日本
英ウォーリック大学の研究チームは10月15日、白色矮星が温度だけでなく、大気中の微量な元素によって緑やピンクなど多様な色に見える可能性があると発表した。同大の研究成果は学術誌「RAS Techniques and Instruments」に掲載された。 恒星の終焉と色の物理学 白色矮星は、太陽のような恒星が寿命を迎え、外層のガスを放出した後に残る高密度の天体だ。通常、星の色は温度に依存し、低温であれば赤やオレンジ、高温であれば白や青白い輝きを放つ。しかし、今回の研究は、大気成分が光の吸収に与える影響を精査することで、従来の温度基準だけでは説明できない色の多様性を明らかにした。CNET Japanの報道によると、研究チームはスペクトルデータを用いて、人間がその星のそばまで行った場合にどう見えるかを再現した。 緑色の星を生む「幽霊のような」光 観測史上初めて、緑色に見える可能性が指摘されたのが白色矮星「WD J1330+6435」である。この星の大気には、周囲の惑星系から取り込まれたとみられるナトリウムやカルシウム、リチウムが含まれている。ナトリウムはオレンジ付近、カルシウムは紫付近の光を吸収するため、結果として緑色の光が強調される。論文の筆頭著者であるウォーリック大学のMark Hollands氏は、この独特な色合いを「幽霊のような緑」と表現した。ただし、観測データにはノイズが含まれており、実際の色味が計算と完全に一致するかは今後の検証が必要となる。 ピンク色の星と炭素の対流 一方、ピンク色に見える「WD J1330+6435」とは異なるメカニズムで色を決定しているのが「WD J0902+2010」だ。この白色矮星は、大気中に多量の炭素を含んでいる。星の内部から対流によって運ばれた炭素分子が青や緑、黄色の波長の光を吸収することで、人間の目にはピンク色として映る。 WD J1330+6435:ナトリウムやカルシウムの影響で黄緑色に見える可能性がある WD J0902+2010:炭素分子の影響により、ピンク色を呈する 調査対象:太陽から約65光年以内の白色矮星152個のうち、約3.4%が温度以外に由来する色を持つ 白色矮星が示す色の変化と寿命 白色矮星の色は、その星が辿る進化の過程で変化していく。形成直後の高温な状態では空色に見えるが、冷えるにつれて色が移ろい、約5000Kまで温度が下がると大気中の微量元素による特徴的な色が現れることがある。しかし、この状態は永続的ではない。物質の取り込みが止まれば、重力によって金属元素が内部へ沈み、数百万年という期間で本来の白やオレンジの色合いに戻る可能性がある。…
2026年10月19日
世界
ホルムズ海峡付近でタンカー炎上の情報がある中、東京大学大学院の渡邊英徳教授のデータ分析によると、信号を消して海峡を越えるシャトル船が増加し、日本向け石油供給が安定してきている可能性がある。一方、アメリカは中間選挙への影響を避けるため、慎重に静観する構えを崩していない。. ホルムズ海峡で確認された日本企業タンカーの動向 ホルムズ海峡付近では16日もタンカーが炎上したとの情報があるものの、実際の海域の状況は表層的な緊張感とは異なる動きを見せている。東京大学大学院の渡邊英徳教授が船舶の位置情報データを分析した結果、海峡を通過する船はむしろ増加していることが判明した。topics.smt.docomo.ne.jpの報道によれば、渡邊教授は今週オマーン湾で確認された日本企業のタンカーに注目している。このタンカーは、イランの攻撃を回避するために位置情報の信号を遮断したシャトル船と海上で合流し、石油の積み替えを行っているとみられる。海峡の封鎖以降、日本企業のタンカーがこの海域で確認されたのは初めての事例であり、安全や採算に厳しい企業が活動している事実は、石油供給が安定を取り戻しつつあることの裏付けになると渡邊教授は分析している。 アメリカとイランの対峙と原油供給への影響 ホルムズ海峡を巡っては、アメリカとイランによる事実上の封鎖状態が続いている。しかし、ジャーナリストの柳澤秀夫氏は、このところ大規模な軍事攻撃や衝突は報告されていないと指摘する。原油の代替ルートであるバブエルマンデブ海峡についても、フーシ派による攻撃は限定的だ。フーシ派はイエメンの暫定政権や支援するサウジアラビアを標的にしているが、戦線を拡大させる動きは見られない。マリントラフィックの航跡データを確認しても、多くの船舶が往来しており、現状では一定の安定が保たれているといえる。 