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JAXA、火星衛星探査機「MMX」の打ち上げ日時を決定 H3ロケット10号機で2026年10月20日に挑戦 日本

JAXA、火星衛星探査機「MMX」の打ち上げ日時を決定 H3ロケット10号機で2026年10月20日に挑戦

JAXAは2026年10月18日、火星衛星探査計画「MMX」を搭載するH3ロケット10号機の打ち上げ日時を、日本時間2026年10月20日4時41分03秒に決定したと発表しました。種子島宇宙センターから発射され、約5年をかけて火星衛星フォボスの起源解明とサンプルリターンに挑みます。 H3ロケット10号機が火星衛星探査機を打ち上げ JAXAは、火星衛星探査計画「MMX(Martian Moons eXploration)」の探査機を搭載したH3ロケット10号機の打ち上げ日時を正式に決定しました。打ち上げは日本時間2026年10月20日4時41分03秒に、種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から行われます。sorae 宇宙へのポータルサイトによると、打ち上げ予備期間は2026年10月21日から11月9日まで設定されています。今回使用されるH3ロケット10号機には、長さ16.4メートルのロングフェアリングを採用した「H3-24L」形態が初めて導入されました。このロケットは探査機を地球周回軌道から離脱させ、火星へ向かう「火星遷移軌道」へと送り出す役割を担います。H3ロケットが惑星間空間へと探査機を打ち上げるのは今回が初めての事例となります。 「太陽系で最も重要な未踏峰」フォボスへの挑戦 MMX探査機の目的地は、火星の衛星「フォボス」です。フォボスは直径約20~30キロメートルの小さな天体で、火星表面から約6000キロメートルの距離を公転しています。これまで本格的な探査が行われてこなかったことから、JAXAはフォボスを「太陽系で最も重要な未踏峰」と位置づけています。火星の衛星の起源については、火星への天体衝突で形成されたとする「巨大衝突説」と、太陽系外縁から飛来した小惑星が捕らえられたとする「捕獲説」の二つの仮説が議論されてきました。JAXA宇宙科学研究所(ISAS)の見解では、捕獲説が正しければ、フォボスには小惑星「リュウグウ」のように水を含む鉱物や有機物が豊富に含まれている可能性があるとされています。 科学的解明を支える3つのモジュール構成 MMX探査機は、往路モジュール、探査モジュール、復路モジュールの3つで構成され、打ち上げ時の質量は4480キログラムに達します。火星圏への到着は2027年8月を予定しており、到着後に往路モジュールを分離します。探査機はまず火星周回軌道に入り、その後フォボスの周囲を擬似的に回る軌道へ移行して観測を開始します。探査モジュールには、筒状の採取器「C-SMP」とNASAが提供する気体圧利用の「P-SMP」という2種類の装置を搭載し、10グラム以上のサンプル採取を目指します。また、フランス国立宇宙研究センター(CNES)とドイツ航空宇宙センター(DLR)が共同開発したローバー「IDEFIX」も搭載されており、着陸に向けた表面データの収集を行います。 火星の歴史を紐解くサンプルリターンの計画 フォボスでのサンプル採取は2回予定されており、採取後はもう一つの衛星「ダイモス」のフライバイ観測を経て、2030年11月に火星圏を出発する計画です。復路モジュールは2031年7月に地球へ帰還し、サンプルを収めたカプセルがオーストラリアで回収されることになります。サンプルには、隕石の衝突で火星から吹き飛ばされた物質が降り積もっている可能性があり、これらを分析することで火星表面の化学組成やその歴史に迫れるとJAXAは期待しています。太陽系形成期に水や有機物がどのように運ばれたのかを解明することも、本ミッションの大きな目標です。 全国から観測できる可能性のある打ち上げの瞬間 もしH3ロケット10号機が予定通り2026年10月20日に打ち上げられた場合、打ち上げから約5分30秒後には上昇中の機体に太陽光が当たり、条件が整えば日本全国から観測できる可能性があるといいます。JAXAは各地からの見え方を確認できる特設ウェブページを公開しており、ミッションの開始を広く伝える準備を進めています。打ち上げから地球帰還までの約5年間、世界でまだ誰も成し遂げていない「火星の衛星から物質を持ち帰る」という複雑なミッションが、いよいよ始まろうとしています。 【火星衛星探査機】10月20日打ち上げ予定 世界初の挑戦へ (26/10/14 18:40) 2027年8月:火星圏到着、フォボス観測開始 2030年11月:フォボスおよびダイモス探査を経て火星圏を出発 2031年7月:地球帰還、カプセル回収予定 現在、MMX探査機は打ち上げに向けた最終調整段階にあります。このミッションが成功すれば、火星衛星の起源という長年の謎に対し、直接的な物質分析という形で回答が得られることになります。打ち上げが予定通り実施されるのか、今後の天候や機体の準備状況が注目されます。…

富山市職員を総務省が統計法違反で刑事告発、国勢調査の人口水増し疑い 日本

富山市職員を総務省が統計法違反で刑事告発、国勢調査の人口水増し疑い

総務省は令和7年に実施された国勢調査の人口を水増しした疑いがあるとして、統計法違反罪で富山市職員を氏名不詳のまま富山県警に告発し、県警が市役所を家宅捜索した。速報値の40万2133人から確定値の39万9197人へ下方修正される中で発覚した異例の事態である。 総務省による初の刑事告発と富山市の人口改ざん疑惑 令和7年に実施された国勢調査を巡り、総務省が統計法違反罪で富山市職員を富山県警に告発したと、sankei.comが報じた。国勢調査の調査事務は国が市町村に委託しているが、富山市の職員は現地調査で居住実態がないとして抹消された世帯を、特段の根拠もなく存在するものとして取り扱った疑いが持たれている。住民基本台帳と調査員の調査に生じた乖離を縮めるため、不正に人口を水増ししたとされる。総務省が国勢調査を巡り統計法違反で告発するのは今回が初めてとなる。 写真:西日本新聞me 速報値と確定値の大きな乖離が示すもの 富山市が5月に公表した速報値では昨年10月1日時点の人口が40万2133人とされていたが、総務省による提出資料の調査を経て、9月29日に示された確定値では39万9197人へと改められた。dメニューニュースによると、速報値より2936人も少ない数値となり、40万の大台を割り込む結果となった。集英社オンラインの報道では、調査票の中で居住実態なしとして二重線が引かれたものを後から消したケースが多数見つかり、総務省が9月4日から市へ調査に入ったことが明かされている。 相次ぐ内部告発と組織的な指揮命令系統の不全 藤井裕久市長は16日の記者会見で、一部職員や特定部署だけでなく市役所全体の問題と受け止めて見つめ直すことが重要だと述べたとsankei.comが伝えている。dメニューニュースの報道によれば、市は10月2日に企画管理部の部長と次長を5日付で他部署に異動させる人事を発表した。市長自身や副市長らの指示は否定されているものの、市職員による組織的な改ざんの疑いや、過去の国勢調査でも同様の不正があったとする複数の告発状がメディアや関係者に送付されていたことが判明している。 写真:dメニューニュース コンパクトシティ政策への影響と今後の総点検 今回の人口水増し問題により、富山市が推進してきたコンパクトシティ政策の根幹や、2026年度の地方交付税額の算定への影響が懸念されている。dメニューニュースによると、市側は約6000万円程度の交付税過大受給の可能性が指摘される一方、合併により初めて到達した40万人の大台を割り込んだ事実を隠したかったのではないかとの見方も示されている。富山市では事務手続きと確認体制の総点検を進め、改善への道筋を早期に示す方針である。

