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福岡県議会、蔵内前議長巡る百条委員会設置を可決 1億円超の優遇問題や入札疑惑も浮上

福岡県議会は2026年10月17日未明、蔵内前議長を巡る金銭授受疑惑や高額な海外視察を調査するため、地方自治法に基づく百条委員会の設置議案を賛成多数で可決しました。9月議会の閉会日を迎えた16日から議会は紛糾し、異例の深夜採決となりました。 福岡県議会で初の百条委員会設置へ 福岡県議会は17日午前4時過ぎ、正副議長ポストに関する金銭授受疑惑と高額な海外視察を調べるため、地方自治法100条に基づく調査特別委員会である百条委員会の設置議案を賛成多数で可決し、閉会しました。毎日新聞が報じました。9月定例会の閉会日は16日でしたが、会期終盤に提出された同議案を巡って議論が紛糾し、採決の行方が二転三転した末に議決が翌日未明までずれ込む異例の展開となりました。 蔵内前議長を巡る1億円超の支出が判明 今回の議会では、福岡県が行ってきた蔵内前議長が絡むさまざまな事業に対し、各会派の議員から厳しい追及が続けられました。news.tv-asahi.co.jpの報道によると、福岡市天神にあるアジア獣医師会連合ワンヘルス福岡オフィスの所長を蔵内前議長が務めており、県が3年間で賃料や光熱費などおよそ6500万円、派遣した職員の給与総額としておよそ4330万円を負担していたことが明らかになりました。総額で1億円以上が支出されていたことになります。 知事は支援の見直しとゼロベースでの再検討を表明 総額1億円以上の支出について質問された服部誠太郎知事は、アジアにおけるワンヘルスの推進に貢献できると考えて支援を行ってきたと説明しました。しかし、news.tv-asahi.co.jpの取材に対し、設置から3年が経過した現在では活動実態に見合った支援に見直しを行う考えを示しています。さらに委員会終了後には、現段階で確定的なことは言えないとしながらも、今の規模の事務所は必要ないとして、いったんゼロベースで見直すべきだと述べています。 写真:毎日新聞 総事業費200億円のワンヘルスセンター入札への疑問 総事業費200億円に上るワンヘルスセンターの入札についても、激しい議論が交わされました。吉松源昭議員がワンヘルスセンター関連工事16件のうち11件が1者応札であり、そのうち8件が落札率99%超であると指摘し、競争性が確保されていたのかと疑問を呈しました。服部知事は、事前に予定価格も最低制限価格も公表しているのは全国で福岡県のみであると説明しつつも、外部有識者で構成される入札審議委員会において、すべての関連工事について審査をしてほしいという考えを明らかにしました。 臨時会の苦い記憶が影響した異例の賛成多数 百条委員会の設置議案を巡っては、当初は否決されるとの見方が強かったものの、自民党県議団を含む大半の議員が賛成する結果となりました。読売新聞の報道によると、背景には8月の臨時会での苦い記憶があります。蔵内勇夫氏の議長職辞職勧告決議案の中止動議に賛成した議員がインターネット上で批判を浴びた経緯があり、来春に県議選を控える中、ある議員は議会の自浄能力を示す議案には反対しにくいと胸の内を明かしています。 写真:読売新聞 今後の調査の行方と百条委員会の権限 県と県議会を巡っては日弁連の指針に基づく第三者委員会も設置されていますが、吉松源昭議員らは任意調査が基本の第三者委員会だけでは強制力が不十分であると主張してきました。新しく設置された百条委員会は、関係者に証言や記録の提出を要求でき、正当な理由なく出席や証言を拒んだ場合には罰則も科される強い権限を持ちます。調査期間は2027年2月末までとされており、今後は第三者委員会とそれぞれの機能を発揮しながら、一連の疑惑の実態解明に向けた調査が進められることになります。 関連情報: 福岡県議会、百条委員会設置を未明に可決 金銭授受疑惑などを調査 · 福岡県議会、百条委員会設置議案をめぐり本会議が紛糾し即日採決を巡り攻防続く 【福岡県議会】「百条委員会」設置を決定 金銭授受疑惑、当時の幹部らは一貫して否定

