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PS1のホラーアドベンチャー『公開されなかった手記』が持つ異質な魅力とは 日本

PS1のホラーアドベンチャー『公開されなかった手記』が持つ異質な魅力とは

1997年1月17日にサンソフトからプレイステーション向けに発売されたホラーアドベンチャーゲーム『公開されなかった手記』は、一人称視点と独自のシステムで当時のサバイバルホラーとは異なるアプローチを採っていた。Game*Sparkが報じた。 一人称視点が生む不鮮明さと洋館の探索 『公開されなかった手記』は、フリーのオカルト記者・新堂一哉が相棒の神矢千里とともにヨーロッパの古びた洋館を訪れる3Dアドベンチャーゲームだ。ゲームは固定カメラではなく一人称視点を採用しており、プレイヤーは主人公の視界そのものを担って廊下や部屋を調べる。PS1の粗いポリゴンと低解像度の画面により遠くの物体は輪郭が曖昧になり、廊下の奥に何があるのかすぐに判断できない不鮮明さが不安を生む。一方で、戦闘では小型の敵に照準を合わせにくいなど操作性の悪さも目立ち、洗練されていない弱点が逆にプレイヤーの焦りにつながっていた。 ショートカットを活用するコマンドシステム 本作では、「開ける」「調べる」といった行動や猟銃、所持アイテムをL1やR1などの肩ボタンへ割り当てられる。扉は近づくだけでは開かずコマンドの実行が必要であり、怪しい家具や落ちている物を見つければ「調べる」を選ぶ。暗い場所では十分に調査できないため、カーテンを開けたりランタンに火を灯したりして明るさを確保しなければならない。見る、近づく、明るくする、適切なコマンドを使うという一連の手順を自ら行うことで、実際に調査しているような独特の探索感が生まれていた。 光と闇の環境操作が左右するゲーム進行 探索エリアにおける明るさはゲームの進行を大きく左右する要素となっている。館内には暗い場所が多く、窓やカーテンを操作して外光を入れたり、ランタンに火を灯したり、暖炉を利用したりしてようやくアイテムを拾ったり仕掛けを調査したりできる。一方で、序盤の部屋ではあえてカーテンを閉じランプを消すことで絵画にヒントが現れる場面もあり、暗闇そのものが謎解きの条件になる。マッチやオイルといった物資の用意が必要でテンポは悪いが、環境の操作まで探索に組み込んだ点に本作の独自性がある。 体力と視界を結びつけた異色のまぶたシステム 画面上に体力ゲージが表示されない代わりに、画面の上下にまぶたが配置されている。ダメージを受けたり恐怖を感じたりするとまぶたが徐々に閉じていき視界が狭くなり、完全に閉じるとゲームオーバーになる仕様だ。薄暗い洋館の探索で敵を見失いやすい一人称視点と非常に相性が良く、体力の残りを数字ではなく見える範囲の奪取によって直感的に伝えるホラー表現となっている。 拠点となる町と危険な洋館を往復する構成 危険な洋館から町へ戻れば、物資の売買や休息、セーブが可能となる。弾薬や回復アイテムを購入して冒険に備え、再びその先のエリアへ向かう設計だ。『バイオハザード』のように消費アイテムをその場で拾うのではなく、安全な拠点を足場にして危険地帯へ遠征するRPG的な感覚に近い構造が、探索に独特の冒険感を加えている。 『バイオハザード』とは異なるアプローチの行方 1996年3月22日に発売された『バイオハザード』と同じ洋館ホラーの系譜にありながら、本作は異なる方法で恐怖を作ろうとした。独特の操作や光源管理の煩雑さなど現在では遊びにくく感じる部分もあるが、プレイヤーの視界と主人公の置かれた状況を直結させようとした試みは、PS1黎明期ならではの挑戦である。約30年を経た今も、その異質な魅力は色褪せない。