ニュージーランドからオーストラリアへの移住が12年ぶりの高水準に、賃金格差や若年失業率が背景に 世界

ニュージーランドからオーストラリアへの移住が12年ぶりの高水準に、賃金格差や若年失業率が背景に

今年3月までの1年間にオーストラリアへ移住したニュージーランド人は4万1350人に達し、2025年9月までの1年間に記録した12年ぶりの高水準である4万1550人に迫る勢いを見せている。. オーストラリアへの移住者数が12年ぶりの高水準に迫る ニュージーランド統計局の推計では、国外へ出る国民の半数超が20代から30代の若年層となっている。より大きな労働市場と高収入を求めてタスマン海を渡る動きは長年続いてきたが、近年は若者だけでなくテクノロジーや金融業界の労働者、警察官や看護師、技能職に至るまで幅広い層に広がっている。2026年第1四半期(1~3月)の移住者は1万2471人を記録し、同期間としては2013年以来の高水準を更新した。人口530万人の同国全体から見れば国外への移住者は依然として少数派であり、8月までの12カ月間の純移民増加数自体は2万0500人を維持しているものの、生産年齢人口の流出は各方面で影響を与え始めている。 両国間の賃金格差と若年失業率がもたらす圧力 オーストラリアとニュージーランドの間には、労働環境において無視できない格差が存在する。ブルームバーグの報道によると、オーストラリアの平均週給は約2084豪ドル(約22万8200円)であるのに対し、ニュージーランドは1701NZドル(約15万1600円)にとどまり、為替換算ベースで約52%の賃金差が生じている。さらに、ニュージーランドの4月から6月期における若年失業率は16.6%に達し、8月時点のオーストラリア(10.8%)を大きく上回る。経済規模が豪州の6分の1程度にとどまるニュージーランドでは、中央銀行が政策金利を2.75%に引き下げてインフレ抑制を図っているものの、失業率は11年ぶりの高水準となる5.6%を記録するなど、労働市場の弱さが際立っている。 積極的な採用攻勢を展開するオーストラリアの思惑 深刻な技能人材不足に直面するオーストラリア政府は、ニュージーランドからの労働者を積極的に呼び込んでいる。医療、幼児教育、警察、刑務所業務などの分野で採用キャンペーンを展開し、手厚い移住支援策や高い賃金を提示するケースが目立つ。両国間はビザが不要で飛行機で3時間ほどの距離にあり、共通の職業基準を持つため、オーストラリア企業は行政手続きの遅れなく迅速に労働力を確保できる利点がある。その一方で、シドニーやブリスベン、パースなどの都市部では人口増加に伴う賃貸住宅の需要が急増し、住宅建設が追いつかないことで家賃や物件価格への上昇圧力が強まるなど、受け入れ側でも新たな負担が表面化している。 11月の総選挙を控えた国内政治の最大の争点へ 止まらない人口流出は、11月7日に迫った総選挙に向けた最大の政治的トピックとなっている。野党・労働党のヒプキンス党首は、国内の生活費の高騰や機会の乏しさを背景に、毎週約2000人の国民が将来への不安から国外へ流出していると厳しく批判した。若い専門職や看護師、技能職が次々と新天地を求めて去る現状に対し、国内消費の圧迫や住宅市場の冷え込みを懸念する声も上がっている。移民流入をめぐる議論が激化する中、タスマン海を挟んだ隣国への人の移動が、今後のニュージーランドの経済と社会にどのような爪痕を残すのか、その行方に注目が集まっている。 写真:dメニューニュース ニュージーランドで「富裕層ビザ」が人気| #ニュージーランド #移住 #富裕層ビザ #ビザ #トランプ政権 #米国政治 #crossdig

マクロン大統領が暴動沈静化を訴え、極左集団を批判 政権への批判も噴出 日本

マクロン大統領が暴動沈静化を訴え、極左集団を批判 政権への批判も噴出

フランス全土で17日に発生したデモの暴動化を受け、マクロン大統領は18日に国民向けテレビ演説を行い、平穏と秩序の回復を訴えた。政府は破壊行為を「極左集団と犯罪者の仕業」と強く非難したが、半年後に大統領選を控える中、治安維持の失敗と政権の指導力低下が浮き彫りとなっている。 マクロン大統領、暴動は「極左集団の暴力」と断定 フランスのマクロン大統領は18日のテレビ演説で、各地で発生した放火や略奪について、強い言葉で批判を展開した。産経新聞および共同通信などの報道によると、同氏は「極左集団に多数の犯罪者が加わり、歯止めのない暴力をふるった」と指摘した。また、「フランス人が、どうしてフランスに対してこんなことができるのか」と憤りをあらわにし、犯行に関与した者は法の下で裁きを受けさせ、損害を賠償させると明言した。政府としては、暴徒と化した一部集団と、教育現場の改善を求めた高校生らのデモを明確に切り分ける姿勢を示している。 全国で1500店舗が被害、警察は2400人を拘束 17日のデモは、高校生や労働組合など約55万人が参加する規模に拡大したが、一部が暴動へと発展した。パリ中心部では商店の破壊や商品を持ち去る略奪が相次ぎ、中部リモージュでは19世紀に建設された市役所が放火により焼失する事態となった。業界団体の集計では、略奪被害を受けた商店は全国で約1500カ所に達する。警察当局は18日までに約2400人の身柄を拘束しており、パリ市内では依然として緊張状態が続いている。仏メディアの報道によれば、暴動自体はおおむね鎮静化に向かっているものの、散発的な小競り合いが続いている状況だ。 政権与党と野党から噴出する批判 大規模な都市暴力を防げなかったマクロン政権に対し、政治的な批判が集中している。支持率で首位に立つ極右「国民連合」のルペン前党首は18日、ビデオ演説で「マクロン政権は息も絶え絶えだ。疲れ切って混乱している」と突き放した。また、極左「不屈のフランス」のメランション元下院議員は、今回の暴動は政府の悪政が招いた結果だと主張した。さらに、マクロン氏の与党を率いるフィリップ元首相ですら、SNSを通じて「秩序回復に向けた具体的な策が示されるのを望んでいた」と述べ、演説内容に対する失望感を隠さなかった。 財政危機に直面する政府の限界 マクロン氏は演説の中で、ガソリン価格の高騰に対する庶民の不安に寄り添う姿勢を示した。しかし、具体的な支援策についての言及はなかった。政府は現在、財政危機に直面しており、2027年に向けた緊縮型の予算案を国会に提出したばかりである。新たな予算を投じる余地がほとんどないという経済的な制約が、政権の対応をより困難にしている。一方で、高校生らのデモについては理解を示し、対話の機会を設ける意向を表明したが、分断された社会をどのように統合していくのか、その道筋は見えていない。 大統領選を控えた政権の先行き 約半年後に大統領選を控える中、今回の暴動はマクロン政権にとって大きな打撃となった。治安回復の遅れと、国民の不満を解消する具体策の欠如は、今後の政権運営に重くのしかかる。フランス政府は、今回の事件を「犯罪」として厳罰に処すことで秩序を立て直そうとしているが、政治的な求心力を維持できるかは不透明だ。政権与党内からも不満が漏れる現状において、マクロン大統領がどのように国民の信頼を回復し、次期大統領選に向けた足場を固めるのか、その対応が強く問われている。 写真:news.yahoo.co.jp フランス「55万人デモ」で暴徒化 マクロン大統領 暴力行為を非難【モーサテ】

