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韓国の医療機器支援計画、金与正氏が政治的挑発と非難し拒絶

国連安全保障理事会の制裁免除まで取り付けて韓国政府が準備した約10億円相当の医療機器支援に対し、北朝鮮の金与正朝鮮労働党総務部長が8日と9日にわたり「政治的挑発」や「冒とく」などと激しく非難し、拒絶したと報じられた。. 国連制裁免除を取得した10億円の医療機器支援計画 韓国政府は総額約675万ドル、日本円で約10億円に相当する166種類1431点の医療機器を北朝鮮の平壌市郊外にある江東郡病院へ提供する計画を進めていた。JBpressによると、支援物資にはX線撮影装置やCT装置、手術台などが含まれていた。さらに韓国政府は5月22日の時点で、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会(1718委員会)から、制裁対象となる41品目について適用免除の承認をすでに得ていた。 輸送計画についても具体的に立案されており、仁川港から中国の丹東を経由して北朝鮮の南浦港へ運び、平壌へ届けるルートが想定されていた。海運会社として現代峨山を暫定選定し、費用は約3500ドルと見積もられていた。韓国国際保健医療財団の職員3人と外部専門家3人からなる監視チームの派遣も盛り込まれ、北朝鮮が韓国人の受け入れを拒む場合には第三国の人員による現地確認を行う案も用意されていた。 金与正氏が「政治的挑発」と激しく反発した背景 北朝鮮の金正恩総書記の妹である金与正氏は、8日と9日の2日連続で談話を発表し、韓国の医療支援計画を厳しく非難した。聯合ニュースによると、金与正氏は朝鮮中央通信を通じた談話で、韓国側が申請書で医療事情の悪化や社会的弱者へのサービス改善に言及したことについて、「わが国に対する侮辱であり、新たな形の政治的挑発で、わが国の法律に反する重大な主権侵害行為だ」と主張した。 さらに金与正氏は、9月21日に非武装地帯(DMZ)で発生した韓国軍兵士の負傷を伴う地雷爆発事件を引き合いに出し、今回の医療支援計画をその「第2部」であると位置づけた。Yahoo!ニュースのエキスパート記事によると、金与正氏は医療支援の制裁免除申請が今年5月に行われており、地雷爆発事件より約4カ月も前だったという時系列を認めながらも、両者を一連の政治工作として結び付ける独自の主張を展開した。 メディアによって異なる金与正氏の談話の受け止め方 今回の金与正氏の言動に対しては、各メディアがそれぞれの視点から報じている。JBpressは、金正恩総書記が韓国を敵対する別の国家として位置づける中で、李在明政権が対北朝鮮関与と国際的な制裁の順守を両立させようとした政治的意図に焦点を当てている。南北間の保健・医療分野での小さな接点を積み重ね、閉ざされた対話の扉を開こうとする進歩派政権の政策的背景を詳述した。 一方、Yahoo!ニュースの高英起氏の記事では、金与正氏の表現の変化に注目している。過去の談話に見られた独特の皮肉や嘲笑、ユーモアの余裕が今回は失われており、同じ主張を繰り返しながら罵倒を激化させていると指摘した。さらに、9日の談話で金与正氏が「国家元首の委任によって」と明言し、今後は韓国に「顔を背け、無視する」と宣言した点を挙げ、韓国との関係遮断が金正恩総書記の意思に基づくものであると分析している。 韓国統一部の国政監査での発言と北朝鮮の反応 北朝鮮側の非難の論拠には、韓国国内の動きも利用されている。聯合ニュースによると、金与正氏は談話の中で、韓国の鄭東泳統一部長官が前日の国会国政監査で非武装地帯の地雷爆発について「まだ攻撃と特定することはできない」と述べたことを取り上げた。韓国の当局者自身が北朝鮮の攻撃と断定するのは難しいと告白したと主張し、韓国内部の議論を嘲笑する材料として用いた。 韓国政府は人道支援を通じて対話の糸口を見出そうとしたが、北朝鮮側はこれを「善意で包装した悪意」と切り捨て、受け入れを拒絶する姿勢を鮮明にした。韓国がどのようなアプローチを取ろうとも、北朝鮮側はそれを敵対行為とみなす結論をあらかじめ持っており、その方針に沿って言論を展開している構造が浮き彫りになっている。 写真:聯合ニュース 今後の南北関係と残された不透明な見通し 国連の制裁免除という国際的な手続きを経ながらも、北朝鮮の強い反発によって韓国の医療支援計画は事実上頓挫した形となった。李在明政権が掲げる南北間の通信連絡経路の回復や保健医療分野での協力は、最初から厳しい障壁に直面している。金与正氏が韓国に対して一切の接触を拒絶する姿勢を公式に宣言したことで、朝鮮半島の緊張緩和に向けた小さな接点すら見出すことが困難な状況が続いており、対話再開の道筋は極めて不透明なままとなっている。 写真:Yahoo!ニュース 【韓国の反応】日本vs韓国! 医療技術だったらどっちが上なの?【海外の反応・韓国人の反応・ネットの反応】

韓国の医療機器支援計画、金与正氏が政治的挑発と非難し拒絶

国連安全保障理事会の制裁免除まで取り付けて韓国政府が準備した約10億円相当の医療機器支援に対し、北朝鮮の金与正朝鮮労働党総務部長が8日と9日にわたり「政治的挑発」や「冒とく」などと激しく非難し、拒絶したと報じられた。.

