2026年9月15日に公開されたiOS 27のWi-Fi設定に初期設定で有効となる「接続アシスト」機能が追加され、Wi-Fi接続時もモバイル通信を同時に使用することでバッテリーやデータ通信量が余分に消費されているとhashout.jpが報じた。
iOS 27の「接続アシスト」が初期設定で有効に
2026年9月15日のiOS 27公開直後から、Wi-Fi設定の変更に気づいたユーザーの間で声が上がっている。hashout.jpの報道によると、Wi-Fi設定に追加された「接続アシスト機能」がデフォルトでオンになっており、Wi-Fiが不安定なときなどにモバイル通信を同時に使う仕組みとなっている。この仕様により、アップデート前の広告ブロック系やセキュリティアプリが正常に動作しない原因にもなっているという。以前のiOS 26までは「モバイル通信」側にあった「Wi-Fiアシスト」が、iOS 27では「Wi-Fi」側に移動し、名称も変更された。
名称変更と同時に変わった通信の仕組み
機能の動作自体も従来のものから変更されている。Appleの公式サポートページによると、接続アシストはWi-Fiの速度が遅い、または使用不可の場所でモバイルデータを追加し、より信頼性の高いインターネット接続を実現する機能として説明されている。以前のWi-FiアシストがWi-Fiからモバイル通信へ「切り替える」だけだったのに対し、今回はWi-Fiとモバイル通信を同時に使う場面がある。そのため、Wi-Fiにつながっている状態であっても裏でモバイル回線が動き、電池とデータ通信量の両方を余分に消費する原因となっている。
[iOS27] いつもながら待たずにOSアップデートしたんだけど、Wi-Fi設定に「接続アシスト機能」というのが追加されていてデフォルトでONになってるそう※Wi-Fiが不安定なときモバイル通信を使う設定これがiOS27対応前の広告ブロック系やセキュリティーアプリ系が正常に動かない原因になってるみたい🐧
— https://x.com/penchan77/status/2099825123041869943
10月に入り「被害者の会」ハッシュタグも登場
アップデートから時間が経つにつれ、影響に気づいたユーザーによる投稿も目立ち始めている。2026年10月5日には、「iOS 27へのアップグレードが既定の動作になる前に」として、「#接続アシスト被害者の会」というハッシュタグを添えて注意を呼びかける投稿が確認されたとhashout.jpは伝えている。Appleは端末がバックグラウンドで更新処理を続けることによるアップデート直後のバッテリー消費増について「数日で収まる一時的な現象」と説明しているが、接続アシストが原因である場合は数日を過ぎても改善しないケースがある。
設定の引き継ぎとバッテリー消費への対処手順
不具合を実感したユーザーの間では、以前の「Wi-Fiアシスト」をオンにしていた設定がそのままiOS 27へ引き継がれ、知らないうちに新しい動作へ切り替わっていたケースが多い。バッテリーの減りを戻すための対処として、端末の「設定」から「Wi-Fi」を開き、接続中のネットワーク名の横にある「(i)」マークをタップして「接続アシストを使用」をオフにする方法がある。Wi-Fi設定ページの下にある全体トグルをオフにすれば、すべてのネットワークで一括して無効化することも可能となっている。