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デンマーク政府、米コベナント製巡航ミサイルアンセムなどの調達を発表 世界

デンマーク政府、米コベナント製巡航ミサイルアンセムなどの調達を発表

デンマーク政府は2026年9月22日、米防衛スタートアップのコベナントが開発した低コスト巡航ミサイル「アンセム」およびコングスベルグ製「JSM」の購入を発表した。安価な商用サプライチェーンを活用する新興企業の兵器が、欧州の安全保障政策に組み込まれつつある。 デンマーク政府が選んだ新型ミサイルの調達方針 デンマーク政府は22日、集団的抑止力を強化するために2種類の新型長距離ミサイルを調達すると発表した。国防省は国防参謀長の勧告に基づき、F-35から発射可能なコングスベルグ製のJSMと、地上から発射可能なコベナント製のアンセムの取得を進めている。現地の公共放送TV2は、両方を合わせた購入契約が10億ドル相当になると報じている。調達規模の全貌や具体的な納入時期について、デンマーク側は詳細を明かしていない。TV2の報道によれば、アンセムの射程は推定1200km程度とされている。 低コスト巡航ミサイル「アンセム」の仕様と生産体制 2024年に創業した防衛スタートアップのコベナントは、約2年間のステルスモードを経て低コスト兵器分野に参入した。同社は2026年9月に低コスト巡航ミサイルのアンセムを公開し、2027年第1四半期に量産を開始して初年度に1,000発を生産する計画を明らかにしている。最終的には年5,000発まで生産規模を拡大する方針だ。米国、ドイツ、イスラエルの3拠点で生産体制を整え、ドイツで製造する欧州向けのアンセムには米国製部品を一切含めず、ほぼ完全な欧州サプライチェーンから構成要素を調達する。 トマホークとの性能差と大量生産の戦略的意義 アンセムの弾頭重量はトマホークの半分強にあたる最大250kgであり、1発あたりの調達コストはトマホークの数分の一である数十万ユーロ台半ばとされている。アンドゥリルのバラクーダ-500MやレイドスのLCCMなど、他社の軽量弾頭を持つ低コストミサイルとは競合しない規模を持つ。コベナント自身は、トマホークに弾頭重量で劣るものの、低コストかつ大規模に量産できる利点を活かすことで飽和攻撃が可能になると主張している。Reutersの報道によると、米国、ドイツ、イスラエルの3拠点で生産されるアンセムの総数は年1.2万発に達する見通しである。 伝統的防衛企業と新興企業を分けるサプライチェーンの構造 大手防衛企業が製造するミサイルは、防衛産業に特化したサプライチェーンの特注品や手作業に依存しており拡張性に乏しい。これに対し、防衛スタートアップが手がける低コスト兵器は、商用サプライチェーンや自社製造のコア部品を組み合わせてハイパースケールを前提に構築されている。主要ミサイルの増産でボトルネックとなるシーカーや固体ロケットモーターの供給問題に対し、新興企業はデュアルユース技術や自社製造への切り替えで依存からの脱却を図っている。 ロシア側からの反発とデンマーク国防相の反応 ロシア側は、デンマークの長距離ミサイル取得に対して攻撃的な精密兵器が核保有国にとって軍事的脅威になるとし、安全保障を強化すると信じるのは危険な幻想だと反応した。これに対し、デンマークのイェッペ・ブルース国防相はロシアに指図されるべきではないと述べ、近隣諸国やNATOと協力してデンマークを守る姿勢を強調した。ロシアの考えに左右されたり思いとどまってはならないとの見解を示している。 残された問いと今後の調達スケジュール アンセムの米陸軍への納入は2027年を予定しており、年内にはドイツで製造した機体を国際的な顧客へ引き渡す計画が進められている。しかし、デンマークが取得する個別のミサイル発注数や具体的な引き渡しスケジュールについて、当局はロシア側の動向を考慮して詳細を公表していない。欧州における低コスト巡航ミサイルの実戦配備と生産拡大が、実際の安全保障環境にどのような影響を与えるのかは引き続き注視されている。 🇺🇦デンマーク在住のウクライナ人の方へ、居住権が変更されます! #デンマーク