イランが抱える石油輸出のジレンマ ホルムズ海峡の封鎖が長期化することに対し、イラン国内でも経済的な苦境が指摘されている。THE21オンライン(Yahoo!ニュース)のインタビューで、代々木ゼミナール世界史講師の伊藤敏氏は、イランにとって石油が国家財政を支える「目玉商品」であると解説した。アメリカへの圧力として海峡封鎖を利用しているものの、石油輸出が滞ればイラン自身も外貨獲得ができず、大きなデメリットを被る構造にある。伊藤氏は、イラン側もこの状況をどこまで長引かせるべきか頭を悩ませている可能性が高いと分析する。また、将来的な安定供給のためにはホルムズ海峡を迂回する運河水路の建設も議論されているが、多額の建設費や国際的な管理負担という高い壁が存在している。 アメリカ中間選挙と中東情勢の不透明感 アメリカの介入姿勢は、11月3日に控える中間選挙の行方に大きく左右されている。柳澤氏は、アメリカがフーシ派への攻撃に慎重な理由について、原油価格の高騰を避けるためだと指摘した。緊張が高まればガソリン価格などへの影響は避けられず、選挙戦に悪影響を及ぼしかねないからだ。トランプ大統領は現状で静観を決め込んでいるが、予断を許さない要因も残されている。10月27日に総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ首相が、劣勢を挽回するために緊張を意図的に高めるのではないかという見方があるからだ。国民の関心を外に向けさせるための動きに出る可能性について、専門家の間でも注視が続いている。 今後の海域情勢と注目される動き ホルムズ海峡を通過するシャトル船の増加は、石油供給の安定化を示唆する一方で、地域の軍事的な均衡は依然として脆弱な状態にある。アメリカの中間選挙が終了した後、中東政策に変化が生じるのか、あるいはイスラエルの政治的動向が中東の緊張を再燃させるのか。現時点では、軍事衝突という最悪の事態は回避されているものの、各国の政治的な思惑が絡み合う中で、海域の安全保障は極めて流動的な状況にある。石油輸送ルートの動向と、各国の指導者による政治判断が、今後の中東情勢を決定づける鍵となることは間違いない。 写真:Yahoo!ニュース ホルムズ海峡 🔥 #shorts #history
2026年10月18日
日本
カナダが米国の政府債務の主要な保有国として急速に台頭しており、2028年までに中国を抜いて世界第3位の保有国になると予測されている。
2026年10月18日
日本
阪神タイガースの佐藤輝明内野手が、11月中に渡米することが18日、判明した。スポーツニッポン新聞社などの報道により明らかになった。自主トレーニングを主目的としつつ、ポスティングシステムを利用したメジャー移籍を見据えた準備の一環とみられる。球団側の姿勢にも変化の兆しが見えており、今後の動向に注目が集まっている。 11月中の渡米でメジャー挑戦の準備を開始 阪神・佐藤輝明内野手が、ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指し、11月中に米国へ渡ることが18日までに明らかになった。. 米国での自主トレは恒例のルーティン 佐藤にとって米国での自主トレーニングは、すでに恒例となっている。2023年には日本一を祝うV旅行を一足早く切り上げ、ワシントン州シアトルの最新鋭野球施設「ドライブライン・ベースボール」を訪問した。同施設は大谷翔平らメジャーリーガーも利用する場所として知られる。また昨オフもカリフォルニア州ロサンゼルスで自主トレを行い、シーズンに向けた調整を積んできた。 阪神球団のポスティング容認姿勢に変化か これまでポスティングシステムについて「球団の権利」と主張してきた阪神球団だが、その姿勢に軟化の兆しが見える。18日、大阪市内の阪神電鉄本社でシーズン終了の報告を行った嶌村聡球団本部長は、ポスティングに関する質問に対し「しかるべき時にお知らせいたします。本日はそれ以上はございません」と回答した。以前のような明確な否定はなく、球団内では「早めに結論は出してあげないといけない」との声も一部で上がっている。 MLB労使協定の失効が移籍交渉の壁に メジャー移籍実現には、MLBの労使情勢が大きな鍵を握る。現行の労使協定は今季終了後の12月1日(日本時間2日)に失効する。新たな協定締結に向けた交渉が長期化すれば、12月2日以降にロックアウト(球団オーナーによる施設封鎖)に突入する可能性がある。