Appleは日本時間10月20日、iOS 27.2をはじめとする7つのOSでRC(製品候補版)を公開しました。正式版は10月27日から31日までの未明にリリースされる見込みで、日本のユーザーにとっては日本語Siri AIへの対応が最大の焦点となります。
iOS 27.2正式版は10月末のリリースが有力
Appleは今回のRC公開に伴い、正式な日付を公表していませんが、MacRumorsなどの海外メディアは来週中の公開を予測しています。日本時間10月20日に公開されたRCが、米国での午前10時台という慣例に従ったものであることから、正式版の配布は10月27日(火)から10月31日(土)の未明になる公算が高いといえます。apple-hacks.comによると、AppleはiPhone 18 Proの発表文でSiri AIの日本語対応を「10月」と明記しているほか、10月30日発売のHomePod mini 2も27.2対応を謳っているため、11月以降へのずれ込みは考えにくい状況です。ただし、最終確認の過程で不具合が発見されれば、RCが再度出される可能性もあり、その場合はスケジュールが後ろ倒しになる可能性があります。
All HomePod models will support the Lock Controls setting, according to HomePod software 27.2 RC.You should see the setting in the Home app after updating both HomePod and iPhone. https://t.co/lAPVuRg3av
iPhone 15 Pro以降で利用可能になる日本語Siri AI
今回のアップデートで最も注目されるのは、Siri AIの多言語対応です。これまで英語のみだった機能が、日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語に拡大されます。ただし、利用できる端末は限定されており、Apple Intelligenceに対応したiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、およびiPhone 16シリーズ以降のモデルに限られます。それ以前のモデルでは、従来のSiriが継続されます。なお、iOS 27.2へのアップデート番号が27.0.1から飛ぶ理由について、AppleInsiderは、27.1が折りたたみ式iPhoneである「iPhone Duo」専用のバージョンとして割り当てられているためだと報じています。
Can’t wait to pro and tell next week. pic.twitter.com/3wUkxwq35i
— https://x.com/gregjoz/status/2112212372182249831
HomePod全機種に搭載されるタッチ操作ロック機能
HomePodのユーザーにとって朗報となるのが、天面のタッチ操作を無効化できる設定の追加です。これまで、意図せず触れて音楽が流れたり、ゴーストタッチ現象に悩まされたりしていたユーザーにとって、この機能は実用的な解決策となります。MacTrastによると、この設定はHomePodソフトウェア27.2で提供され、2018年の初代モデルを含むすべてのHomePodが対象です。
天面に触れても、HomePodが音を鳴らしたり操作を実行したりしないようにする。インターコム、タイマー、アラーム、チェックイン、FaceTime通話は引き続きタッチに反応する。
この設定により、アラームやタイマーの停止など、必要な操作だけを残しつつ、誤作動を未然に防ぐことが可能になります。設定はiPhoneとHomePodの両方を27.2に更新することで、ホームアプリから有効化できます。
見送られたヘルスケアアプリの刷新とApple Musicの変化
今回のRCには、一部のユーザーが期待していた新しいヘルスケアアプリは含まれていません。Mactrastの報道によれば、Appleは開発者向けメモで、刷新されたヘルスケアアプリはiOS 27.2の正式版には搭載されず、年内後半のリリースになると説明しています。また、Apple Musicのアイコンについても、ベータ版で確認されていた白黒の配色がRCでも引き継がれており、従来の赤を基調としたデザインからの変更が確定した模様です。この変更については、ウィジェットの赤色が目に痛いと感じていたユーザーからは好意的な反応がある一方、従来のブランドイメージを惜しむ声もRedditなどで上がっています。
サウンドグロー機能と新しいサラウンド環境の構築
HomePod mini 2の新機能として発表された「サウンドグロー」が、第2世代HomePodおよび初代HomePod miniでも利用可能になることが判明しました。これは音楽のアルバムアートワークから色を抽出し、天面を光らせる演出です。一方、より高度な4台によるサラウンド環境の構築には、11月13日発売の新型Apple TV 4K(第4世代)が必要となります。MacRumorsによると、tvOS 27.2のRCにはこのサラウンド設定フローが含まれており、前後のペアごとに同じ機種を揃えることで構築が可能となります。今後、正式版リリース時にこれらの機能がどのように展開されるのか、Appleからの最終的なリリースノートの内容が待たれています。