GMOインターネットグループは2026年10月22日、同社が提供する「お名前.com デスクトップクラウド」で不正アクセスが発生し、最大2万6739件のサーバー情報が第三者に取得された可能性があると発表しました。取引口座のログイン情報も含まれていた恐れがあり、一部では不正操作の報告も寄せられています。
2万6739件のサーバーで情報流出の可能性
GMOインターネットグループ(東京都渋谷区)は2026年10月22日、FX自動売買専用の仮想専用サーバー(VPS)「お名前.com デスクトップクラウド」において、不正アクセスによる情報漏えいが発生したと発表しました。影響を受けた可能性があるサーバー数は2万6739件にのぼります。同社は21日の時点ですでに、一部利用者の環境で第三者が不正なプログラムを設置した事実を確認し、全プランの利用を停止する措置をとっていました。当初は「悪用された事実は確認されていない」と説明していましたが、翌22日の発表で、サーバー内に保存されていた情報が第三者に取得され、不正利用された可能性があると状況を修正しました。
取引口座のログイン情報が標的に
今回の不正アクセスにより、サーバー内に保管されていた証券会社やFX会社等の取引ツール(MT4/MT5等)に関するパスワード等の認証情報が第三者に閲覧された可能性があるとして、すでに被害者から「取引口座で第三者による不正な操作が行われた」との報告が寄せられており、クレジットカード情報などの決済関連データについては同社は保持していないとしている。.

緊急のパスワード変更と対策を呼びかけ
同社は被害の拡大を防ぐため、対象サービスの全プラン利用を停止した上で、ユーザーに対して至急の対応を求めています。利用者は以下の措置を速やかに行う必要があります。
- 取引口座のパスワードおよび認証情報の即時変更
- 取引口座のログイン状況の確認とログオフ
- 取引履歴や残高の確認
- 二段階認証の設定
特に、サーバー内にIDやパスワードを保存していたユーザーは、関連するすべての認証情報を変更するよう強く呼びかけられています。
収束と原因究明に向けた今後の見通し
現在、同社はサービスを停止し、被害の範囲特定と再発防止策の策定を進めています。ユーザーから寄せられている不正操作の報告に対し、同社が今後どのような補償やフォローアップを行うのか、また、サーバーの管理体制にどのような欠陥があったのかについては、引き続き調査の結果が待たれるところです。不正アクセスの発生源や、サーバー内に保存されていた情報が具体的にどれほどの範囲で悪用されたのかなど、不明な点も多く残されています。利用者は、自身の口座状況を継続的に監視し、不審な取引がないか厳重に確認することが求められています。