非武装地帯の未確認地雷地帯で捜索路の開拓に投入される韓国軍将兵の日当がおよそ3000ウォンであることが判明した。朝鮮日報系のニュースサイト「Chosunonline.com」が報じたもので、危険性の高い作戦に従事する兵士に対する相応の補償を求める声が上がっている。
非武装地帯における過酷な任務とわずかな手当の実態
韓国陸軍は非武装地帯内の新規捜索路開拓に投入する捜索大隊の隊員と工兵危険性爆発物開拓チームの要員に対し、幹部基準で月9万ウォン、兵士は4万5000ウォン程度の特殊地勤務手当を支給している。これは一日あたりおよそ3000ウォンに換算される金額である。非武装地帯には朝鮮戦争当時からおよそ200万個の地雷が散布されており、北朝鮮が2024年から軍事境界線以南に埋設した地雷も数百個を超えると推定されている。危険性の高い地域での作戦であるにもかかわらず、手当の額があまりにも不十分であるという指摘が強まっている。
捜索大隊と工兵に対する危険勤務手当の未支給
爆発物処理班は危険勤務手当の適用対象となっているが、非武装地帯内の捜索路開拓を担う捜索大隊員や工兵は支給対象外となっている。韓国陸軍は2024年から捜索大隊要員への危険勤務手当支給を国防部に建議しているものの、先頭に立って地雷探知を行う工兵の要員に対しては建議すら行っていない。韓国軍関係者は、非武装地帯での地雷探知作戦に負傷の危険性が決して低くないという現実がある旨を語っていると、Chosunonline.comが伝えている。昨年11月にも非武装地帯内で地雷爆発による負傷事例が発生しており、現場の負担は大きい。

先月発生した地雷爆発事故と北朝鮮軍の境界封鎖工事
先月、非武装地帯内で北朝鮮の地雷が爆発し、韓国軍兵士3人が負傷する事案が発生した。.
北朝鮮による関与の否定と境界付近での緊張の高まり
北朝鮮は地雷敷設への関与を一貫して否定している。金正恩朝鮮労働党総書記の妹である金与正党総務部長は19日、韓国との境界付近で深刻な事態が生じていると警告し、南部国境への戦術兵器の追加配備や拡声器を用いた放送の再開を検討していると表明した。韓国側が謝罪と対話を求める一方、北朝鮮は境界付近の封鎖工事を通じて韓国との関係を永久に断絶する姿勢を強めている。こうした中で、韓国軍兵士が危険な境界地域での作戦を継続せざるを得ない状況が続いている。
今後の未確認地雷地帯捜索と補償制度見直しの行方
国防部は先月21日の北朝鮮地雷爆発を受けて、軍事境界線以南に北朝鮮が埋設した地雷を継続して除去していく方針を示している。国防部の姜信哲長官が除去を続けていく姿勢を表明しているため、今後は未確認地雷地帯の捜索などのために韓国軍兵士の投入がさらに増える見通しである。国民の力の庾竜源議員は、基本的な危険勤務手当すら保障しない古い制度は将兵の献身を顧みないやり方だと指摘し、現実に即した補償体系を早急に整えるべきだと強く訴えている。