在韓米軍司令官の「韓国はDMZ南側から始まる」発言が波紋 国防部「個人的見解」 世界

在韓米軍司令官のDMZ発言に韓国与党が反発、謝罪などを要求

在韓米軍のブランソン司令官が米国でのセミナーで「韓国はDMZの南側の鉄条網から始まる」と発言し、韓国の領土主権を無視しているとの批判が与党側から相次いでいると、聯合ニュースが18日報じた。国連軍司令部は主権に疑問の余地はないと釈明に乗り出している。 ブランソン司令官がワシントンのセミナーで述べた発言の詳細 韓国軍によると、問題の発言は14日に米ワシントンで開かれたセミナーで飛び出した。聯合ニュースやKOREA WAVEなどの報道によると、ブランソン司令官は軍事境界線を見る中で南北それぞれ2.5キロ(一部報道では2500メートル)離れた場所に鉄条網があり、自身が管理責任を負う区域について言及した。「韓国はどこから始まり、どこで終わるのか。国連軍司令部の観点からすると、韓国はその南側の鉄条網から始まる」と述べ、休戦状態を維持するためにDMZを管理している立場からその表現を用いた。国連軍司令部は平時にMDL以南地域における休戦協定の履行を監督する権限を持つ。 韓国与党による領土主権侵害だという激しい反発 この発言に対し、進歩系与党「共に民主党」の議員らから即時撤回と謝罪を求める声が相次いだ。大統領の国防政策特別補佐官を務める金炳周国会議員は17日、自身のフェイスブックで「韓国の領土主権を侵害した一線を越える発言だ」と批判し、休戦協定が与えた権限はDMZへの立ち入り許可と民事行政に限られると指摘した。朝鮮日報によると、国会国防委員長の陳聲準議員も16日に「大韓民国の憲法に反する」と表明し、未来連合司令部の創設計画を含めて見直す必要があると主張した。祖国革新党の金峻亨院内代表も遺憾の意を示している。 写真:dメニューニュース 韓国国防部の立場と国連軍司令部による釈明の動き 波紋が広がる中、韓国国防部はブランソン司令官の発言は個人の見解であるとしつつ、韓国の領土主権に関する国防部の立場は揺るぎないと強調した。聯合ニュースの報道によれば、国防部はDMZ内における韓国の主権行使と国連軍司令部による休戦管理が両立できるよう緊密に協力していく方針を示している。また、朝鮮日報によると、姜信哲長官はすでに米国側へ抗議の意を伝えたと国会国政監査で明らかにしている。 国連軍司令部が発表した公式声明とその釈明内容 批判を受けて国連軍司令部は「大韓民国の主権に疑問の余地はない」との声明を発表し、事態の収拾を図った。聯合ニュースなどの報道によると、同司令部はブランソン司令官の発言について、休戦協定に基づき与えられたDMZおよび共同警備区域内での責任を説明したものだと説明した。こうした責任は軍事・行政的な性格のものであり、大韓民国の主権とは別の事案であると強調し、韓国およびその国民の防衛に対する決意を維持するとしている。 写真:AFPBB News

消費者庁が茶のネオニコチノイド系農薬イミダクロプリドの残留基準値を30ppmへ緩和する改正案を公示 日本

消費者庁が茶のネオニコチノイド系農薬イミダクロプリドの残留基準値を30ppmへ緩和する改正案を公示

消費者庁は「お茶」に含まれるネオニコチノイド系農薬の残留基準値について、イミダクロプリドの基準を30ppmへ引き上げる改正案を公示しました。. ネオニコチノイド基準値の引き上げ検討 消費者庁は今年8月、『食品、添加物等の規格基準の一部を改正する告示(案)』を公示しました。この案では、ネオニコチノイド系農薬の一種である「イミダクロプリド」について、お茶の残留基準値を30ppmに設定することが盛り込まれています。これは従来の基準値と比較して3倍の緩和にあたります。東京女子医科大学附属足立医療センターの平久美子医師は、この動きについて「健康被害との因果関係が分からないのをいいことに、緩和を進めているように思える」と指摘しています。 群馬県で確認された健康被害の報告 ネオニコチノイドによる健康被害については、過去の事例が報告されています。2003年、群馬県の開業医から松林への大量散布に伴う中毒患者の発生が報告されました。平久美子医師によれば、06年に散布は中止されたものの、その後も患者は増加し、09年には全国から延べ3000人以上が診療所を訪れる事態となりました。患者には頭痛、全身の倦怠感、腹痛、胸痛、記憶障害、手の震えといった症状が見られ、日常的にペットボトルの茶飲料や国産果物を摂取していた共通点があったといいます。 写真:trecome.info 残留農薬と健康被害の因果関係 平氏が患者の摂取していた茶飲料を分析したところ、ネオニコチノイドが検出されました。検出値自体は当時の残留農薬基準値を下回るものでしたが、摂取を続けた患者には健康被害が発生していました。2012年にアメリカの研究者と共同で尿検査を行ったところ、症状のある人の尿からのみ同成分が検出されたと平氏は報告しています。また、環境脳神経科学情報センターの木村-黒田純子氏は、2018年に北海道大学などの研究チームが行った調査で、日本のお茶39検体のすべてからネオニコチノイドが検出されたという結果を挙げています。 国際的な規制動向との乖離 諸外国ではネオニコチノイドに対する規制が強化される傾向にあります。木村氏によると、EUでは登録されていた5成分のうち3成分が屋外使用禁止となり、1成分は生殖毒性を理由に登録が抹消され、残る1成分も規制が強化されました。対照的に日本では、危険性が証明されない限り規制が進まない傾向があると木村氏は指摘します。平氏は、日本の食料供給の多くを輸入に頼る中で、農家の使用実態に合わせた緩い基準が設定されている現状を説明しています。 今後の人体への影響は不明 イミダクロプリドは急性中毒の報告数が多い農薬として知られており、慢性摂取が男性の脂肪肝の原因となりうる可能性も動物実験や米国の疫学研究で指摘されています。平氏は「ネオニコチノイドにはたんぱく質と結合して体内に保持される性質があるが、保持期間の検証は十分ではない」と懸念を示しています。国が人体への影響を「不確実」としたまま緩和を進める中で、消費者が日常的にさらされているリスクの全貌は、依然として解明されないままです。今後、基準値の引き上げによって、より高濃度の成分が含まれる製品が市場に流通する可能性も否定できません。