読売新聞オンライン 日本

最高裁、逮捕状の電子令状導入スケジュール決定 来夏に全国・全事件へ

最高裁判所は、逮捕状や捜索令状をオンラインで請求・発付する「電子令状」の導入スケジュールを決定した。今年度中に首都圏の1都3県で運用を開始し、来年7月までには全国で全事件を対象とする方針だ。改正刑事訴訟法の施行に合わせ、捜査の迅速化と現場の負担軽減を図る。 今年度中に首都圏1都3県で先行運用を開始 最高裁は、電子令状の運用を今年度中に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で開始する。読売新聞などの報道によると、この地域で先行する理由は、必要な人員体制が整っているためだ。対象事件は、覚醒剤の所持・使用事件に限定する。これらの事件は鑑定結果などの証拠が定型的であり、公判での争点も明確なケースが多いため、安定的な導入が可能と判断した。 来年7月までに全国で全事件へ拡大 電子令状の対象範囲は段階的に拡大される。来年5月からは、1都3県で全事件を取り扱うほか、大阪、愛知、福岡、北海道など高裁が置かれている7道府県でも覚醒剤所持・使用事件の対応を始める。さらに、来年7月には全国の全ての裁判所で、全ての事件を対象とする見通しだ。これは刑事手続きのIT化を定めた改正刑事訴訟法が、来年3月までに施行されることに合わせた措置である。 写真:dメニューニュース 土日・夜間の審査体制を東京と大阪に集約 改正法の施行後、業務の効率化を目的として、土日祝日や平日の夜間における令状審査は東京地裁と大阪地裁の2カ所に集約される。東日本の事件は東京地裁、西日本の事件は大阪地裁が担当する方向で調整が進んでいる。読売新聞によると、現在は裁判官や職員が泊まり込むなどして24時間体制を維持しているが、集約を機に、当直施設などの設備上の制約から男性に限られていた夜間業務を女性職員にも割り当てる方針だ。 システム連携と情報セキュリティーの確保 電子令状の運用にあたっては、弁護人ら関係者以外は接続できない新たな事件管理システムが導入され、警察や検察のシステムと連携する。現在、警察官らは裁判所に出向いて紙の資料を提出しているが、今後は端末上で電子データを請求し、タブレットなどで令状を提示することになる。一方で、司法統計によると2025年の逮捕状請求は全国で9万3360件にのぼり、発付率は98・6%だった。大量の個人情報を含むデータの流出を防ぐため、徹底したセキュリティー管理が不可欠となっている。 写真:読売新聞 最高裁が定めた電子令状の導入スケジュールによると、今年度中に東京、神奈川、埼玉、千葉で覚醒剤所持・使用事件から運用を開始する。来年5月には1都3県で全事件へ拡大し、高裁所在の7道府県で覚醒剤事件を開始する。その後、来年7月には全国の全ての裁判所で全事件に対応する見通しである。 捜査の迅速化と今後の課題 電子令状の導入により、警察官らの移動時間が削減され、手続きの効率化が期待されている。一方で、弁護士からは「経験の浅い若手や民事裁判官が短時間で発付の判断を迫られる中で、十分な審査ができているのか」という懸念も示されてきた。今後は、知識や経験が豊富な裁判官による緻密な審査体制をいかに維持するかが焦点となる。捜査当局と裁判所は、システムの安全性と審査の質を両立させ、司法手続きへの信頼を確保することが求められている。

BONAVENTURAが折りたたみiPhone「iPhone Duo」対応のマグネット式手帳型ケースを10月16日に予約開始 日本

BONAVENTURAが折りたたみiPhone「iPhone Duo」対応のマグネット式手帳型ケースを10月16日に予約開始

イタリアのラグジュアリーブランド BONAVENTURA(ボナベンチュラ)は、Appleの折りたたみiPhone「iPhone Duo」専用の「マグネット ベルテッドダイアリーケース」を2026年10月16日(金)より予約販売する。価格は31,900円(税込)で、全20色の豊富なバリエーションを展開する。 iPhone Duo専用設計のベルテッドダイアリーケース BONAVENTURAが発表した新製品「マグネット ベルテッドダイアリーケース」は、Apple初の折りたたみモデル「iPhone Duo」に特化した専用ケースだ。同ブランドの象徴的なデザインである「ベルテッド」を採用し、ベルトスナップとベースレザーを一体化した設計が特徴となっている。PR TIMESによると、このフロントベルトは画面を保護するだけでなく、収納したカードの脱落を防ぐ役割も果たす。ケースを閉じるとカードが外から見えない仕組みとなっており、スマートフォンと必要最小限の小物を整理して持ち運ぶことが可能だ。 シュリンクレザーの機能性とカラー展開 素材には、柔らかい手触りと豊かなシボが特徴のシュリンクレザーを採用している。このレザーは細かなキズや汚れが目立ちにくい利点があり、日常使いに適した素材だ。製造過程ではナノガラスコーティングによる撥水加工が施されており、水分を弾きやすく、汚れやシミが付きにくい仕様に仕上げられている。カラーラインナップは全20色。落ち着いた単色の「エトープ」から、異なる色を組み合わせたバイカラーモデルまで、好みに応じた選択肢が用意されている。 付属クリアケースによる端末保護と拡張性 本製品には、柔軟性のある素材とポリカーボネートを組み合わせた薄型・軽量のクリアケースが付属する。このクリアケースは、iPhone Duo本体とレザーケースの直接的な接触を防ぐ保護機能を担う。また、ケースにはMagSafe対応アクセサリー用のマグネットが内蔵されており、単体での使用も可能だ。クリアケース単体であれば、MagSafe充電やワイヤレス充電にも対応する。ただし、レザーケースを装着した状態ではワイヤレス充電は利用できないため、注意が必要だ。 収納力と製品ラインアップの詳細 ケースの内側には、実用性を重視した収納スペースが確保されている。縦型のカードポケットが3段、領収書や紙幣を挟めるフリーポケットが2段備えられており、最大で5枚のカードを収納できる。価格は税込31,900円で、主なカラーバリエーションは以下の通りだ。 イエロー × グレージュ スモーキーミント ×…

