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チャップマン大学の調査で政府高官の汚職が1位、AIの政治への悪影響が3位に 世界

チャップマン大学の調査で政府高官の汚職が1位、AIの政治への悪影響が3位に

米チャップマン大学が発表した「米国人の恐怖に関する年次調査」によると、政府高官の汚職が61.1パーセントで米国人の最大の恐怖となった一方、今回新たに調査項目に加わった人工知能(AI)による政治や経済への悪影響が上位にランクインしたことが分かった。. 政府高官の汚職が首位を維持し世界大戦への懸念が急上昇 米国のチャップマン大学は2026年4月に成人1221人を対象とするオンライン調査をシカゴ大学の調査機関NORCに委託して実施し、約80の対象について人々の恐怖を測定した。佐賀新聞の報道によると、調査を主導したチャップマン大学のクリストファー・ベイダー教授は、AIが日常生活に浸透するにつれ関連する恐怖を理解することがますます重要になると指摘し、今後数年間にわたりAIを巡る懸念が国民的議論の重要なテーマであり続けるとの見方を示している。米国人が最も恐れていることの1位は2025年から変わらず政府高官の汚職であり、その割合は61.1パーセントに上った。また、米国が再び世界大戦に巻き込まれることは58パーセントとなり、昨年の6位から2位へと大きく順位を上げている。愛する人が重い病気になることや亡くなることはそれぞれ51.8パーセントと50.6パーセントを記録し、上位10項目に留まり続けた。経済や金融の崩壊も50.6パーセントで上位に入っている。 政治と経済への悪影響を示すAIの恐怖が上位に急浮上 今回新しく質問項目に取り入れられた人工知能に関する不安は、ランキングの上位に直結する結果となった。AIが政治プロセスに悪影響を及ぼすことは51.9パーセントで新規項目ながら3位に食い込み、AIが経済に悪影響を及ぼすことは49.7パーセントで7位に入ったとCNET Japanおよび佐賀新聞が伝えている。中間選挙が迫る時期背景を考慮すれば、選挙プロセスや経済に対するAIの脅威が上位に入ることは大いにうなずける結果だと言える。さらに、AIに関する項目は上位にとどまらず、環境への悪影響が43.2パーセント、人間関係への悪影響が42パーセント、職場で人間に取って代わられることが42パーセント、職場でAIの上司の下で働くことが19.1パーセント、自分の仕事をAIに評価されることが19.3パーセント、AIを搭載した技術を使って働くことが17.2パーセントと、多岐にわたる懸念が広く存在していることが示された。 技術の進化に伴う複合的な不安と期待の双方が示すもの テクノロジーに関する恐怖はAIだけに留まらず、政府による個人データの追跡が48.9パーセント、サイバーテロが45.7パーセント、政府が米国内でドローンを使用することが34.2パーセント、自分には理解できない技術が23.5パーセント、職場での技術の変化が12.6パーセントとしてそれぞれランクインした。一方で、この調査はAIを単に脅威として描くだけのものではない。チャップマン大学で経営学と経済学を専門とするアシスタントプロフェッサーのSeth Benzell氏は、それまで作れなかったものを作れるようにしてくれるAIやロボットという形で説明すると人々の期待はぐっと高まると述べており、技術への大きな期待も示されているとCNET Japanは報じている。生物兵器による戦争やテロ攻撃といった長年人々が抱いてきた歴史的な不安も依然として上位に位置しており、社会全体が多層的な危機感を抱いている実態が浮き彫りになった。

ゼレンスキー大統領、トランプ氏特使と会談 米のミサイル情報提供「機能している」 世界

ゼレンスキー大統領、トランプ氏特使と会談 米のミサイル情報提供「機能している」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、ノルウェーのオスロでトランプ米大統領の特使スティーブ・ウィトコフ氏と会談し、米国のミサイル情報提供が「今は機能している」と表明した。ウクライナ側が直前まで情報提供の停止を批判していた中での急転換であり、両国間の実務レベルでの連携が試されている。 オスロ会談でミサイル情報提供の改善を表明 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、ノルウェーの首都オスロでドナルド・トランプ米大統領の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏と会談を行った。会談の直前、ウクライナ側は米国から重要情報が提供されていないと非難していたが、会談後の記者会見でゼレンスキー氏はその姿勢を軟化させた。アメリカ側の情報提供について同大統領は「今は機能している」と述べ、感謝を伝えている。 早期警戒システムは、ウクライナの民間人や子どもたちにとって極めて重要であるとゼレンスキー氏は強調した。弾道ミサイルが飛来する際、その接近を耳で確認できるためだとして、米国側の対応の変化を「素晴らしいことだ」と評価した。この会談にはフィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領も同席し、和平実現に向けた提案で「真の進展」があったと述べたが、詳細については言及を避けて忍耐が必要だと警告している。 米特使のロシア訪問と今後の和平案協議 オスロでの会談には、トランプ氏の娘の夫であり主要特使を務めるジャレッド・クシュナー氏もオンラインで参加した。米当局者の説明によれば、今回の会談は非常に生産的かつ建設的であり、米国、ウクライナ、ヨーロッパの間で次のステップに向けた実務レベルの強い連携を確認できたという。ウィトコフ特使は21日にロシアのサンクトペテルブルクを訪問し、ウラジーミル・プーチン大統領と直接会談して和平案について協議する予定となっている。クシュナー氏も引き続きオンラインで参加する見込みだ。 ゼレンスキー氏やウクライナを支援する欧州各国は、ウィトコフ氏のロシア到着に合わせて、モスクワ側が今回のオスロ合意案に対する明確な対応を示すべきだと求めている。しかし、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、クレムリンとして提案には耳を傾けるものの、いかなる政治的譲歩もしない姿勢を示している。プーチン氏は最新の展開について公にコメントしておらず、ロシア軍は20日にも首都キーウや東部ドネツク州などでドローン攻撃を継続し、少なくとも10人の死者を出している。 ウクライナに対する米国の支援と姿勢の相違 トランプ米大統領はここ数週間、ウクライナに対して新しい指導者による交渉の必要性を訴え、戦争を早期に終わらせるための「取引」に応じるよう繰り返し求めている。11月3日の中間選挙を控える米国では、イランとの戦争に起因する燃料価格の上昇が問題となっており、トランプ氏はウクライナによるロシアの石油精製施設への攻撃が価格高騰の原因だと主張している。こうした中でウクライナは迎撃ミサイル「パトリオット」の追加供与を求めているが、米国側はまだこれを正式に承認していない。 インドを訪問中のマルコ・ルビオ米国務長官は、パトリオットが未到着である可能性に言及しつつも、米国が意図的に供与を拒んでいる事実はないと強調した。一方で、J・D・ヴァンス米副大統領は19日のインタビューで、ウクライナを正式な同盟国とはみなしておらず、NATOにも加盟すべきではないとの見解を示している。ヴァンス氏は、ウクライナがロシアのエネルギー施設に対する爆撃をやめるべきだとの考えを改めて示し、両国の間には依然として利害の相違が存在していることを浮き彫りにした。 欧州首脳による懸念の表明と戦争の負担 ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は19日、戦争をめぐる米国の発言やメッセージに混乱が見られることに対して強い懸念を表明した。メルツ首相は米政府側に対し、この問題は欧州と米国が共に解決しなければならない課題であると説得を続けている。ウクライナ支援にかかる予算や欧州連合としての負担は非常に大きいとしながらも、メルツ首相は恐ろしい戦争が終わるまでその負担を担い続けるとブルームバーグTVに語った。 また、オスロ会談に加わったノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相も、ロシアとウクライナの戦争終結に向けたあらゆる議論において、ヨーロッパが当事者として参加し続ける必要性を強く主張している。米国の特使らがロシア側との協議を進める中、ウクライナをめぐる外交交渉は欧州の安全保障を巻き込みながら重要な局面を迎えている。 関連情報: ゼレンスキー氏、米による対露ミサイル情報提供の再開を明言 · ゼレンスキー大統領が米国のスティーブ・ウィトコフ特使と会談し弾道ミサイルの早期警戒情報提供の再開を報告 ゼレンスキー大統領「私たちにとってこれは戦争、誰かにとってはビジネス」 #shorts ゼレンスキー大統領が欧州を批判「行動が必要」 和平案「ほぼ準備完了」米ロと協議へ(2026年1月23日)

