琥珀に閉じ込められた新種のハエ 福島県いわき市で採取された「いわき琥珀」の中から、中生代白亜紀(約9000万年前)のハエの化石が発見された。読売新聞などの報道によると、この化石は体長1.2ミリの成虫で、羽の翅脈(しみゃく)の特徴から、現在は絶滅しているアベナフォラ属に分類される新種であることが判明した。研究チームは産出地にちなみ、このハエを「イワキムカシアシナガバエ」と命名した。この研究成果は今月、日本古生物学会の国際誌のオンライン版で公開されている。 アマチュア研究家による発見と博物館への寄贈 この貴重な化石を見つけたのは、いわき市のアマチュア化石研究家・鈴木千里さん(77)である。鈴木さんは、いわき市から双葉郡にかけて広がる地層「双葉層群」でこの琥珀を採取した。その後、県立博物館に寄贈され、昆虫化石の専門家である教育実践学研究所(東京)の相場博明所長が詳細な研究を行った。双葉層群からはこれまでに新種のゴキブリなど多くの昆虫化石が見つかっており、保存状態の良さが専門家の間でも高く評価されている。 後ろ脚の12本のトゲが示す交尾戦略 教育実践学研究所によると、この新種最大の特徴は、後ろ脚に備わった鋭く長い12本のトゲにある。一般的にアシナガバエの仲間は前脚にトゲを持ち、体を支えたり交尾時の姿勢を維持したりすることが知られている。しかし、イワキムカシアシナガバエは後ろ脚に特化したトゲを持つことから、相場所長は「交尾する際、後ろ脚でメスの体を押さえていたとみられる」と指摘する。これは白亜紀の時点で昆虫の交尾形態がすでに多様化していたことを裏付ける証拠となる。 「まるで生きているよう」な保存状態の良さ 琥珀に閉じ込められた化石は、驚くほど良好な状態で保存されている。相場所長は「まるで生きているように見え、今にも動き出しそうだ」と語っており、当時の生態を解明する上で極めて重要な資料となっている。鈴木さんは「いわきという名前が世界に発信されるのがうれしい」と話しており、地域から見つかった化石が古生物学の発展に寄与したことに喜びを見せている。 名称:イワキムカシアシナガバエ 時代:中生代白亜紀(約9000万年前) 特徴:後ろ脚に12本の鋭いトゲを持ち、交尾時にメスを固定していたと推測される さらなる発見が期待される「双葉層群」 今回の発見は、日本の古生物学において国内最古の新種化石という記録を刻むこととなった。双葉層群には、今回発見されたイワキムカシアシナガバエ以外にも、まだ多くの化石が眠っている可能性がある。鈴木さんは「もっと色々な化石が眠っている可能性がある」と今後の調査に期待を寄せており、研究者たちによるさらなる解析と、同地層からの新たな発見が待たれている。