福岡県議会、蔵内前議長巡る百条委員会設置を可決 1億円超の優遇問題や入札疑惑も浮上

福岡県議会は2026年10月17日未明、蔵内前議長を巡る金銭授受疑惑や高額な海外視察を調査するため、地方自治法に基づく百条委員会の設置議案を賛成多数で可決しました。9月議会の閉会日を迎えた16日から議会は紛糾し、異例の深夜採決となりました。

福岡県議会で初の百条委員会設置へ

福岡県議会は17日午前4時過ぎ、正副議長ポストに関する金銭授受疑惑と高額な海外視察を調べるため、地方自治法100条に基づく調査特別委員会である百条委員会の設置議案を賛成多数で可決し、閉会しました。毎日新聞が報じました。9月定例会の閉会日は16日でしたが、会期終盤に提出された同議案を巡って議論が紛糾し、採決の行方が二転三転した末に議決が翌日未明までずれ込む異例の展開となりました。

蔵内前議長を巡る1億円超の支出が判明

今回の議会では、福岡県が行ってきた蔵内前議長が絡むさまざまな事業に対し、各会派の議員から厳しい追及が続けられました。news.tv-asahi.co.jpの報道によると、福岡市天神にあるアジア獣医師会連合ワンヘルス福岡オフィスの所長を蔵内前議長が務めており、県が3年間で賃料や光熱費などおよそ6500万円、派遣した職員の給与総額としておよそ4330万円を負担していたことが明らかになりました。総額で1億円以上が支出されていたことになります。

知事は支援の見直しとゼロベースでの再検討を表明

総額1億円以上の支出について質問された服部誠太郎知事は、アジアにおけるワンヘルスの推進に貢献できると考えて支援を行ってきたと説明しました。しかし、news.tv-asahi.co.jpの取材に対し、設置から3年が経過した現在では活動実態に見合った支援に見直しを行う考えを示しています。さらに委員会終了後には、現段階で確定的なことは言えないとしながらも、今の規模の事務所は必要ないとして、いったんゼロベースで見直すべきだと述べています。

福岡県議会、蔵内前議長巡る百条委員会設置を可決 1億円超の優遇問題や入札疑惑も浮上
写真:毎日新聞

総事業費200億円のワンヘルスセンター入札への疑問

総事業費200億円に上るワンヘルスセンターの入札についても、激しい議論が交わされました。吉松源昭議員がワンヘルスセンター関連工事16件のうち11件が1者応札であり、そのうち8件が落札率99%超であると指摘し、競争性が確保されていたのかと疑問を呈しました。服部知事は、事前に予定価格も最低制限価格も公表しているのは全国で福岡県のみであると説明しつつも、外部有識者で構成される入札審議委員会において、すべての関連工事について審査をしてほしいという考えを明らかにしました。

臨時会の苦い記憶が影響した異例の賛成多数

百条委員会の設置議案を巡っては、当初は否決されるとの見方が強かったものの、自民党県議団を含む大半の議員が賛成する結果となりました。読売新聞の報道によると、背景には8月の臨時会での苦い記憶があります。蔵内勇夫氏の議長職辞職勧告決議案の中止動議に賛成した議員がインターネット上で批判を浴びた経緯があり、来春に県議選を控える中、ある議員は議会の自浄能力を示す議案には反対しにくいと胸の内を明かしています。

福岡県議会、蔵内前議長巡る百条委員会設置を可決 1億円超の優遇問題や入札疑惑も浮上
写真:読売新聞

今後の調査の行方と百条委員会の権限

県と県議会を巡っては日弁連の指針に基づく第三者委員会も設置されていますが、吉松源昭議員らは任意調査が基本の第三者委員会だけでは強制力が不十分であると主張してきました。新しく設置された百条委員会は、関係者に証言や記録の提出を要求でき、正当な理由なく出席や証言を拒んだ場合には罰則も科される強い権限を持ちます。調査期間は2027年2月末までとされており、今後は第三者委員会とそれぞれの機能を発揮しながら、一連の疑惑の実態解明に向けた調査が進められることになります。

【福岡県議会】「百条委員会」設置を決定 金銭授受疑惑、当時の幹部らは一貫して否定
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