巨人新監督に松井秀喜氏が就任、背番号は「90」で会見詳報 日本

巨人新監督に松井秀喜氏が就任、背番号は「90」で会見詳報

読売巨人軍の新監督に球団OBでメジャーリーガーとして活躍した松井秀喜氏の就任が2026年10月23日に決まった。24年ぶりの球団復帰となる松井氏は同日午後3時から東京都港区で記者会見を開き、新たな黄金時代を作る決意を語った。契約期間は3年で、背番号は90に決まった。 長嶋茂雄元監督の背番号「90」を継承する思い 新しくつける背番号「90」は、長嶋茂雄終身名誉監督が最初に監督に就任したときに付けた番号と同じである。松井新監督は第一次長嶋監督時代について、「6年間日本一にはなられていない。選手・長嶋茂雄がいない巨人軍で大変苦労され、またその反面、大きな情熱で若い選手たちと向き合ったと思っている。私もその気持ちを継いでいきたい」と語った。背番号を選んだ理由については、長嶋元監督が昨年89歳で亡くなり今年90歳になったことや、現役時代の「55」と大リーグ最後につけた「35」を足すと90になることを挙げ、「新たなスタートを切るには90番は一番素晴らしい」と明かした。 「遅いよ」長嶋元監督との思い出と監督打診の葛藤 記者会見では監督就任にあたり、「長嶋茂雄さんが生きていたら何と言うと思うか」との質問が飛んだ。松井新監督は「遅いよ、じゃないですかね。おそらく、誰よりもこの瞬間を楽しみにしてくださっていたと思います」と答えた。打診を受けたときについては、「うれしかったです。私としてはどこにいても心の中にジャイアンツはありました」と振り返った。一方で、生活基盤のあるアメリカから日本へ戻る決断には悩みもあったといい、「家族の後押しがないとここに来ることはできなかった。その後押しを受けて、今はただ前を向いて、ジャイアンツの力になりたい」と心境を述べた。 ドラフト1位で横浜高・織田翔希を指名した驚きと育成への方針 前日の22日に行われたドラフト会議で、巨人は大リーグ挑戦を表明している横浜高の織田翔希選手を1位指名した。松井新監督はこの指名について、「どの選手を指名するかは知りませんでしたので、びっくりしました、というのが正直なところですね」と話した。さらに、「来年の戦力はおかまいなしに育成に全振りして、とても清々しい気持ちです。世界一のピッチャーになる選手と、もしかして契約できるかもしれないというチャンスもいただいた。久しぶりにドラフトを見てジャイアンツでぞくっとした」と語り、数年後のチーム作りに責任を持つ姿勢を示した。 「新たな黄金時代を作れるよう」山口オーナーと描く再建への道 山口寿一オーナーは記者会見で、シーズン終了後に松井氏へオファーを出し、1週間後に受託の返事をもらったと経緯を説明した。「今季いろんなことがあり、ジャイアンツにとっては一つの危機であった年。そこを力強く乗り越えて強いジャイアンツにするには松井監督しかない」と起用の理由を述べた。これを受けて松井新監督は、「これからのジャイアンツ、強いジャイアンツ、素晴らしい組織のスタート地点に携わらせていただけることを嬉しく思います。V9以来、黄金時代は来ていない。新たな黄金時代を作れるよう、今日、ここからスタートしたい」と抱負を述べた。松井新監督を迎え入れた巨人は、24年ぶりの復帰となる指揮官のもとで再出発の秋を迎えている。

