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フランス全土で学生デモ激化、大規模暴動と多数の逮捕者

フランス全土で数千人規模の逮捕者と数百人の負傷者を出した学生主導の大規模デモと暴動が発生し、パリの共和国広場では住民らが前日の破壊の跡を目の当たりにしています。

フランス全土で学生デモ激化、大規模暴動と多数の逮捕者

フランス全土で数千人規模の逮捕者と数百人の負傷者を出した学生主導の大規模デモと暴動が発生し、パリの共和国広場では住民らが前日の破壊の跡を目の当たりにしています。

パリの広場に残された破壊の爪痕と市民の怒り

フランス全土で数万人規模が参加したデモから一夜明けた10月18日、パリ中心部の共和国広場には、割れた窓ガラスや焼け落ちたキオスクの残骸が生々しい爪痕として残されていました。教育改革や生活費の高騰に端を発した抗議運動は、9月中旬から急速に路上へと拡大していました。

70年以上パリに暮らすラバ氏は、現場の惨状を目にして強い憤りを隠しませんでした。

「受け入れられません。絶対に、許しがたいことです。昔もデモはありましたが、平和的でした。」

ラバ、パリ在住の住民(Aljazeera報道)

新聞販売スタンドの黒焦げた骨組みを見つめる56歳のクレール氏も、言葉を失った様子で胸の内を明かしています。

「パリを心から愛しています。このような姿を見るのは本当に腹立たしい。言葉を失うほどの衝撃で、感情がこみ上げてきます。」

クレール、56歳のパリ市民(Aljazeera報道)

広場の中央に立つフランス共和国の象徴マリアーヌ像には落書きが施され、その壁面には苦しみを蒔く者は怒りを刈り取るという言葉が残されていました。

警察の過激な警備手法と深刻化する負傷者

治安部隊は催涙ガスやスタングレネードを多用し、パリでは行進の開始前からも強硬な介入が行われました。デモの参加者の大部分は平和的な行進を行っていましたが、一部の過激なグループによる暴動が本来のメッセージを覆い隠す事態となっています。

第10区役所からパリのクリシー広場まで全区間を行進したという23歳の学生ステファニー氏は、現地の様子を次のように振り返ります。

「最初から最後までとても平和的で、様々な人々が誰も暴力を振るうことなく参加していました。しかし、またしても暴力があまりにも派手だったため、抗議者たちの正当な理由という本当のメッセージがかき消されてしまいました。」

ステファニー、23歳のパリの学生(Aljazeera報道)

学校の荒廃と政治的対立がもたらした動乱

パリ南東部のクレテイルにある高校で教員不足や施設不足への不満から始まった抗議行動は、瞬く間にフランス全土へと波及しました。今回の全国的な動乱の引き金となったのは、劣悪な環境に置かれた教育現場の現実でした。

現場の学生たちは、ネズミの出没する校舎、剥がれ落ちた天井、雨漏りや壊れた家具といった、満足なリソースが行き届かない教育現場の実態を告発しています。冬は凍え、夏はエアコンのない教室で耐えなければならない過酷な環境に加え、午前8時から午後6日までの長時間の拘束や、不公平な大学入試制度への不満も重なりました。

地域・都市 発生した主な被害と状況
パリ 商店の窓ガラス破壊や略奪、警察との激しい衝突
マルセイユ 数十軒の店舗が略奪被害、市庁舎への不法侵入が発生
リモージュ 市庁舎が炎に包まれ、歴史的建造物へ火災が延焼

マルセイユのボノ・パヤン市長は、学生や他の人々には訴えるべき正当な主張があるのに、暴徒がすべてを破壊しているせいで誰も耳を傾けていないと嘆息しています。

来年の大統領選を控え、左派「不服従のフランス」を率いるジャン=リュック・メランション氏は政府の指導力を批判して学生側に寄り添う姿勢を見せる一方、セバスチャン・レコルヌ首相は、暴力行為を扇動しているのは極左グループであると反発を強めています。

執筆者について: nipponese

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