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英国当局による新たな容疑と逮捕の経緯 日本

テイト兄弟 強姦・人身売買容疑逮捕

2026年7月18日、米フロリダ州マイアミで、インフルエンサーのアンドリュー・テイトとトリスタン・テイトの兄弟が、英国当局による新たな強姦および人身売買の容疑で逮捕されました。米国当局は英国への身柄引き渡し手続きの一環として二人を拘束しており、両国の法執行機関による国際的な法的手続きが進行しています。 英国当局による新たな容疑と逮捕の経緯 英国の検察当局であるクラウン・プロセキューション・サービス(CPS)は、アンドリュー・テイト(39)とトリスタン・テイト(38)に対して、新たに合計38の罪状で訴追を行いました。今回の追加起訴は、新たに4人の被害者からの証言に基づき、ベッドフォードシャー警察が提供した証拠を受けて決定されたものです。これにより、兄弟が直面する容疑の総数は59に達しました。 Photo: Usatoday 具体的な容疑について、CPSの発表によれば、アンドリュー・テイトには以下の容疑がかけられています。7件の強姦、3件の性的搾取を目的とした人身売買の斡旋・促進、3件の身体的危害を伴う暴行、そして児童のわいせつ画像や過激なポルノに関連する19件の追加容疑です。一方、トリスタン・テイトに対しては、1件の性的暴行、2件の強姦、3件の性的搾取を目的とした人身売買の斡旋・促進の容疑が適用されています。 Photo: Aljazeera 逮捕は、7月18日土曜日にマイアミのジェームズ・L・ナイト・センターの外で行われました。米国連邦当局のU.S.マーシャルサービスは、封印された令状に基づき二人を身柄拘束したことを明らかにしました。司法省の報道官は、今回の逮捕について「裁判所の引き渡し手続きに従ったもの」であり、「司法省の引き渡しを規定する条約および法執行協定に準拠して行われた」と説明しています。 ベッドフォードシャー警察のケリーナ・トーマス副署長は、「我々の重大犯罪ユニットの捜査官は、クラウン・プロセキューション・サービス、および国内外の法執行機関と緊密に連携し、この複雑な捜査にあたってきた」と述べています。また、同氏は「この事件が大きな関心を集めることは理解しているが、憶測を控え、法的手続きが正しく行われることを見守ってほしい」と呼びかけました。 今後の見通しと背景 英国に拠点を置いて育ったテイト兄弟は、英国と米国の二重国籍を保持しています。かつてプロのキックボクサーとして活動していた二人は、SNSを通じてハイパー・マスキュリニティ(過剰な男性性)を強調し、富を誇示することで巨大な影響力を持つソーシャルメディア帝国を築きました。しかし、その活動の裏で長年にわたり刑事および民事上の法的問題に直面してきました。 Photo: NPR 今回の逮捕により、テイト兄弟はルーマニアから英国へと広がる国際的な法的闘争の渦中に置かれることとなりました。CPSは現在、英国で容疑を裁くために二人を英国へ引き渡すよう求めています。

ヨルダンのムワッファク・サルティ空軍基地への攻撃と米軍の死傷者 日本

米軍兵士2名死亡 ヨルダンのムワッファク空軍基地にイランによる攻撃

ヨルダンのムワッファク・サルティ空軍基地への攻撃と米軍の死傷者 2026年7月17日、ヨルダンのムワッファク・サルティ空軍基地(MSAB)がイランによる弾道ミサイルおよびドローンの攻撃を受け、米軍兵士2名が死亡、1名が行方不明となりました。米国中央軍(CENTCOM)の発表によると、この攻撃でさらに4名の米軍兵士が負傷し、ヨルダンの病院へ緊急搬送されました。負傷した4名はすでに退院しています。なお、他の兵士らも軽傷の評価を受け、すでに任務に復帰しています。 米国中央軍は、犠牲者の遺族への配慮から、遺族への通知が完了してから24時間が経過するまで、亡くなった兵士の身元を含む追加情報を公開しない方針です。この攻撃は、米軍およびパートナー部隊がイランの攻撃を防御する中で発生しました。ヨルダン軍は、夜間に自国領空へ発射された10発のイラン製ミサイルを迎撃し、被害は報告されていません。 米国防長官ピート・ヘグセスは、自身のX(旧Twitter)で「英雄たちよ、神のご加護を。彼らの犠牲は、我々の決意をより強固にするだけだ」と述べました。その後、米軍はイランの革命防衛隊を「迅速に処罰」するため、新たな空襲を開始したと発表しました。この空襲は、ホルムズ海峡を通る石油タンカーの交通を制限するイランの能力を低下させることを目的としています。 クウェートのインフラ攻撃と「戦争犯罪」の非難 戦火はヨルダンのみならず、クウェートにも拡大しています。クウェートは、イランが同国の電力施設や海水淡水化プラントといった民間インフラを標的にしたと非難しました。クウェートは飲料水の約90%を淡水化に依存しており、攻撃による火災の消火活動中に複数の消防士と作業員が負傷しました。また、クウェートはイランのミサイルとドローンを迎撃するため、一時的に領空を閉鎖しました。 Photo: Theguardian 湾岸協力会議(GCC)の事務局長は、イランによる民間インフラへの攻撃を「戦争犯罪」であると非難し、国際的な説明責任を求めました。同時に、バーレーンでもイランのミサイルやドローンの接近を検知し、住民に対して避難を呼びかける空襲警報が発令されました。 イラン最高指導者の警告と停戦合意の崩壊 外交的な解決の糸口は消滅しつつあります。イランの最高指導者モジュタバ・ハメネイは、国営テレビを通じて読み上げられた声明の中で、米国が攻撃を続けるならば「忘れがたい教訓」を与えることになると警告しました。また、ハメネイはドナルド・トランプ大統領の署名を「無価値で無効」であると批判しました。