台風30号が九州へ接近、26日ごろにかけて大雨や強風に警戒 日本

台風30号が九州へ接近、26日ごろにかけて大雨や強風に警戒

大型で非常に強い台風30号は23日夜、与那国島付近を北北西へ進み、先島諸島に接近している。気象庁によると、今後は東シナ海を北上して26日ごろには九州へ接近し、上陸する可能性がある。沖縄や九州北部では暴風や土砂災害への厳重な警戒が呼びかけられている。 与那国島付近を進む台風30号の実態と現在の勢力 大型で非常に強い台風30号(チャンパー)は23日午後7時現在、与那国島付近にあり、中心気圧は945ヘクトパラカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルを記録していると気象庁が発表した。時速20キロの速さで北北西へ進んでおり、25メートル以上の暴風域は中心の北側330キロ、南側280キロに及ぶ。また、15㍍以上の強風域は北東側850キロ、南側600キロに達している。台風は24日にかけて先島諸島にかなり接近する見込みであり、沖縄では24日に予想される最大風速が45メートル、最大瞬間風速が60メートル、波の高さは12メートルに達するとみられている。沖縄や西日本では非常に激しい雨が降る予想となっており、BSN新潟放送の報道によると、九州北部では24日、土砂災害に厳重な警戒が必要とされている。 沖縄や九州北部における大雨と暴風への警戒 台風の北上に伴い、日本の南にある前線も北上して活動が次第に活発になると気象庁は発表している。23日午後6時から24日午後6時までの24時間降水量は、多い所で九州北部と沖縄が250ミリ、近畿が120ミリ、九州南部が100ミリと予想されている。沖縄では24日にかけて暴風やうねりを伴う高波、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に警戒する必要がある。さらに、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まるおそれもあると報じられている。台風本体による強風だけでなく、前線による大雨への備えが急務となっている。 東シナ海から九州への進路と週末の天気への影響 台風30号は24日午前6時には与那国島付近でほとんど停滞し、その後は北上して24日午後6時には与那国島の北約230キロへ進む見込みである。さらに、25日午後には東シナ海へ進み、26日午後には九州の西へ達すると予想されている。26日午後の予報円は半径300キロと大きく九州を広く覆っており、勢力は弱まるものの、進路によっては九州に接近・上陸する可能性がある。新潟放送の天気予報によれば、台風の接近に伴い、土日の24日から25日にかけては東京や名古屋、大阪、広島、福岡などの広い範囲で雨が降る見込みであり、東日本や西日本でも27日ごろにかけて大雨などによる災害に注意が必要とされる。 台風から温帯低気圧への移行と今後の見通し 気象庁の予想では、台風は27日午後には伊豆諸島近海で温帯低気圧に変わる見込みである。温帯低気圧に変わった後も中心気圧は1004ヘクトパラカルと予想されており、前線や低気圧の位置によっては風や雨の影響が残る可能性がある。東・西日本では27日ごろにかけて大雨などによる災害への注意・警戒が呼びかけられており、今後の台風情報や気象庁が発表する最新の予報に注意を払うことが求められている。 関連情報: 13年ぶり台風30号が発生、非常に強い勢力へ発達し西日本などへ影響の恐れ · 台風30号は台湾方面へ進む見込み、沖縄の先島諸島は高波やうねりに警戒が必要 【台風30号 2026】なぜ北寄りの進路に変化したのか?気象予報士解説