ロシアで中国人労働者が未払い賃金を巡りデモ、プーチン氏に救済を懇願 世界

ロシアで中国人労働者が未払い賃金を巡りデモ、プーチン氏に救済を懇願

ロシア国内で働く中国人労働者が、未払い賃金を巡りプーチン大統領らに救済を求める抗議活動を行った。本来デモが厳しく取り締まられるロシアで、彼らが拘束を免れた事実は地元住民に衝撃を与えたと報じられた。. 極東の製油所で掲げられた「プーチン、助けて」の看板 未払い賃金に苦しむ中国人労働者たちは、ありあわせの材料で抗議のプラカードを作成した。ロシア極東の製油所では、半分に折ったシーツに「プーチン、助けて」と記され、別の段ボールにはロシア語でロスネフチのイーゴリ・セーチン社長に向けた「セーチン、助けて」との文字が書き込まれた。ほとんどロシア語を話せない労働者たちが、必死の思いで訴えた言葉だった。この状況を報じたPRESIDENT Online(プレジデントオンライン)によると、資金も乏しい中で行われた切実な抗議活動だったことがうかがえる。 復活祭の朝に行われたハバロフスクでのデモ行進 2026年4月12日、ロシア正教の復活祭にあたる日曜日の朝、ハバロフスク地方の都市コムソモリスク・ナ・アムーレで数百人規模のデモが行われた。参加者は製油所の改修を請け負っていた中国企業のロシア子会社、ペトロ・ホーホアの労働者たちである。彼らは作業着にヘルメット姿で街を歩き、市内の「ペルボストロイテレイ大通り」の歩道や芝生に座り込んだ。参加人数について、ハバロフスク地方政府は「200人程度」と発表したが、ロシアの独立系紙ノーヴァヤ・ガゼータは「その倍はいた」と伝えている。 治安部隊による拘束がなかった異例の対応 通常、ロシア国内で政権に異を唱えるデモは即座に取り締まりの対象となる。しかし、今回のデモでは国家親衛隊や警察による制止はなく、治安部隊の護送車が現場に来たにもかかわらず、拘束者は1人も出なかった。この対応は地元住民の目に異様に映った。ノーヴァヤ・ガゼータの報道によれば、ハバロフスクの活動家ミハイル・クルバノフ氏は「外国人の出稼ぎ労働者のほうが、地元の市民よりも平和的に意見を表明する権利がある」と、皮肉を込めて現状を指摘している。 当局による緊急の事態収拾と検察の調査 事態を重く見た地元当局は、迅速な収拾に動いた。座り込みの現場にはコムソモリスク・ナ・アムーレのドミトリー・ザプルタエフ市長が駆けつけ、製油所の社長や市の検事も労働者との面会に応じた。検察は直ちに調査を開始すると発表し、ロシア外務省や在ハバロフスク中国総領事館も対応に加わる事態となった。労働者たちの権利保護に向けた動きが急ピッチで進められた形だが、声を上げたからといって直ちに給料の支払いが保障される保証はないのが実情である。 2026年4月12日、ハバロフスク地方のコムソモリスク・ナ・アムーレで、製油所の改修を請け負っていた中国企業のロシア子会社であるペトロ・ホーホアの労働者数百人がデモを行った。当局側は市長や検事、総領事館が対応にあたり、デモ参加者に拘束者は出なかったものの、未払い賃金の問題は解決に至っていない。 未払い賃金問題の解決は見通せず 労働者たちが声を上げたことで、ハバロフスク地方政府や検察、さらには外交ルートまで巻き込む騒動となった。しかし、抗議の場が設けられ、当局との対話が実現したとしても、労働者たちが求めている給料の支払いが具体的にいつ実行されるのか、その見通しは立っていない。外国人労働者が異国の地で直面する厳しい労働環境と、ロシア国内の複雑な権力構造が浮き彫りとなった今回の騒動。彼らの悲痛な訴えは、果たして経済的な救済へとつながるのだろうか。

横浜市長選、弁護士の原沢敦美氏が初当選 パワハラ問題で揺れた市政の刷新へ 日本

横浜市長選、弁護士の原沢敦美氏が初当選 パワハラ問題で揺れた市政の刷新へ

18日に投開票された横浜市長選で、弁護士の原沢敦美氏(59)が前市長の山中竹春氏(54)らを破り、初当選を果たした。自民、維新、国民、公明の地元組織が推薦・支持した原沢氏は、前市政で問題視されたパワハラ問題の払拭とコンプライアンス重視を掲げ、組織力を背景に支持を広げた。 自民・維新らが推した原沢氏が初当選 18日の横浜市長選で、弁護士の原沢敦美氏が初当選を決めた。読売新聞によると、原沢氏は自民党、日本維新の会、国民民主党、公明党の地元組織から推薦・支持を受けた。前市長の山中竹春氏ら6人を破る結果となった。当日有権者数は310万8312人で、投票率は45・56%を記録した。これは2025年8月の前回選を3・92ポイント上回る数字である。午後8時過ぎ、横浜市中区の事務所で当選確実の一報が流れると、支援者から歓声が上がった。原沢氏は「無名の私が当選できたのは、支えてくださった多くの方のおかげだ」と述べ、感謝を示した。 コンプライアンス重視で市政立て直しへ 原沢氏は、企業法務で培った弁護士としての経験を強調し、市政の立て直しを訴えた。山中前市政で浮上したパワーハラスメント問題に対し、コンプライアンスの重要性を繰り返し主張した。原沢氏は「市職員の笑顔を取り戻して市民の笑顔につなげる」と語り、ハラスメントを許さない職場環境の構築を掲げた。選挙戦では知名度不足が懸念されたが、陣営は街頭演説などを通じて政策を浸透させた。政策の具体性を問われると、「数字とエビデンスをもって分析して決める」と弁護士らしい姿勢で反論。高齢者施策や子育て支援、防災対策など、多岐にわたる課題への対応を表明した。 山中前市長、実績訴えるも逆風覆せず 敗れた山中竹春氏は、5年間の市長在任中に実現した小児医療費の無償化や中学校の全員給食といった実績を強調した。しかし、自身のパワハラ問題に対する批判は強く、前回選で支援を受けた政党や後援会役員の多くが離れる結果となった。山中氏は事務所で「私が行ってきた政策や、私の言動をどう改善していくのかが伝えきれなかった」と敗戦を振り返った。街頭演説では「自分自身の行動を改めて、皆様のために働きたい」と反省の弁を繰り返し、市民生活の向上を訴えたが、逆風を覆すことはできなかった。 カジノ誘致反対の争点化は限定的 選挙戦を通じて、山中氏はカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致への反対を改めて主張した。山中氏を支援した横浜港運協会会長の藤木幸太氏も、「カジノ誘致を止められるのは山中さんしかいない」と訴え、争点化を狙った。しかし、読売新聞およびInfoseekニュースによると、他の候補者も一様に誘致を明確に否定したため、カジノ問題が選挙結果を左右する大きなうねりにはならなかった。前回の市長選とは異なり、このテーマが市民の関心を独占することはなかった。 写真:西日本新聞me 強固な組織力が勝敗を分ける 今回の選挙では、原沢氏を支えた4党の組織力が優位に働いた。昨年8月の市長選で山中氏を支援していた地元経済界の多くが、今回は原沢氏の支援に回った。陣営には片山財務相や日本維新の会の吉村代表らも駆けつけ、バックアップ体制を強化した。一方の山中氏は、前回選で得た政党や後援会の支持基盤を維持できず、苦しい戦いを強いられた。山中氏に対する批判票の受け皿として、原沢氏が組織力の恩恵を最大限に引き出した形だ。 市民の期待を背負う新たな市政の行方 原沢氏は今後、市政の課題である高齢者施策や防災、物価高対策に本格的に取り組むことになる。多くの業界や市民から支援を受けたことについて、原沢氏は「たくさんの意見を聞き、市民の目線でものを考えろということだと思う」と受け止めた。山中氏は敗戦後、原沢氏に対して「市民生活の安心安全の実現、横浜のさらなる成長、発展の実現に貢献していただくことを期待する」と語った。今後、原沢氏がどのようにコンプライアンスを徹底し、市職員と市民の信頼回復を図るのか、その手腕が問われることになる。 【横浜市長選挙2026 開票速報ライブ】7人が立候補、選挙戦の行方は パワハラ問題など、314万人の有権者はどう評価? 出口調査も詳しく解説 【横浜市長選】パワハラ問題で辞任の山中前市長ら破り新人・原沢敦美氏が初当選