北東部・中部大西洋岸で5000万人規模の荒天警戒、カナダの山火事煙も影響 日本

northeast米西部50万人に 急風大暴風の被害

北東部・中部大西洋岸で5000万人規模の荒天警戒、カナダの山火事煙も影響 米国北東部および中部大西洋岸の5000万人を超える住民が、今週末に発生が予想される激しい嵐の脅威にさらされています。国立気象局(NWS)は、オハイオ川流域から中部大西洋岸、北東部にかけて広範囲で深刻な気象状況が発生する可能性があると警告しています。 Photo: Theguardian 予測される気象災害と警戒地域 今回の荒天は、北東部に向かって移動する寒冷前線に伴うもので、ニューヨーク市、ワシントンD.C.、フィラデルフィア、ピッツバーグ、クリーブランドなどの主要都市が影響を受ける見込みです。気象当局が警戒を呼びかけている主な脅威は以下の通りです。 * 突風: 時速65マイル(約105キロ)を超える強風が発生する可能性があり、被害が懸念されます。 * フラッシュフラッド(鉄砲水): 激しい降雨により、特に低地や沿岸部、都市部の排水能力が低い地域で浸水被害が発生する恐れがあります。 * 竜巻および雹(ひょう): 局地的な竜巻や大型の雹を伴う激しい雷雨が予測されています。 特にポコノ山地、キャッツキル山地、ニュージャージー州では、竜巻や直線状の突風(ストレートライン・ウィンド)のリスクが最も高いとされています。ニューヨーク市では7月18日朝から7月19日午前2時にかけて洪水警報(フラッシュ・フラッド・ウォッチ)が発令されました。 都市部での対応と市民への呼びかけ ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長は、市職員が排水溝の清掃や緊急対応チームの配置、倒木対策の準備を進めていることを明らかにしました。市は市民に対し、移動の際の遅延を想定し、雷の音が聞こえたら直ちに屋内へ避難するよう呼びかけています。また、特に地下室に居住している住民の安否確認や、最新の「Notify NYC」を通じた緊急情報の収集を推奨しています。 ニューヨーク市緊急事態管理委員のクリスティーナ・ファレル氏は、「状況は急速に悪化する可能性がある」と述べ、週末のイベント参加者に対しても、天候の変化に応じて柔軟に計画を変更し、避難場所を確保しておくよう強く要請しました。 カナダの山火事煙と空気質の現状 今週、中西部から北東部にかけては、カナダおよびミネソタ州で発生した大規模な山火事による煙が広範囲に流入し、少なくとも19州で空気質が悪化しました。多くの地域で「不健康」から「危険」なレベルの空気質指数(AQI)が観測され、数千万人規模の人々に影響を与えています。…

トランプ大統領、カナダに上乗せを要求 日本

トランプ大統領 カナダに上乗せ

トランプ大統領、カナダに上乗せを要求 ドナルド・トランプ米大統領は、カナダの森林火災による煙が米国に広がったことを受けて、カナダに「不作為」を批判し、汚染の経済的コストを関税に上乗せするよう要求した。トランプは16日、自身のSNS「Truth Social」に、「米国が不必要な汚染空気で侵攻されている。この汚染のコストをカナダが支払う関税に追加する必要がある」と投稿。カナダのマーカス・カーニー首相に電話し、対応策について質問する予定だと述べた。この発言は、米国で深刻な煙被害をもたらしたカナダの火災をめぐる政治的対立を高めた。 Photo: AOL 米国議会の反応とカナダの対応 米国の共和党議員たちは、カナダの森林管理に不備があるとして制裁を求める動きを強化した。オハイオ州のブライアン・モレノ上院議員は、17日にカナダと関係官員を制裁する法案を提出する予定だと発表。同氏は、カナダ政府が「森林の間引けどめや焼却の強化」に投資していないと指摘した。ミシガン州の下院議員4人も、カーニー首相に書簡を送り、「カナダが森林を管理できないなら、米国は独自対応を検討する」と警告した。 カナダ側は、米国の批判を受けて反論。オンタリオ州知事のドッグ・フォード氏は、米国が支援を提供すべきだと主張。「カナダが米国に支援したように、米国も支援すべきだ」と語った。カーニー首相も、気候変動対策はすべての国に責任があると強調し、米国の「クリーンエネルギーへの逆風」を批判。米国が国際的な気候研究に反対していることを指摘した。 火災の規模と影響 カナダの火災は、オンタリオ州を中心に深刻な状況に。現地では191件の火災が発生し、うち81件は制御不能。同州では約65万エーカー(約2.6万平方キロメートル)が燃え、昨年同期比で5万エーカー増加。トロントでは、世界一の悪化した空気質を記録。米国でも、ミネソタ州やオレゴン州などで大規模な火災が発生し、煙が中西部から東部に広がった。 Photo: The Detroit News 米国では2026年、これまでに5,740平方マイル(約1.5万平方キロメートル)が火災で焼失。過去10年間の平均を31%上回る。気候変動により、火災の頻度や規模が増加していると専門家は指摘。米国の歴史的な化石燃料産業と気候政策の後退が、火災の悪化を促進しているとされる。 気候変動と米国の対応 気候変動は、火災の拡大を加速する要因とされている。人為的な温暖化が夏季の干ばつを引き起こし、火災の頻発や規模拡大をもたらしている。米国は世界最大の石油・ガス生産国で、気候危機の主要な要因とされる。トランプ政権は、クリーンエネルギーへの支援を削減し、気候研究機関の解体を推進。火災の健康影響や生態系への影響を研究する政府機関の閉鎖も進んでいる。 Photo: NBC News トランプは16日、カナダへの関税増加を発表した直後に、米加墨協定(USMCA)からの離脱を発表。米国がカナダへの対応を強化する背景には、気候政策への対立が絡んでいる。 世界的な影響と今後の課題…

