世界
米マサチューセッツ州ケープコッド沖で、ホホジロザメが釣り人の針にかかった魚を横取りする「食害」が急増している。写真家のブライアン・スケリー氏が水中で魚を奪う瞬間の撮影に成功したと、Yahoo!ニュースが報じた。海洋生態系の回復を示す一方で、漁業者からは経済的損失への懸念が上がっている。 ケープコッド沖で相次ぐホホジロザメの食害 米マサチューセッツ州ケープコッドの沖合で漁師たちが釣り上げる魚に異変が起きている。海から引き上げた魚の体が食いちぎられ、頭部しか残っていないケースが相次いでいるのだ。釣り針にかかった魚や引き上げ中の魚をサメが奪う行動は食害と呼ばれ、オーリンズのロックハーバーを拠点とするチャーター船の船長ハプ・ファレル氏は、この夏だけで少なくとも50回の食害に関する情報を受け取っていると述べる。 ファレル氏は45年にわたり釣りツアーを続けており、食いちぎられた魚に初めて遭遇したのは8年ほど前だったという。しかし、この3年ほどは日常的に起こるようになり、サメの個体数が増えていることを実感していると語る。サメは水面付近だけでなく、ボートから1.2メートルから1.5メートルの距離まで近づいて残った魚を追うこともある。 保護法で急増したアザラシを追うサメたち 北大西洋のホホジロザメは、かつて大幅に減少していたが、この20年でケープコッド周辺を中心に数が回復している。サメが戻ってきた大きな理由は、急増しているハイイロアザラシの存在にある。ハイイロアザラシは1972年に制定された海洋哺乳類保護法で守られるようになり、2017年の研究ではケープコッド周辺に3万頭から5万頭が生息すると推定されている。 人間とサメが同じ沿岸域に滞在するのは5月から10月までの期間となる。人間を襲う可能性はまだ低いとされているが、この海域でサメによる死亡事故が最後に起きたのは2018年で、マサチューセッツ州では82年ぶりの事例だった。現在はこれまでになく簡単にサメが見つかる状況になっており、2015年から2018年の期間には約800匹のホホジロザメがケープコッド沖合にやって来たという調査結果もある。 水中で捉えられた一瞬の捕食映像 海面の上から目撃されることが多かった食害の瞬間を捉えるため、ナショナル ジオグラフィックの写真家であるブライアン・スケリー氏は、地元の釣り船の船長たちの協力を得て水中撮影に挑んだ。海中撮影の潜水時間が1万時間を超えるスケリー氏は、数日間の試みの末、6月29日に目当てのシーンの撮影に成功した。 公開された動画には、濁った水中でホホジロザメのメスの幼魚が下から急上昇し、わずかに向きを変えて魚を横からひったくる様子がおさめられている。ホホジロザメ研究の第一人者であるグレゴリー・スコマル氏は、サメが魚を横取りする瞬間を海中で撮影した動画を確認したのはこれが初めてだと述べている。スケリー氏は、ケープコッドやメーン湾で大型サメの個体群が健全に回復しつつあることを人々に知らせるのが目的だったと説明している。 漁業者の不安と広がる経済的損失への懸念 サメの数の回復は海洋生態系にとって健全なサインである一方、漁業者にとっては深刻な問題となっている。マサチューセッツ州海洋漁業局の上級漁業研究員でもあるスコマル氏は、東部沿岸の漁師の誰もが食害への不安を訴えており、サメが自分たちの生活を脅かす存在と見なしていると指摘する。 船長のダグ・ブラウン氏は、サメが魚だけでなく魚がかかっていないルアーや金属製の仕掛けまで攻撃するため、釣り道具を多く失っていると語る。サメはディーゼルエンジンの音などを楽に餌にありつける機会と結びつけて学習するため、同じ海域に何度もやって来るようになるという。こうした漁獲物の喪失や漁具の破損、客離れに対する懸念から、商業漁業や遊漁への経済的損失を不安視する声が強まっている。 省庁横断タスクフォースによる対応と今後の見通し サメによる食害の懸念に対処するため、2026年9月に署名された大統領令は、サメとアザラシなどによる食害に対応する省庁横断のタスクフォースの設置と、食害をリアルタイムで報告する仕組みづくりを指示している。これは、食害の調査と抑制を目指して7月に設置された米国海洋大気局の戦略委員会に追加される対応となる。 米国海洋大気局はメキシコ湾のリスクが高い海域でサメに音響発信タグを取り付けて追跡し、食害回数のモニタリングや電磁気を利用したサメよけ装置の検証を計画している。スコマル氏は特効薬的な方法はないとしつつも、科学者と釣り船の船長らの専門知識や懸念を集約する戦略委員会の設置は良い方法だと考えている。解決策が見つかるまでは、人間とサメが同じ海で魚を捕り続ける状態が続くことになるとみられる。
