Saudi Arabia, Turkey, and Pakistan signed a historic joint defense agreement in Mecca on Friday, establishing a collective security framework where an armed attack against any member is treated as an attack against all three. The pact follows months of negotiations amid rising regional conflicts involving Iran and Gulf infrastructure.
サウジアラビア、トルコ、パキスタンの3か国は8月7日、中東全域で軍事衝突が激化するなか、メッカにおいて歴史的な共同防衛協定に署名した。数か月に及ぶ高官レベルの交渉を経て調印されたこの合意は、3か国間の集団安全保障を制度化し、署名国のいずれかに対する軍事攻撃を全加盟国に対する攻撃とみなすことを定めている。
パキスタン外務省が金曜日に発表した声明によると、この協定は「地域内外における平和、安全、安定の促進に向けた3か国の共通のコミットメントをさらに強化する」狙いがある。署名地としてメッカが選ばれたことは、この安全保障同盟に大きな象徴的意味を添えるものとなった。
メッカでの署名式と首脳会談の背景
今回の合意形成に至る背景には、アメリカとイスラエルによる対イラン軍事行動以降、中東全域で高まる地政学的緊張がある。イランによるサウジアラビアへのインフラ攻撃や、イエメンのフーシ派、イラクの武装組織による相次ぐ攻撃により、地域の石油輸出や経済の安定が脅かされてきた。
サウジアラビアは伝統的なアメリカ主導の安全保障体制から脱却し、防衛同盟の多角化を進めている。パキスタンのシェバズ・シャリフ首相とパキスタン軍のアシム・ムニール参謀総長は、会談に先立ってサウジアラビア入りし、ウムラ(小巡礼)を遂行した。また、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も金曜日にサウジアラビアに到着し、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子との直接会談に臨んだ。
共同防衛協定の具体的な条項と防衛協力
メディア報道や外務省の発表によると、新協定は集団的自衛権の強化に特化しており、複数の具体的な防衛分野での協力を掲げている。協定の核心について、公式声明やメディアは次のような条項を伝えている。
さらに、同協定は防衛協力のあらゆる側面を深めることを規定しており、参加国間での具体的な連携領域が示されている。
パキスタンのラオ・ハッサン・ハラジ国防生産相は、今回の三者間草案協定が、前年に署名されたサウジアラビアとパキスタンの二国間協定とは別個のものであることを明らかにしている。
地域情勢とこれまでの軍事関係の蓄積
この三者間防衛協定の締結は突然浮上したものではない。イエメン・モニターの報道によると、パキスタンのレザ・ハヤト・ハラジ国防生産相が今年1月に、約10か月にわたる協議の末に防衛条約が起草され、イスラマバード、リヤド、アンカラの各政府に提出されたことを明らかにしていた。

またサウジアラビアとパキスタンは、2025年9月17日にリヤドで「相互防衛戦略協定」に署名しており、いずれか一方への攻撃を双方への攻撃とみなす取り決めを結んでいた。今回のアナウンスについて、ハアレツ紙は、米・イスラエルによるイラン攻撃以降に湾岸諸国が繰り返し攻撃を受ける中での署名であると報じている。

さらに、トルコとパキスタン、サウジアラビアの間には数十年におよぶ軍事協力の歴史がある。パキスタンはサウジアラビア軍に対して長年技術訓練を提供してきたほか、2023年にはサウジアラビアがトルコ製防衛用ドローンの購入に関する大規模な契約を締結している。核兵器保有国であるパキスタンが参加している点や、軍事訓練・共同生産の枠組みがどのように実効性を持つかが、今後の地域の安全保障構造における最大の注目点となっている。