カナダの森林火災と米国の関税脅威 日本

トランプ氏 カナダ 森林火災 “汚染を米国に負担させる

カナダの森林火災と米国の関税脅威 2026年7月17日、米国大統領ドナルド・トランプ氏は、カナダで発生している大規模な森林火災から流出した煙が米国の広範な地域に流入し、大気質を著しく悪化させているとして、カナダ政府を「意図的な過失」と非難しました。トランプ氏は、この汚染によるコストを、カナダが現在支払っている関税に追加すると表明しました。 トランプ氏は同日、自身のTruth Socialアカウントへの投稿で、「米国は、汚れて不衛生で不健康な空気に不必要に侵略されており、その空気の質は危険であり、全く受け入れられないものだ!」と主張しました。さらに同氏は、この問題を「意図的な過失」であると断じ、毎年発生しているこの事態が米国に数十億ドルのコストを強いていると強調しました。トランプ氏は、カナダのマーク・カーニー首相に対し、森林管理の欠如という問題について何をするつもりか直接問う考えを示しています。 火災の規模と健康への影響 現在、カナダ全土では900件を超える森林火災が発生しており、そのうち120件が制御不能な状態にあります。特にオンタリオ州北部は深刻で、一部の住民は避難を余儀なくされており、ある先住民コミュニティのチーフは、自身のコミュニティが「灰に帰した」と報告しました。西海岸のブリティッシュコロンビア州でも状況は逼迫しており、7月17日の時点で59件の火災が報告され、そのうち39件は過去24時間以内に発生したものです。同州では31件の火災が制御不能となっており、消防当局はより強硬な手段を用いて消火活動にあたっています。 Photo: Ctvnews Photo: Yahoo この火災から発生した厚い煙の層は、米国へ広範囲にわたって流出しています。7月16日の木曜日には、ニューヨーク市のエンパイアステートビルや自由の女神が煙に覆われ、視界が遮られました。同様に、ワシントンD.C.の国定記念物も霞の影響を受けました。大気質悪化による健康への影響を懸念し、当局は住民に対して屋内にとどまるよう強く呼びかけており、一部の地域では無料のマスク配布も行われています。この状況を受け、シカゴをはじめとする米国の北部各地では、屋外活動の中止が相次いでいます。 オンタリオ州首相の反論 オンタリオ州のダグ・フォード州首相は、7月17日、トロントの緊急対応センターで記者会見を開き、米国の政治家から寄せられている「カナダの不作為」という批判に対して強く反発しました。フォード氏は、背後のスクリーンに映し出されたオレンジ色に光る火災マップを指し示しながら、カナダが過去に米国の自然災害に対して積極的に資源を送ってきた実績を強調しました。 Photo: Usatoday フォード氏は、「不平を言う代わりに、助けを送るべきだ。我々はアメリカの友人たちのために、まさにそれ(支援)を行ってきたのだから」と述べました。同氏は、昨年カリフォルニア州で発生した山火事の際にもオンタリオ州がウォーターボマー(空中消火機)を待機させていたほか、南部で発生したハリケーン被害の際にも復旧作業のためのクルーを派遣したことを例に挙げ、米国の政治家たちの「文句を言う」姿勢を批判しました。 今後の対応と国際的視点 マーク・カーニー首相は、気候変動が森林火災の深刻化を招いているという専門家の見解を支持し、米国とカナダの両国が気候変動に対して平等な責任を負うべきであると強調しました。しかし、トランプ大統領側は、あくまでカナダの森林管理体制の不備に焦点を当てており、関税という経済的手段を用いた外交的圧力を強めています。

2020年選挙の「不正」を巡るトランプ氏の主張と証拠の欠如 日本

トランプ大統領 選挙データ侵害の証拠見つかなかった

2026年7月16日、ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスから国民向けに演説を行い、2020年大統領選挙における不正疑惑を再燃させました。トランプ氏は中国による選挙干渉の証拠があると主張しましたが、複数の専門家や情報機関は、投票結果が操作されたという証拠はないと反論しています。 2020年選挙の「不正」を巡るトランプ氏の主張と証拠の欠如 2026年7月16日木曜日、ドナルド・トランプ大統領は、プライムタイムの演説を通じて、自身の2020年選挙での敗北を否定し、選挙の正当性に対して長年抱いてきた疑念を再び強調しました。約30分間にわたる演説の中で、トランプ氏は過去の選挙結果に対して「不正」や「盗まれた」といった虚偽の主張を繰り返しました。この主張の背景には、中間選挙を控え、より制限的な投票法を求める意図があると指摘されています。 Photo: AP News トランプ氏は演説の中で、自身の側近がオンラインで公開した文書を引用し、米国の投票システムが「容易に侵害される」と述べました。しかし、CBSニュースによるファクトチェックによれば、トランプ氏が主張するような、違法移民が大量に投票して結果を歪めたという新たな証拠は存在しません。トランプ氏が敗北した2020年の選挙についても、同氏はその事実を一度も認めていません。 中国による選挙データ侵害の主張と専門家の見解 演説の中でトランプ大統領は、外国勢力、特に中国が2020年の選挙に干渉したと主張しました。同氏は、中国が米国の有権者データにアクセスし、自身を不利にするための工作を行ったと述べましたが、これについても証拠は提示されていません。また、トランプ氏は「ディープステート」が自分から重要な情報を隠蔽してきたとも語りました。 Photo: CNN こうしたトランプ氏の言動に対し、ジョージア州の選挙管理当局や投票権擁護団体、政治指導者らは直ちに反応を示しました。彼らは、トランプ氏が選挙の完全性に関して誤解を招く主張を繰り返していると批判しています。トランプ氏がかつて選挙結果を受け入れられなかったことは、2021年1月6日に支持者らが米国連邦議会議事堂を襲撃するという、アメリカ史上最も暗い出来事の一つを引き起こす要因となりました。 Photo: WBAL-TV さらに、今回の演説はメディアの対応という点でも議論を呼びました。ホワイトハウスは、テレビ各局に対してこの演説をライブで放送するよう要請するという異例の措置を取りました。しかし、これに応じたネットワークと、そうしなかったネットワークとの間で対応が分かれました。トランプ氏は演説の中で、自身の放送を拒否したNBCやABCといったメディアを厳しく批判し、メディアの責任に対する議論が再燃しています。 現在、トランプ氏の支持率は記録的な低水準にあり、世論調査では今後4ヶ月以内に行われる中間選挙において民主党の勝利が予測されています。トランプ氏は、こうした厳しい政治状況の中で、再び選挙制度の脆弱性を強調することで支持をまとめようとしていますが、その主張の多くは根拠を欠いたものとして、専門家やメディアから厳しい監視の目にさらされています。