AFP=時事 世界

フィリピン外務省、中国大使を召喚し「戦えば楽勝」発言に抗議

フィリピン外務省は2026年10月19日、中国の井泉駐フィリピン大使を召喚し、同氏が中国はフィリピンと戦えば「楽勝」だと発言したことに対して深刻な懸念と強い異議を表明したと、Yahoo!ニュースなどが報じた。一連の発言をめぐっては、同国上院議員らが国外追放を求めるなど、両国間の緊張がさらに高まっている。 中国大使の「楽勝」発言と外務省による公式召喚 フィリピン外務省の発表によると、マリア・テレサ・ラザロ外相は19日の会談で、中国の井泉駐フィリピン大使に対し、武力行使をほのめかした10月15日の公式発言は「挑発的で容認できない」と直接伝えた。ロイターの報道によれば、同外相はこうした敏感な問題について、確立された外交ルートや二国間メカニズムを通じて対処されるべきだと強調している。フィリピン側は、必要と判断した場合にさらなる外交措置を講じる権利を留保する姿勢を示しており、両国間の緊密な雰囲気が急速に悪化している状況が浮き彫りとなっている。 両国間で食い違う発言の意図と外交的な釈明 井大使は召喚を受けた19日夜、中国大使館の公式フェイスブックページへの投稿を通じて、自身の発言の趣旨について「われわれには能力があるが、武力を行使する意図はないということだ」と釈明した。さらに、中国は平和を愛する友人であり親しい隣国であるため、武力に訴える必要はないと主張している。しかし、佐賀新聞の報道によると、フィリピン沿岸警備隊のタリエラ報道官は「平和を愛すると繕ったところで明らかな威嚇であることに変わりはない」と非難し、マルコス大統領も16日に「まさに脅しのように聞こえる」と強く批判している。 国防相の発言を発端とするトラブルメーカー論争 今回の対立は、フィリピンのギルベルト・テオドロ国防相が14日に中国を地域の「トラブルメーカー」と呼んだことが発端となっている。サラ・ドゥテルテ副大統領の発言に異議を唱える形で飛び出したこの指摘に対し、井大使は翌15日のイベントで「この地域のような中国の隣国を持てて幸運に思うべきだ」と反発した。佐賀新聞によると、この一連の応酬の中で井大使が「戦えば容易に勝つ」と述べたことが、現地での反発を決定づける形となった。 写真:佐賀新聞 政治家によるペルソナ・ノン・グラータ指定の動き 井大使の発言を受け、フィリピン国内では強硬な措置を求める声が上がっている。AFPBB Newsなどの報道によると、アーウィン・トゥルフォ上院議員の事務所は19日、井大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定するよう求める決議案を提出した。少なくとも2人以上の上院議員らが政府に対して同氏の国外追放を求めており、政治的な圧力が日増しに強まっている。 写真:dメニューニュース 台湾問題を巡る中国側の強い懸念とフィリピンの姿勢 中国政府は、フィリピン側が台湾をめぐって「好ましくない動き」を見せていると重ねて非難している。井大使は会談の中で、フィリピンが中国の核心的な懸念を尊重しないのであれば、どうして中国からの尊重を期待できるのかと疑問を呈した。これに対し、中国外務省の毛寧報道局長は19日の定例記者会見で、フィリピンの一部の人物が中国に関する問題を悪意を持って騒ぎ立てていると主張し、無責任な言動を抑制するよう求めている。 南シナ海における領有権問題と今後の展望 2016年にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が中国の「歴史的権利」に国際法上の根拠がないと判断したものの、中国はこれを拒絶し南シナ海のほぼ全域で領有権を主張し続けている。米国の同盟国であるフィリピンとの間では、これまでも船艇の衝突などを巡る激しい応酬が繰り返されてきた。今回の外相召喚と大使による威嚇発言を契機として、領有権を巡る両国の亀裂がいかに修復されるのか、あるいはさらなる外交的摩擦へと発展するのかが今後の最大の焦点となる。 フィリピン外務省、南シナ海での中国漁船停泊に抗議 大使館前でデモも