悠仁さまは学業優先で秋の園遊会を欠席される見通し 日本

悠仁さまは学業優先で秋の園遊会を欠席される見通し

天皇皇后両陛下が主催する伝統的な社交行事「秋の園遊会」が2026年10月29日に東京・港区の赤坂御苑で開催される。成年皇族として公務を重ねてきた秋篠宮家の長男・悠仁さまは、学業を優先されるため今回は出席されない見通しであることが関係者の取材でわかった。 2026年10月29日に赤坂御苑で開催される秋の園遊会 天皇皇后両陛下が主催する伝統的な社交行事である園遊会は、毎年春と秋の2回、各界の功労者や政府高官らを招いて開催される。TBS NEWS DIG Powered by JNNの報道によると、2026年の秋の園遊会は10月29日(木)に東京・港区の赤坂御苑で実施される。会場では、宮内庁の御料牧場で育てられた羊や鶏を使ったジンギスカンや焼鳥のほか、アルコール飲料などが約1750人の招待客に提供される予定となっている。 悠仁さまの秋の園遊会ご出席を見送る判断と背景 今年9月に20歳の誕生日を迎えられた秋篠宮家の長男・悠仁さまは、社交の場への初参加が期待されていた。しかし、筑波大学2年生である悠仁さまは“学生の本分”を優先されるため、今回の秋の園遊会には出席されないという。皇室ジャーナリストによると、悠仁さまは昨年9月の成年式以降、学業に勤しみながら宮中行事への参加を増やしてきたが、今回は見送られることとなった。 各界から約1750人が招待された顔ぶれと注目される歓談 今回の秋の園遊会には、およそ1750人が招待されている。TBS NEWS DIG Powered by JNNの招待者リストによると、科学技術関係では宇宙飛行士の大西卓哉さんや森永乳業フェローの阿部文明さんらが名を連ねている。また、学術・教育・芸術関係では俳優の吉田鋼太郎さんや作家の宮部みゆきさん、日本舞踊家の石川光江さんら52名が招待されており、皇族方とのどのような歓談が行われるのかに関心が集まっている。 過去の園遊会における両陛下の博識なエピソード 宮内庁関係者によると、皇族方は出席にあたり、事前に招待客のプロフィールを念入りに読み込まれている。今春の園遊会では、天皇皇后両陛下がミラノ・コルティナ五輪で活躍したフィギュアスケートの三浦璃来選手と木原龍一選手のペアに対し、1994年の世界選手権で優勝したペアの名前を出して話題を広げられた。両陛下の博識ぶりに、招待客が驚きの表情を浮かべる場面もあったという。 宇宙飛行士の大西卓哉さんら代表的な招待客の横顔 招待客を代表し、マイクをつけて皇族方との歓談に臨む方としては、宮部みゆきさんや吉田鋼太郎さん、大西卓哉さんなどが有力視されていると報じられている。パイロットから宇宙飛行士に転身した大西さんは、昨年8月まで国際宇宙ステーションで船長を務めた功績が評価されて再びの招待となった。雅子さまにとって東京大学の後輩にあたる大西さんとの間で、どのような宇宙にまつわる会話が交わされるのか注目されている。 写真:Yahoo!ニュース