ホルムズ海峡周辺での軍事衝突と死傷者 日本

七人死亡 米国が連続攻撃を継続

ホルムズ海峡周辺での軍事衝突と死傷者 アメリカ軍によるイランへの攻撃は6日連続で継続しており、イラン国内のインフラを標的とした軍事行動が激化している。米国中央軍(CENTCOM)は、最新の攻撃は16日木曜日の18:00 GMTに開始されたと発表し、今回の作戦の目的を「イランの軍事能力をさらに低下させること」であると説明した。CENTCOMによると、15日水曜日の02:00 GMTから7時間にわたって行われた別の攻撃では、ホルムズ海峡周辺およびイラン沿岸部の「数十の軍事目標」に対し、戦闘機やドローン、艦船を用いて精密誘導兵器による攻撃が実施された。 この攻撃により甚大な被害が出ており、イラン保健省のホセイン・ケルマンプール報道官は、一連の攻撃で260人以上が負傷したと発表した。テヘラン側は、これまでの攻撃で30人以上の民間人が死亡したと報告している。特にホルモズガンのバンダル・エ・ハミール橋への攻撃では、イランのファルス通信によると、少なくとも7人が死亡し、9人が負傷した。イランのメディアは他にも、チャバハールの海上保安や救助活動に使われる民間施設である海軍監視塔や、南東部のシスタン・バルチェスタン州バンプールの軍事基地などが標的になったと伝えている。 また、米軍はオマーン湾において、イランへの封鎖を回避しようとした商船3隻をリダイレクトし、従わなかった1隻を無力化し、別の1隻に乗り込む措置を講じた。 イランによる報復攻撃と周辺国への影響 イラン側の報復も拡大している。イスラム革命防衛隊(IRGC)は、バハレーンの米軍使用基地に対する攻撃を主張した。これは、イランの南西部アフワーズにある小児がん病院の避難を余儀なくさせた米軍の攻撃への対抗措置であるとしている。さらに、イランはクウェートやヨルダンへの攻撃も主張した。クウェート軍は、32機のドローンが主要施設を標的にし、物的損害を与えたと報告した。クウェート国防省によると、今回の衝突でクウェート海軍の艦船が攻撃を受け、4人の隊員が負傷した。 Photo: Aljazeera アルジャジーラのアクセル・ザイモビッチ記者は、ドーハから、カタール、ヨルダン、バハレーンといった国々が標的になっていると報じた。カタールは金曜日にイランによる攻撃を迎撃したが、その際、子供1人が破片により負傷したと発表した。バハレーンでも空襲警報が発令され、内務省が住民に安全な場所への避難を呼びかける事態となっている。 外交的停滞と「相互不信」の深まり 今回の軍事衝突は、わずか1ヶ月前に両国が平和への一歩として署名した覚書(MoU)の維持を困難にしている。双方が相手による合意違反を主張し、敵対関係が急速に深まっている。イラン軍の報道官は、ワシントンがホルムズ海峡の安全を不安定にしていると非難し、同海峡の状況は「二度と以前の状態には戻らない」と宣言した。 Photo: Aljazeera イラン軍のモハマド・アクラミニア准将は、米国の攻撃が続く限り、イランの反撃は「新たな地域へ拡大する」と警告している。ジュネーブ安全保障政策センターのアリ・アフマディ氏は、この状況について分析を行っている。また、米国内ではドナルド・トランプ大統領がイランのインフラを攻撃すると示唆したことが、現在の緊張の背景にあるとされている。 今後の見通し 米国は火曜日からイランの港湾に対する海軍封鎖を再開した。これに対し、イラン側はホルムズ海峡の支配権は譲歩しないとの姿勢を崩していない。軍事作戦が継続する中、米軍の兵器在庫が減少しており、将来の紛争遂行能力にリスクが生じているとの指摘も出ている。現時点で、事態の沈静化に向けた具体的な交渉再開の見通しは立っていない。

ドナルド・トランプがホワイトハウス・イースト・ルームで語った選挙の脆弱性 日本

トランプ大統領 機密文書公開 中国による選挙データ侵害

機密解除された文書と「中国による干渉」の主張 ドナルド・トランプがホワイトハウス・イースト・ルームで語った選挙の脆弱性 ドナルド・トランプ大統領は、2026年7月16日木曜日の夜、ワシントンD.C.のホワイトハウス・イースト・ルームから国民に向けたプライムタイムの演説を行い、選挙の安全性について主張を展開した。トランプ大統領は、自身が「自由で公正な選挙」と呼ぶものについて語り、外国による干渉、ハッキング、および搾取に関連する「衝撃的な脆弱性」を明らかにすると述べ、一連の機密解除されたインテリジェンス文書を公開した。 Photo: CNBC Photo: Cbsnews トランプ大統領は演説の中で、2020年の選挙サイクル中に中国が「史上最大の選挙データ侵害」を行ったと主張した。ホワイトハウスによると、この侵害により中国は2億2000万件の米国有権者ファイルを取得したとされる。大統領は、「このデータ損失は、前例のない選挙セキュリティの悪夢を提示している」と述べた。さらに大統領は、これらの文書が長年「隠蔽され、あなた方から隠されてきた」と主張し、米国の人々に対して「しかし、それは今この瞬間にすべて変わる」と語った。 CIAとFBIが機密情報を隠蔽したと主張するトランプの告発 演説の目的について、トランプ大統領は今週、記者団に対して「本当に、本当に大きなニュース」があると示唆していた。この演説には、CIA、FBI、国家情報長官室のトップを含む大統領の内閣メンバーも招待されていた。演説の最中には、ホワイトハウスのウェブサイトがアクセス集中によりクラッシュする事態も発生した。 Photo: The Guardian トランプ大統領は、中国が米国有権者のデータを侵害したという疑惑に加え、CIAがこの行動を知りながら、自身の第1期政権中にその情報を共有しなかったという証拠についても言及した。また、大統領は選挙システムそのものが「壊れている」と表現し、米国の投票システムが現在も外国からの干渉に対して危険なほど脆弱であると訴えた。 CNNとFox Newsが分かれたトランプ演説のライブ放送判断 この演説を受けて、米国の主要テレビ局の間では対応が分かれた。CNN、ABC、NBCは演説をライブで放送しないことを選択したが、CBS、Fox News、MS Nowは演説の大部分をライブで放送した。ABCは必須放送として扱わなかったものの、一部の系列局は放送を行った。 Photo: Fox News…

