格闘技界が注目する中、地元カナダの観衆の前でマイク・マロットが圧巻のパフォーマンスを披露しました。ウェルター級のランカー同士が激突したメインイベントは、鮮烈なフィナーレを迎えることとなりました。
アルバータ州エドモントンのロジャーズ・プレイスで開催された「UFC Fight Night 291」において、地元ファンの大声援を背に受けるマイク・マロットと、ベテランのジョーアイン・バックリーがケージのなかで対峙しました。
母国カナダでの戦いを続けるマロットは、元ランカーのギルバート・バーンズを破るなど絶好調の勢いを維持したままオクタゴンに上がり、トップ10入りをかけた大一番に臨みました。
マイク・マロットがジョーアイン・バックリーを葬った瞬間
緊迫した空気に包まれた第1ラウンドは、互いに相手の持つ強打に対する警戒心から、それぞれの実力を測り合うような慎重な滑り出しとなりました。
鮮やかなカウンターの右から繰り出されたこの決定打により、バックリーは意識を完全に刈り取られ、試合は第2ラウンド2分32秒で決着を迎えました。
「お前ら、俺は口調こそ穏やかかもしれないが、拳は強烈だぞ」 マイク・マロット、UFCファイター
試合後のインタビューでマロットは、自身の性格や物静かな口調について触れながらも、オクタゴンの中では圧倒的な破壊力を発揮できることを証明したと語りました。
バックリーの試合前後のドラマとファン・関係者の反応
敗れたバックリーにとっては、UFC最高経営責任者(CEO)との試合前のやり取りや将来を巡る去就の憶測など、試合前から様々なプレッシャーが取り沙汰されていました。
今回の痛烈なフィニッシュ負けによって、ウェルター級でのタイトル挑戦に向けた夢は再び大きな痛手を負うことになりました。
一方で、勝利したマロットの圧倒的なパフォーマンスに対しては、世界中のファイターや関係者から驚嘆と称賛の声が寄せられ、格闘技コミュニティの間で大きな話題となりました。
エドモントン大会を彩った数々のフィナーレと今後の展望
ロジャーズ・プレイスで行われた今大会は、メインイベントだけでなく全般にわたって驚異的な決定力の高さが際立つ興行となりました。大会序盤から驚異的なフィニッシュの連続が続き、会場の熱気は最高潮に達しました。

大会を主催したUFCは、素晴らしいパフォーマンスを見せた選手たちに向けて総額で多額のボーナスを授与し、マロット自身もパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選出されて10万ドルの追加報酬を手にしました。
伝説的な元王者ジョルジュ・サンピエール以来となるカナダ人王者の誕生を目指すマロットにとって、今回の鮮烈な勝利は間違いなくその道を切り開く大きな一歩となりました。
連勝を5に伸ばしたマロットは、試合後のリング上で次なる対戦相手の指名をあえて避けたものの、ランキング上位に位置する危険な強豪たちとの対戦を見据えています。