「VIVANT」チンギス役の声優は大塚明夫、「メタルギア」スネークの声にSNS歓喜 日本

「VIVANT」チンギス役の声優は大塚明夫、「メタルギア」スネークの声にSNS歓喜

TBS日曜劇場「VIVANT」の第21話が18日に放送され、人気声優の大塚明夫がサプライズ出演した。物語の鍵を握る警察官・チンギスの吹き替えを担当し、SNS上で大きな反響を呼んでいる。 大塚明夫が「VIVANT」チンギス役でサプライズ出演 18日に放送されたTBS系日曜劇場「VIVANT」第21話において、声優の大塚明夫が物語に重要な役どころで登場した。cinematoday.jpの報道によると、大塚が演じたのは、バルカ共和国の警察官・チンギス(バルサラハガバ・バタボルド)の吹き替えだ。劇中で乃木憂助(堺雅人)らが窮地に陥った際、チンギスが「同時通訳機」を使用する場面で、大塚の低音ボイスへと切り替わる演出がなされた。このサプライズに対し、SNS上では「完全にメタルギア」「チンギスの声がスネークなの胸熱」といった歓喜の声が相次いでいる。 「メタルギア」シリーズとの深い縁が話題に 大塚明夫といえば、ステルスアクションゲームの金字塔「メタルギア」シリーズの主人公・スネーク役として広く知られる存在だ。本作と「メタルギア」シリーズにはこれまでも複数の接点がある。同シリーズの生みの親である小島秀夫監督は、本作の第2シーズン初回に警視総監・綿貫役でカメオ出演を果たした。また、第1シーズン最終回にはリキッド・スネーク役の銀河万丈と、ハル・エメリッヒ役の田中秀幸が声の出演をしており、ファンにとって馴染み深いキャスティングが続いている。 ステルス要素が色濃い第20話と演出の意図 第21話に先立ち、17日放送の第20話ではシャキ城への潜入作戦が描かれた。この回は「メタルギア」の醍醐味であるステルスアクションの要素が非常に強く、乃木がスネークの名台詞である「待たせたな」を放つ場面もあり、視聴者の注目を集めていた。演出担当の宮崎陽平は、自身のX(旧Twitter)にて、奪還チームの集合写真について「偉大なる日本人クリエイターの神様 小島秀夫監督に捧げる”奪還部隊”集合写真」と言及している。この写真は「メタルギアオンライン2」をオマージュした構成となっており、制作陣による作品への敬意がうかがえる。 乃木らによるゴルバド共和国からの脱出劇 第21話では、乃木憂助が率いる別班奪還チームが、宿敵「シンシー」に囚われていた黒須(松坂桃李)らの救出に成功する様子が描かれた。乃木たちはシンシーと地元警察による包囲網を掻い潜り、ゴルバド共和国からの脱出を図るという緊迫した展開を見せた。物語は「救世主」として駆けつけたチンギスとの合流によって新たな局面を迎えており、乃木たちがどのように包囲網を突破し、次の目的地へと向かうのか、今後の展開に注目が集まる。 「VIVANT」チンギスの声に騒然!まさかの大塚明夫だった…🔥 #VIVANT #堺雅人 #チンギス #大塚明夫 #日曜劇場 #TBSドラマ #ドラマニュース #声優 #VIVANT第21話 本作と「メタルギア」シリーズのつながりは深く、小島秀夫監督が第2シーズン初回に警視総監・綿貫役でカメオ出演したほか、第1シーズン最終回には銀河万丈と田中秀幸が声で出演していた。また、第20話の集合写真は「メタルギアオンライン2」をオマージュしたものとなっている。 物語は核心部分である「救世主」の正体が明らかになる展開を見せており、別班奪還チームの動向から目が離せない。視聴者の期待を集める大塚明夫の起用をはじめ、細部まで作り込まれた演出が、今後のクライマックスに向けてどのように物語を加速させていくのか、次回の放送が待たれる。