FBIの捜索令状と家族側の反論 日本

ロレンゾ・サルガド FBIが捜索令状を提出

FBIの捜索令状と家族側の反論 テキサス州ヒューストンで、移民局(ICE)による交通取り締まりの最中に射殺されたロレンゾ・サルガド・アラウホ氏(52歳)が運転していたバンについて、連邦捜査局(FBI)が捜索令状を申請していたことが明らかになりました。FBIは、車両内に「白い結晶状の物質」が入った小さな袋が複数あることを確認したとし、これが違法薬物である可能性があると主張していました。 Photo: Newsbreak FBIの特別捜査官は、7月9日に発生した銃撃事件の直後、車両を外部から目視で点検し、「白い結晶状の物質が小さなプラスチック袋に包装されている」のを確認したと捜索令状の中で述べています。7月14日に提出され、判事が署名したこの令状申請書には、バン内部の捜索が「薬物犯罪の証拠」をもたらす可能性があるとの記述がありました。また、FBIの申請書に添付された写真には、大工用鉛筆などの建設資材の間に、身元不明の物質が入った透明なビニール袋が散乱している様子が写されています。 Photo: ABC13 Houston しかし、サルガド・アラウホ氏の弟であるビクトル・サルガド氏を代理するルビー・パワーズ弁護士は、この主張を全面的に否定しています。パワーズ弁護士は木曜日、当該物質が麻薬ではなく、建設現場で働く労働者が摂取する自家製の電解質補給液であると明言しました。 「依頼人やその家族と相談した結果、これは極度のテキサス州の暑さの中で屋外労働者が使用する、レモンと水に混ぜる自家製電解質ミックス用の粒状の塩であり、メタンフェタミンやその他の違法薬物ではないという認識です」とパワーズ弁護士は声明で述べました。同氏はさらに、「捜索令状は有罪を意味するものではない。未確認の物質は、確認された麻薬ではない」と指摘しています。 ヒューストン地区検察官による見解 このFBIの動きに対し、ヒューストン地区のトップ検察官であるショーン・テア氏は疑問を呈しています。テア氏は木曜日、CNNのインタビューに対し、「サルガド氏がどのような人物であったかという情報や、昨日収集された証拠を単純に目視した結果から判断して、私たちはそれらが麻薬であるとは考えていない」と語りました。 Photo: Houston Chronicle テア氏はまた、ソーシャルメディアを通じて「乗客について学んだことを踏まえると、バンの中に薬物があったというのは矛盾している」と述べています。連邦裁判所において捜索令状は通常封印されるものですが、今回の令状がなぜ公開されたのか、連邦当局からの説明はなされていません。米国検事局は木曜日、この件に関して「現時点で提供できる情報はない」と回答しました。 致命的な銃撃と今後の焦点 事件が発生したのは7月7日の火曜日午前中、サルガド・アラウホ氏が3人の同乗者と共にバンでヒューストンの建設現場へ向かっていた際のことでした。国土安全保障省(DHS)によると、サルガド・アラウホ氏はICEの本来の標的ではありませんでした。移民局の捜査員が車両を停止させようとした際、サルガド・アラウホ氏が捜査員を轢こうとしたとDHSは主張していますが、その証拠は提示されていません。捜査員は彼を逮捕しようとした際に腹部を銃撃し、死亡させました。FBIのヒューストン支局は以前、連邦法執行官に対する暴行の可能性を調査するため現場に呼ばれたと述べていました。 Photo: Nbcnews パワーズ弁護士は、物質の即時検査を行うことで、亡くなったサルガド・アラウホ氏の名誉を回復し、現在ICEの拘束下にある弟のビクトル氏を釈放するよう求めています。同氏は、検査結果がどのようなものであっても、致命的な武力行使が正当化されるわけではないと強調しました。 「どのような検査結果が出ようとも、ロレンゾに対して致命的な武力が行使されたという事実は変わりません。撃ってから質問するようなことは許されません」とパワーズ弁護士は述べています。現時点で、この薬物捜査に関連した容疑者の起訴は発表されていません。…

米国防省のピート・ヘグセス国防長官による新たなテストステロン検査プログラムの全容 日本

ヘグセス国防長官 米軍 テストステロン検査を拡大

米国防省のピート・ヘグセス国防長官による新たなテストステロン検査プログラムの全容 米国防省のピート・ヘグセス国防長官は2026年7月15日、軍におけるテストステロン欠乏症の新たなスクリーニングプログラムを導入すると発表した。この政策は、30歳以上の軍人を対象に、定期的な健康診断の一環として毎年テストステロンレベルを検査することを義務付けるものである。30歳未満の軍人については、希望者が任意で検査を受けることができる。 Photo: apnews.com ヘグセス長官は、この新方針の目的について、兵士が「絶対的なベスト(absolute best)」の状態で任務を遂行できるようにするためであると説明している。SNSに投稿された動画の中で、ヘグセス長官は「現代の戦場は過酷で容赦がない。最大限の心理的・精神的な即応性が求められる」と述べた。さらに同長官は、「こうした健康指標に早期に対処することで、兵士を常に最前線に立たせ、この国に捧げてくれているのと同等の最高のサポートを提供する」と強調した。 Photo: Fox News 国防省によると、テストステロンのレベルを向上させることは、エネルギーの増大、筋肉の発達改善、骨の強化につながる可能性があるという。特に、過酷な任務を担う特殊作戦部隊において、テストステロンの低下は懸念事項とされてきた。ヘグセス長官は、加齢に伴いテストステロンレベルが自然に低下することは「十分に確立された事実」であるとした上で、本プログラムは「世界クラスの医療専門家の監督下」で実施されると説明した。なお、テストステロン補充療法を受けるかどうかの判断は、サービスメンバー本人の意志に委ねられる自発的なものとなる。 専門家および政界からの反応 今回の政策発表を受け、専門家からも意見が上がっている。退役軍人であり救急医でもあるジョシュ・マコンキー博士は、「テストステロンは時に過剰診断されることがある」と指摘しつつも、「軍が一般的なスクリーニングを行うことで、実際に治療が必要かどうかを判断する上で、より適切な対応が可能になるだろう」と述べた。 ピート・ヘグセス国防長官、米軍兵士を対象としたテストステロン値の検査導入を発表 一方で、このプログラムは政界で議論を呼んでいる。民主党のアダム・シフ上院議員(カリフォルニア州選出)やメイジー・ヒロノ上院議員(ハワイ州選出)らは、SNS上でこの計画を槍玉に挙げた。シフ議員は「ピート・ヘグセスがジェンダー肯定医療を支持している」と投稿し、ヒロノ議員も「国防省は今やジェンダー肯定医療を推進しているのか?」と疑問を呈するなど、今回のテストステロン検査と治療計画を、性別移行を目的とした「ジェンダー肯定医療」になぞらえて批判した。 Photo: ABC11 News こうした民主党議員らの投稿に対し、保守派のコメンテーターらからは即座に反発の声が上がった。一部の報道では、今回の動きは「Tワード(テストステロン)」から「ハイT(高テストステロン)」へと軍の体質を転換させるための「自然な能力を最適化する」試みであると評価されている。国防省の公式発表やヘグセス長官の声明では、このプログラムが「戦士の精神(warrior ethos)」を体現するものであるとされており、今後、軍の医療体制においてどのように運用が進められるかが注目されている。なお、国防省が具体的な治療費を負担するかどうかについては、現時点で明言されていない。 Find more reporting…

