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トランプ大統領が全米各地で遊説を展開、米中間選挙に向け支持基盤を固める

2026年11月3日の米中間選挙を控え、ドナルド・トランプ大統領は支持基盤を固めるため、全米の激戦区や伝統的な共和党地盤を巡る異例の遊説ツアーを展開している。

トランプ大統領が全米各地で遊説を展開、米中間選挙に向け支持基盤を固める

2026年11月3日の米中間選挙を控え、ドナルド・トランプ大統領は支持基盤を固めるため、全米の激戦区や伝統的な共和党地盤を巡る異例の遊説ツアーを展開している。支持率の低迷や民主党側の巨額の広告攻勢が続く中、政権の信任を問う選挙戦は終盤に向けて激しさを増している。

伝統的保守地盤での異例の遊説と狙い

選挙戦の最終局面において、共和党現職大統領がモンタナ州、テネシー州、アラスカ州といった本来は手堅い保守地盤を巡る動きは通常では考えにくいものだと、各国のメディアや選挙アナリストは指摘している。しかし、大統領は不人気を抱える中で支持を盛り上げるため、こうした州へも足を運んでいる。ブルドヘッドシティでの集会では、アリゾナ州下院議員で上位の職を狙うアレックス・コローディンらを応援するため演説を行った。

トランプはまた、オハイオ州ヤングスタウンなどのかつてのブルーカラー製造業の中心地も訪問し、選挙戦の締めくくりに向けて精力的に各地を回っている。ホワイトハウスのローズガーデンでの夕食会では、激戦区で戦う約30人の共和党候補者のために最終月を捧げると宣言していた。

民主党側による巨額の対抗広告と世論の動向

選挙戦が佳境を迎える中、民主党陣営はトランプの存在そのものを争点化する戦略に出ている。Associated Pressのデータ分析によると、民主党およびその関連団体は9月1日以降、トランプに言及するテレビ・配信広告に1億6,300万ドル以上を投じ、約18万回の放映を行った。これに対し、共和党側がトランプに言及した広告に費やした額は1,100万ドルにとどまり、放映回数も約1万6,000回と非常に小規模なものとなっている。

民主党系のアドバイザーや広報担当者は、生活費の高騰やインフレに対する有権者の不満を背景に、共和党候補者をトランプと同一視させる戦術が効果を上げていると主張している。ノースカロライナ州民主党のアンダーソン・クレイトン議長は、最後の足掻きのようなものだと批判的な見解を示している。

トランプのメッセージの変化と共和党内の戦略

支持率の低迷と厳しい予測が伝えられる中で、トランプ自身のトーンにも変化が見られる。アリゾナ州やモンタナ州での取材に対し、トランプは仮に共和党が上下両院のどちらかあるいは両方を失ったとしても、自らは引き続き最高司令官の座にとどまる旨を語った。Newsweekの報道によれば、大統領は「私はすでに自分の選挙に勝っている。勝とうが負けこうが、私はここにいる」と述べており、中間選挙の結果に関わらず自身の政権基盤は揺るが ないという姿勢を示している。

トランプ大統領が全米各地で遊説を展開、米中間選挙に向け支持基盤を固める
写真:EL PAÍS English
トランプ大統領が全米各地で遊説を展開、米中間選挙に向け支持基盤を固める
写真:PBS

一方で、共和党の戦略家であるアレックス・コナントは、民主党が有権者の投票意欲を刺激するためにトランプを標的にしていると指摘する。同氏が語ったところによると、民主党は共和党候補者への投票をトランプへの投票と同義として有権者に意識させようと図っている。

「トランプ大統領は共和党員とともにキャンペーンを行い、有権者を鼓舞し、減税や治安の改善、アメリカ国民の財布にさらなるお金を戻すアジェンダをアピールするため、全国を巡回している。」 共和党全国委員会(RNC)広報担当 ナタリー・バルダッサール、The Washington Postおよび関連報道にて

11月3日の投票日に向け、トランプと共和党が地方の支持層をどこまで動員できるか、そして民主党側の猛烈な広告攻勢と世論の潮流を押し返すことができるのかが最大の焦点となっている。

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執筆者について: nipponese

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