ロックアウト期間中は選手契約や移籍交渉が凍結されるため、ポスティング申請が受理されたとしても、契約合意まで時間を要するリスクがある。 クライマックスシリーズで見せた高い注目度 チームはクライマックスシリーズ・ファイナルステージでDeNAに4連敗を喫し、日本シリーズ進出を逃した。しかし、17日に行われた第4戦では、フィリーズ、ロイヤルズ、レンジャーズ、ヤンキースなどメジャー複数球団のスカウトが視察に訪れた。佐藤への高い注目度は依然として維持されている。 ポスティングシステム:海外FA権取得前にメジャー移籍を目指す制度。申請期間は11月1日から12月15日まで。 交渉期間:申請手続き後の公示翌日から45日間。 現在の課題:MLBと選手会による新労使協定の協議。合意に至らなければ契約交渉が凍結されるリスクがある。 佐藤の海外フリーエージェント権取得は、最短でも2029年オフとなる。現時点では球団の容認なしにメジャーへ移籍することはできない。申請期間が11月1日に始まる中、球団がどのような決断を下すのか、その判断が佐藤の今後のキャリアを左右することになる。 阪神、まさかの4連敗…球団本部長が語った感謝と佐藤輝明の去就⚾️#阪神タイガース #阪神 #佐藤輝明 #藤川球児 #クライマックスシリーズ #CS敗退 #DeNA…
2026年10月18日
日本
モデルのシンディ・クローフォードと夫のランディ・ガーバーは2026年10月18日、27歳で死去した息子のプレズリー・ガーバーについて声明を発表した。
2026年10月18日
世界
米国のドナルド・トランプ大統領は10月18日、10月27日に迫ったイスラエルの国会議員選挙に向け、現職のベンヤミン・ネタニヤフ首相への「完全かつ全面的な支持」を表明した。
2026年10月18日
日本
ピッツバーグ・スティーラーズは、第6週のバッカニアーズ戦において、第4クォーター開始時点で13点差をつけられる苦しい展開を強いられたものの、驚異的な粘りで延長戦を制し、劇的な勝利を…
2026年10月18日
日本
ボーズは、バッテリーを内蔵せずUSB-C接続で動作する有線イヤホン「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」を発売した。価格は1万6500円。充電やペアリングの手間を解消しつつ、同社独自のノイズキャンセリング機能を活用できるのが特徴だ。 充電不要でノイズキャンセリングを実現した構造 ワイヤレスイヤホンが普及する中で、あえて有線イヤホンを選ぶユーザーの動機は、充電やペアリングという煩わしさからの解放にある。GoodsPress Webによると、ボーズが新たに発売した「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」は、この利便性を維持しながら、ユーザーが有線環境で懸念しがちな騒音問題を解決する製品だ。特筆すべきは、ノイズキャンセリング機能の駆動電力をUSB-C経由で接続先のスマートフォンから供給する仕組みにある。イヤホン本体にバッテリーを搭載しないため、従来の有線イヤホンと同様に充電を気にする必要がない。 ボーズ独自の技術「QuietControl」の仕組み 本製品に搭載されたノイズキャンセリング技術は、同社のヘッドホン「QuietComfort」シリーズで知られる「QuietControl」だ。左右のイヤホンに各2基、合計4基のマイクを内蔵しており、周囲の音を常時モニタリングして打ち消す仕組みとなっている。このシステムにより、有線接続であってもワイヤレス製品に引けを取らない静寂環境を作り出す。利用者は状況に合わせて3つのモードを切り替えることが可能だ。 利用シーンで使い分ける3つのモード ノイズキャンセリング機能は、以下の3つのモードで構成されている。 クワイエットモード:周囲の音を抑え、静寂を優先する設定。電車の走行音などを打ち消すのに適している。 アウェアモード:周囲の音を取り込む設定。イヤホンを外さずとも駅のアナウンスなどを聞き取れる。 ANCオフモード:ノイズキャンセリング機能を停止する設定。 通勤や通学の移動中、電車内ではクワイエットモードで騒音を遮断し、乗り換えの駅に到着したらアウェアモードへ切り替えるといった運用が可能だ。 リモコン操作によるスマホ不要の利便性 ケーブルの途中には物理ボタンを備えたリモコンが配置されており、ここですべての基本操作を完結できる。音量の調整や再生・停止、通話操作のたびにスマートフォンをポケットやカバンから取り出す必要はない。また、リモコンの背面には通話用マイクが搭載されており、衣服との摩擦音を抑制しながら音声を拾う設計がなされている。歩行中の通話であっても、リモコンを口元に寄せる動作を強いることはない。