ケニアのタクシー運転手チャオスが解説する自動車保険事情と無保険の罰金リスク 世界

ケニアのタクシー運転手チャオスが解説する自動車保険事情と無保険の罰金リスク

ケニアの首都ナイロビでタクシー運転手として働くチャオス氏が、同国の自動車保険制度やバイク事故の実態についてrocketnews24.comの報道で明らかにした。車を運転する際には有効な保険への加入が義務付けられており、無保険運転には10万ケニアシリング(約12万円)の高額な罰金が科されるという。 ケニアにおける自動車保険の種類と加入の義務 ケニアで車を運転するためには、有効な自動車保険への加入が法的に義務付けられている。rocketnews24.comが伝えたところによると、無保険で車両を運行した場合の罰金は10万ケニアシリング、日本円にして約12万円という非常に大きな金額に達する。そのため、ドライバーにとって保険選びや契約の維持は日常の重大な関心事となっている。 現地における自動車保険は大きく分けて2種類存在する。ひとつは「Comprehensive Insurance(総合保険)」であり、もうひとつは「Third Party Insurance(対人・対物賠償保険)」と呼ばれるものだ。総合保険は事故で自車が破損した際にも契約内容に応じて修理費用が補償されるが、第三者向けの保険では自分の車の修理費用までカバーされないことが多いという。 事故発生時の警察による手続きと補償の流れ 実際の交通事故における対応について、チャオス氏は警察の役割が重要であると指摘している。rocketnews24.comの報道によると、事故が起きた際はまず警察が現場に臨場し、状況を確認した上で調査を行う。その上で、保険会社へ提出するための公式な書類が作成される仕組みだ。 作成された書類は保険会社へ提出され、内容の審査を受けることになる。保険会社が補償の対象であると判断を下した場合にのみ、保険金を利用した車の修理が可能となる。ただし、実際にどの程度の費用が補償されるかは、加入している保険の契約内容によって大きく異なるため注意が必要である。 バイク事故が抱える特有のリスクと現場の実情 ナイロビをはじめとするケニアの道路では多くのバイクが走行しているが、その保険事情には車とは異なる側面がある。rocketnews24.comの報道によれば、特に地方を走るバイクの中には保険に未加入のまま運行されているケースが少なくない。バイクとの事故は車同士とは違った特有の難しさを伴う。 チャオス氏自身も過去に、運転中の車にバイクがサイドミラーをぶつけて破損させる事故を経験している。その際、バイクに乗っていた男性が転倒したものの、現場から走り去らずに残っていたため直接話し合うことができたという。ケニアではバイクが車に接触した際、そのまま逃走して相手の行方が分からなくなるトラブルが発生することもある。 タクシー運転手が日々直面する交通の現実 自動車保険は万が一の備えとして不可欠な制度であるが、ひとたび事故が起これば保険の適用範囲だけでなく、警察による厳格な手続きや当事者間の交渉など多くの課題が生じる。チャオス氏は日々のタクシー営業において、こうした事故やトラブルを避けるために細心の注意を払ってハンドルを握っていると語る。ナイロビの道路交通事情は、法制度と現場の現実が複雑に絡み合う中で成り立っている。

女性自身 日本

作家の村上龍さんが10月17日に74歳で死去、幻冬舎booksが発表

作家の村上龍さんが10月17日に74歳で亡くなっていたことが、23日に幻冬舎BOOKSの公式Xによって発表され、テレビ東京系の経済対談番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』に今年3月までメインインタビュアーとして出演していた番組での様子について視聴者から心配の声があがっていたと、WEB女性自身が報じた。. 村上龍さんが74歳で死去、幻冬舎BOOKSが発表 作家の村上龍さんが10月17日に亡くなった。74歳だった。幻冬舎BOOKSが公式Xを通じて23日に発表した。1976年にデビュー作『限りなく透明に近いブルー』で第75回芥川賞を受賞し、その後も『コインロッカー・ベイビーズ』『半島を出よ』などの話題作を次々と発表した。小説にとどまらず映画監督やエッセイストとしても活動し、日本を代表する作家として時代を牽引した。 『カンブリア宮殿』で見せていた晩年の滑舌と視聴者の声 村上さんはテレビ東京系の経済トーク番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』に、2006年4月の番組スタート時から女優の小池栄子とともにメインインタビュアーとして出演していた。しかし、ここ数年はスタジオトークでの村上さんの滑舌に心配の声が相次いでいた。テレビ誌ライターによると、放送のたびにSNS上で「久々にカンブリア宮殿観てるけど、村上龍やばくないか」「フゴフゴ言ってて何言ってるのか分からなかった」といった指摘が続出していたという。 大日本印刷社長との番組対談で見せたやり取り 昨年4月10日の放送回では、印刷会社「大日本印刷」の北島義斉社長がゲストとして出演した。書店の数がこの20年で半減している現状について「本の文化を守っていきたい」と語る北島社長に対し、村上さんは「僕、本読まなくなりましたね」と言い放ち、隣の小池栄子を驚かせた。さらに「紙の本読んでる人なんていないですもんね、電車で」と続け、北島社長が本を読む機会の減少による知識レベルの低下を指摘すると、村上さんは「電車の中のスマホをなんとかすべきですね」と応じていた。 病気の懸念と加齢による口腔機能の低下という見方 番組の放送後にも、村上さんの会話が聞き取りにくくなっていることを指摘する声が多くあがっていた。テレビ誌ライターは当時を振り返り、字幕がないとかなり聞き取りにくくなっていたため病気を心配する声もあったが、単純に加齢による口腔機能の低下ではないかとみられていたと語っている。過去に同番組に出演した予防歯科のパイオニアに対し、村上さんが「20歳のころからここに通っていれば虫歯にならなかったし、自分の歯を抜かずに済んだと思う」といった話をしていたエピソードも存在している。 今年3月の出演から半年後の訃報に至るまで 晩年まで精力的に活動を続けていた村上さんだが、最後となった今年3月のテレビ出演の約半年後にこの世を去ることになった。最後の最後まで走り抜けたその生涯は、現代社会の深部を鋭くえぐる数々の作品とともに、日本の文学界とメディアに大きな足跡を残している。