金正恩氏の健康不安や死亡説が海外SNSで拡散、韓国当局は否定 世界

金正恩氏の健康不安や死亡説が海外SNSで拡散、韓国当局は否定

北朝鮮の金正恩総書記の健康不安説や死亡説が海外のSNS上で急速に拡散したことをめぐり、bbc.comは20日、北朝鮮メディアが公開した公開写真とその背景を報じた。米国在住の中国反体制派が主張した昏睡状態や北京搬送説に対し、韓国当局や現地周辺では異常は確認されていない。 海外SNSで拡散した金正恩氏の死亡説と北京搬送の主張 北朝鮮の最高指導者である金正恩総書記が脳出血で倒れ、死亡したとする情報がインターネット上で飛び交った。Yahoo!ニュースのエキスパート記事によると、騒動の発端となったのは米国在住の中国反体制派活動家である謝万軍氏がX(旧ツイッター)に投稿した内容である。謝氏は、金氏が重度の脳出血で意識を失い、北朝鮮の医療環境では対応できずに中国・北京の病院に緊急搬送されたものの死亡したと主張した。さらに、遺体は秘密裏に北朝鮮へ戻され、当局がその死を隠蔽しているという。今回の噂では、金氏の死後に妹の金与正朝鮮労働党総務部長が実権を掌握し、中国が娘のジュエ氏の権力継承を支援するため平壌に9000人の兵力を派遣したという詳細な筋書きまで登場した。北朝鮮情勢においては、こうした裏付けのない臆測や情報が過去にもたびたび浮上してきた経緯がある。 写真:Yahoo!ニュース 労働新聞が公開した視察写真と韓国当局の見解 こうした死亡説が拡散した数時間後、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は金正恩総書記が平壌で洋服や靴の展示会を視察したとする写真を掲載した。bbc.comが伝えたところによると、42歳の指導者は娘のジュエ氏やいつもの側近たちと共に、女性用コートや子ども用の靴を見て回る様子で、健康不安説が囁かれた人物としては驚くほど元気な姿だった。正確な撮影時期の特定は困難であるものの、韓国の情報機関である国家情報院は聯合ニュースに対し、今回の死亡のうわさを裏付ける情報は何も得ていないと述べた。北朝鮮の国境周辺や在外公館の周囲でも、難民の流入や中国による国境警備の強化といった急変を示す異変は今のところ一切確認されていない。過去の2020年にも心臓血管手術後の死亡説が流布されたが、その直後に金氏が公の場に姿を現して誤報であることが判明しており、今回も同様のパターンをたどっている。 繰り返される死亡説の背景にある後継者問題の不確実性 最高指導者の健康状態に関するうわさが絶えない最大の理由は、北朝鮮における後継体制の不透明さにある。金一族による3代の統治が続く中、初代の金日成氏から金正日氏への権力移行は数十年の準備を経て比較的円滑に進んだ。これに対し、金正恩氏の台頭はより短期間で進められ、2008年に前総書記が脳卒中で倒れた後に矢継ぎ早の昇進を経て権力を固めた経緯がある。韓国の情報機関は現在、金総書記が13歳前後とされる娘のジュエ氏を後継者として育てている可能性があると分析している。しかし、北朝鮮で女性指導者が誕生した前例はなく、ジュエ氏は正式な後継者として指名されていない。指導者の肥満体型やヘビースモーカーとしての生活習慣、心血管疾患の家族歴といった要因も、健康不安説に一定の現実味を与える材料として機能している。 情報のブラックホールと周辺国が抱える安全保障上の懸念 北朝鮮は依然として外部からの情報が極めて入りにくい情報のブラックホールであり、偽情報の標的になりやすい構造を抱えている。指導者と定期的に接触できる人物はごく一部に限られており、情報機関でさえ信頼できる全貌の把握に苦労している。そのため、謝万軍氏のような人物による未確認の主張が注目を集める一方で、政権自身が混乱をあおる目的で意図的に情報を操作している疑いも指摘されている。金氏に万が一の事態が発生すれば、北朝鮮の核兵器管理問題や政治的空白による国内の混乱は避けられない。それは北朝鮮の動向を注視する韓国、約2万8000人の米兵を駐留させるアメリカ、そして国境を接する中国にとって重大な安全保障上の課題となる。最高指導者への権力集中という構造的な弱点を抱える中、各国の情報機関は今後も動向を厳しく監視し続ける構えを見せている。 関連情報: 金正恩氏の脳出血死亡説がSNSで拡散、北朝鮮メディアは視察写真を公開し否定 · 北朝鮮が金正恩氏の写真を公開し、死亡説を裏付ける情報はないと韓国情報当局などが指摘

Forbes JAPAN 世界

ロシアの攻撃でキーウに死者、ウクライナはロシアの石油施設をドローン攻撃

2026年10月18日から19日にかけての夜、ロシア軍による大規模なミサイルおよび無人機攻撃がウクライナ各地を襲い、首都キーウでは21歳の女性1人が死亡、8人が負傷した。Yahoo!ニュースなどの報道によると、一連の空爆で10カ所以上のエネルギー施設が被害を受け、少なくとも55万世帯が停電に見舞われた。 エネルギー施設10カ所以超が被害を受け大規模停電が発生 ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、一連の夜間攻撃によってエネルギー施設10カ所以超が被害を受け、少なくとも55万世帯が停電したと明らかにした。東部のハルキウ州、中部のビンニツャ、キーウ、ジトーミル、キロボフラード各州、西部のボリーニ、フメリニツィキー、テルノーピリ、リウネ各州、南部のミコライウ、オデーサ両州のエネルギーインフラが標的となった。被害を受けた各施設では速やかに復旧作業が進められた。前夜にもビンニツャ州やジトーミル州などで変電所が攻撃を受けており、ゼレンスキーは、ドナルド・トランプ米大統領が11日に「エネルギー停戦」を発表して以降、ロシアはウクライナのエネルギー部門と石油・ガス部門を76回攻撃したと指摘している。 ウクライナ軍がロシア国内の石油施設を大規模ドローン攻撃 ウクライナは18日、ロシアのサンクトペテルブルク市内とその周辺にある複数の石油貯蔵施設や物流拠点、データセンターをドローンで攻撃した。CNNの報道によると、これはウクライナ側による今年最大規模のドローン攻撃となった。市当局の発表では、ペテルブルク石油ターミナル、ルチー石油貯蔵所、複数の工業用倉庫で火災が発生した。ロイター通信によると、ロシアの電子商取引企業オゾンは自社の物流拠点で火災が起きたと発表し、インターネット企業VKはレニングラード州のデータセンターが攻撃を受けたと明らかにした。ロシア当局は、この一連の攻撃によりサンクトペテルブルク一帯で1人が死亡、15人が負傷したと発表している。 トランプ米大統領がゼレンスキー氏を非難し和平交渉の動向が交錯する 米国のドナルド・トランプ大統領は18日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、ウクライナのゼレンスキー大統領を痛烈に非難した。CNNによると、トランプはロシアのエネルギーインフラへの攻撃停止を求めていたにもかかわらずウクライナが主要な石油ターミナルを攻撃したことについて、「彼はこの戦争の終結を望んでいないし、これまで望んだこともないのだろう」と批判した。その上で、ロシアを交渉の場から遠ざけるようなことはしないとし、和平交渉を進めている最中であると強調した。これに対しゼレンスキーは18日、Xへの投稿で米国のウィトコフ特使やジャレッド・クシュナー氏と協議したことを明らかにし、和平実現に向けてできる限りのことをしていると述べている。さらにゼレンスキーは、米国の制裁免除措置についてロシアのプーチン大統領による侵略を強化するものだとNBCのインタビューで批判した。JBpressの報道では、トランプがロシア産ディーゼル燃料の制裁免除を発動した背景や、ウクライナ支援と米国の安全保障政策をめぐる複雑な力学についても指摘されている。侵攻が長期化する中、両国の攻防は新たな局面を迎えている。 関連情報: ロシア軍がウクライナ各地を攻撃、キーウなどでインフラ被災し3人死亡 · ロシア、ウクライナのエネルギーインフラに春以降最大規模の攻撃 キーウなどで死者も