中国製車両、ノルウェー軍の機密情報を記録 訓練中に発覚 世界

中国製車両、ノルウェー軍の機密情報を記録 訓練中に発覚

ノルウェー軍の訓練中、中国製車両の車載カメラが軍事施設への入場コードや関係者の出入りなど機密性の高い情報を記録していたことが、経済紙ダーゲンス・ナーリングスリーブの報道で分かった。インターネットに接続するコネクテッドカーがもたらす安全保障上のリスクに懸念が高まっている。 オスロ空港の警備訓練で発覚した車載カメラによる機密記録 ノルウェーの経済紙ダーゲンス・ナーリングスリーブ(DN)によると、2024年9月14日から18日にかけて首都オスロの空港で行われた警備訓練の最中、待機中の兵士らが車載ディスプレーを操作して車載カメラの映像を発見した。車両はレンタカーで、少なくとも2台は中国国有の自動車大手である長安汽車傘下の「ディーパル(深藍)」ブランドの車両だった。これらは吉利汽車グループが間接的に所有するレンタカー会社ハーツ・ノルウェーが軍に提供したものだ。動画には走行経路や人物の乗り降りに加え、軍事施設の門や扉を開けるための暗証番号まで記録されていたという。 ノルウェー軍高官が認めた情報流出の懸念と外部共有の不明点 ノルウェー郷土防衛隊の報道官であるペールグンナー・グロスベルグハウゲン中佐は、AFPの取材に対して兵士らが車両のセンサーで撮影されシステム内に保存されていた動画を発見した事実を認めた。動画が中国をはじめとする第三者と共有されていたかどうかは現時点で不明だが、同中佐はその可能性を排除していないと述べている。欧州各国軍がスパイ活動やハイブリッド攻撃への対策を急ぐなか、運用する車両を通じて機密情報が収集されるという矛盾が浮き彫りとなった。 写真:Yahoo!ニュース 代替車不足を理由に訓練終了まで続けられた中国製車両の運用 DNの報道によると、軍は動画の発見後も代わりとなる車両が用意できなかったため、訓練が終了するまで問題の車両を使用し続けたとされる。軍は中国製車両の全面的な禁止について、期待される安全保障上のメリットに比べてデメリットが大きすぎると判断した。今後は車両の製造国を問わず、カメラやセンサーを搭載した車両の特定の場所への立ち入りを制限する可能性も含め、施設ごとの状況に応じた安全対策を講じる方針をしめしている。 規制順守を強調するハーツ・ノルウェーの立場 レンタカーを提供したハーツ・ノルウェーのマーケティング・広報責任者であるハルバード・ネルボビク氏はAFPに対し、同社はノルウェーおよび欧州の規制を順守しており、顧客データは保護されていると強調した。明確な法的根拠なしに、顧客の個人情報が自動車メーカーや所有者、第三者と共有されることはないとの説明だ。ただし、問題となった車載カメラの動画が外部へ転送されていたかについては明らかにしていない。 写真:AFPBB News 相次ぐコネクテッドカーやアプリを巡る安全保障上のリスク ノルウェーでは以前から通信機能を持つ機器や車両を巡る懸念が表面化している。首都オスロなどで公共交通機関を運営するルーターが宇通客車製の電気自動車バスを試験した際、無線通信のソフトウエア更新により遠隔操作される恐れがあると判明した。さらに、フィットネスSNSアプリ「ストラバ」の公開データが軍事施設の位置特定に悪用された事例もあり、ノルウェー国家安全保障局(NSM)は現代の車両を「情報を収集しながら走るコンピューター」だと警戒感を示している。NSMのアンドレアス・シェルロランゲ氏は、特定の国のサービスや製品に依存しすぎることの脆弱性を指摘しており、データ管理と戦略的リスクの低減に向けた議論が今後さらに活発化するとみられる。