2026年10月18日
世界
欧州で激化するロシアによるハイブリッド攻撃に対し、防衛網の強化と並行して「オフリミット」に関する対話の枠組みを作るべきだと、カーネギー・ロシア・ユーラシア・センターのガブエフ所長が提言した。2026年10月1日付のフィナンシャル・タイムズが報じている。 激化するハイブリッド攻撃と欧州の防衛戦略 欧州各国は、域内で激化するロシアのハイブリッド活動を抑止するための対応策を模索している。2026年10月1日付のフィナンシャル・タイムズによると、カーネギー・ロシア・ユーラシア・センターのアレクサンドル・ガブエフ所長は、ロシアの攻撃を全面的に止める手立ては事実上存在しないと指摘した。その上で、欧州に必要なのは攻撃を妨害する防衛手段の構築と、ロシアに対する影響力の行使に向けた冷静な思考、そしてロシアとの間で一定の歯止めを設ける努力だと論じている。この提言は、現在の欧州が直面する安全保障上の課題を浮き彫りにした。. 冷戦期とは異なるエスカレーションの危機 欧州の一部では、ロシアに対して軍事力による直接的な攻撃を提唱する声も上がっている。「ロシア人は力だけで理解する」という論理だが、ガブエフ氏はこれに警鐘を鳴らす。冷戦時代と異なり、現代には通常兵器や核兵器のエスカレーションを管理するための共通言語が存在しない。双方が野放しに攻撃を応酬すれば、偶発的な大規模殺戮を招き、世界情勢が一変するリスクがあるためだ。Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン)によると、同氏はこうした状況を「危険な時代」と位置づけ、軍事的な対立がウクライナ戦争をNATOとロシア間の全面戦争に拡大させる危険性を指摘している。 写真:wedge.ismedia.jp テクノロジーと国内機関の連携強化 欧州が取るべき具体的な防衛策として、ガブエフ氏は軍事投資のあり方の見直しを提言した。欧州諸国は大規模な防衛投資を計画しているが、その資源の一部は警察、防諜機関、対テロ機関の強化や、これら機関間の連携緊密化といった国内ニーズに充てるべきだという。特に、中東やアフリカからの情報によって過激化する若年層がテロや敵対的国家の標的になる懸念がある。同氏は、2001年の「9.11」テロ発生時の対応を教訓に、現代テクノロジー、特にAIを駆使して安全保障体制を再構築する必要性を強調した。 「オフリミット」を巡る対話の可能性 防衛力の強化は攻撃手段の放棄を意味しない。欧州はロシアに対し、敵対行為には代償が伴い、ウクライナへの支援強化につながることを明確に伝える必要がある。ガブエフ氏は、この影響力を行使して、ハイブリッド攻撃の制限に関する議論にロシアを巻き込むべきだと説く。 ガブエフ氏は、ロシアが攻撃を全面的に止めることはないだろうが、双方にとってオフリミットとされるべき標的、例えば純民間空港について、ロシアが協議せざるを得なくなる可能性はあると指摘し、それが大勢の死傷者を出す出来事が起きる可能性を減らしてくれるだろうと述べている。 ロシアの人命軽視や情報機関同士の不信感を考慮すれば、NATOの専門家がこの対話に懐疑的になるのは当然だ。しかし、ガブエフ氏は「失敗するリスクがあっても、強い立場から制限に関する議論にロシアを巻き込む努力はなされるべきだ」と主張している。
2026年10月18日
科学&テクノロジー
ヒューストンを拠点とする37歳のソフトウェア開発者、ウゴ・ヌウェネ(Ugo Nwune)氏は、メタ社のAIエージェント「Muse」を導入してからわずか3日で利用を完全に停止した。
2026年10月18日
科学&テクノロジー
Googleは、次世代のフィットネス・トラッカーである「Fitbit Edge」を正式に発表し、価格を179.99ドルに設定しました。
2026年10月18日
世界