ウクライナ軍がロシアの石油ターミナルに今年最大規模のドローン攻撃、トランプ氏の要求を無視 世界

ウクライナ軍がロシアの石油ターミナルに今年最大規模のドローン攻撃、トランプ氏の要求を無視

ウクライナは17日夜から18日未明にかけてロシアに対し今年最大規模のドローン攻撃を実施し、主要な石油ターミナルを攻撃した。. サンクトペテルブルクの石油ターミナルを標的に ウクライナ軍による大規模なドローン攻撃は、ロシア各地のエネルギー関連施設を標的とした。ロシア国防省の発表によると、18日未明までに国内各地で計1015機のドローンが撃墜された。攻撃対象の一つとなったサンクトペテルブルクの石油ターミナルは、年間最大1250万トンの石油を扱う重要拠点である。攻撃を実行したドローン製造企業は、施設内で火災が発生したことを認めた。また、サンクトペテルブルク市内の物流センターや、SNS「フコンタクテ」のデータセンターも被弾した。地元当局によれば、一連の攻撃で1人が死亡し、5人が負傷したほか、住宅にも被害が出ている。 トランプ氏の意向とウクライナの軍事行動 今回の攻撃は、ウクライナとトランプ次期米政権との間で摩擦が強まる中で行われた。トランプ氏は先週、ウクライナによるロシアの製油所攻撃を「恥ずべき行為」と非難し、エネルギー施設への攻撃停止を強く求めていた。ゼレンスキー大統領は米NBCの番組で、米国がロシア側につくことは「歴史的な過ち」になると反論している。一方でゼレンスキー氏は、和平に向けた「継続的な意思疎通」として、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏らと協議したことを18日に明かした。ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)で、米国が強い立場を維持し、和平に近づくよう尽力していると主張している。 激化する報復攻撃とエネルギー施設の被害 ウクライナ側もロシアによる大規模な反撃にさらされている。ウクライナ当局によると、18日午前までの24時間に、ロシア軍のミサイルやドローン攻撃により国内で11人が死亡、約50人が負傷した。南部オデーサ州のエネルギー施設も大規模な攻撃を受けた。ゼレンスキー氏は、トランプ氏が1週間前にエネルギー分野での「停戦」を表明して以降、ロシアがウクライナのエネルギー関連施設を意図的に76回攻撃したと指摘している。 ウクライナ側が公表した対立の現状に関し、ウクライナの情報筋は首都キーウへの弾道ミサイル攻撃についてこの1週間で3度目の事前警告がなかったと明らかにし、ゼレンスキー氏は短距離ドローンや戦場用ドローンの誘導に利用する衛星通信サービス「スターリンク」へのアクセスが制限されていることや、弾道ミサイル攻撃の最中に米国からの情報共有が3日間遮断されたことを指摘している。 揺れる米ウ関係と今後の見通し トランプ氏はロシア産ディーゼル燃料の制裁免除や、米議会が義務付けた経済制裁からのロシア除外措置を発動しており、共和党内からも懸念の声が上がっている。ゼレンスキー氏は、トランプ氏がプーチン大統領に対して厳しい態度をとるよう期待を寄せている。トランプ氏は自身がウクライナの盟友かと問われ「そう願っている」と回答した。ウクライナにとって米国からの情報共有や技術支援は防衛上の生命線であり、今後の対米交渉の行方が、ロシアによる執拗なインフラ攻撃に対する防御能力を左右することになる。

食品冷凍技術推進機構が世界初の凍結装置性能認証を発行、サラヤ・ゼロカラ・ホシザキの3社5機種が初の認証を取得 日本

食品冷凍技術推進機構が世界初の凍結装置性能認証を発行、サラヤ・ゼロカラ・ホシザキの3社5機種が初の認証を取得

一般社団法人食品冷凍技術推進機構(FFTech)は2026年9月1日、世界初となる「凍結装置性能認証制度」に基づく初の認証を発行した。9月中にサラヤ、ゼロカラ、ホシザキの3社計5機種が認証を取得。科学的根拠に基づく統一基準により、業務用凍結装置の能力を客観的に比較できる体制が整った。 統一基準による業務用凍結装置の性能可視化 業務用凍結装置の凍結能力は、これまで各メーカーが独自の条件で測定した数値を公表してきた。そのため、ユーザーが複数の装置を比較検討する際に、正確な性能差を判断することが困難だった。この課題を解消するため、FFTechは2026年3月9日に「凍結装置性能認証制度」の運用を開始している。 本制度では、装置ごとに異なる測定条件を排除し、科学的根拠に基づいた統一条件で実測を行う。試験には牛肉の赤身に近い凍結特性を持つ「テストパッケージ(タイロースゲル)」を使用。厚さ2.5cm、重量500gの板状サンプルを使い、中心温度を1秒ごとに記録する。さらに、メーカーが定める標準積載量を投入した実運用に近い環境で試験を実施し、東京海洋大学の渡辺学教授を委員長とする第三者委員会が、手順の妥当性から運用までを厳格に監督する。 3社5機種が初の認証を取得 2026年9月中に認証を取得した企業と機種は以下の通りである。 サラヤ株式会社:ラピッドフリーザー(SF-20、SF-10、SF-5) 株式会社ゼロカラ:超高速凍結機 ZEROフリーザーM100 ホシザキ株式会社:液体急速凍結機 HLF-2A これらの装置はいずれも冷却した液体に食品を浸す「液体凍結方式」を採用している。各機種の標準積載量や凍結試験データは、FFTechの公式サイトで順次公開されており、認証を受けたメーカーはカタログやウェブサイトで認証マークを表示できる。 凍結速度を測る二つの指標と星評価 認証結果では、凍結性能を示す二つの主要な指標が示される。一つは「MIG Time」で、食品内の水分が氷に変わる相変化区間を通過する時間だ。この時間が短いほど氷結晶が小さく抑えられ、食品の品質維持に有利とされる。もう一つは「FR Time」で、中心温度が10℃から−15℃に低下するまでの総時間である。 さらに、現場での選定を容易にするため、MIG Timeをもとに5段階で評価する「凍結パワー認定制度」も導入された。MIG Timeが20分以内の機種には最高評価の「★5」が付与される。FFTechは、これらの数値が装置の総合的な優劣を示すものではなく、あくまで自社の用途や食品に最適な装置を選ぶための判断軸であると強調している。 食品冷凍技術の品質評価統合へ FFTechの鈴木徹代表理事(東京海洋大学名誉教授)は、今回の認証発行について「凍結技術を科学的に正しく評価し、社会に伝えていくための大きな一歩」と述べた。これまで共通の物差しがなかった市場において、ユーザーが設置環境や食品特性に合わせて装置を比較できる環境の整備を進める方針だ。 FFTechは今後、対象となる装置の方式を順次拡大する。2026年度中には、トンネルフリーザーなどの「連続式凍結装置」を対象とした評価基準の策定に着手する予定だ。将来的には、モデル食品を用いた氷結晶サイズやドリップ量、テクスチャーの数値化といった指標と組み合わせ、食品品質評価の統合を目指すとしている。