共有 日本

大阪や千葉の住宅街でデータセンター急増、住民から懸念の声

生成AIやスマートフォンの普及に伴い膨大な情報処理を担うデータセンターの建設計画が住宅地や商業施設の跡地で相次ぐ中、大阪府箕面市や千葉県印西市などの建設予定地周辺で、住民から圧迫感や騒音、環境への影響を懸念する声が上がっていると、読売テレビや朝日新聞が報じた。 箕面市の大学跡地に浮上した巨大なデータセンター計画と住民の不安 大阪府北部に位置する箕面市の間谷地区では、阪神甲子園球場の約3.5個分に相当する約10万平方メートルの広大な空き地に、2棟の巨大なデータセンターを建設する予定があると読売テレビが報じた。ここはかつて大阪大学箕面キャンパスがあった場所で、大学は2021年に移転している。同局の独自入手資料によると、高さ約31メートルの白い壁に囲まれた施設が建設される見通しであり、近隣住民からは住宅街に巨大な壁がそびえ立つような圧迫感や、身体への影響を懸念する声が出ている。 隣接する地域に約40年前から暮らす久乗さんは、良好な環境に惹かれて移り住んだものの、こうした建物が建つことに対して「失望というか、裏切られたような気持ち」と読売テレビの取材に対して心境を語っている。また、間谷自治会の植澤会長も同局の取材に対し、音や騒音、低周波、ビル風の問題が起きないことについて、市に対して科学的根拠に基づいた説明や「安心してください」という言葉を求めていると述べている。 写真:Yahoo!ニュース なぜ都市や住宅地のすぐそばに建設されるのか 騒音や環境への影響を考慮して郊外に建設すべきではないかという疑問に対し、専門家は都市部の近くにデータセンターが必要な理由を解説している。大阪大学の下西英之教授は、都市から離れた場所に作るとデータの往復に時間がかかり、自動運転やロボットなどデータ遅延にリスクが伴う分野において様々な弊害が生じるため、都市の近くに作る必要があると読売テレビの番組内で指摘した。 一方、建築基準法において「データセンター」という用途は明確に定義されておらず、「事務所」などの扱いで申請することが可能となっている。その結果、「工場」として扱う場合と比べて建設可能なエリアが広がり、今回の箕面市のように住宅地の近くに建てることが法的に可能になっていると報じられている。 箕面市や事業者側の見解と定期借地契約による収入見込み 跡地利用の公募に参加した5つの事業者はすべてデータセンターの建設を提案したと、読売テレビは伝えている。市が事業者と結ぶ定期借地契約の期間は70年におよび、その間に752億円以上の収入が見込まれている。住民側からの説明を求める声に対し、箕面市役所財産活用課の西山央課長は「データセンターがどういうものかわからないというのがベースにあるので、事業者には再度の説明、可能な限り詳しく住民へ説明するように指導している」と述べている。 また、建設する事業者である「ESR」は、読売テレビの取材に対して「箕面市および関係機関と連携しながら、地域住民と適切な情報共有を行っていきます。インターナショナルスクールのほか地域貢献施設を建設することなどを違って地域コミュニティに持続的な利益をもたらすことを目指しています」とコメントしている。 写真:朝日新聞 千葉・印西市の商業施設跡地における新たなデータセンター構想 データセンターを巡る動きは大阪にとどまらない。朝日新聞によると、2026年10月16日、千葉県印西市の大型商業施設「BIG HOPガーデンモール印西」(ビッグホップ)について、2030年代半ばをめどにデータセンターを整備する構想が浮上していると報じられた。運営会社は、施設の老朽化やテナントの売り上げ低迷による賃料収入の伸び悩みから、「将来の大規模な設備更新に耐えられない収益構造」であると説明し、データセンターの収益を商業施設の再整備に充てる方針を示している。 構想では、約13万平方メートルの敷地の大部分を占める商業施設を約1万3千平方メートルに縮小し、データセンター2棟のほか駅前広場やコミュニティーパークを新たに整備する計画となっている。「DC銀座」と呼ばれる印西市では、駅前のデータセンター建設を制限する動きもあり、市が10月10日や11日に開催した周辺地域の住民向け説明会では、参加者から反対や疑問の声があがったと朝日新聞は伝えている。同市の藤代健吾市長は14日の定例会見で「市は中立的な立場で、市民の意見を踏まえて最適な街づくりを検討する」と述べている。

