ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は火曜日、ミルウォーキー・ブルワーズとのナショナルリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第3戦において、不振が続く大谷翔平選手をスタメン起用することを発表した。チームは連敗を喫し崖っぷちに立たされているものの、大谷選手本人の強い出場への意志と打撃フォーム改善への手応えを重視した形となる。
ポストシーズンに入り厳しいマークと不振に苦しんでいる大谷選手を巡っては、第2戦の敗戦後に首脳陣の間でスタメンから外すかどうかの協議が行われていた。しかし、ドジャースタジアムで行われた全体練習の前にロバーツ監督と本人が話し合いを持ち、最終的に起用が決定した。
デーブ・ロバーツ監督が明かした起用の判断と本人の強い意志
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は14日の試合前にメディアの取材に応じ、前日の非公開練習時に大谷選手と十分な話し合いを行ったことを明らかにした。「彼は出場してチームの勝利と優勝に貢献したいと強く願っている」とロバーツ監督は述べ、打撃フォームの修正について本人に確信があることを踏まえて起用を決断した。
デーブ・ロバーツ監督は「彼は自分の打撃メカニズムに確信を持っています」「彼は私たちを助けられると強く主張していました。彼は野球の試合に勝つのに十分な状態にあります。だから、私が聞く必要があったのはそれだけです」と述べた。
ロバーツ監督は、2024年のポストシーズンで右足首の重度な捻挫を抱えながらも起用を続けたフレディ・フリーマン選手の事例を引き合いに出し、主軸選手の状態を見極める難しさと信頼関係について言及している。また、アンドリュー・フリーマン編成本部長も過去に言及していた通り、大谷選手自身は常にコミュニケーションを取る姿勢を見せつつも、故障の影響について詳細を語らない場面があった。しかし今回は本人の「出られる」という強い確信を首脳陣が尊重した。
ポストシーズンでの打撃成績と負傷がもたらした影響
大谷選手は今季終盤から右上腕二頭筋と左膝の痛みに悩まされてきた。9月には約2週間の負傷者リスト(IL)入りを経験し、復帰後も症状の管理を続けながらプレーしている。打撃成績はレギュラーシーズン終盤から低迷し、ポストシーズンでは20打数3安打の打率.150、長打ゼロという数字に低迷している。

打撃内容においても、かつての圧倒的なスイングスピードや打球の強さが影を潜め、速球に対して差し込まれる場面や、変化球への対応に苦慮する姿が目立っている。ブルワーズのパット・マーフィー監督も「彼のこれまでの能力を忘れることはできない」と警戒を怠らないものの、打席でのアプローチには変化が生じており、試行錯誤が続いている状況だ。
大谷翔平は「結果について、私はすべての責任を負います、…」と述べた。
試合後、通訳のウィル・アイレトン氏を通じてメディアの取材に応じた大谷選手は、自身の成績不振について一切の言い訳をせず、「すべての責任は自分にある」と語った。また、痛みの軽減と打撃動作の最適化に向けたアプローチを日替わりで試していることも明かしている。
対戦相手の警戒と第3戦に向けたチームの状況
対戦成績を2勝0敗とされているドジャースは、本拠地ドジャースタジアムに戻っての戦いとなる。ブルワーズは第3戦の先発として左腕のロバート・ガッサー投手を予定しており、対するドジャースは同じく左腕のブレイク・スネル投手をマウンドに送る。
ドジャースタジアムで迎える第3戦では、ブルワーズが左腕のロバート・ガッサー投手、ドジャースが左腕のブレイク・スネル投手を先発マウンドに送る予定となっている。打撃コーチ陣も大谷選手の打撃練習における手応えを支持しており、中軸での起用が続く見通しだ。