ルーマニア国防省、F-16がロシア製とみられる自爆ドローン撃墜の映像公開 世界

ルーマニア国防省、F-16がロシア製とみられる自爆ドローン撃墜の映像公開

ルーマニア国防省は2026年10月18日、同国空軍のF-16戦闘機2機が黒海上空でロシア製とみられるゲラン型自爆ドローン2機を撃墜した際の映像を公開した。. ルーマニア空軍のF-16戦闘機が黒海上空でゲラン型ドローン2機を撃墜 ルーマニア国防省は2026年10月18日、ルーマニア空軍のF-16戦闘機2機のパイロットが、黒海上空でロシア製とみられるゲラン型自爆ドローン2機を撃墜した際の映像を公開したと、trafficnews.jpが報じた。ドローンは10月17日17時59分、スネーク島の東約120kmの地点で探知され、ルーマニア領空に侵入した。 Yahoo!ニュースのエキスパート記事によると、迎撃のためボルチャの第86航空基地から発進したF-16戦闘機は、1機目を探知から2分後の18時01分にスネーク島南東の海上上空で撃墜した。さらに18時01分に侵入した2機目も、18時05分にスネーク島東の海上上空で撃墜された。無力化された目標はゲランシリーズのジェット推進式攻撃ドローンとみられる。 相次ぐ民間船舶へのドローン攻撃と行方不明者の発生 黒海のルーマニア沖では15日朝、化学製品を運ぶサンマリノ船籍のタンカー「ワイン・トレーダー」号がドローンの攻撃を受けて炎上したと、BBCが報じた。乗組員12人のうち7人が行方不明となり、ルーマニア当局がヘリコプターや救助艇で捜索を続けている。同船は当時荷物を積んでおらず、スネーク島東方のドローン迎撃現場周辺では民間船舶が多数存在していた。 ロイターによると、ルーマニアおよび隣接するNATO加盟国のブルガリアの沿岸付近では過去10日間に、少なくとも5隻の貨物船が攻撃を受け、計23人の船員が行方不明または死亡したと報告されている。ルーマニアのニクショル・ダン大統領は、14日にもコモロ船籍の化学製品タンカー「ヤラJ」号がドローン攻撃を受けて火災が発生したことを明らかにしている。 NATOによる黒海の防衛態勢強化と調査団の派遣 北大西洋条約機構(NATO)は20日、黒海に海上哨戒機やドローン、レーダーシステムを追加で派遣すると発表したと、ロイターが報じた。ブリュッセルの本部で開かれた北大西洋理事会では、黒海の安全保障情勢が協議された。米陸軍のマーティン・L・オドネル大佐によると、加盟国は爆発物の鑑識分析のために調査員やチームの派遣を進めている。 ルーマニアとブルガリアの首脳は、NATO条約第4条を発動すべきか近日中に協議する予定である。ブルガリアの沿岸でも商船の被害が出ており、ブルガリア側は攻撃の背後にロシアがいるとして同国大使を呼び出した。ウクライナや欧州連合(EU)も黒海西側での民間船舶への攻撃をめぐりロシアを非難している。 写真:BBC 重要航路を脅かすドローンの脅威と物流への影響 ルーマニアのスリナ運河周辺は、国内の海運だけでなくウクライナの穀物輸出を支える戦略的ルートとしても重要な役割を担っている。ドローンの脅威によって民間船舶の航行が困難になれば、物流の停滞や輸送コストの上昇を招き、物価にも影響が及ぶ可能性がある。ウクライナの港に向かう船舶への攻撃が続く中、黒海海域の安全確保は地域経済の死活問題となっている。 ロシアはウクライナの港に軍民両用の貨物を運ぶ船を標的にしていると主張し、黒海での海上停戦を求める欧米の呼びかけを拒んでいる。一方、ウクライナ側は民間貨物を積んだ商船が攻撃されていると反発しており、双方が非難の応酬を続けている。ルーマニア軍は領空侵犯に対する警戒を一段と強め、日々の任務にあたっている。 関連情報: ウクライナ国防省、F-16戦闘機がジェット推進型自爆ドローンを撃墜した画像を公開 写真:Reuters

CNN.co.jp 世界

トランプ米政権の中間選挙を前に側近間で内紛や責任の押し付け合い激化

トランプ米大統領は、共和党が中間選挙で上下両院の過半数を維持できるかという瀬戸際に立たされている。CNNなどの報道によると、大敗の予測を覆すための残された時間は2週間であり、敗北に備える側近らの間で内紛やリークが激化している。 中間選挙を控えたホワイトハウスで広がる内紛と責任の押し付け合い トランプ米大統領の周辺では、11月の選挙を目前にした重要な最終局面にもかかわらず、権力争いと先手を打った責任の押し付け合いが起きている。複数の政権当局者や顧問、トランプ氏に近い盟友らの証言として、CNNが報じた。かつて一枚岩の結束を誇っていたホワイトハウスは、再燃する内紛やリークの中心地となっている。トランプ氏の盟友の1人は、現代のホワイトハウスで起きたどんな状況よりも熾烈であり、誰も信用できないと明かしている。 相次ぐ解任劇と浮き彫りになる側近を巡る不信感 ここ2週間だけでも異例の争いが表面化し、トランプ氏の周囲の顧問らに対する不満も高まっている。トランプ氏は、駐ギリシャ大使のキンバリー・ギルフォイル氏を解任した。ギルフォイル氏はトランプ氏の長男の元婚約者であり、共和党の献金者から自身のクレジットカードの支払いに充てる10万ドル(約1600万円)を要求されたと暴露した人物である。さらに、新たに報道官に起用したケイティ・ザカリア氏も、就任からわずか5日で失態を理由に解任された。スージー・ワイルズ首席補佐官や、政権外の政治顧問であるジェームズ・ブレア氏、クリス・ラチビタ氏に対しても、側近としての立場を疑問視する声が上がっている。 責任追及への臆測と揺らぐ政権内部の力学 政権内では、中間選挙で失敗した場合に誰が責任を取らされるのかを巡り、臆測が飛び交っている。下院と上院の両方で過半数を失えば何が起きるか全く分からないと、トランプ氏の顧問の1人はCNNに語った。選挙結果次第では、新たに権力を掌握した民主党による数カ月に及ぶ調査に直面する可能性がある。中でも、議会で民主党のターゲットになると予想されるヘグセス国防長官については以前から厳しい追及を受ける可能性が取り沙汰されてきたが、トランプ氏は熱心でテレビ映えする同氏を再両護している。 共和党の情勢に対するトランプ氏の見方と支持者への期待 トランプ氏と話をした関係者らによると、同氏は選挙後に人事刷新を行う計画を表立って示していない。また、共和党候補を応援するために自身が精力的に全米各地を回っていることが、議会の多数派維持に向けて好影響を与えていると楽観しているという。しかし、トランプ氏の側近や顧問の多くは、共和党が下院の過半数を失う可能性が高いと考えており、現時点では敗北の大きさを抑えることに重点を移している。トランプ氏は20日、大統領は理由が何であれ中間選挙ではいつも負けると嘆く一方、MAGA派の共和党支持者が投票に行ってくれれば大勝利を収めると訴えた。 関連情報: トランプ米大統領が中間選挙に向け遊説を開始、共和党に逆風と各紙報道 · 米中間選挙で共和党に危機感 トランプ氏の不人気が逆風、上下両院で過半数割れの懸念も