2026年10月14日
エンタメ
タイラー・ペリー制作のBETテレビドラマシリーズ『The…
2026年10月14日
エンタメ
ケリー・クラークソンは、2026年10月10日の来店時にブルックリンの珍品店から冷酷な扱いを受けたとして告発し、オンライン上で激しい逆風にさらされた。
2026年10月14日
エンタメ
人気ダンス競技番組シーズン35の第5週目として、番組史上初めてとなる「スーパーボウル・ナイト」が開催された。
2026年10月14日
エンタメ
HBOの人気ドラマシリーズ『Girls/ガールズ』が、5話限定の復活版として戻ってくることが明らかになった。
2026年10月14日
エンタメ
2026年10月14日、ロンドンのサザーク刑事法院で、俳優兼コメディアンのラッセル・ブランドに対する歴史的性犯罪を巡る裁判が開始された。
2026年10月14日
日本
京都府宇治市のニンテンドーミュージアム内に、新たな飲食施設「スーパーファミリーレストラン」が2026年秋にオープンすると、fashion-press.netが報じた。2026年11月からは一部来館者を対象としたソフトオープンを順次実施し、準備が整い次第の本格営業開始を予定している。 2026年秋オープンのスーパーファミリーレストランとは 京都・宇治のニンテンドーミュージアム内に新設される「スーパーファミリーレストラン」は、任天堂のゲームにまつわる思い出を食事とともに楽しめる飲食施設である。fashion-press.netによると、施設全体のコンセプトは任天堂にまつわる思い出やミュージアムで過ごした時間を振り返る場所とされており、展示を楽しんだ余韻に浸りながら世界観を満喫できる空間になるという。 大人数でシェアできるメイン料理と豊富なメニュー 食事の提供メニューとして、島々をめぐるように楽しむメインディッシュの盛り合わせ「ぱくぱくアイランド」が用意される。fashion-press.netの報道では、ごろっとしたローストポーク、鯛のたい焼き、ほろほろチキンコンフィ、とりの巣ハンバーグの4品を一度に味わえる3から4名向けのシェアメニュー(4,900円)のほか、小さめサイズのコンボメニューや各メイン料理の単品も予定されている。 京都ニンテンドーミュージアム内に「スーパーファミリーレストラン」オープン、ゲーム着想フード勢揃い - https://t.co/h2SYX1DejY pic.twitter.com/2aAoXH1aYv— https://x.com/fashionpressnet/status/2110279472213873059 パスタやごはんものから充実のサイドメニューまで パスタ派やごはん派に向けた多彩なラインナップも揃う。fashion-press.netによれば、「赤と緑の合い盛りパスタ」(2,600円)をはじめ、「ブラックカツカレー」や「赤のまるごとトマトボロネーゼパスタ」、「緑のパリパリバジルジェノベーゼパスタ」、「とろけるチーズたっぷりドリア」などが提供される予定である。さらに、きのこたっぷりサラダやごろごろフライドチキンなどのサイドメニューも用意されている。 かき氷マウンテンや抹茶ドリンクなどのデザート デザートやドリンクのメニューも充実している。fashion-press.netの伝えるところでは、抹茶が香るふわふわの氷に小豆と白玉を忍ばせた「かき氷マウンテン」や、ショコラクリームとキャラメルバナナを合わせた「森のチョコレートバナナケーキ」(1,600円)などが揃う。また、抹茶氷に好みの量のミルクをかけて味わう「キューブアイスドリンク(抹茶)」なども楽しめるとされている。 花札の歴史を伝える宇治小倉工場の新たな展開 ニンテンドーミュージアムは、かつて玩具やトランプ・かるたの生産を担っていた「任天堂 宇治小倉工場」をリノベーションし、2024年10月2日にオープンした施設である。花札から「Nintendo Switch 2」に至るまで、任天堂が発売してきた数多くの製品や歴史を体験できる場所に新たな飲食施設が加わることで、来館者はさらなる形で同社のものづくりに触れることになると、fashion-press.netは報じている。
2026年10月14日
Nipponese News
世界
