2026年10月15日午後1時直前、オレゴン州ベンドのシルヴァレール小学校で悲劇が起きました。16歳のグリフィン・J・ジョン2世(Griffin J. John II)が、フェンスを越えて学校敷地に侵入しました。容疑者は持っていたマーヴェリック88(Maverick 88)ポンプアクション式12ゲージ散弾銃を外側のガラス戸に向けて発砲し、校内へ侵入しました。
シルヴァレール小学校の特別支援学級で起きた銃撃の全貌
警察によると、容疑者はかつて同校の特別支援学級に在籍していた元生徒であり、侵入後は一直線に特別支援学級の教室に向かいました。教室内では最大15発の銃弾が撃たれ、5歳、8歳、11歳の男児3人と、25歳の教師メーガン・ランバート(Megan Lambert)さんが死亡しました。また、7歳の児童と54歳の教師ベッキー・ドラリー(Becky Drury)さんが負傷し、病院に搬送されました。現場からはバードショット、バックショット、スラッグ弾という3種類の散弾銃の弾薬や、所持していたバックパックなどから約44発の未発射の弾薬が発見されました。
教員の決死の抵抗と父親による銃撃阻止
犠牲者がさらに増えるのを防いだのは、現場にいた教師と一人の父親の勇気ある行動でした。容疑者が教室に入った際、一人の教師が自分の携帯電話を投げつけ、さらに容疑者に取り組み、銃を奪おうと揉み合いました。ベンド警察のマイク・クランツ(Mike Krantz)署長は、この教師の行動について記者会見で次のように讃えています。

ベンド警察のマイク・クランツ署長は、「さらなる流血を防ぐのに間違いなく役立った」と述べました。
事件当時、自分の娘2人が通う同校の近くを車で通りかかり、銃声を聞きつけて現場に駆けつけたのは、36歳の家具職人ケイラブ・ジアマンコ(Kaylub Giamanco)さんでした。.
地元住民のマイケル・ザッパがYahooに語ったところによると、「彼は昨日多くの命を救った。今日はいろいろと思い悩んでいるはずだから、私たちは彼のために祈るべきだ」とのことです。
容疑者の背景と未解決の疑問
事件後、地域社会には深い悲しみと動揺が広がりました。ポートランドの南東約175マイル(約280キロメートル)に位置し、人口約1万人のベンドでは、市民らが学校の周囲に黄色い規制線を張り巡らせ、花やキャンドルを手向けて犠牲者を追悼しました。オレゴン州のティナ・コテク(Tina Kotek)知事やジェネル・ビナム(Janelle Bynum)下院議員も現地を訪れ、犠牲者を悼むとともに、州全体での黙祷を呼びかけました。また、全米各地からも学校安全に関する懸念の声が寄せられています。

クランツ署長は記者会見で、動機について次のように述べています。
ベンド警察のマイク・クランツ署長は「完全にその答えが得られることはないかもしれないが、私たちはそれを求めている」と述べました。
捜査当局は、容疑者が使用した銃が同年8月の誕生日前後に母親によって購入された経緯や、犯行に至った動機について引き続き詳しく調べています。