BBC News 世界

北朝鮮が金正恩氏の写真を公開し、死亡説を裏付ける情報はないと韓国情報当局などが指摘

北朝鮮の金正恩総書記が死亡したとするうわさが浮上した。朝鮮労働新聞が20日に公表した写真は、娘のジュエ氏と洋服や靴の展示会を視察する元気そうな姿を伝えており、韓国情報当局や周辺国は死亡説を裏付ける情報はないとしている。BBCニュースの報道による。 労働新聞が伝えた金正恩総書記の最新動静 北朝鮮のメディアは20日、最高指導者である金正恩総書記の様子を伝えた。朝鮮労働新聞が掲載した写真には、42歳の独裁者が娘と一緒に写っている。同紙によると、洋服や靴の展示会を視察した際の様子だという。この写真が公表される数時間前には、アメリカに住む中国反体制派が、金正恩氏が中国・北京の病院に昏睡状態で搬送されて死亡したと、証拠を示さずに主張していた。北朝鮮情勢を注視している人々にとって、こうしたうわさはほとんど日常茶飯事である。北朝鮮は世界有数の秘密主義国家であり、事実の確認が困難なため臆測が飛び交いやすい。 中国反体制派による死亡説の拡散と実態 今回の総書記死亡説の発端となったのは、中国民主党の主席を自称する謝万軍氏だ。中国民主党は中国当局に禁止されている。謝氏は過去にも、習近平国家主席の死亡説など、裏付けのない臆測を流布してきた人物だ。謝氏は、金氏が重い脳出血を起こしたが北朝鮮には治療施設がないため北京に搬送され、その後死亡して遺体が密かに北朝鮮へ送還されたと主張した。しかし、労働新聞に載った写真では、金氏が娘のジュエ氏やいつもの側近たちと共に展示を視察しており、様子はまったく異なっていた。韓国の情報当局者も聯合ニュースに対し、死亡のうわさを裏付ける情報は何も得ていないと述べている。 繰り返される死亡説の背景にある後継者問題 では、一体なぜ総書記死亡のうわさが繰り返されるのか。一番の理由は後継者問題である。北朝鮮は金一族が3代にわたり統治してきたが、正恩氏の後にどうなるのかは過去に比べると不透明だ。初代の金日成氏は息子の金正日氏を権力の座に就かせるため数十年間かけて準備を重ねた。正日氏への権力移行は比較的円滑に進んだものの、正恩氏の台頭はこれより短期間に行われ、より不安定だった。韓国の情報機関は現在、金総書記が娘を後継者として育てている可能性があると考えている。ジュエ氏は近年、注目度の高いイベントや軍事パレードに頻繁に姿を見せている。しかし、ジュエ氏はおそらくまだ13歳だと考えられており、北朝鮮で女性が指導者になった前例はない。若さゆえに権力闘争では不利な立場に置かれるという不確実性が、健康状態についてのうわさに注目を集める要因となっている。 健康不安説を補強する生活習慣とリスク まったくあり得ない話ではないという点が、死亡説をもっともらしくしている二つ目の理由だ。金氏は肥満体型でヘビースモーカーである。韓国国家情報院は、金氏の生活習慣が心血管疾患のリスクを高めていると繰り返し警告してきた。加えて、金一族には心臓病や脳卒中を患った人物が多い。金氏に何かあった場合、近隣諸国や国際社会全体に重大な影響を及ぼす。指導者がいきなり不在になれば、北朝鮮の核兵器管理問題や政治的不安定化の可能性など難問が生じるはずだ。中国と韓国の両政府だけでなく、韓国に約2万8000人の兵士を駐留させているアメリカ政府にとっても、こうした疑問は懸念すべき事項である。各国の情報機関は、あらゆる情報に対応できるよう金正恩氏を注視し続けている。 関連情報: 韓国国家情報院、金正恩氏の体重は140キロ超と分析し極度の肥満と指摘

被災者に薬を届ける「サイボーグ昆虫」、豪大学が開発 遠隔操作で自動注射を実現 世界

被災者に薬を届ける「サイボーグ昆虫」、豪大学が開発 遠隔操作で自動注射を実現

オーストラリアの研究チームは、遠隔操作で被災者に薬液を投与可能な「パラメディック(救急救命)サイボーグ昆虫」を開発した。瓦礫の下など従来のロボットでは到達困難な場所へ侵入し、自動注射機構を用いて救命処置を行う。2026年8月に学術誌「Advanced Science」で発表された研究報告により、災害救助における新たな手段として注目されている。 遠隔操作で救助を行う「Paraborg」の仕組み クイーンズランド大学とニューサウスウェールズ大学の研究者らが開発した「Paraborg(パラボーグ)」は、生きた昆虫の身体能力を救命医療に応用したシステムだ。ITmediaによると、ベースとなるのは大型のヨロイモグラゴキブリで、これに制御用基板と小型の自動注射機構、あるいは超小型カメラが搭載されている。人間のオペレーターが昆虫の触角や尾角に電気刺激を与えることで、被災者の位置まで正確に誘導し、薬剤投与に適した場所で静止させることが可能だ。 化学反応を利用した自動注射機構の技術 パラボーグに搭載された自動注射機構は、電気信号による「射出」と「注入」の2段階で動作する。まず、遠隔操作でニクロム線を加熱して釣り糸を焼き切り、バネの力で注射器を標的に向かって射出する。ITmediaの解説によれば、注射器の内部では、隔離膜が破れることでクエン酸と炭酸水素カリウムが混合される仕組みだ。この化学反応で発生した二酸化炭素の圧力により、ゴム栓が押し出され、注射針を通じて薬液が自動的に注入される。 実証実験で見えた成功率と課題 研究チームは、複数のサイボーグ昆虫が連携する運用シナリオを想定し、実証実験を行った。カメラを搭載したオブザーバー役の昆虫が被災者を発見し、その映像を基に薬剤投与役の昆虫を誘導する手順だ。人肌を模したシリコーンを標的とした実験では、ナビゲーションから薬液注入までの全工程の成功率は72%(25回中18回)を記録した。一方で、標的から約15〜25cm離れた位置からの射出では注射器が刺さらないケースや、射出時の急旋回による失敗も報告されている。 災害現場での活用に向けた展望 研究論文:Paraborg: Paramedic Cyborg Insects for In Situ Emergency Drug‐Delivery 掲載誌:Advanced Science(2026年9月発行、8月5日オンライン公開) 主な開発機関:クイーンズランド大学、ニューサウスウェールズ大学