タンザニアとザンビアを結ぶ全長1860キロのタザラ鉄道が、中国企業による運営で再生へ向かう。2025年9月に両国政府がCCECC(中国土木工程集団)へ30年間の貨物事業運営権を付与し、約2210億円規模の改修計画が動き出した。半世紀前の「友好の証」は、いま新たなビジネスモデルへと転換を迎えている。 2026年7月、関係者らが集い起工式を挙行 2026年7月17日、タンザニア・ザンビア鉄道(TAZARA)の再生プロジェクトに向けた起工式が現地で執り行われた。この式典にはタンザニア、中国、ザンビアの政府高官や外交官、プロジェクト関係者が出席した。Yahoo!ニュースによると、この鉄道は毛沢東時代に中国が「友好の証」として建設したものだが、半世紀を経て中国企業のビジネス拠点へと大きく役割を変えようとしている。 老朽化する「自由の鉄道」の現状 TAZARAの路線は、タンザニア最大の都市ダルエスサラームにあるタザラ駅からザンビアのカピリムポシまで、全長1860キロに及ぶ。しかし、その運営状況は長年厳しさを増していた。カタール国営衛星テレビ局アルジャジーラの2025年2月下旬の報道によれば、ダルエスサラームの駅構内では天井板が剥がれ落ち、鳩が出入りするような荒廃した光景が広がっている。急行列車でも定刻から2時間の遅れは「ほぼ定刻」と見なされるのが日常であり、脱線事故や給与の遅配も常態化していた。 写真:finance.yahoo.co.jp 中国企業CCECCに託された30年の運営権 両国政府は2025年9月、鉄道の再建を中国の国有企業であるCCECCに委ねることを決定した。この契約により、CCECCは今後30年間にわたり貨物輸送事業の運営権を担う。総額14億ドル(約2210億円)を投じて老朽化した路線を改修し、その後の運営収入で投資を回収する仕組みだ。これまでタンザニアとザンビアの両政府は自力での再建を模索してきたが、深刻な財政難により資金確保が困難となっていた経緯がある。 世界銀行も断った建設の歴史的背景 この鉄道が建設されたのは1970年代に遡る。当時、ザンビアはローデシア(現ジンバブエ)の白人少数政権に依存する輸出入ルートを避けるため、海へ抜ける新たな路線の建設を構想した。しかし、世界銀行や当時のソ連を含む西側諸国からの資金提供は得られず、最終的に毛沢東政権下の中国が建設を担うこととなった。オーストラリアの学術系非営利メディア「カンバセーション」の報道によると、これは中国にとって当時最大の対外援助事業であった。 路線名:TAZARA(タンザニア・ザンビア鉄道) 総延長:1860キロメートル 運営権:中国土木工程集団(CCECC)に30年間委託 投資規模:約14億ドル(約2210億円) 「全天候型の友好」が問う新たな協力関係 建設から半世紀が経過した現在も、この鉄道は中国とアフリカ諸国との「全天候型の友好」を象徴する存在とされている。しかし、かつての無償援助に近い協力関係は、巨額の投資と運営権の移譲を伴うビジネスへと姿を変えた。老朽化したインフラを中国企業が改修し、持続可能な収益事業へと転換する今回のプロジェクトは、アフリカにおける中国の関与が、外交的な友好関係から経済的実利を伴うインフラ運営モデルへとシフトしていることを示唆している。 物流網としての将来性と課題 今回の再生プロジェクトが完了すれば、ザンビアの主要産品である銅の輸出ルートが安定する可能性がある。しかし、かつて「自由の鉄道」として期待されたこの路線が、中国企業の管理下でどのように経営効率を改善し、現地の人々の生活水準向上に寄与していくのか。その持続可能性については、今後の運営実態が注視されることになる。巨額の資金投入が単なるビジネスの枠組みに留まるのか、あるいは両国の経済発展にどのような波及効果をもたらすのか、その行方に世界的な関心が集まっている。
2026年10月18日
世界
エジプトのアブドルファッターフ・エル・シーシ大統領は2026年10月17日、イエメンの親イラン武装組織フーディ派によるサウジアラビアへの攻撃が激化する中、同国からの要請があれば防衛…
2026年10月18日
科学&テクノロジー
ブラジル北東部マラニャン州の都市インペラトリスに住むエディマル・マルティンスさん(49)は、オンラインで知り合った女性との結婚を夢見て、全財産を売り払い、約2,000キロの旅路を経…
2026年10月18日
世界