アウシュヴィッツの歴史:史上最大規模の絶滅作戦とホロコーストの真実 世界

アウシュヴィッツの歴史:史上最大規模の絶滅作戦とホロコーストの真実

歴史学者シビレ・シュタインバッハーの最新著『アウシュヴィッツの歴史』によると、1942年3月末、国家保安本部が組織した最初の大量移送者の一団がアウシュヴィッツ=ビルケナウに到着した。スロヴァキアやフランスなどヨーロッパ各地から連行されたユダヤ人の大規模な殺害と、収容所をめぐる知られざる全貌が明らかになっている(courrier.jp、Yahoo!ニュース報道に基づく)。 1942年3月における最初の大量移送と組織的殺害の開始 1942年3月末、国家保安本部が組織した最初の大量移送者の一団がアウシュヴィッツ=ビルケナウに到着したと、クーリエ・ジャポンおよびYahoo!ニュースが報じている。具体的には3月25日から26日の夜にスロヴァキアから1000人のユダヤ女性が到着し、その2日後には約800人のユダヤ女性が到着した。つづく3月30日には、フランスの抑留収容所からさまざまな国籍の1100人を超えるユダヤ系の男女が加わった。国家保安本部によって労働適性がはっきりと認められた場合はすぐには殺害されず登録されたが、組織的な殺害は1942年5月に始まり、7月以降は常態化した。 西ヨーロッパからの大量移送とヒムラーによる視察の実態 1942年夏以降、西ヨーロッパからの大量移送先がアウシュヴィッツ=ビルケナウとなったのは現実的な理由によるものだった。ドイツ国防軍による春季攻勢のあと、輸送遮断が生じてマイダネクやラインハルト作戦による収容所へのアクセスが妨げられたためである。1942年7月17日と18日には、親衛隊トップのハインリヒ・ヒムラーが同収容所を訪問した。農業施設の視察に加え、主目的は大量虐殺のデモンストレーションにあった。ヒムラーはオランダからの移送者たちを使い、選別から「ブンカーⅡ」のガス室での殺害、特別労務班の投入に至る絶滅の一連の過程を実演させた。 ドイツ本国および各国からの強制移送と労働力不足による方針変更 西ヨーロッパに続いて、クロアチア、ノルウェー、イタリア、ハンガリーなどからのユダヤ人移送が実行された。ドイツ系ユダヤ人は1942年7月中旬にウィーンから到着し、同年11月と12月にはベルリンからの大量移送が実施された。1942年10月にドイツ本国内の収容所をユダヤ一掃状態にする命令が発令されると、本国の約2000人が移送された。しかし深刻な労働力不足が生じたため、政府は1944年3月にこの措置を見直し、ユダヤ収容者はドイツ本国内の収容所に戻されて坑道施設などの兵器製造に従事させられたと、クーリエ・ジャポンは伝えている。 テレージエンシュタットの家族収容所とプロパガンダの真相 アウシュヴィッツ=ビルケナウに送られる前の中継収容所のひとつが、チェコのテレージエンシュタット・ゲットーだった。1943年9月8日以降、およそ1万8000人がビルケナウの家族収容所へ移送された。当初は男女別に分けられず、荷物も没収されず、私服の着用や学校の設置など異例の優遇措置が取られた。しかしこれは世界中に流布したユダヤ人虐殺に関する情報を否定するためのプロパガンダ利用にすぎなかった。およそ半年後、親衛隊はこの家族収容所を2段階に分けて解体し、1944年3月と7月の2回で大半が殺害された。 1944年夏におけるハンガリー系ユダヤ人の大量殺害のピーク 1944年の夏、大量虐殺は最後のピークを迎えた。新たに建設されたユダヤ人積み下ろしホームには毎日最大1万人のハンガリー系ユダヤ人が到着し、選別にかけられた。5月15日から7月9日の間に合計43万人ほどが到着し、約20%が収容所に入れられ、残りは全員直ちに殺害された。この絶滅作戦の指揮を執ったのは、国家保安本部でユダヤ人移送の責任者を務めていたアドルフ・アイヒマンだった。ルドルフ・ヘスはこの特別任務のためにアウシュヴィッツに再度着任し、任務完遂後に戦争功労十字章を授与されてベルリンへ戻った。 ポーランドでの最後の解体とアウシュヴィッツの歴史が示すもの 1944年の夏以降も、ロードス、コルフ、クレタなどのギリシャの島々から移送が続けられた。1944年9月から10月にかけては、占領下ポーランドで最後に解体されたウーチ・ゲットーから6万から7万人が送られ、スロヴァキアからも移送が行われた。そして1944年10月30日、テレージエンシュタットから約2000人を乗せた列車が到着したのが、大量移送の最後で、おそらく選別が行われた最後の移送でもあったとされている。ヨーロッパ全土を巻き込んだ巨大収容所の実態とホロコーストの全貌は、膨大な史料を通じて現代に継承されている。

関東以西でクマ出没急増 7年ぶり人身被害の県 取材でみえた7年前との“共通点” 日本

愛知県豊田市でクマが男性を襲い7年ぶり人身被害発生

愛知県豊田市で起きたクマによる人身被害をめぐり、news.tv-asahi.co.jpの取材で7年前の事故との共通点が浮き彫りとなった。関東や西日本を中心にクマの出没が急増する中、専門家は成功体験を学習した個体への警戒を呼び掛けている。 豊田市で住宅街への出没と人身被害が相次ぐ 愛知県内でのクマの出没件数はすでに60件近くに及び、昨年度を大きく上回るペースで推移しているとnews.tv-asahi.co.jpが報じた。3日には山間部の住宅にクマが出没し、11日早朝には近くに住む男性が玄関先で襲われて右眼球破裂などの大けがを負った。17日にもクマが2頭目撃されるなど緊迫した状況が続いており、小原北町・町内会の片山茂夫会長が神社近くでの目撃情報を語っている。現場周辺では警察によるパトカーの警戒見回りが連日行われている。 7年前の被害現場と「顔を狙う」共通点 愛知県内での人身被害は2019年10月以来実に7年ぶりとなる。news.tv-asahi.co.jpの独自取材によると、今回の現場は7年前に当時60代の女性が被害に遭った場所から山を挟でおよそ12キロの距離にある。被害女性の夫は、当時の状況について妻の顔に黒いものが覆いかかるように襲われたと振り返った。さらに、今回の男性が眼球破裂の重傷を負った事例も含め、両方の事故でクマが執拗に顔を狙っていたという共通項が確認されている。 カキの木に居着く個体とドングリ豊作の盲点 岐阜大学応用生物科学部の淺野玄准教授は、news.tv-asahi.co.jpの取材に対し、ドングリが豊作とされる地域であっても油断は禁じられていると指摘した。人里にあるカキやクリなどの食べ物を容易に手に入れられると学習したクマが一定数存在し、山の実りの豊かさに左右されずにそちらへ引き寄せられているという。豊田市の現場付近でも自宅敷地に多くのカキが実っており、住民の間では木を伐採すべきか検討するなどの対策が迫られている。 クマの活動が活発化する時期と安全な地域 10月はクマが最も活発に動き回る時期であり、全出没の20パーセントを占めると「クママップ」が集計していると、日刊ゲンダイDIGITALが報じている。遭遇の多くは奥深い山中ではなく標高1000メートル以下の低山で起きる。一方で、九州7県や千葉県、徳島県など環境省の統計で被害実績のない「クマなし県」も存在し、長野県以西では目撃や被害が大きく減少する傾向にある。. 紅葉狩りとハイキングで実践すべき遭遇回避策 内閣府政府広報室はクマに出会わないための対策として、出没情報を事前に調べることや鈴やラジオなどの音を鳴らし続ける重要性を強調していると、日刊ゲンダイDIGITALが伝えている。また、複数人で会話しながら歩くことも有効とされる。クマが集団を攻撃するケースは統計上非常にまれであり、大勢で行動することが不意の遭遇を防ぐ現実的な防衛策となっている。 写真:dメニューニュース 成功体験を重ねた個体への継続的な警戒 岐阜大学の淺野准教授は、人里での採餌に成功した体験を重ねて学習してしまった個体が依然として残っていると警鐘を鳴らしている。今後も住民による敷地内の果樹の管理や、外出時の音出しといった個別の防衛行動が欠かせない状況が続く見通しだ。

