ルイジアナ州選出のビル・キャシディ上院議員は、トッド・ブランチ司法長官代行の正式承認案に賛成票を投じる意向を表明した。共和党内の反対派をめぐる数週間の膠着状態に終止符が打たれ、議会休会前の最終承認への道が開かれた。
ビル・キャシディ議員の姿勢転換とトッド・ブランチ氏の承認見通し
民主党議員全員が反対に回ると予想される状況下で、キャシディ議員が支持に回らなければ、ジョン・スーン院内総務(サウスダコタ州選出)は8月の休会前に過半数の票を確保できない見通しだった。
しかし、キャシディ議員が朝の本会議演説で賛成の方針を明らかにしたことで、事態は大きく前進した。ジョン・スーン院内総務は必要票数を確保し、上院本会議での最終採決に向けた手続きを進めることが可能となった。
党内反対派が指摘した懸念事項と司法長官代行を巡る判断
ブランチ氏は完璧ではないし、本人もそれを認めるだろうが、選択肢は完璧さかブランチ氏かということではないとBill Cassidy, 上院議員は述べた。

むしろ、ブランチ氏か、あるいはトランプ大統領の下で司法省を効果的に運営できない可能性があり、実際ブランチ氏ほど有能ではないかもしれない別の司法長官代行か、という選択なのだとBill Cassidy, 上院議員は述べた。
18億ドルの「反兵器化」基金の撤回と今後の展望
ブランチ氏の指名承認を巡っては、トム・ティリス上院議員(ノースカロライナ州選出)やジョン・コーニン上院議員(テキサス州選出)が司法省側から書面による保証を引き出したことで、反対姿勢を撤回していたという経緯がある。
問題となったのは, ドナルド・トランプ大統領の1期目に納税記録が公開されたことをめぐる訴訟の和解の一環として構想された18億ドルの基金である。
それでもキャシディ議員は、ブランチ氏自身が基金の撤回に向けて動いたことや、共和党同僚議員らが取りつけた合意を評価した。長期にわたって司法長官代行のまま留まる可能性があったブランチ氏を正式に承認することで、かえって同氏に一定の歯止めとしての役割を期待できるとの判断を示し、今回の採決に踏み切った形だ。