ロシア軍の航空戦力に大打撃、ウクライナ軍の飛行場攻撃でSu-34やSu-35が相次ぎ破壊・損傷 世界

ロシア軍の航空戦力に大打撃、ウクライナ軍の飛行場攻撃でSu-34やSu-35が相次ぎ破壊・損傷

ウクライナ軍によるロシア軍飛行場への攻撃が相次ぎ、航空戦力に甚大な被害が出ている。イギリス国防省は10月16日、アディゲ共和国のハンスカヤ飛行場でのSu-35とSu-34の損壊を衛星画像で確認した。さらにヴォロネジ州のボリソグレブスク飛行場でもSu-34が複数撃破されており、ロシア軍の航空能力が急速に低下している。 衛星画像が裏付けるハンスカヤ飛行場の被害 イギリス国防省は2026年10月16日、ウクライナ軍の無人機攻撃を受けたロシア南部アディゲ共和国のハンスカヤ飛行場の衛星画像を公開しました。この分析により、ロシア軍のSu-35戦闘機1機とSu-34戦闘爆撃機1機、さらに弾薬庫が破壊されたことが判明しました。trafficnews.jpによると、この攻撃についてはウクライナ保安庁(SBU)が10月4日に特殊部隊「アルファ」による戦果として既に発表しており、今回のイギリス側の分析はこれを裏付ける形となりました。 ボリソグレブスク飛行場で相次ぐSu-34の喪失 ハンスカヤ飛行場だけでなく、ロシア西部ヴォロネジ州のボリソグレブスク飛行場でも大規模な被害が報告されています。10月15日未明、ウクライナ海軍は対艦ミサイルを改良した「ネプチューン」巡航ミサイルを用いて同飛行場を攻撃しました。ウクライナ海軍は、駐機されていたSu-34M戦闘爆撃機6機を撃破し、関連設備にも損害を与えたと報告しています。 一方で、戦果の評価には一部差異が見られます。ウクライナのゼレンスキー大統領は、同攻撃について「Su-34を4機破壊し、2機を損傷させた」と述べており、公式な評価は破壊4機・損傷2機としています。Yahoo!ニュース(JSF氏)の分析によると、衛星画像では爆撃の跡と残骸が確認でき、ロシア軍側が証拠隠滅を急いで機体を移動させている様子がうかがえます。 ロシア軍の航空戦力に蓄積するダメージ ロシア軍は短期間で複数の航空機を失っています。イギリス国防省の分析では、ハンスカヤでの損害に加え、2026年9月29日にロシア極東でTu-95戦略爆撃機が墜落したことを挙げ、わずか1週間のうちに航空機3機を喪失したと指摘しました。2022年2月の全面侵攻開始以降、ロシア軍が失った軍用機は累計で100機を超えています。 今回被害が集中したSu-34について、ウクライナ海軍は次のようにその重要性を説明しています。 Su-34Mは誘導航空爆弾やミサイルを同時に搭載可能である。 前線に近い集落への空爆を行うためのロシア航空戦力の主要な手段である。 今回の攻撃は、同方面におけるロシア軍の戦術航空戦力の運用頻度を低下させる効果がある。 制空任務を担うSu-35とSu-34の役割 破壊された機体は、ロシア空軍の作戦において重要な役割を担っています。Su-35は旧ソ連のSu-27を発展させた単座戦闘機で、最新鋭のSu-57の配備が進まない現状において、制空任務から対地攻撃までをこなす主力機です。一方のSu-34は、複座型の戦闘爆撃機であり、パイロットと兵器管制官が並列で着座する独特の設計が特徴です。同機はウクライナに向けて滑空爆弾を投下する任務にも頻繁に使用されており、ウクライナ側にとって「恐怖の象徴」とも言える存在でした。 写真:ウクルインフォルム通信 続く長距離攻撃とロシア側の対応 ウクライナ軍は、ロシア領内の飛行場を標的とした攻撃を継続する構えです。ゼレンスキー大統領は、今回使用された「ドウヒー(長)ネプチューン」ミサイルに言及し、「全てのロシアの対ウクライナ・テロに対する私たちの公正な返答だ」と強調しました。ロシア側が急いで残骸を片付けるなどの対応に追われる中、ウクライナによる長距離作戦が今後どの程度の頻度で実行され、ロシアの航空戦力にどのような長期的影響を及ぼすのか、その行方は依然として不透明なままです。 写真:Yahoo!ニュース もし米軍機がロシア領空に侵入したら#ゆっくり軍事 #ロシア軍 #NATO#米空軍#ノルウェー空軍#Su-27#MiG-31#P-8#B-1

中国外務省、元トランプ報道官の「トイレ」発言を受け訪中を招待 世界

中国外務省、元トランプ報道官の「トイレ」発言を受け訪中を招待

中国政府は16日、トランプ米政権で短期間に解任されたケイティ・ザカリア元大統領報道官に対し、中国をより頻繁に訪れるよう呼び掛け、同氏が過去の中国滞在を振り返り「まともなトイレさえない」と発言したことに反応を示したとCNNが報じた。. 「まともなトイレがない」発言への中国側の反応 中国外務省の毛寧報道官は16日の定例会見で、ザカリア氏の発言に対し皮肉を交えて応じた。毛報道官は「機会があれば、ぜひもっと頻繁に中国を訪れて、その目で中国を見ていただきたい」と述べ、現地を視察するよう公に呼び掛けた。この発言は、ザカリア氏が15日に配信されたポッドキャスト番組で、中国の発展状況を軽視するような回想を披露したことを受けたものだ。 ザカリア氏がポッドキャストで語った中国の記憶 ザカリア氏は、極右のポッドキャスト配信者であるジャック・ポソビエック氏との対談で、2016年の米大統領選前後の情勢について言及した。同氏は「中国から帰国したばかりの頃、どうして中国が次に台流する国になるのか。まともなトイレさえないのに」と語り、当時の印象を振り返っている。この対談での発言が波紋を広げ、インターネット上でも議論を呼ぶ事態となった。 中国版SNSでの世論と経済発展の現実 中国のSNS「微博(ウェイボー)」では、ザカリア氏の発言を「愚かな」ものだと批判する投稿が相次いだ。一方で、10年前の中国には基準に達していない公衆トイレが存在していたことを認める冷静な意見も見受けられる。中国は1970年代後半の改革・開放政策以降、急速な経済成長を遂げ、世界第2位の経済大国となった。数億人が貧困から脱却したが、都市部と農村部との間には依然として深刻な格差が残っている。 短期間で幕を閉じた報道官としてのキャリア ザカリア氏はトランプ政権で大統領報道官に任命されたものの、就任から1週間足らずで解任されるという異例の短命に終わった。就任直後からメディアによる経歴の精査が厳しく行われ、特に中国での勤務経験が注視された。同氏のリンクトインのプロフィルには、2011年から約2年間、北京にある大手法律事務所の国際業務チームで「アソシエート」として勤務した経歴が記載されている。 法律事務所での経歴と資格を巡る不透明さ ザカリア氏は声明の中で、「必要な資格をすべて取得したうえで、国際取引法の実務に携わっていた」と説明している。しかし、中国司法省の規定によれば、中国で弁護士資格を取得できるのは中国国民のみに限られる。このため、同氏が北京で具体的にどのような資格を取得し、どのような業務範囲で活動していたのかについては、依然として不透明な部分が残っている。 中国外務省 高市首相発言が「深刻な困難の最大要因」日本の議員団に伝えた内容明かす(2026年9月16日) 2011年から約2年間:北京の大手法律事務所で勤務 2016年:大統領選前に中国の台頭とインフラ環境について言及 2025年1月15日:ポッドキャストで過去の中国滞在を語る 2025年1月16日:中国外務省がザカリア氏を招待 ザカリア氏の解任と今回の中国外務省による異例の「招待」は、短期間で米中間の対立軸と個人の経歴が複雑に交錯する結果となった。今後、ザカリア氏がこの招待に応じるのか、あるいはこの発言を巡る議論がどのような形で収束していくのかが注目される。