ブエノスアイレスのファンがイングランド戦の勝利を祝う 日本

アルゼンチン、ワールドカップでイングランドを2-1で破り決勝進出

2026年7月15日、アルゼンチン代表はワールドカップ準決勝でイングランドを2-1で破り、決勝進出を果たした。アトランタで開催されたこの一戦は、後半の終盤までイングランドが60年ぶりの決勝進出に近づいていたが、劇的な結末を迎えた。ディフェンディングチャンピオンであるアルゼンチンは、日曜日にスペインとの決勝戦に臨む。 ブエノスアイレスのファンがイングランド戦の勝利を祝う ブエノスアイレスを包んだ歓喜の渦 試合終了後、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは tens of thousands(数万人)のサッカーファンが通りに溢れ出し、熱狂的な歓喜に包まれた。冬の冷たい雨が降る中、上半身裸で身体に青と白のナショナルカラーをペイントしたファンが通りを駆け抜け、若者たちは街灯や信号機によじ登ってアルゼンチン国旗を振った。多くのファンが感極まって涙を流す中、街は花火や車のクラクション、チャントの音に包まれた。 「見渡す限りの見知らぬ人たちが、一緒に飛び跳ねて踊っている。ワールドカップと代表チームが、こうした光景を生み出すのです」と、街の象徴であるオベリスクに向かうファンの波の中にいた48歳のカトリック修道女、ロサナ・ベト・クルスは語った。 フォークランド諸島をめぐる歴史的因縁と勝利 歴史的ライバル関係と「マルビナス」の影 多くのファンにとって、この勝利は単なる決勝進出や4年前のカタール大会での優勝に続く連覇への挑戦以上の意味を持っていた。それは、歴史的なライバルであるイングランドを打ち負かすことへの執念だった。この対立は、アルゼンチンが自国の主権領土と主張し「マルビナス」と呼ぶフォークランド諸島をめぐる領有権問題にまで及んでいる。 Photo: NBC News 「これは単なるサッカーではありません。私たちの心を打ち砕いた国に打ち勝つということなのです」と、40歳のマリア・ベルテロは語った。彼女は1982年に発生した10週間にわたる戦争に言及し、「亡くなった若者たちを思うと今も胸が痛みます」と述べつつも、試合の結末については「素晴らしい。魔法のようです。アルゼンチン人であることを誇りに思います」と興奮を隠さなかった。 この歴史的な対立は、1986年のワールドカップ準々決勝でのディエゴ・マラドーナによる「神の手」ゴールや「世紀のゴール」へと遡る。ある著名な退役軍人団体は、試合前に緊張を緩和させようと「マラドーナのゴールがすでに私たちを復讐してくれた。イングランドとのスポーツ面での清算すべきスコアはもう残っていない」と声明を出していた。 リオネル・メッシによる劇的な逆転劇 メッシの輝きと試合終盤の攻防 Photo: AP News 試合が動いたのは、後半の終盤だった。85分にエンソ・フェルナンデスが同点ゴールを決め、それまで重苦しい空気に包まれていたダウンタウンのバーの雰囲気は一変した。さらに、傷病者時間(アディショナルタイム)に入って2分が経過した瞬間、ラウタロ・マルティネスが決勝ゴールを叩き込んだ。今大会がキャリア最後のワールドカップとなる39歳のリオネル・メッシにとっても、イングランドとの対戦は特別な意味を持つものとなった。…

ニューヨーク・タイムズ紙の記者5名に対する司法省の召喚状 日本

ニューヨークタイムズ紙訴訟 司法省の記者召喚状を 裁判所に無効を求める

ニューヨーク・タイムズ紙は、同紙が報じた大統領専用機エアフォースワンの警備上の欠陥に関する記事をめぐり、司法省が記者らに召喚状を発行したことを受け、連邦裁判所にその無効を申し立てた。この召喚状は、マンハッタンの連邦大陪審での証言を求めるもので、報道の自由を巡る対立が激化している。 ニューヨーク・タイムズ紙の記者5名に対する司法省の召喚状 エアフォースワン報道と司法省の召喚状 ニューヨーク・タイムズ紙は、カタール政府から寄贈された新しい大統領専用機「エアフォースワン」の警備および法的な懸念を報じた5人の記者に対し、司法省が連邦大陪審での証言を求める召喚状を発行したことを明らかにした。召喚を受けた記者は、ジュリアン・バーンズ、エリック・リプトン、タイラー・ペイジャー、エリック・シュミット、アダム・ゴールドマンの各氏である。報道によれば、これらの記者らは、新しいボーイング747-8型機が旧型機に比べて洗練されたミサイル防衛能力を欠いているという懸念を報じていた。 Photo: Yahoo 同紙の法務顧問デビッド・マックロウ氏は、この召喚状は 「悪意を持って、タイムズ紙の報道を罰するために出されたもの」 であると批判し、報道の自由を侵害する行為であるとして裁判所に無効を申し立てた。マックロウ氏はまた、「連邦法執行機関の捜査官が報道記者の玄関先に現れることは、憲法とそれが守る報道の自由を信じるあらゆるアメリカ人の良心を揺るがすはずだ」と述べている。一部のケースでは、連邦捜査官が召喚状を届けるために記者の自宅を訪れていたことも明らかになった。この召喚状は、トランプ大統領がトルコでのNATOサミットから、シークレットサービスの警備上の懸念により旧型機で帰国したという報道の直後に行われており、政権側が情報漏洩源の特定を急いでいる可能性が指摘されている。 ジェイ・クレイトン氏が署名した召喚状を巡る上院情報委員会の議論 司法省と情報機関の人事公聴会での論争 Photo: Yahoo この召喚状は、議会での人事公聴会でも大きな論点となった。召喚状に署名したのは、マンハッタンの連邦検事であり、現在国家情報長官に指名されているジェイ・クレイトン氏である。上院情報委員会の公聴会でロン・ワイデン上院議員(民主党、オレゴン州)は、この召喚状を「報道機関に対する露骨な攻撃」と批判した。これに対し、クレイトン氏は「進行中の国家安全保障に関わる調査」の一環であると説明し、「私は第一修正条項に対する我々のアプローチや、報道の自由への介入を可能な限り制限するための努力について、あなた方やこの委員会と話し合うことを歓迎する」と述べた。 Photo: KWWL 同日、司法長官に指名されたトッド・ブランチ氏も公聴会に臨んだ。ブランチ氏は、自身の指名が上院司法委員会で厳しい監視下に置かれる中、ホワイトハウスからの政治的干渉を受けずに司法省を運営できることを強調した。公聴会では、民主党のシェルドン・ホワイトハウス上院議員が、FBI長官カッシュ・パテル氏によるFBI航空機の不正使用疑惑に言及し、ブランチ氏に対し、こうした不正を許容するのかと問う場面があった。ブランチ氏はこれに対し、「それは極めて不愉快な質問です、上院議員」と反論した。また、ブランチ氏は、司法省が審査中であったパラマウント・グローバルによるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収計画に関連し、パラマウントのデビッド・エリソン会長と私的な夕食会を行ったのではないかというコリー・ブッカー上院議員の追及に対し、「あなたは私に質問に答えることさえさせないのか」と声を荒らげる一幕もあった。 ロニー・エイブラムス判事が管轄する召喚状の無効請求手続き 今後の司法手続きと報道の自由 タイムズ紙が申し立てた召喚状の無効請求は、マンハッタン連邦地方裁判所のロニー・エイブラムス判事の管轄下に置かれた。同判事は、同裁判所のメディアアクセス委員会の委員長を務めている。召喚状は当初、記者が水曜日に出頭することを求めていた。4億ドルの価値があるとされるカタール寄贈の航空機を巡る警備上の欠陥について、トランプ大統領自身が不満を募らせていたと報じられており、今回の召喚状発行は、政権がこの機体に関する情報漏洩を深刻に捉えていることを示唆している。現在のところ、司法省側がこの調査をどのように進めるか、また記者の証言をどこまで強制するのかについては不透明な状況が続いている。 Find more…