バード・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2026の入賞作品が発表され、英国の写真家ヘンリー・スピアーズが撮影したシロカツオドリのダイビングをとらえた1枚がグランプリに輝いた。最高賞金3000ポンドを目指して世界中から2万4000点以上が寄せられた中、本物の自然をとらえた写真の価値が改めて示されている。 ヘンリー・スピアーズが撮影したシロカツオドリの躍動 スコットランドで撮影されたグランプリ作品は、体をロケットのようにして海中に飛び込むシロカツオドリの瞬間を鮮烈にとらえたものである。成人写真家を対象とした部門には、「Best Portrait」や「Birds in the Environment」、「Bird Behaviour」、「Birds in Flight」、「Black and White」、「Urban Birds」、「Conservation:Single Image」、「Creative Perspectives」の8つのカテゴリーが設けられており、世界各地から優れた作品が集まった。 16歳プールアーマドが捉えた満月とアメリカワシミミズク 若手写真家を対象とした「ヤング・バード・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2026」では、米国出身の16歳であるパーハム・プールアーマドが受賞を果たした。満月を背にしたアメリカワシミミズクをとらえたその作品は、野鳥の魅力を鮮やかに表現している。同コンテストでは若手部門として3つのカテゴリーが用意され、次世代の写真家たちの技術と感性が競われた。 野鳥保護団体への寄付とコンテストが果たす役割 バード・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤーは単なる写真の優劣を競う場ではなく、野鳥保護活動を中心に据えている点が大きな特徴である。2026年度は、提携している団体「Birds on the Brink」に対して5000ポンド以上の寄付金が贈られた。同団体は、世界各地で展開される草の根の鳥類保護活動に不可欠な資金を供給している。…
2026年10月14日
日本
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは12日と13日の両日、初めて青森県を来県され、「青の煌めきあおもり国スポ」の観戦や文化施設の訪問を通じて県民と交流された。沿道では多くの県民が国旗を振って迎え、愛子さまは車内から手を振って応えられたと、読売新聞オンラインが報じた。 三沢空港に到着され、六戸町で軟式野球を観戦 愛子さまは12日正午頃、青いスーツ姿で三沢空港に到着し、六戸町の六戸メイプルスタジアムで行われていた国スポの軟式野球の試合を観戦された。読売新聞オンラインの報道によると、説明役を務めた全日本軟式野球連盟の堺充広会長に対し、愛子さまは「軟式野球ではホームランが出るんですか」や「どんな方が競技をされているんですか」などと尋ねられたという。観戦中は選手たちのプレーに温かい拍手を送られた。 是川縄文館で土偶をご覧になり、国宝の合掌土偶に笑顔 同日、八戸市の是川縄文館を訪問された愛子さまは、学芸員から土偶の目の大きさが時代によって変化すると説明を受け、「確かに目の形が違いますね」と話された。読売新聞オンラインによると、「屈折像土偶」を指して「かわいらしいですね」と笑顔を見せられたほか、国宝の合掌土偶なども熱心にご覧になった。文化施設の訪問を通じて、地域の歴史や文化に触れられるご様子が伝えられている。 むつ市でのフェンシング観戦と小学生の海洋ゴミ研究発表 13日には、むつ市で行われた国スポのフェンシング競技を観戦された。説明役によると、一進一退の展開に愛子さまは「激しい試合になっていますね」と感想を述べられたという。その後、「むつ来さまい館」に移動され、地元の市立関根小学校の5、6年生計13人が海洋ゴミについて行った研究発表に耳を傾けられた。児童たちがCMを制作するなど啓発に取り組んだ内容をうなずきながら聞き、「素晴らしい発表をありがとうございました」と声をかけられたと、読売新聞オンラインは伝えている。 大会の運営課題と来年へ向けた宮崎県職員の派遣 一方、日テレNEWS NNNによると、あおもり国スポの開催地では多くの選手や観客の移動を支えるため、会場周辺の一般車両が規制され、シャトルバスによるピストン輸送が行われた。しかし、交通規制による路線バスの遅れや地域住民への説明不足といった課題も浮き彫りとなった。