2026年10月5日、ネブラスカ州の集会でドナルド・トランプ米大統領が着用していたスーツのブランドが波紋を呼んでいる。ジャケットの裏地から「Jos. A. Bank(ジョス・エー・バンク)」のラベルが露呈し、同ブランドが海外生産を主としていることから、「アメリカ・ファースト」の理念との矛盾を指摘する声がSNS上で相次いでいる。 ネブラスカ州の集会で露呈したスーツのブランド 米ネブラスカ州で開かれた集会に、ドナルド・トランプ米大統領が登場した。その際、トランプ氏がステージを横切る折に見せたジャケットをはためかせる仕草が、思わぬ注目を集めることとなった。米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、この動作でジャケットの裏地が一瞬めくれ、着用していたスーツが米国発の老舗紳士服ブランド「Jos. A. Bank(ジョス・エー・バンク)」であることが判明した。 同ブランドの公式サイトでは「Everyday Low Prices(毎日低価格)」というスローガンが掲げられている。トランプ氏はこれまで、イタリアの高級ブランド「Brioni(ブリオーニ)」のオーダーメイドスーツを愛用してきたことで知られていた。ブリオーニのネイビーウールスーツは6000ドル(約95万円)以上で販売されており、今回の安価な既製服への変更は、公の場でのスタイルとして異例の事態となった。 Trump’s Jos. A. Bank Suit During Nebraska Rally Raises Eyebrowshttps://t.co/JwV1ZulxpG pic.twitter.com/32xg2bK67A— https://x.com/Forbes/status/2107577914082431188…
2026年10月18日
スポーツ
2026年10月18日、南アフリカのゲベハで行われたオーストラリアとの第2テストは、雨の影響で初日のプレーが中断されました。
2026年10月18日
日本
第103回箱根駅伝の予選会が17日、東京都立川市で行われ、中村匠吾監督率いる明治学院大は21位だった。2021年東京五輪男子マラソン代表の中村監督が今年春に就任して以来、初めて臨んだ予選会で、前回大会から順位を一つ上げる結果となった。 中村匠吾監督就任で迎えた初の箱根駅伝予選会 2021年東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾氏が、今年春に明治学院大の監督に就任した。読売新聞の報道によると、チームは今回、過去最高順位となる19位の更新を目標に掲げて予選会に挑んだ。厳しい日差しと強風が吹き荒れるコンディションの中、選手たちは設定タイムをわずかに下回る粘りを見せた。中村監督は「半年間やってきた力は出してくれた」と選手たちの健闘をたたえた。一方で、総合順位が予想を下回ったことについて「私たちの予選会の見極めに、ちょっと甘さがあった」と反省の弁を述べている。 昨年度からのトレーニング改革とチームの現状 明治学院大は、現役選手として活動しながら早大大学院に通っていた中村監督の知見を取り入れ、練習メニューを大幅に刷新した。国内外のトップチームを視察して得た最新のトレーニング理論に基づき、選手たちにも変化が見え始めていた。しかし、小出暖人主将(3年)は結果を振り返り、「うまくいった期間が短かった」と吐露した。他大学との取り組みの差についても、「他大学はこれ以上のことを1年間当たり前にやってきているので、もう少し早くチーム作りができていればこうはならなかった」と悔しさをにじませた。 予選会での経験と来季への戦略的転換 今回の予選会に向けた準備期間は、中村監督の就任から約半年と限られていた。このため、チームはハーフマラソンという距離への対応を優先した強化を行ってきた。次回の予選会に向けては、年間を通じた期分けによる強化スケジュールを策定する方針だ。まずは秋冬のトラックレースでスピードの底上げを図る。中村監督は、自身の現役時代のレースと比較して「オリンピックを含め、選手時代のどんなレースより緊張する」と語っていた。 次世代を担う下級生の成長と今後の展望 明治学院大のチーム構成は、4年生が高橋歩夢の1人のみであり、その他のメンバーは全員が来季も残る。中村監督は、今回の予選会で下級生たちが実戦を経験できたことは「非常に大きい」と評価した。今後のチーム作りについて、監督は以下のように決意を語っている。 我々の力不足をしっかり受け止める この1年、さらに努力を重ねていく 30年度の本大会初出場を目指す 今回の結果を糧に、チームはさらなる飛躍を目指す。中村監督の下、新たな強化方針で次年度の箱根駅伝予選会へ再挑戦することになる。
2026年10月18日
日本
ワシントン州エヴェレットで発生した数十年越しの未解決殺人事件は、科学技術の進歩とおとり捜査によって劇的な解決を迎えました。
2026年10月18日