ウクライナの無人機攻撃でヤンデックスのデータセンターが損傷、市民生活に混乱 世界

ウクライナの無人機攻撃でヤンデックスのデータセンターが損傷、市民生活に混乱

10月8日以降、ウクライナによる無人機攻撃でロシアのIT大手ヤンデックスの主要データセンター5カ所のうち3カ所が損傷し、ロシア全土や近隣諸国で日常サービスに大規模な障害が発生しているとCNNなどが報じた。 ウクライナ軍の無人機攻撃がロシアのITインフラを直撃 10月8日以降、ウクライナの攻撃により、ロシアのネット大手ヤンデックスの事業を支える主要データセンター5カ所のうち3カ所が損傷した。CNNが報じた。ロシア全土やカザフスタン、ベラルーシなどの近隣諸国で、オンライン決済や企業活動から検索、ナビ、配車、食品配達に至るさまざまなサービスに障害が発生している。ヤンデックスはクラウド、検索、地図、AIなどを手掛ける企業であり、ウクライナ政府は今回の攻撃を9月にロシアがウクライナのデータセンターを攻撃したことへの報復と位置付けている。 ロシア国内で広がる市民生活への混乱と疲弊感 サンクトペテルブルク在住のアントンさん(31)はCNNの取材に対し、帰宅時にスマート電球が点灯しなくなっていたと語り、「暗い部屋に座って、明かりをつける手段がほとんどないというのは奇妙な感覚だ。停電のような感じだったが、原因はいつもとはかなり違うものだった」と述べている。歴史の教員を務める同氏は、「全体に疲労感が漂っている。とにかく戦争に疲れている」と述べた。クレムリンはこの1年間、安全保障を理由にVPN規制を強化し、テレグラムやワッツアップといったメッセージアプリも遮断する措置を導入してきたが、国内のデジタル経済を奨励してきたデータセンター自体がアキレス腱となっている。 データセンター標的化の背景と専門家の分析 Yahoo!ニュースのエキスパート記事によると、ウクライナ軍は今年ドローン部隊を増強し、製油所の集中砲火からネット通販の物流拠点、そしてヤンデックスのデータセンターへと標的を広げた。Yandexの主要データセンターは露国内に6つあり、そのうち3カ所が破壊されたことで完全復旧まで数カ月かかると予測されている。専門家の分析では、防御が手薄な大規模データセンターを狙うことでロシア経済全体に大きな損失をもたらし、国民の厭戦機運を高めてプーチン政権へと批判の矢を向かわせる狙いがある。また、露軍によるウ国内データセンター破壊への報復という意味合いもある。 写真:AFPBB News 長距離制裁と今後の見通し ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア領の奥深くを無人機で攻撃する一連の作戦を「長距離制裁」と表現している。ロシア国防省は先月のウクライナ側施設への攻撃を「デジタルデトックス」とあざ笑っていたが、今回のウクライナ側の反撃により、重要なデジタルインフラが戦争の新たな前線となっていることが浮き彫りになった。ロシア国内ではすでに欧州地域にあるデータセンターをシベリア奥地へと分散移動させる「セットバック」論も浮上している。ウクライナによるロシア領内への攻撃やインフラ破壊の応酬が続く中、市民生活への影響や経済的損失がさらに広がる恐れがある。 写真:読売新聞