また、観光シーズンと重なったことで宿泊施設の確保が難しくなり、取材班が大館市に宿泊するなど周辺県への分泊を余儀なくされる状況も生じた。来年開催される宮崎国スポに向け、宮崎県の国スポ・障スポ局の職員らおよそ100人がスタッフとして派遣され、実際の運営状況や課題を研修している。 青森での全日程を終え、13日夜に三沢空港から帰京 愛子さまは2日間にわたる初めての青森県訪問の日程を滞りなく終え、13日夜に三沢空港から帰京された。国スポの会場や文化施設、さらには地元小学生との交流を通じて多くの県民と触れ合い、温かい歓迎を受けられた一連の訪問となった。宮崎県をはじめとする次回開催地への準備が進む中、各地の国スポを巡る動向に引き続き関心が集まっている。 写真:日テレNEWS NNN
2026年10月14日
日本
2026年10月14日、ドナルド・トランプ米大統領は、デンマーク領の自治地域であるグリーンランドで大規模な石油、天然ガスおよび鉱物の資源探索が始まろうとしていると発表しました。
2026年10月14日
科学&テクノロジー
ハレー彗星の塵が地球の大気と衝突するオリオン座流星群が、2026年10月21日から22日にかけてピークを迎える。
2026年10月14日
日本
ASUSが販売する15.6型ノートパソコン「ASUS Vivobook 15」の限定カラーモデルが、Amazon.co.jpのプライム感謝祭先行セールにおいて、通常価格から46%オフの6万9800円で販売されていると、ascii.jpが2026年10月14日に報じた。 限定カラー採用のASUS Vivobook 15がプライム感謝祭先行セールで46%オフ テック情報サイトのascii.jpによると、ASUSのノートパソコン「ASUS Vivobook 15」のクワイエットブルー限定カラーモデルが、Amazon.co.jpのプライム感謝祭先行セールにて特価で販売されている。10月14日現在の販売価格は6万9800円。非セール価格の12万4800円から、5万5000円の割引が適用されている。本セールはプライム会員限定の企画として実施されており、購入の際は会員資格が必要となる。 8コアのAMD Ryzen 7 7840HSと512GB SSDを搭載した処理性能 本体には、8コア16スレッドの高性能CPUである「AMD Ryzen 7 7840HS」が搭載されている。ascii.jpの報道では、マルチタスクや負荷のかかる作業もスムーズにこなせるパワフルな仕様になっており、快適な作業環境を実現すると伝えられている。また、ストレージには512GBのSSDが組み合わされており、日々の作業から普段使いまで幅広く対応できる構成だ。 ノングレア仕様の15.6型フルHD液晶とテンキー付きキーボード 画面には、見やすさを考慮したノングレア仕様の15.6型フルHD液晶を採用している。大画面による作業のしやすさに加え、キーボードにはテンキーが搭載されている。これにより、文字入力だけでなく数字の入力作業もスムーズに行える設計となっていると、ascii.jpは伝えている。 USB Type-C給電やプライバシーシャッター付きWebカメラなど充実の機能…
2026年10月14日
科学&テクノロジー
2026年10月9日、連邦捜査官は、サンフランシスコにあるOpenAI本社内の役員会議室で、テレビの裏に隠された秘密の音声録音装置を警備員が発見したことを受け、35歳のサウジアラビ…
2026年10月14日
日本
大阪府の看護師、田島由佳さん(47)は2008年の長女出産後、少食や偏食に悩む我が子の食事に苦しみ、孤立感を深め、育児のプレッシャーから自分を責め続けた末、市の発達相談窓口での臨床心理士との出会いをきっかけに気持ちを立て直したという。. 看護師として向き合った理想と現実のギャップ 田島由佳さんは看護師として多くの赤ちゃんや家族と向き合ってきた経験があり、2008年に長女を出産した当初は子育てに自信を持っていた。しかし、現実はその期待を大きく裏切るものだった。長女は哺乳瓶を受け付けず、離乳食もなかなか進まない。毎回の食事には常に長い時間がかかり、心身ともに余裕が削られていった。「なんで食べてくれないの、私が悪いのかな」と、いつしか自分自身を責めるようになっていった。周囲に相談しても誰も本当の気持ちを分かってくれていないと感じ、外出の機会も次第に減って孤立感が深まっていった。 