中国代表団が北方領土の択捉島を訪問、ロシアサハリン州政府が発表 世界

中国代表団が北方領土の択捉島を訪問、ロシアサハリン州政府が発表

ロシアが実効支配する北方領土の択捉島に、中国の地方政府や企業関係者から成る代表団が13日に訪問した。時事通信が報じた。ロシアによるウクライナ侵攻以降、日ロ関係が悪化する中で、中国側が北方領土での投資や経済協力を模索する動きは、日本の外交にとって新たな懸念材料となっている。 択捉島を訪問した中国代表団の狙い ロシア極東のサハリン州政府は13日、中国黒竜江省の行政当局者や企業関係者による代表団が択捉島を訪問したと発表した。時事通信によると、今回の訪問はサハリン州の投資誘致活動の一環であり、中国側は観光業や養殖業への関心を示したという。リマレンコ州知事は、北方領土を含むクリール諸島がビジネス発展において大きな可能性を持つと強調し、投資家にとって好ましい環境を整える意欲を語った。中ロ間の経済協力拡大が鮮明になる中、中国にとってロシア極東はエネルギーや資源調達の要衝であり、経済的結びつきを強める狙いがある。 ロシアによる実効支配の既成事実化 中国代表団の訪問は、日本政府が「不法占拠」と主張する北方領土におけるロシアの実効支配を既成事実化する懸念を孕んでいる。内外タイムスの報道によれば、中国とロシアが歴史認識を共有し政治的な連携を深めることは、日本の外交環境をより複雑にしている。2020年のロシア憲法改正により、領土割譲は原則として禁止されており、ロシア側はミサイル配備やインフラ整備を進めて軍事拠点としての色を強めてきた。今回の中国による視察が具体的な投資事業に発展すれば、日本が長年維持してきた北方領土返還交渉の立場は、国際的な現実との乖離をさらに広げることになる。 日ロ関係の悪化と重なる緊張 北方領土をめぐる動きと並行して、日ロ関係は戦後最悪の冷え込みを見せている。JBpressによると、10月13日には北海道新聞の日本人記者がロシア極東のサハリン州で「スパイ容疑」により拘束されるという事態が発生した。16日にはモスクワの日本大使館職員が拘置所を訪れたものの面会を拒否されている。また、ロシア政府は日本を「非友好的国家」に指定しており、平和条約締結交渉は中断されたままだ。中国による北方領土への関与は、こうした日本とロシアの直接的な緊張関係の中で行われており、地域情勢に与える影響は看過できない。 写真:dメニューニュース 今後の経済協力と外交への影響 中国代表団の訪問が、単なる経済交流の枠組みに留まるのか、それとも中ロの戦略的な連携強化の一環なのか。内外タイムスは、現時点で中国が択捉島に軍事拠点を確保しようとする根拠はないとしつつ、今後の動向を慎重に見極める必要があると指摘している。日本政府にとって、第三国による北方領土への経済的関与は、領土問題の主権を脅かす動きとして警戒を要する。中国企業の活動が他の千島列島地域へ拡大するのか、そして中ロ間の経済協力がどの程度深化するのかが、今後の北東アジアの地政学的なパワーバランスを占う鍵となる。 写真:選挙ドットコム 中国代表団が択捉島訪問 ロシア 日本への圧力強化(2026年10月14日)

フランス大規模デモの暴動化、日本のSNSの「移民・民度」論に専門家が警鐘 世界

フランス大規模デモの暴動化、日本のSNSの「移民・民度」論に専門家が警鐘

2026年10月17日、フランス全土で大規模な暴動が発生した。教育環境への抗議を端緒とした騒乱は、略奪や破壊行為に発展し、逮捕者は約2400人に達した。Yahoo!ニュースや各メディアによると、死傷者も多数出ており、事態は極めて緊迫している。 全土に拡大した騒乱と人的被害の深刻さ 2026年10月17日に始まったフランス全土での騒乱は、各地で深刻な被害をもたらしている。フランス公共放送F2は、10月18日のニュース番組で「衝撃のフランス(La France sous le choc)」と題し、1時間にわたる拡大放送で現地の緊迫した状況を伝えた。AFP通信の報道によれば、一連の混乱による逮捕者は約2400人にのぼる。被害は建物にも及び、中西部の都市リモージュでは19世紀に建設された市庁舎が焼失した。人的被害も甚大で、CNNは警察官1名とデモ参加者1名の死亡を報じている。さらに、17歳の少年が右手を、17歳の少女が片目を失う重傷を負い、警察官と憲兵を含む約1000人が負傷した。 デモの端緒となった教育環境への不満 今回の騒乱の発端は、9月末から始まった高校生らによる教育環境への抗議活動だった。教員不足や校舎の老朽化、学習環境の悪化に対し、各地の高校で封鎖や集会が相次いでいた。しかし、事態は学生の枠を超えて拡大している。10月中旬には物価高や公共サービスの劣化に対する市民の不満が加わり、抗議は全土へと広がった。パリ在住のフリーアナウンサー・中村江里子氏は、自身のYouTubeチャンネルで、デモの始まりは学生たちの真摯な訴えだったとしつつも、SNS上で暴力的な映像ばかりが切り取られ、前後の文脈が抜け落ちていることに戸惑いを示した(スポニチアネックス報)。 SNSで過熱する「移民」と「民度」の議論 騒乱の背景をめぐり、日本国内では異なる解釈が飛び交っている。神戸学院大学の鈴木洋仁准教授は、日本のSNS上で今回の事態を「移民を受け入れた結果」や「民度の差」といった言葉で分析する投稿が散見されると指摘する。鈴木氏は、こうした解釈こそが日本社会の現状を映し出していると分析した(Yahoo!ニュース報)。一方で、現地の状況はより複雑な様相を呈している。極左政党「不服従のフランス」を率いるジャン=リュック・メランション氏がデモに参加するなど、政治的な動きも絡み合っており、一概に特定の要因だけで説明することは困難な状況だ。 米大統領による移民政策批判の材料化 フランスの混乱は国際的な政治の争点にもなっている。読売新聞によると、米国のトランプ大統領は19日のカンザス州での演説で、フランスの暴動を「移民政策の失敗」が原因だと主張した。トランプ氏は、フランスで起きている事態を引用し、自身の移民対策の正当性を強調するとともに、民主党を「マルクス主義者や移民の党」と批判した。トランプ氏は、フランスが「キリスト教を憎む移民やジハード主義者により征服され、焼き尽くされようとしている」と決めつけ、自身がかつてマクロン大統領に対して国境管理の強化を勧告していたことにも言及した。 錯綜する情報と今後の見通し 現地では、情報の錯綜が続いている。パリ在住の中村江里子氏は、報道機関やSNS上の投稿を合わせても「一体何が起きているかわからないというのが本音」と語り、暴力的なシーンが強調されることへの警戒感を示した。デモの当初の目的であった教育環境の改善という訴えは、暴徒化する一部の略奪行為によって見えにくくなっている。事態の収束時期は見通せず、フランス政府による対応と、社会的な混乱が今後どのような形で鎮静化に向かうのか、国際社会からも注視されている。 写真:読売新聞