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ハンガリー・セルビア間鉄道の投資回収に2400年かかるとの試算が浮上

中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の看板事業であるハンガリー・セルビア間鉄道で、投資回収に「2400年」かかるとの試算が浮上した。安全性や透明性を巡る懸念も根強く、象徴的プロジェクトの迷走が鮮明となっている。 投資回収まで2400年を要する経済的実態 ハンガリーとセルビアを結ぶ鉄道近代化事業は、当初から採算性が疑問視されてきた。Yahoo!ニュースによると、線路は人家のまばらな地域を通り、国内第3の都市セゲドすら経由しないルートが選定されている。フィジェルーの取材に応じた鉄道専門家の試算では、貨物列車の線路使用料で投資を回収するには2400年かかるという。ハンガリー外務省は採算性について「数値化しにくい」として計算を避けており、事業に関するあらゆる情報は2020年に可決された法律により10年間非公開とされている。 ノヴィサド駅で起きた痛ましい崩落事故 2024年11月1日、セルビア第2の都市ノヴィサドの駅舎で、庇(ひさし)が崩落する惨事が発生した。この事故で16人が死亡し、生存者は医学部の学生1人のみだった。同駅は、中国企業連合が請け負った鉄道近代化事業の対象エリアに含まれていた。Yahoo!ニュースによると、この崩落を巡り元建設相ら13人が起訴され、2026年7月には控訴裁判所が全員の審理を進めることを認めた。刑事責任の所在は依然として司法の場で争われている。 欧州規格の壁とオルバーン政権の誤算 この鉄道は、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル前首相が対中外交の柱として推進した。当初は2026年4月の議会選挙前の開業を目指していたが、中国製列車制御システムが欧州規格の承認を得られず、計画は頓挫した。オルバーン氏は選挙で敗北し、16年間の政権に幕を下ろした。Yahoo!ニュースによると、ハンガリー区間の旅客営業は国内列車が10月後半、ベオグラードへの国際列車が12月にようやく開始される見通しである。 ナイジェリアで露呈したインフラ整備の構造的欠陥 一帯一路の鉄道事業を巡っては、他国でも深刻なトラブルが報告されている。PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)によると、ナイジェリアの鉄道では、2025年8月に転轍機の故障による脱線事故が発生した。NSIBの予備報告書は、公社による整備不良と純正部品の不足を指摘している。同路線の乗客数は開業当初の1日約1万人から、2026年時点では800〜900人まで激減した。上院議員からは、建設設備に中古品が混入していた可能性も指摘されている。 安全性審査と揺らぐ中国インフラへの信頼 ノヴィサド駅の事故を受け、ハンガリー側は路線の安全性に対して慎重な姿勢を強めている。建設交通相はドイツの独立検査機関TÜVに技術・財務・安全面の審査を指示した。かつて時速40キロで車体が揺れるほど老朽化していた旧線に対し、新線は両首都を3時間台で結ぶ計画だが、その実現には高いハードルが残る。中国は欧州で高いインフラ技術を証明することを目指していたが、現状は資金面や実施体制の制約が重なり、看板事業としての信頼性が問われている。 今後の旅客営業が予定通り開始されるか、また司法が崩落事故の責任をどのように裁くのか、事態はなお流動的である。 写真:PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) ハンガリーセルビア鉄道が定礎式 中国の技術採用