終わりの見えない試行錯誤と周囲の言葉への焦り 長女になんとかご飯を食べさせるため、田島さんは自宅でさまざまな工夫を重ねた。複数の食材を混ぜると嫌がるため単品で出し、嫌いな野菜は好きな料理に混ぜ込むといった試行錯誤を続けた。しかし、口にするかどうかは毎回異なり、そのたびに一喜一憂した。食事の時間はいつしか大きな苦痛へと変わり、料理を作ること自体が嫌になってレトルト食品に頼っても、やはり長女は食べてくれなかった。医師や保健師、助産師に相談すると、「そのうち食べるようになるよ」「これを食べさせてみては」と声をかけられた。相手に悪意がないことは分かっていても、言われるたびにげんなりし、誰も自分の気持ちを分かってくれないという思いが募った。 娘の小さな瞳が気づかせた思い込みと第三者の助け ある日の食卓で、いつものように離乳食のスプーンを口元へ運ぶと、長女は口を閉じ、体をのけぞらせて拒んだ。「今日も拒まれちゃった」とため息をついた時、ふと娘の顔を見ると、心配そうにこちらを見つめていた。その表情は申し訳なさそうにも、悲しそうにも見えた。小さな瞳でじっと見つめる娘の姿に、田島さんは「食べないことだけに目を向け、目の前にいる娘の気持ちを考えていただろうか」とはっとさせられた。思いあまって市の発達相談窓口を訪れ、対応した臨床心理士から娘の特性について指摘を受けた。テレビを見ている時に横から話しかけても返事をしないのではないかといった言葉は、思い当たるものばかりだった。 肩の荷が下りた瞬間と我が子に寄り添う新しい日々 発達相談窓口での対話を通じて、娘を理解してくれる人は自分以外にもいると知り、第三者の力を借りてもいいのだと気づくことができた。「私がこの子のことを一番分かっていなければならない、というわけじゃないんだ」と感じた瞬間、長上の荷が大きく下りた。心に余裕が生まれると、長女への接し方も自然と変わっていった。用意した食事をどう食べるかは娘にゆだね、残しても手で食べても良いとした。どの皿で食べたいのかを尋ねるようになると、長女の笑顔は徐々に増えていった。幼い子の少食や偏食に悩む親は多く、SNSには解決があふれる中で、田島さんは現在、かつての自分と同じように追い詰められた保護者たちを支える活動に取り組んでいる。
2026年10月14日
日本
少子化で中学3年生の人口が減る中、新潟県内の私立高校では志願者数が増加傾向にある。大学進学への取り組みや授業料の実質無償化が背景にあり、新潟明訓高校では2026年度入試で合格者数を大きく絞り込んだと、新潟日報社の報道で分かった。 大正10年創立の新潟夜間中学講習会をルーツとする歴史 新潟明訓高校のルーツは大正10年にさかのぼる。昼間働く若者たちが夜間に学びたいと、小学校の校舎を借りて集まった「新潟夜間中学講習会」が始まりだと、長谷川雅一校長が語っている。当時は中学校に進学できる割合が1%台にとどまり、女子には門戸が開かれていなかった。そうした中で勉強したい人が集まってスタートした歴史を持つ。教育理念の根幹には「好学」と「自治」が据えられている。自分たちで学び、考え、生徒会活動や部活動も含めて学校を作り上げていくことが同校のアイデンティティーだという。 自由な校風と高いレベルの文武両道を目指すキャンパス環境 校風は昔から自由だとされ、現在は女子が55%ほどを占める。野球場やサッカー専用グラウンドを備えた独特な校舎環境があり、「高いレベルの文武両道」を目標に掲げている。文化部も活発で、放送部は全国レベルの活動実績を持ち、書道部のパフォーマンスは各地のイベントに呼ばれる。また、吹奏楽部には70人が在籍している。自分が高校生活で本当にやりたいことをやらせるスタンスを取っており、図書館の自習スペースや百周年記念会館の自習室は平日午後9時まで利用できるほか、大みそかや元日も開室されている。 グローバル、サイエンス、キャリアを網羅するGSCの学び 同校の大きな特徴として「GSC」の学びがある。グローバル、サイエンス、キャリアの頭文字を取ったもので、「明訓から世界へ」を標語に掲げる。中高一貫生は高校1年で全員が海外研修に参加し、高校からの入学者も希望制で例年160人ほどが参加する。外国人留学生を招いたオールイングリッシュでのディスカッションやプレゼンも実施される。サイエンス分野では文理を問わず科学的思考力を養うため、スーパーカミオカンデや国立天文台への訪問、新潟大学と連携した実験講座が開かれている。キャリア教育では、修学旅行を研修と位置付け、生徒自身が行きたい企業に電話でアポイントを取って訪問する取り組みを行っている。 2026年度入試で合格者数を大きく絞り込んだ背景と実態 新潟市内の中学関係者の間では、新潟明訓高校の合格難易度が上がり、新潟高校を目指すレベルでも滑り止めにならなくなっているという指摘が出ている。これについて浜田聡広報室長は、合格が難しくなっているのは事実だと認めつつ、新潟高校が募集を40人減らした影響も大きいと述べている。公立高校と併願受験ができる同校のB方式(定員80人程度)を見ると、2026年度の合格者数は前年から267人少ない544人にとどまった。2026年度入試は合格への門戸が格段に狭くなっており、今後の動向が注目される。