沖縄の陸自第101不発弾処理隊が破裂事故を受け安全対策を強化、X線導入や爆破処分回数増へ 日本

沖縄の陸自第101不発弾処理隊が破裂事故を受け安全対策を強化、X線導入や爆破処分回数増へ

沖縄戦の不発弾処理を担う陸上自衛隊第101不発弾処理隊は、昨年発生した処理中の破裂事故を受け、安全確保に向けた運用見直しを進めている。X線機材の導入による判別精度の向上や、米軍基地内での爆破処分回数の増加などを通じ、隊員の危険軽減を図っている。 昨年発生した処理隊初の破裂事故 沖縄県那覇市に拠点を置く陸上自衛隊第101不発弾処理隊は、1974年の発足以降、4万回以上の出動実績を持つ。読売新聞オンラインによると、同隊で処理作業中に事故が発生したのは昨年が初めてだった。事故は昨年6月9日午前11時20分頃、読谷村の米軍弾薬庫地区で行われていた「再識別」作業中に発生した。隊員がハンマーなどの工具を使用し、不発弾に付着したさびを落としていたところ、信管に衝撃が伝わり破裂した。この事故で隊員4人が搬送され、うち1人が腕にやけどを負い入院する事態となった。 X線機材の導入と判別手順の厳格化 事故を受け、防衛省は昨年7月に新たな安全通知を出した。信管に衝撃を与える行為や工具の使用を全面的に禁止し、信管の有無の判別が困難な場合は、直ちに爆破処分へ回すよう指示した。読売新聞オンラインおよびYahoo!ニュースの報道によると、第15旅団は運用見直しの一環として、携帯型のX線機材を導入した。これまで目視に頼っていた判別作業にX線を用いることで、弾薬内部の構造を可視化し、精度を高めている。八岡将光2等陸尉は「沖縄戦時の不発弾は劣化が激しく、信管の有無の判別が極めて難しい」と現場の困難さを語り、最悪の事態を想定した慎重な作業を強調した。 写真:Yahoo!ニュース 米軍基地内での処分回数を年3回へ拡大 危険な確認業務を極力回避するため、処理隊は米軍側と調整を行い、処分体制も強化している。従来は6月と12月の年2回だった米軍基地内での爆破処分を、9月を加えた年3回に増やした。これにより、現場での再識別作業の負担軽減と安全性の向上が図られている。9月17日には読谷村の作業場で、隊員らが金属製のついたてを設置し、長袖の防護服と防護メガネを着用した上で、慎重に不発弾を確認する様子が報じられた。同隊は、来年度以降のX線機器の正式配備に向けた関連機材の購入を調整している。 今も残る約1800トンの不発弾 沖縄県内には、苛烈な地上戦の爪痕として、今なお約1800トンの不発弾が残存していると推計されている。第101不発弾処理隊は、県警からの要請を受けて急行する実動部隊であり、昨年度の出動件数は466件に上った。1日の平均換算で55発以上、総重量にして約2万100発(約11.5トン)を処理する過酷な任務に従事している。不発弾は工事現場や農作業中に発見されることが多く、現場の状況に応じて、土のうを用いた爆破や、耐爆容器内での信管破壊といった手法が使い分けられている。 今後の安全対策と訓練の継続 処理隊の隊長を務める横浜健志2等陸佐は、「一定の改善措置は講じたが、より安全に処理できる方法を考え続ける必要がある」と述べている。防衛省と第101不発弾処理隊は、安全管理を最優先事項として掲げ、計画の作成から実行まで指導を徹底する方針だ。10月19日から実施される日米共同統合演習「キーン・ソード27」においても、一連の運用改善後の手順を確認する訓練が予定されている。常に危険と隣り合わせの現場において、技術的な機材導入と運用の見直しが、隊員の命を守る防波堤として機能し続けることになる。

プレジデントオンライン 世界

ロシアの建設現場で中国人労働者1000人超が賃金未払いに抗議し警察車両を包囲

習近平国家主席が「史上最高」と評する中ロ関係の陰で、ロシア国内の中国企業による賃金未払いが深刻化している。2026年8月には、ウスチ・ルガの建設現場で1000人超の中国人労働者が抗議し、警察車両を取り囲む事態が発生した。労働力不足が続くロシアで、出稼ぎ労働者の窮状が浮き彫りになっている。 ウスチ・ルガで発生した中国人労働者による抗議活動 2026年8月9日、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクから約160キロ離れた港町ウスチ・ルガで、大規模な混乱が発生した。Yahoo!ニュースの報道によると、中国の国有企業である中国化学第七建設が請け負う大型ガス化学プラントの工事現場において、1000人を超える中国人作業員が警察車両を取り囲んだ。 対立の火種となったのは、長期にわたる賃金の未払い問題である。現場で管理者と口論になり、罵声を浴びせた作業員1人がロシア警察によって強制的に連行されようとした際、周囲の作業員が一斉に反発した。現場では「警察の職務執行だ、撮るな」と叫ぶ管理者の声や、中国国歌を歌う作業員たちの怒号が飛び交い、収拾がつかない状況となった。結果として、警官はその場で拘束していた作業員を解放せざるを得なくなった。 拡大する賃金未払いと労働現場の過酷な現実 今回のような労働環境を巡るトラブルは、ウスチ・ルガに限ったことではない。ロシア各地の巨大プロジェクトにおいて、中国人労働者は賃金未払いに直面している。中央通訊社などの報道によれば、作業員たちは雇い主である中国企業とロシア側の双方に給料の支払いを求めているが、解決の兆しは見えていない。 ロシア国内の建設現場では、中国化学工程集団などが総額200億ドル(約3兆1600億円)規模の事業を手がけている。また、ハバロフスク地方の製油所やアムール州の樹脂工場など、大規模なインフラ整備が進行中だ。しかし、労働者たちは夢を抱いて国境を越えたものの、異国の地で孤立を深めている。 ロシアの労働力不足が招いた外国人労働者への依存 なぜロシアはこれほどまでに多くの外国人労働者を必要としているのか。プーチン大統領は、ロシアの失業率が2.2%という世界でも最低水準にあることを繰り返し強調してきた。しかし、これは裏を返せば、国内に雇える人材がほとんど残っていないことを意味する。 労働力不足の深刻さを裏付けるデータは以下の通りである。 軍事動員により70万〜90万人が労働市場から離脱した 2022年初頭と比較して、外国人の出稼ぎ労働者は約100万人減少した ロシア経済を維持するためには、さらに150万人の労働者が必要とされている 急増する中国人労働者とロシアの受け入れ態勢 労働力の穴を埋める存在として、中国人労働者の数が増加している。香港の経済メディア「EJインサイト」の寄稿によると、旧ソ連諸国出身者を除けば、現在ロシアで最も多い外国人労働者は中国人である。ロシア内務省の統計では、2025年に中国人に発給された労働許可は9万2000件に達した。これは前年の1.5倍にあたる数字であり、発給総数24万件の約4割を占めるまでになっている。 中ロ両政府は「蜜月関係」を内外に誇示し続けている。しかし、習近平国家主席が掲げる「史上最高」の友好関係の裏側で、過酷な労働環境に置かれた労働者の不満は限界に達しつつある。賃金未払いや管理体制への不信が解消されない限り、今後も建設現場での衝突が繰り返される可能性は否定できない。労働力の供給源として依存を強めるロシアと、その現場で疲弊する中国人労働者たちの溝は、容易には埋まりそうにない。