カナダの山火事による煙が北米を覆い、広範囲で大気質が悪化 日本

カナダの山火事による煙が北米を覆い

カナダの山火事による煙が北米を覆い、広範囲で大気質が悪化 北東部での大気質悪化と監視体制 煙は南および東へと流出し、ミネソタ州からニューヨーク州にかけての空を霞ませています。特にトロントでは水曜日の朝、通勤客がオレンジ色に染まった空の下で活動する様子が確認されました。水曜日の夜、ニューヨーク市の大気質指数(AQI)は180に達し、米国環境保護庁(EPA)の基準で「不健康」なカテゴリーに分類されました。ミネソタ州ダルースではAQIが500を超え、これは「危険」とみなされる301を大きく上回る数値です。 マサチューセッツ州環境保護局(DEP)は、州内26か所の観測ステーションで監視を続けています。DEPの副部門ディレクターであるショーン・ダン氏は、ケンモア・スクエアにある観測所にて「現在、大気質指数はオレンジ色の範囲にあります。これは若者や高齢者を含む敏感なグループにとって不健康な状態です。屋外での活動を制限し、可能な限り室内に留まることを推奨します」と述べました。WBZの気象予報士によれば、この煙による霞は水曜日に始まり、州全体で少なくとも木曜日の夜まで大気質警告が継続される見込みです。 健康への影響と専門家の助言 この煙には、PM2.5(直径2.5マイクロメートル未満の微小粒子状物質)が含まれています。ハーバード大学医学大学院の肺専門医で医学准教授のニコラス・ナシカス氏は、喘息や肺疾患などの持病を持つ患者に対し、煙がひどい状況下では屋外での時間を制限するよう助言しています。ナシカス氏は、子供は呼吸速度が速く、高齢者は肺疾患の合併症を抱えたり、換気の不十分な環境で生活していたりするリスクがあると指摘しています。 Photo: CBS News Photo: WIRED メリーランド大学公衆衛生学部の助言者であるジェニファー・ストウェル助言者は、AQIが100を超える日には、健康な大人であっても「少なくとも屋外での時間を制限して、全体的な暴露を減らすことが重要です」と述べています。ストウェル氏は、長時間屋外にいなければならない場合にはN95マスクの着用を推奨しています。コロンビア大学の気候物理学准教授ダン・ウェスターヴェルト氏も同様に慎重な姿勢を示しており、「子供たちを今日は屋内に留まらせるつもりだ。私自身もランニングのような身体的な運動は行わない」と語りました。 気候変動と山火事の長期化 気候変動は気温を上昇させ、山火事シーズンを長期化させるとともに、より爆発的な火災を招く高温で乾燥した条件を作り出しています。ウェスターヴェルト氏は、「長期にわたる高レベルの大気汚染への暴露は、早死ににつながることが数多くの研究で実証されている」と警鐘を鳴らしました。昨年発表された研究では、山火事の煙による死亡者数は米国で年間4万人に上ると推定されており、温暖化が続けば2050年までにその数は7万人に倍増する可能性があるとされています。 ボストンでは「セイル・ボストン」を楽しみに訪れていた市民が、黄色い霞に包まれた空を火星のようだと表現するなど、日常生活への影響が色濃く出ています。ナショナル・ウェザー・サービスの警告調整気象学者フランク・ノセラ氏は、「喘息などの症状がある子供たちは、今日と明日は暴露と運動を制限すべきだ」と呼びかけています。 Find more reporting in our 日本 section.

ICEの車両停止継続をトランプ大統領が支持、相次ぐ死者で波紋 日本

ICEのTraffic Stop継続をTrumpは支持

ICEの車両停止継続をトランプ大統領が支持、相次ぐ死者で波紋 ドナルド・トランプ大統領は水曜日、移民・関税執行局(ICE)による車両停止を継続すべきであるとの見解を表明しました。これは、相次ぐ致命的な銃撃事件を受けてICEが大半の車両停止を一時停止すると発表したわずか翌日の出来事であり、同大統領はICEの主要な法執行手段を放棄することに反対する姿勢を明確にしました。 Photo: Clickorlando 車両停止の是非をめぐる対立 ICEの車両停止については、過去1週間で3人の死者が出るなど、その手法に対して批判が再燃しています。これを受けてトランプ政権の当局者は火曜日、ICE職員に対し、大半の車両停止を一時停止するよう指示していたと関係者は述べていました。 しかし、トランプ大統領は自身のソーシャルメディア上で「ICEの最も重要かつ効果的な犯罪対策ツールの一つである『交通違反の取り締まり(車両停止)』を放棄してはならない」と強調しました。大統領は、この措置を停止することは「犯罪者の思うつぼだ」と述べ、ICEに対して「賢明かつ公平に、非常に重要な任務に戻るように」と促しました。 国土安全保障省(DHS)のマークウェイン・マリン長官もトランプ大統領の表明後、不法滞在者は「どこにいようとも逮捕され、強制送還される」との声明を発表しましたが、車両停止を具体的に再開するかどうかについては明言を避けました。 Photo: WHDH 相次ぐ致命的なエンカウント ICEの執行手法が厳しく問われる背景には、直近の死亡事故があります。 * メイン州: 月曜日、25歳のコロンビア人、ヨハン・セバスティアン・デュラン・ゲレロ氏がICE職員に射殺されました。DHSによると、職員は「公共の安全への懸念」から発砲したとしています。 * テキサス州: 先週、走行中の車両の運転手がICE職員に射殺されました。 * フロリダ州: 火曜日、移民局や他の連邦機関の職員から逃走していた28歳の男性が、トラクター・トレーラーにはねられ死亡しました。 トランプ政権による強制送還キャンペーンの開始以来、移民捜査に関連して少なくとも10人が死亡しており、そのうち少なくとも4人は車両に関連する事案でした。専門家は長年、走行中の車への発砲はそれ自体が危険を伴い、原則として回避すべきであると警告し続けています。…

