ドナルド・トランプ大統領は、10月中旬のオハイオ州での選挙集会で、同州の上院議員候補であるジョン・ハステッド氏の体格や身体的特徴について詳細に言及し、大きな注目を集めました。元大学フットボール選手としての経歴に端を発するこの異例の言及は、激戦が予想される連邦上院選の最中に展開され、国内外で大きな波紋を呼んでいます。
オハイオ州の集会で飛び出した異例の身体評価
オハイオ州ヤングスタウンのコヴェリ・センターで開催された選挙集会において、ドナルド・トランプ大統領はジョン・ハステッド上院議員の身体的特徴について言及しました。.
ドナルド・トランプ大統領はThe Independentに対し、「男性に対してこんなことはめったにしない。彼がすごいアスリートだとは知らなかったので体を調べ始めたんだ。上から下まで見て、尻を見て、全体を見たあとで手を見た。彼の見てくれ、手がまるでカギ爪のようになっているんだ」と述べた。
激戦が続くオハイオ州上院選とハステッド氏の経歴
ジョン・ハステッド氏は、オハイオ州下院議員、州下院議長、州上院議員、州務長官、そして副知事を歴任し、JD・バンス氏が副大統領に就任したことに伴いマイク・デワイン知事によって連邦上院議員の議席に任命されました。.
今回の選挙戦でハステッド氏は、元民主党上院議員であり2007年から2025年まで務めたシェロッド・ブラウン氏からの挑戦を受けています。CNNと調査会社SSRSが実施した世論調査によると、オハイオ州の投票可能性の高い有権者の間では、ブラウン氏が49パーセント、ハステッド氏が43パーセントの支持率で先行していることが示されています。
トランプ大統領は中間選挙に向けて共和党候補者を応援するためキャンペーンを展開しており、ハステッド氏は自身の選挙運動において大学時代のフットボールの経歴を活かしています。.
政治家やメディアの間で広がる波紋と多様な受け止め方
トランプ大統領による一連の身体的評価をめぐる発言は、米国のメディアや政治関係者の間で大きな話題となりました。ニュースマックスの司会者ロップ・シュミット氏が番組内でこの話題を取り上げたほか、トランプ政権の元通信ディレクターであるアンソニー・スカラムッチ氏もユーモアを交えて言及するなど、各方面で物議を醸しています。

一方で、オハイオ州内の集会に参加した共和党の同僚議員らは、トランプ大統領の表現方法とは距離を置きつつも、ハステッド氏の議員としての資質を強調しました。オハイオ州のもう一人の連邦上院議員であるバーニー・モレノ氏は、集会で大統領の表現には触れないとしつつも、ハステッド氏が優秀な上院議員であり強力なパートナーであると訴えました。