2026年ノーベル賞:硤合氏ら化学賞、光遺伝学の3氏が生理学・医学賞、物理学賞はハルツェン氏が受賞 日本

2026年ノーベル賞:硤合氏ら化学賞、光遺伝学の3氏が生理学・医学賞、物理学賞はハルツェン氏が受賞

2026年のノーベル賞受賞者が発表され、化学賞は硤合憲三氏とアンリ・B・カガン氏、生理学・医学賞はヘーゲマン氏、ナーゲル氏、ダイセロス氏、物理学賞はハルツェン氏が選出された。日経サイエンス2026年12月号が報じた。 化学賞:不斉合成と生命の起源を解く鍵 2026年のノーベル化学賞は、不斉有機合成における非線形効果と自己触媒反応の発見に貢献した硤合憲三氏とアンリ・B・カガン氏に授与される。カガン氏は、触媒分子の鏡像異性体である左手型と右手型の偏りが、特定の条件下で大きく増幅されて反応生成物に現れる「非線形効果」を報告した。一方、硤合氏が発見した「Soai反応」は、非線形効果を持つと同時に、生成物自体が触媒となって反応を指数的に加速させる。この反応は、ごくわずかな左右の偏りを増幅し、ほぼ一方の型のみを得るという特徴を持つ。この成果は、生命が持つアミノ酸や糖に左手型と右手型の著しい偏りが存在する理由を探る、生命の起源の研究に大きな示唆を与えている。 生理学・医学賞:光遺伝学による脳活動の観察 生理学・医学賞は、独のペーター・ヘーゲマン氏とゲオルク・ナーゲル氏、そしてカール・ダイセロス氏の3氏に授与される。ヘーゲマン氏とナーゲル氏は、単細胞緑藻のクラミドモナスから、光依存性イオンチャネルとして働くタンパク質を特定し、その機能を確かめた。これを受け、ダイセロス氏は光依存性イオンチャネルを神経細胞などに導入することで、動物の脳活動を細胞単位で観察・操作する「光遺伝学(オプトジェネティクス)」を確立した。この手法は、神経科学の地平を大きく変える貢献として高く評価されている。 物理学賞:南極から宇宙の深淵を観測 物理学賞は、巨大望遠鏡「IceCube(アイスキューブ)」を作り上げ、宇宙からのニュートリノ観測に成功したフランシス・ハルツェン氏が受賞した。同氏は南極の氷床を観測装置として活用し、超高エネルギーニュートリノを捉えることに成功した。この成果により、遙か彼方の宇宙を探る新たな窓が開かれた。 科学的発見がもたらす新たな地平 今年のノーベル賞が示した研究成果は、それぞれの分野に留まらない影響を及ぼしている。Soai反応は生命誕生のメカニズムを探る宇宙生物学に道筋をつけ、光遺伝学は脳科学の実験手法を根本から変えた。また、アイスキューブが捉えるニュートリノは、観測天文学に新たな知見をもたらしている。優れた科学的成果は、個々の研究者の業績や専門分野の枠を超え、それ自体が触媒となって次なる発見を生みだす力を持つ。 化学賞:硤合憲三氏、アンリ・B・カガン氏 生理学・医学賞:ペーター・ヘーゲマン氏、ゲオルク・ナーゲル氏、カール・ダイセロス氏 物理学賞:フランシス・ハルツェン氏 これらの受賞研究は、いずれも基礎科学の領域で長年積み重ねられてきた知見が、現在の技術や理論と融合することで結実したものである。今後、これらの発見がさらなる応用研究や宇宙観測、生命科学の解明にどのような展開を見せるのか、科学界の関心は一層高まっている。

ロイター 世界

フランス各地のデモ暴動化で2400人逮捕、マクロン大統領が沈静化呼びかけ

10月18日、フランス各地で物価高や公共サービスの低下に抗議する前日のデモが暴動に発展し、全国で約2400人が逮捕されたことが分かった。ロイターや産経ニュースなどの報道によると、近年のフランスで最悪規模となった混乱を受け、マクロン大統領はテレビ演説で国民に冷静な対応を呼びかけた。 マクロン大統領がテレビ演説で国民に冷静な対応と秩序を要求 フランスのマクロン大統領は18日、国民向けにテレビ演説を行い、前日に各地で発生した暴動について「何をもってしても正当化も説明も弁解もできない。今夜、われわれは皆、怒りと恥ずかしさを感じている」と述べたとロイターが報じた。産経ニュースによると、大統領は国家が平穏と秩序を求めていると強調し、役所への放火や商店略奪が広がった背景には「極左集団に多数の犯罪者が加わり、歯止めのない暴力をふるった」と強い批判を示した。一方で、教育環境の改善を求めて平和的にデモを行った高校生らの不満には理解を示し、対話の機会を設ける意向を表明している。 仏全土で約55万人が参加したデモが暴動化し約2400人を逮捕 17日に行われたデモには、高校生や労働組合など約55万人が参加したと産経ニュースやテレ朝NEWSが伝えている。テレ朝NEWSによると、パリ市内の広場では暴徒化した一部参加者と治安部隊が激しく衝突し、治安部隊が催涙弾や放水車で鎮圧にあたった。パリのレピュブリック広場では18日午後にも警察とデモ参加者が再び衝突し、警察が催涙ガスを使用する事態となった。ロイターの報道では、パリのデモで参加者1人が心停止で死亡したことが確認されている。全国での逮捕者は約2400人にのぼり、警官約1000人が負傷したと伝えられている。 歴史的建造物の焼失と全国約1500カ所に及ぶ深刻な略奪被害 暴徒化した集団による破壊行為や放火は各地で相次ぎ、中部リモージュでは19世紀に建設されたネオ・ルネサンス様式の市庁舎が放火されて鐘楼が崩れ落ちるなど全焼したとテレ朝NEWSが報じた。産経ニュースによると、業界団体の集計で全国約1500カ所の商店が略奪被害に遭い、パリ中心部でも破壊された商店から商品を持ち去る略奪が続出した。フランスの物価上昇率は1カ月でここ数年で最も高く、燃料価格も前年比で上昇しており、生活苦に対する根深い不満が背景にあるとテレ朝ニュースは伝えている。 写真:テレ朝NEWS 非常事態宣言は見送りつつデモ禁止措置と政治的波紋が広がる事態へ 一部の右派政治家が求めていた非常事態宣言について、政府は見送る方針をとったとロイターが報じている。ただし、公共施設や地元商店を守るために必要な場合、知事がデモを禁止できるよう政府として措置を講じる構えを示した。産経ニュースによると、大規模な都市暴力を防げなかったことで政府は批判の矢面に立たされており、約半年後に迫った大統領選を前にマクロン政権の指導力低下が印象付けられている。極右「国民連合」のルペン前党首や極左「不屈のフランス」のメランション元下院議員らから政権批判が噴出するなど、政治的な波紋が広がっている。 写真:産経ニュース