カナダ山火事が米国中西部と東部に広がる 日本

カナダ山火事が米国中西部と東部に広がる

2026年7月15日現在、カナダおよびミネソタ州で発生した大規模な山火事の影響で、米国中西部から東部にかけて広範囲で有害な煙が広がっています。大気質が悪化し、複数の地域で健康被害が懸念される中、当局は住民に対し、屋外活動の制限や適切な防護措置を講じるよう警告を発しています。 カナダとミネソタ州の山火事が引き起こす広域の大気汚染 2026年7月15日、カナダのオンタリオ州および米国のミネソタ州で発生している山火事から生じた煙が、ジェット気流に乗って米国の広大な地域を覆っています。この煙は、大気質に関する政府のデータ記録プログラムであるAirNowによると、五大湖周辺にまで拡散しています。コロンビア大学クライメート・スクールの准教授であるダン・ウェスターヴェルト氏は、深刻な干ばつと熱波が重なり、「山火事が燃えるための多くの燃料を供給する乾燥した状態を作り出す、完璧な嵐」となっていると述べています。 Photo: KCRA この現象により、ニューヨークやフィラデルフィア、ワシントンD.C.から、西は五大湖周辺に至るまで、米国の東部全体で大気質警報が発令されています。特にニューイングランド地方では、煙が地表近くまで沈降しており、ボストンでは7月15日午前の大気質指数(AQI)が約130に達し、「敏感なグループにとって不健康」なカテゴリーに分類されました。 ミネソタ州および周辺地域での健康リスクと当局の警告 ミネソタ州当局は、ツインシティーズ都市圏、アレクサンドリア、トゥーハーバーズを含む地域に対し、火曜日から金曜日まで大気質警報を発令しました。特に北東部のトゥーハーバーズやグランドポーテージ部族国家などの地域では、大気質が「危険」なレベルに達すると予測されています。 Photo: WBUR 国立気象局シャンハッセン支局の気象学者タイラー・ハセンスタイン氏は、「極端な暑さと煙が重なることは、健康の観点から良いことではありません」と警告し、住民に対し、可能な限り屋内に留まるよう呼びかけています。また、国立気象局シカゴ支局は、7月15日水曜日にイリノイ州北東部およびインディアナ州北西部に対し、「不健康なオゾンレベル」を理由とした大気質警報を発令しました。この警報は、カナダの山火事による煙が到達した場合、水曜日の夜まで延長される可能性があります。 大気質指数(AQI)の「不健康(赤)」レベルでは、一般集団の一部で健康への影響が出る可能性があり、敏感なグループは深刻な健康被害を受けるリスクがあります。特に喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの持病を持つ人々に対し、当局は屋外での活動を制限するよう勧告しています。 今後の見通しと気象状況 ボストン・グローブ紙によると、火曜日には気温が華氏90度近くまで上昇しましたが、煙が日差しを遮ったため、予測されていた華氏97度を下回る結果となりました。国立気象局グレイ支局は、上流に十分な煙があるため、寒冷前線が通過するまで、今後も霞んだ空が続くと予測しています。 Photo: The Boston Globe 現在の予報では、ミネソタ州北部では水曜日と木曜日にかけて「危険」な状態が続く見込みです。気象パターンが大きく変化するまでは、少なくとも木曜日、場合によっては金曜日の後半まで、煙の漂流が続く可能性があります。 Find more reporting…

トランプ大統領による「発電所と橋梁」への警告 日本

米軍はイランに空爆を続ける

米軍は7月15日、ホルムズ海峡での商業船攻撃に関与したとして、イランの軍事施設に対する新たな空爆を実施した。米中央軍(Centcom)はX(旧Twitter)への投稿で、15日午前6時(東部標準時)にイランに対する攻撃を開始したと発表した。声明によると、この攻撃は「イラン軍がホルムズ海峡での商業輸送を攻撃するために使用してきた軍事能力をさらに低下させることを目的としている」という。 米中央軍のその後の更新によれば、一連の攻撃は同日午前7時30分(東部標準時)に完了した。精密誘導弾が使用され、Greater Tunb島にあるイランの沿岸防衛システム、および巡航ミサイル貯蔵庫と発射施設が標的となった。トランプ大統領は、先月合意されたばかりの停戦合意が「終了した」と明言しており、緊張は極限に達している。 トランプ大統領による「発電所と橋梁」への警告 軍事行動の拡大を示唆するように、トランプ大統領は14日夜、Fox Newsのインタビューで、イラン側が交渉に応じない限り、さらなる強硬手段に出る意向を強調した。大統領は「我々は今夜、彼らを激しく叩く。明日の夜も激しく叩く。その次の夜も、本当に激しく叩くつもりだ」と述べた。 Photo: Theguardian さらにトランプ大統領は、外交的進展がない場合、来週にはイランの重要インフラを標的にすると警告した。「来週、彼らにとって事態は非常に悪化するだろう。なぜなら来週は発電所が標的になるからだ。来週は橋が標的になる。彼らが交渉のテーブルに着かない限り、我々は全ての発電所と全ての橋を破壊するつもりだ」と語った。 また、トランプ大統領は今週初め、ホルムズ海峡を通過する貨物に20%の課徴金を科すと脅迫していたが、火曜日にその要求を撤回した。大統領は、代わりに湾岸諸国が返済として米国に投資を行うことになると説明した。なお、イラン側もこれに対し、複数の湾岸諸国への攻撃を開始している。 国際的な反応と英米関係 この軍事衝突は、英国のキア・スターマー首相の外交姿勢にも影響を及ぼしている。議会での質疑において、スターマー首相は「アメリカの航空機が英国の基地から運用されている。これが『特別な関係』が機能している証だ」と述べ、米軍との連携を強調した。その上で、「トランプ大統領の最新の発言に一喜一憂することは『特別な関係』の運用ではない」と主張した。 Photo: Theguardian トランプ大統領は月曜日に『デイリー・テレグラフ』紙に対し、スターマー首相が米軍による英空軍基地の使用許可に「時間がかかりすぎた」と批判し、火曜日には『ザ・サン』紙に対して首相は「協力的ではない」と語った。さらに、記者団に対しては「我々が相手にしているのはウィンストン・チャーチルではない」と辛辣にコメントしている。 Photo: CNBC しかし、こうした批判に対し、スターマー首相は冷静な姿勢を崩していない。首相の判断の背景には、トランプ大統領の意見は変わりやすく、発言に振り回される必要はないという現代の外交的な認識がある。また、YouGovの世論調査(月曜日実施)では、米国の対イラン作戦全体に対する強い反対意見が示されており、英国民の世論は首相の方針に比較的近い位置にある。ケミ・バデノック氏らは政府の対応を批判しているが、首相は独自の外交方針を維持している。 現在、石油価格はホルムズ海峡の安全な通過に対する懸念から上昇傾向にある。イランが交渉に応じる兆しは見られず、この衝突が「終わりのない戦争」へと発展するリスクについて、アナリストからは警戒の声が上がっている。 Find more reporting…