ソルジャー・フィールドで開催された第7週の「サーズデー・ナイト・フットボール」において、シカゴ・ベアーズとニューイングランド・ペイトリオッツが激突した。2024年のNFLドラフトで全体1位指名を受けたケイレブ・ウィリアムズと、全体3位指名のドレイク・メイという、同じクラスを代表する若きスタークォーターバック同士の対決は、 prime time(プライムタイム)の全米中継という大舞台にふさわしい白熱の展開となった。結果は、ウィリアムズ擁するベアーズが30対24でペイトリオッツを下し、勝利を収めている。.
ソルジャー・フィールドでの熱戦と2人のクォーターバックの軌跡
シカゴでの一戦は、互いに4勝2敗の好成績を収めて臨むチーム同士の顔合わせとなった。ベアーズのヘッドコーチを務めるベン・ジョンソンや、ペイトリオッツを率いるマイク・ヴレイベル監督にとっても重要な意味を持つ一戦であり、両軍のファンのみならず、リーグ全体から大きな注目を集めた。.

試合前のビルドアップから、メディアやファンの間では2人の歩んできた軌跡や将来性についての議論が尽きなかった。ベアーズは南部カリフォルニア大学(USC)出身の才能あふれるウィリアムズを1巡目全体の指名権で獲得した。一方のペイトリオッツは、ノースカロライナ大学出身のメイを3巡目で指名し、それぞれチームの未来を託すフランチャイズ・コーナーストーンへと育て上げている。
ケイレブ・ウィリアムズのパス陣頭指揮とベアーズの攻撃
ハムストリングの負傷による離脱から復帰したウィリアムズは、この日も抜群の安定感と卓越したパススキルを披露した。ウィリアムズはパス33回中22回成功、308ヤード、2つのタッチダウンをマークし、攻撃陣を力強く牽引した。
特に前半はルーサー・バーデン3世とのホットラインが猛威を振るい、バーデンは前半だけで4キャッチ130ヤード、1タッチダウンを記録。さらに後半に入っても鋭いパスを通し続け、ベアーズのオフェンス陣を優位に進めた。
ベン・ジョンソンは「これまでの映像に残された彼らのプレーには大いに敬意を払っている。ヴレイベルが年間最優秀コーチに選ばれたのには理由がある。彼のチームはまさにその通りのプレーをするんだ。堅実で、賢く、フィジカルなチームであり、木曜日に自分たちがどういう相手と対戦するか、選手たちも十分に分かっている」と述べた。
ペイトリオッツの追撃と勝敗を分けたターンオーバー
序盤のビハインドを背負う展開となったペイトリオッツだったが、ドレイク・メイを中心としたオフェンスは粘り強さを見せた。メイはパス31回中24回成功を記録し、新人のタイトエンドであるイーライ・ラリドンへの30ヤードのタッチダウンパスや、ハーフタイム直前にはランニングバックのラモンドレ・スティーブンソンによる48ヤードのキャッチ&ランを演出し、チームに得点をもたらした。
しかし、両者の決定的な違いとなったのはボールセキュリティであった。ウィリアムズが勝負強い判断力を発揮して失点を防いだのに対し、メイは試合を通じてターンオーバーを喫してしまい、それが接戦の行方を左右する大きな痛手となった。試合終盤には、ベアーズのキッカーであるカイロ・サントスが球団記録を更新する58ヤードのフィールドゴールを成功させ、勝利を決定づけた。
熾烈を極める今後の展望とライバル関係
この勝利により、両者の直接対決の通算成績は1勝1敗の五分となった。新人時代にペイトリオッツの本拠地で対戦した際は、メイ率いるチームがベアーズを相手に戦った歴史もあり、今回はベアーズがリベンジを果たした形だ。今後もNFLの第一線で比較され続けるであろう両者のライバル関係は、今回の激戦を経てさらに深まることになり、ファンの間ではいつの日かスーパーボウルという大舞台での再戦を期待する声が高まっている。