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NASAが100億ドルの月面輸送契約を選定、スペースXやブルーオリジンら8社が基地建設を支援

NASAは2026年11月7日、月面南極での持続的な基地建設に向けた商業月面ペイロードサービス(CLPS)第2段階の契約ベンダーとして、スペースXやブルーオリジンなど8社を選定したと発表した。

NASAが100億ドルの月面輸送契約を選定、スペースXやブルーオリジンら8社が基地建設を支援

NASAは2026年11月7日、月面南極での持続的な基地建設に向けた商業月面ペイロードサービス(CLPS)第2段階の契約ベンダーとして、スペースXやブルーオリジンなど8社を選定したと発表した。本契約は10年間の複数社契約であり、総額上限は100億ドルに設定されている。

今回の発表に合わせて、既存のCLPS 1.0契約の総額も26億ドルから42億ドルへと引き上げられた。基地建設の初期段階を支えるためのものであり、米国の民間宇宙企業による月面輸送や技術実証の枠組みが一段と拡大することになる。

CLPS 2の8社選定と上限100億ドルの枠組み

CLPS 2の枠組みには、ブルーオリジン、ファイアフライ・エアロスペース、インテュイティブ・マシンズ、iSpace US、ロッキード・マーティン・スペース、ノースロップ・グラマン・スペース・システムズ、スペースX、ボイジャー・テクノロジーが選ばれた。各社は月面へ科学機器やインフラペイロードを輸送するランダーの管理、製造、運航を担う資格を得る。

NASAが100億ドルの月面輸送契約を選定、スペースXやブルーオリジンら8社が基地建設を支援
写真:Yahoo Tech

ファイアフライ・エアロスペースは、「ブルーゴースト・ミッション1」の月面着陸を成功させた実績を持ち、今回のベンダー選定を機にさらなる大型ランダーの生産やミッションの拡大を目指す。同社のジェイソン・キムCEOは、これまでの月面運航で得た教訓を次の規模拡大に活かしていくとの見解を示している。

月面基地に向けた原子力ローバーと輸送任務

月面基地の初期フェーズを支えるため、ブルーオリジンはマーク1ランダーを用いた「PROMISE」ローバーの輸送任務を担う。同社は9400万ドルの基本契約に加え、業績に応じた1億4000万ドルのオプション契約を獲得した。

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PROMISEは水氷が存在するとされる永久影地域や長い月夜の間も稼働できる原子力ローバーであり、NASAジェット推進研究所(JPL)がキュリオシティおよびパーサビアランス火星ローバーの予備部品を活用して開発を進める。打ち上げは2028年後半に予定されており、18カ月のミッションを通じて月面環境の調査を行う計画となっている。

さらに、NASAのVADR(ベンチャー級専用・相乗り打ち上げサービス)契約の下、アロー・サイエンス・アンド・テクノロジー、ブルーオリジン、インパルス・スペースの3社に対して合計約13億ドルの輸送タスクオーダー6件が与えられた。インパルス・スペースは、月面貨物配送に向けた軌道転送ビークルなどの製品群を活用した2件のタスクオーダーを受注している。

NASAが100億ドルの月面輸送契約を選定、スペースXやブルーオリジンら8社が基地建設を支援
写真:FourWeekMBA

アルテミス計画を通じた月面から火星への展望

NASAのジャレッド・アイザックマン管理者によれば、月面基地の要素は宇宙飛行士が戻る前にあらかじめ現地に配備される仕組みとなっており、ミッションを積み重ねる形で基地建設が進められている。一連の商業提携と輸送網の整備は、将来的な火星探査を見据えた持続的な宇宙探索インフラの土台となる。

執筆者について: nipponese

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