韓国のDMZ環境・歴史調査 国連軍が協力拒否し2年半中断=「主権制約」指摘も 世界

DMZ調査中断で波紋 国連軍司令官の「韓国領土」発言と主権制約論争が拡大

在韓国連軍司令部が非武装地帯(DMZ)内での韓国政府による調査活動の立ち入りを2024年5月から拒否していることが20日、判明した。民間人の安全確保を理由に掲げる国連軍に対し、韓国側からは主権制約との批判も出ており、DMZの管理権を巡る対立が鮮明になっている。 2年半続いたDMZ調査が突如中断 韓国政府によるDMZ内部の環境・歴史調査は、2020年5月に開始された。これは2018年の南北首脳会談における「DMZ平和地帯化」合意に基づく取り組みである。聯合ニュースによると、統一部、気候エネルギー環境部、国家遺産庁、山林庁が共同で、生態系調査や「消えた村」の調査、ユネスコ世界遺産暫定リスト登録に向けた調査、森林資源調査などを実施してきた。各官庁は新型コロナウイルスや鳥インフルエンザの流行期も調査を継続したが、2024年5月、国連軍司令部が「安全保障上の状況」を理由に民間人の立ち入りを承認しなかったことで、調査は現在まで中断している。 「DMZの南側から韓国が始まる」という発言の波紋 論争の背景には、在韓国連軍司令官を兼務する在韓米軍のブランソン司令官による発言がある。ブランソン氏は米国で開催されたセミナーで、「国連軍司令部の観点からすると、韓国は(DMZの)南側の鉄条網から始まる」と述べた。聯合ニュースによれば、この発言に対し韓国政府は複数のルートで米側に懸念を伝えており、米側はこれに共感を示すなど、両国間の認識のズレが浮き彫りとなっている。韓国憲法では領土を「朝鮮半島とその付属の島しょ」と定めており、この発言は韓国国内で主権制約論争へと発展している。 写真:AFPBB News 立ち入り制限の拡大と「平和の道」の休止 国連軍による統制は調査活動にとどまらない。DMZ内を経由する観光コース「DMZ平和の道」の坡州・鉄原・高城コースも、国連軍の協力拒否により2024年5月から運営が中断されている。板門店の見学も、2023年7月の米軍兵士による無断越境事件以降、全面中止されていた。今年5月に統一部による特別見学のみが再開されたものの、民間団体による見学や記者団の団体訪問は制限されたままだ。国連軍は聯合ニュースの取材に対し、「申請された研究活動の価値は、DMZに入る人に生じ得る危険性と比較し慎重に評価すべきだ」と回答し、安全上の理由を強調した。 北朝鮮の動向と国連軍の対応に対する不信感 韓国国内では、国連軍の姿勢に対する批判も強まっている。慶南大学極東問題研究所の林乙出教授は、北朝鮮が軍事境界線(MDL)付近で地雷埋設や要塞化を進め、休戦協定違反を繰り返している現状を指摘した。林氏は「国連軍は北朝鮮の行為には消極的でありながら、安全が確保された地域の調査にまでブレーキをかけるのは権限の逸脱だ」と指摘する。さらに、国連軍は23年間韓国政府が管理してきた「京義線歴史館」の管轄権調整も要求しているとされる。統一部はこの要求に対し、南方限界線が南側に移動する恐れがあるとして受け入れを拒否する立場を崩していない。 核戦力の高度化がもたらす新たな緊張 周辺環境の変化も懸念材料となっている。北朝鮮が潜水艦発射戦略巡航ミサイルなどの核戦力高度化を加速させる中、在韓米軍のブランソン司令官はワシントンで「条件が変わり、われわれの計画も変わったため、新たな基準が生まれた」と発言した。これは北朝鮮の脅威増大に伴い、韓国軍の能力再評価や戦時作戦統制権の移管日程に影響を与える可能性がある。専門家の間では、北朝鮮が米韓連携の亀裂を狙って軍備増強を続けているとの見方があり、軍事環境の変化が今後のDMZ管理や調査再開の障壁となる懸念は消えていない。.

ヘグセス米国防長官がイスラエルを電撃訪問、ネタニヤフ首相と地域の脅威やイラン情勢を協議 世界

ヘグセス米国防長官がイスラエルを電撃訪問、ネタニヤフ首相と地域の脅威やイラン情勢を協議

ヘグセス米国防長官は19日、イスラエルを電撃訪問し、ネタニヤフ首相と地域の脅威や米軍の駐留について協議したほか、トランプ大統領がネタニヤフ氏への支持を表明する一方、バンス副大統領はイスラエルの選挙に関与しない姿勢を強調しており、政権内で対応が分かれている。. ヘグセス長官がイスラエルでネタニヤフ首相と非公開会談 ヘグセス米国防長官は19日、事前の発表なしにイスラエルを訪問した。イスラエル首相報道官によると、会談は同国南部のネゲブ砂漠にあるウブダ空軍基地で行われた。会談では、イラン情勢を念頭に置いた「地域の脅威」が議題となり、攻撃面と防衛面の双方で米国とイスラエルがどのように協力していくかについて意見が交わされた。ヘグセス長官は、数千人規模の米軍を受け入れているイスラエル側の対応に対し、謝意を伝えたという。 トランプ大統領の支持表明と政権内の距離感 トランプ米大統領は17日、自身のSNSでネタニヤフ首相への全面的な支持を表明し、同氏を「偉大な戦士である首相」と評価した。CNN.co.jpによると、トランプ氏は今月初めには「もはやイスラエルの政治には関与していない」と述べていたが、総選挙を目前に控え方針を転換した形だ。一方で、バンス副大統領は19日のインタビューで「私が支持を表明するのは米国の候補者だ」と述べ、イスラエルの選挙には関与しないと明言した。バンス氏はネタニヤフ氏への支持について「反対も賛成もしていない」と語り、トランプ氏とは一線を画す姿勢を見せている。 写真:CNN.co.jp イスラエル総選挙を巡る政治的状況 今回の訪問は、2023年10月7日のハマスによる奇襲攻撃以降、初となるイスラエル総選挙を控えたタイミングで行われた。世論調査では、ネタニヤフ氏率いる宗教・民族主義勢力の連立与党が過半数を失う見通しが報じられている。しかし、野党側も政権樹立には困難が予想されており、混迷するイスラエル国内の政治情勢が浮き彫りとなっている。ヘグセス長官はワシントンに戻った後の記者会見で、ネタニヤフ氏との協議内容については詳細を語らず、「イスラエルが良きパートナーであることに感謝している」と述べるにとどめた。 米軍の駐留と地域の安全保障体制 イスラエル国内には現在、数千人規模の米軍部隊が駐留している。ヘグセス長官は今回の訪問に先立ち、自身のSNSで中東や北東アフリカ、アジアの一部を管轄する米中央軍の担当地域内で、米軍将兵を激励したことを明らかにしていた。ウブダ空軍基地での会談は、こうした地域的な安全保障環境を維持する米軍のプレゼンスを改めて強調する場となった。シュピールマン首相報道官によると、今回の協議の核心には、トランプ大統領とネタニヤフ首相の間の深い個人的な関係があったとされる。 今後の展望と米イスラエル関係 米政府高官が相次いでイスラエルに関与する中、今後の焦点は選挙後の政治情勢と、それに伴う中東政策の調整に移る。バンス副大統領が「イスラエルの選挙には関与しない」と釘を刺す一方で、国防の最前線に立つヘグセス長官が直接対話を行うという役割分担が明確になった。ハマスとの戦闘が続き、レバノンやイランとの緊張も抱えるイスラエルにとって、米国の新政権との協力体制は極めて重要な課題となる。選挙の結果が今後の両国関係にどのような影響を及ぼすか、国際社会が注視している。