2026年10月14日
世界
フランス全土で教育予算の増額や学習環境の改善を求める高校生の抗議活動が拡大し、警察との衝突や大規模な逮捕者を出している。2026年10月14日までにニューズウィーク日本版などが報じたもので、マクロン政権への圧力が一段と強まっている。 高校生の学校封鎖から始まったフランス全土の抗議運動 フランスにおける一連の抗議活動は、2026年9月中旬にパリ郊外の高校で発生した。教員不足や劣悪な学習環境に対し、生徒たちが学校を封鎖して抗議したのが発端だと、ニューズウィーク日本版が報じている。局地的な運動はわずか10日足らずでパリ全域へ波及し、全国規模のデモへと発展した。クーリエ・ジャポンの報道によると、仏紙「ル・モンド」はこの運動について「その規模と性質において、すでにここ数十年で最も重要なティーンエイジャーの抗議行動の領域に達している」と伝えている。 生徒たちが直面する具体的な教育現場の課題 抗議に参加する生徒たちが声をあげている背景には、複数の深刻な構造的要因がある。クーリエ・ジャポンが伝えるところでは、職員不足や欠員の放置、大人数ですし詰めの授業、過密な時間割、そして「進路を一方的に決める」とされる大学出願システム「パルクールシュップ」や老朽化した校舎への不満が挙げられている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)も懸念を持って一連の事案を注視し、デモが平和的に維持されるよう訴えていると、フランスアンフォの報道として伝えられている。 トランプ米大統領の介入と移民をめぐる政治論議 こうした国内の混乱に対し、米国からも発言がなされた。ドナルド・トランプ米大統領は10月6日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「フランスでの出来事は、制御不能になった移民大量流入(の結果)にほかならない。問題は学校ではない。かつて偉大だった国を、イスラム教徒が乗っ取ろうとしていることだ!」と主張したと、ニューズウィーク日本版が伝えている。この発言は、フランス国内ですでに意見が割れている移民やナショナルアイデンティティーをめぐる政治論議に波及している。 写真:クーリエ・ジャポン 歴史人口学者エマニュエル・トッドが指摘するフランスの政治構造 歴史人口学者のエマニュエル・トッドは、仏ラジオ局「ユーロップ・アン」の番組に出演し、高校の校舎に火がつけられる様子にショックを受けつつも、フランスがヨーロッパ随一の「老人支配国家」となっている点を指摘した。トッドは民主主義の逆説に言及しながら、今回の高校生デモに関する考えを述べていると、クーリエ・ジャポンが報じている。政府側も3000人の教員の追加配置を早急に進めるなどの対応をとっているが、「政府の予算的裁量の余地は乏しい」とする指摘もあり、事態の収束は見通せていない。 関連情報: フランスの高校生が学習環境の改善を求め抗議活動を激化させ数百校が休校へ · フランス全土で高校生の抗議デモが拡大、政府は教育環境改善へ臨時教員3000人の増員を決定 写真:ニューズウィーク日本版 フランス 高校生デモ拡大 財政不安で第2のギリシャに【NIKKEI NEWS NEXT】
2026年10月14日
日本
米連邦地裁のビンセント・チャブリア判事は火曜日、農務省が進めていた人員再配置やオフィス閉鎖の計画を一時差し止める命令を出した。
2026年10月14日
スポーツ
ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は火曜日、ミルウォーキー・ブルワーズとのナショナルリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第3戦において、不振が続く大谷翔平選手をスタメン起…
2026年10月14日