国連制裁免除を取得した10億円の医療機器支援計画

韓国政府は総額約675万ドル、日本円で約10億円に相当する166種類1431点の医療機器を北朝鮮の平壌市郊外にある江東郡病院へ提供する計画を進めていた。JBpressによると、支援物資にはX線撮影装置やCT装置、手術台などが含まれていた。さらに韓国政府は5月22日の時点で、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会(1718委員会)から、制裁対象となる41品目について適用免除の承認をすでに得ていた。

輸送計画についても具体的に立案されており、仁川港から中国の丹東を経由して北朝鮮の南浦港へ運び、平壌へ届けるルートが想定されていた。海運会社として現代峨山を暫定選定し、費用は約3500ドルと見積もられていた。韓国国際保健医療財団の職員3人と外部専門家3人からなる監視チームの派遣も盛り込まれ、北朝鮮が韓国人の受け入れを拒む場合には第三国の人員による現地確認を行う案も用意されていた。

金与正氏が「政治的挑発」と激しく反発した背景

北朝鮮の金正恩総書記の妹である金与正氏は、8日と9日の2日連続で談話を発表し、韓国の医療支援計画を厳しく非難した。聯合ニュースによると、金与正氏は朝鮮中央通信を通じた談話で、韓国側が申請書で医療事情の悪化や社会的弱者へのサービス改善に言及したことについて、「わが国に対する侮辱であり、新たな形の政治的挑発で、わが国の法律に反する重大な主権侵害行為だ」と主張した。

さらに金与正氏は、9月21日に非武装地帯(DMZ)で発生した韓国軍兵士の負傷を伴う地雷爆発事件を引き合いに出し、今回の医療支援計画をその「第2部」であると位置づけた。Yahoo!ニュースのエキスパート記事によると、金与正氏は医療支援の制裁免除申請が今年5月に行われており、地雷爆発事件より約4カ月も前だったという時系列を認めながらも、両者を一連の政治工作として結び付ける独自の主張を展開した。

メディアによって異なる金与正氏の談話の受け止め方

今回の金与正氏の言動に対しては、各メディアがそれぞれの視点から報じている。JBpressは、金正恩総書記が韓国を敵対する別の国家として位置づける中で、李在明政権が対北朝鮮関与と国際的な制裁の順守を両立させようとした政治的意図に焦点を当てている。南北間の保健・医療分野での小さな接点を積み重ね、閉ざされた対話の扉を開こうとする進歩派政権の政策的背景を詳述した。

一方、Yahoo!ニュースの高英起氏の記事では、金与正氏の表現の変化に注目している。過去の談話に見られた独特の皮肉や嘲笑、ユーモアの余裕が今回は失われており、同じ主張を繰り返しながら罵倒を激化させていると指摘した。さらに、9日の談話で金与正氏が「国家元首の委任によって」と明言し、今後は韓国に「顔を背け、無視する」と宣言した点を挙げ、韓国との関係遮断が金正恩総書記の意思に基づくものであると分析している。

韓国統一部の国政監査での発言と北朝鮮の反応

北朝鮮側の非難の論拠には、韓国国内の動きも利用されている。聯合ニュースによると、金与正氏は談話の中で、韓国の鄭東泳統一部長官が前日の国会国政監査で非武装地帯の地雷爆発について「まだ攻撃と特定することはできない」と述べたことを取り上げた。韓国の当局者自身が北朝鮮の攻撃と断定するのは難しいと告白したと主張し、韓国内部の議論を嘲笑する材料として用いた。

韓国政府は人道支援を通じて対話の糸口を見出そうとしたが、北朝鮮側はこれを「善意で包装した悪意」と切り捨て、受け入れを拒絶する姿勢を鮮明にした。韓国がどのようなアプローチを取ろうとも、北朝鮮側はそれを敵対行為とみなす結論をあらかじめ持っており、その方針に沿って言論を展開している構造が浮き彫りになっている。

韓国の医療機器支援計画、金与正氏が政治的挑発と非難し拒絶
写真:聯合ニュース

今後の南北関係と残された不透明な見通し

国連の制裁免除という国際的な手続きを経ながらも、北朝鮮の強い反発によって韓国の医療支援計画は事実上頓挫した形となった。李在明政権が掲げる南北間の通信連絡経路の回復や保健医療分野での協力は、最初から厳しい障壁に直面している。金与正氏が韓国に対して一切の接触を拒絶する姿勢を公式に宣言したことで、朝鮮半島の緊張緩和に向けた小さな接点すら見出すことが困難な状況が続いており、対話再開の道筋は極めて不透明なままとなっている。

韓国の医療機器支援計画、金与正氏が政治的挑発と非難し拒絶
写真:Yahoo!ニュース
【韓国の反応】日本vs韓国! 医療技術だったらどっちが上なの?【海外の反応・韓国人の反応・ネットの反応】
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