日本 圏央道の大栄JCT~多古IC間が2026年11月7日に開通、神崎IC~大栄JCT間の4車線化も11月1日に完了へ
2026年11月7日、圏央道の大栄JCTから多古ICまでの約9.1kmが新たに開通します。9年ぶりの延伸となる本区間は、成田空港周辺の物流効率化や、銚子方面への新たなアクセスルートとして期待されています。また、これに先立つ11月1日には、神崎IC~大栄JCT間の4車線化も完了し、圏央道の走行環境が大きく改善されます。 圏央道が9年ぶりに延伸、大栄JCTから多古ICへ 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が、2017年以来となる新たな区間の開通を迎えます。乗りものニュースによると、今回開通するのは東関東自動車道と接続する大栄JCTから南へ伸びる約9.1kmの区間で、終点には多古ICが新設されます。開通予定日は2026年11月7日です。現地ではすでに速度表示板が点灯するなど、開通に向けた準備が最終段階にあることが確認されています。千葉県内に残る未開通区間18.5kmのうち、北半分が先行して完成する形となります。 神崎IC~大栄JCT間の4車線化が先行完了 本線延伸に先立ち、NEXCO東日本は、圏央道の神崎ICから大栄JCTまでの区間において4車線化が完了し、2026年11月1日午前6時から運用を開始すると発表しました。この工事により、当該区間の最高速度は従来の時速70kmから80kmへと引き上げられます。茨城県から千葉県にかけて進められている4車線化事業の一環であり、渋滞緩和や安全性の向上が図られています。 圏央成田ICが担う空港アクセスと物流拠点 新たに設置される「圏央成田IC」は、成田空港のB滑走路東側に位置し、県道44号成田小見川鹿島港線に接続します。周辺には畑が広がる一方で、空港に関連する物流施設や事務所が集積しており、業務交通の利便性が高まるとみられます。乗りものニュースは、同ICが県道を通じて東峰トンネルを通り、空港周辺だけでなく、小見川大橋や息栖大橋を経由して茨城県神栖市方面への広域的なアクセスルートとしても機能する可能性を報じています。また、空港側へ向かう際には、着陸直前の航空機が間近に見える場所としても知られています。 銚子方面への新たな玄関口となる多古IC 終点となる多古ICは国道296号に接続し、多古町の市街地を経由して匝瑳市の八日市場方面へ向かうルートの起点となります。この開通により、銚子市へのアクセス手段が拡充されます。現在、銚子市へのルートは佐原香取ICや成田スマートICなどを経由するものが一般的ですが、多古ICの利用によって北側(銚子駅方面)を目指す際の選択肢が増えることになります。一方で、既存の匝瑳ICから九十九里側へ向かうルートとの使い分けなど、地域内の交通網における最適なIC選びが今後重要となります。 残る未開通区間と今後のネットワーク整備 今回開通する区間の先には、将来的に新たなICの設置も計画されています。これは成田空港の拡張後を見据えたもので、実現までにはまだ時間を要する見込みです。千葉県内の圏央道全通に向けた残りの区間については、2026年度中に2度に分けて開通する予定が示されています。東総地域のような広大なエリアでは、圏央道の利用によって「意外と早く着けた」と感じられるような新たなルートの発見が期待されますが、劇的な所要時間の短縮がどの程度実現するのか、実際の運用開始後の交通流の変化が注目されます。