集合処理から浄化槽へ転換、全国で116自治体が検討 日本

集合処理から浄化槽へ転換、全国で116自治体が検討

人口減少や施設の老朽化を背景に、生活排水の処理を集合処理から各戸設置の浄化槽へ転換する自治体が急増している。全国で120近くの自治体が転換の意向を示しており、政府も下水道法を改正して手続きを簡略化したが、多額の設置費用や維持管理体制の構築が大きな課題として残っている。 全国初の転換事例となった静岡県南伊豆町入間地区 伊豆半島の南端、静岡県南伊豆町の入間地区では、2023年に生活排水の集合処理施設が廃止され、各戸に浄化槽を設置する個別処理方式へ完全に切り替わった。これは環境省によると全国初のケースとなる。かつて海水浴客でにぎわった同地区の処理施設は1986年に建設されたが、人口減少と民宿の廃業が重なり、老朽化した施設の改修には約1億4000万円もの費用が必要となっていた。地元区長の山本徳範さん(70)は「人口が減り続ける中、早めに切り替えたのはいい判断だった」と語る。町は過疎対策事業債を活用し、約1億5000万円をかけて68基の浄化槽を整備した。 人口減少で揺らぐ「独立採算制」の限界 生活排水の集合処理は、住民からの使用料収入で経費を賄う「独立採算制」が原則だ。しかし、人口増や市街地拡大を前提とした従来の整備計画は、急速な人口減少によって維持が困難になっている。使用者が減れば、残る住民の負担増は避けられない。老朽化した下水管の劣化による道路陥没事故も全国で相次いでおり、自治体にとって集合処理の維持は大きな重荷となっている。能登半島地震で被災した石川県珠洲市も、一部地域の下水道復旧を断念し、浄化槽への転換を決めた。徳島県小松島市では、未整備区域での新規下水道計画を取りやめ、浄化槽による処理へ方針を転換している。 自治体の意向調査に表れる転換の広がり 集合処理から個別処理への転換を検討する動きは全国に広がっている。総務、国土交通、農林水産、環境の4省が実施した調査によると、2023年7月時点で全国97自治体が転換の意向を示していたが、約1年後の2024年8月には32都道府県の116自治体へと増加した。特に福島県で14自治体、北海道で10自治体が意向を示しており、岩手、静岡、長野の各県でも7自治体が検討中だ。こうした潮流を受け、政府は7月に下水道法を改正し、個別処理へ移行する際の下水道事業廃止手続きなどを明確化した。 多額の設置費用と維持管理の課題 転換には依然として高いハードルが存在する。南伊豆町の事例では、町全域への個別処理導入には約50億円もの費用が必要と試算されており、町の一般会計予算と同規模の財政負担が重くのしかかる。担当者は「さらなる財政支援がないと難しい」と窮状を明かす。浄化槽導入後は、適切な保守点検体制の維持や、不要となった下水管の撤去、新たな排水経路の確保といった技術的・実務的な課題も浮上する。 生活排水処理の転換には多くの課題がある。浄化槽の設置費用が自治体の財政を圧迫するほか、保守点検を適切に行う管理体制の確保や、不要となった既存下水管の撤去と排水経路の整備が必要となる。また、国による転換費用や財源、地域の線引き基準に関する指針の不足も課題として挙げられている。 専門家が説く「ベストミックス」の重要性 集合処理と個別処理のどちらを選択するかについて、公益事業論を専門とする近畿大学の浦上拓也教授は、地域特性に応じた「ベストミックス」を探る必要があると指摘する。浦上教授は「下水の使用料は人口密度によって異なる傾向がある」と述べた上で、国に対して転換費用や財源、地域の線引き基準を示す指針を早急に策定し、自治体の課題へ対応するよう求めている。今後、人口減少が進む地域において、生活排水処理のあり方は、公的負担と住民負担のバランスを巡る深刻な再編を迫られることになる。

ゼレンスキー氏、米による対露ミサイル情報提供の再開を明言 世界

ゼレンスキー氏、米による対露ミサイル情報提供の再開を明言

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのミサイル攻撃に対する防衛に必要な米国の重要情報の提供が、一時的な停止を経て再開されたと明らかにした。ロイター通信などが18日に報じた。ウクライナはロシアの弾道ミサイル探知を米国の情報に依存しており、一時的な情報遮断が軍事作戦に影響を与えていた。 米国の情報提供停止と再開の経緯 ウクライナのゼレンスキー大統領は、米NBCの番組「ミート・ザ・プレス」でのインタビューで、ロシアの攻撃に関する情報共有が中断されたものの、現在は「停止が解除された」と説明した。ロイターが報じた発言内容によると、ゼレンスキー氏は「このことには大変感謝している。今は機能している」と述べている。ウクライナ側はこれまで、ロシアが国内各地へ発射する高速の弾道ミサイルを探知するために米国の提供する情報に依存してきた。一部のウクライナ当局者は、事前の警告なしにロシアの攻撃を受けたケースがあったと指摘しており、今回の一時停止が現場の防衛に影を落としていたことが浮き彫りとなった。 産経ニュースが報じる「警告なし」の攻撃 産経ニュースの報道によると、ゼレンスキー氏は13日、12日夜に首都キーウに対して行われたロシアの弾道ミサイル攻撃について「パートナー国(米国)から警告がなかった」と表明していた。また、13日夜の攻撃に関しても米国からの通知はなかったと、ウクライナ空軍が明らかにしている。ウクライナ側は、こうした情報提供の停止や、米スペースX社の衛星通信システム「スターシールド」の機能制限を、ロシア寄りの姿勢を強めるトランプ米政権による圧力だとみなしている。これに対し、米国側はこれらの見方や報道を否定する立場をとっている。 米財務長官による支援の強調 ゼレンスキー氏のインタビュー放送後に「ミート・ザ・プレス」に出演したベセント米財務長官は、米国がウクライナを同盟国と見なしているかという問いに対し、直接の回答を避けた。ロイターによると、ベセント氏はその代わりとして、米国がウクライナに対してロシアが受けていないレベルの支援を行っていると主張した。具体的な支援内容として、情報共有の継続や、ウクライナへの再販売を目的とした他国への米国製弾薬の供給を挙げている。トランプ米大統領は以前、情報共有を続けていると述べていたが、現場との認識に乖離が生じている現状が示された。 スターシールドの機能制限と軍事運用への支障 産経ニュースは、ウクライナ軍がドローン制御に活用する「スターシールド」の機能制限についても報じている。この制限により、ウクライナ軍のドローンの飛行速度が低下し、運用に支障が生じた。ロイターは15日、この機能制限は米ホワイトハウスの決定によるものだと伝えている。制限はその後解除されたとの報道もあったが、ゼレンスキー氏は17日、依然として制限が続いているとの認識を示した。ドローンを用いた偵察や攻撃を行う特殊任務大隊の隊員らにとって、通信インフラの安定性は戦術上の死活問題となっている。 トランプ氏の主張と和平への動き トランプ米大統領は18日午後、SNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、自身の意思決定は「愚かにもロシアを交渉のテーブルから遠ざける」ような事態を避けるためのものだと釈明した。ゼレンスキー氏は、米国が正式にロシア側につき、両国が手を組めばウクライナは勝利できず持ちこたえることもできなくなると危機感を露わにしている。一方でゼレンスキー氏は、トランプ氏が派遣したウィットコフ和平交渉担当特使や、同氏の娘婿であるクシュナー氏と18日にリモート会談を行ったと発表した。今後は、悪化した米ウクライナ関係の修復に向けた協議が焦点となる見通しだ。 今後の展望と懸念 米国の情報提供が再開されたことで、直近の防衛体制には一定の改善が見込まれる。しかし、スターシールドの機能制限が継続しているとの指摘もあり、ウクライナ軍の装備運用環境は依然として不安定な状況にある。ゼレンスキー氏は「われわれは彼(トランプ氏)を信頼したいし、決定を変えてくれることを望んでいる」と語り、米国による支援の継続を強く求めた。対露和平交渉の進展や米政権内の対ウクライナ政策の舵取りが、今後の戦局を大きく左右することになる。 写真:産経ニュース 米代表団ウクライナ訪問 ゼレンスキー氏に新和平案提示 「ゼレンスキー氏に会う理由ない」プーチン大統領が首脳会談拒否 ゼレンスキー氏「世界中の多くの人々が失望」と非難 トランプ氏「彼らに任せればいい」|TBS NEWS DIG #shorts