モンゴル大規模火災、KDDI子会社幹部の車が火元か 日本

モンゴル大規模火災、KDDI子会社幹部の車が火元か

モンゴル東部の自然保護区で10月に東京都の2.4倍を超える約53万ヘクタールが焼失する大規模な火災が発生し、日本のKDDI連結子会社「モビコム」の幹部らが乗った車両が火元とされていることが分かった。fnn.jpなどが報じた。 モビコム幹部らの車両が火元となった大規模火災の発生 モンゴル東部の国境に近い「ヌムルグ自然保護区」で10月8日昼ごろ、大規模な草原火災が発生した。fnn.jpの報道によると、出火の原因になったとされているのは、日本の大手通信企業KDDIの子会社でモンゴルで通信事業を展開する「モビコム」の幹部らを乗せた車である。火は強風にあおられて一気に燃え広がり、一帯は黒煙に覆われた。アメリカ航空宇宙局(NASA)の公開した衛星写真でも、保護区中央付近の黒いエリアが日を追うごとに広がり、中国との国境付近まで迫る様子が確認されている。 東京都の2倍を超える面積が焼失した被害の実態 1週間以上にわたり猛威を振るった火災は、10月16日にようやく鎮火した。fnn.jpとNEWSポストセブンの報道によると、焼失した面積は約53万ヘクタールに及び、これは東京都の約2.4倍の広さに相当する。希少なトナカイやクマ、野鳥などの野生動物が生息し、人間居住地から離れて厳しく立ち入りが制限されていたヌムルグ自然保護区では、その約8割が消失した。隣接する中国の内モンゴル自治区側にも延焼し、国営新華社通信の報道では中国側が約3400人の消防隊員を投入して消火にあたった。 現地を訪れた目的を巡る情報と企業の対応 NEWSポストセブンの取材に対しKDDIは、当時現地にいたモビコムの日本人幹部ら13人が車5台に分乗し、ドルノド県の奥でモバイルの4Gネットワークの通信試験を実施するためだったと説明している。現地メディアでは幻の魚「アムールイトウ」の釣りなどが目的だったという報道もあったが、モビコム側は通信設備の試験目的であると主張している。火災発生当時、現地にはKDDIから出向しているモビコムの越智康博CEOを含む経営幹部3人が訪れていた。 現地トップによる謝罪と今後の再発防止策 一連の事態を受け、モビコムの越智康博CEOはモンゴル国民に向けて何度も頭を下げ、「自然環境に被害が生じたことを深く深くおわびするとともに、モンゴル国民の皆様に改めておわびを申し上げたいという気持ちでございます」と述べたとfnn.jpが報じている。またNEWSポストセブンの取材に対してKDDIは、グループ会社の活動に関連して多大な影響を与えたことを謝罪した。今後はモビコムと関係当局が進める調査に協力するとともに、フィールド試験の実施手順や安全管理の体制を抜本的に見直し、再発防止に取り組む方針を示している。 火災の詳しい経緯や環境への影響については、自然環境・気候変動省のサンダグオチル大臣が貴重な動植物の消滅や森林・水源の被害をまとめて報告書を出す方針を示しており、今後は現地当局による調査結果の解明が待たれている。 関連情報: モンゴル草原火災、KDDI子会社モビコム幹部らの車両立ち入りが原因か · KDDI子会社モビコムの車両から出火、モンゴルの保護区で大規模草原火災が発生 写真:NEWSポストセブン 東京23区の7.5倍が焼失…モンゴル火災の真相は? #モンゴル #火災 #ニュース