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イサベル・アジェンデが偽名を使ってスペインのプラネタ賞を受賞

チリ系アメリカ人作家のイサベル・アジェンデが、偽名を使ってスペインのプラネタ賞を受賞しました。

イサベル・アジェンデが偽名を使ってスペインのプラネタ賞を受賞

チリ系アメリカ人作家のイサベル・アジェンデが、偽名を使ってスペインのプラネタ賞を受賞しました。

スペイン国王夫妻が出席したバルセロナの授賞式と100万ユーロの巨額賞金

今年で75回目を迎えた同賞は、未出版の小説を対象とする世界最高水準の賞金規模を誇ります。賞金は100万ユーロにのぼり、今年はスペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃が出席する中、バルセロナで授賞式が執り行われました。12年前の2014年にメキシコの作家ホルヘ・セペダ・パテルソンが受賞して以来、再びラテンアメリカ出身の作家へ栄誉が渡る形となりました。

名作『精霊たちの家』の続編で明かされた正体

物語は、前作の登場人物であるクララやエステバン・トゥルベの孫娘アルバを中心に展開します。ピノチェト軍事政権下での投獄と拷問から立ち直ろうとする姿を描きながら、一族の物語に一つの区切りをつけています。

イサベル・アジェンデはThe Guardian紙の報道で、「最下位になる恥ずかしさを避けたかったので、コンテストには一度も応募したことがありませんでした」と述べた。

これまでコンテストへの応募を避けてきた理由について、最下位になる恥ずかしさを避けたかったからだと述べています。

現代の政治情勢と亡命の記憶がもたらした執筆の動機

作者自身、1973年のピノチェトによるクーデターで叔父サルバドール・アジェンデ大統領が倒され、チリからの亡命を余儀なくされた歴史を持っています。長年読者から求められていたアルバのその後の人生を描いた背景には、現代社会への強い危機感がありました。

イサベル・アジェンデはThe Guardian紙の報道で、「権威主義、極端なナショナリズム、さらにはファシズムによってこれほど多くの民主主義が脅かされているのを目の当たりにすると、私が祖国を離れる原因となった恐怖が再び呼び起こされます」と述べた。

権威主義や極端なナショナリズムの台頭を見るたびに、かつて祖国を追われた恐怖がよみがえると述べています。

文学界での位置づけと今後の展開

リーズ大学のスペイン語学教授であり、英国・アイルランドヒスパニスト協会の次期会長を務めるダンカン・ウィーラー教授は、プラネタ賞について「スペイン語圏で最も高額な報酬が得られる賞の一つであるが、決して最も権威があるわけではない」と指摘しつつも、審査員がアジェンデの文体に気づいていたのではないかとの見方を示しています。

イサベル・アジェンデが偽名を使ってスペインのプラネタ賞を受賞
写真:Theguardian

また、これまでの主要作品をペンギン・ランダムハウス傘下のプラサ&ジャネスから出版してきたアジェンデにとって、今回は競合するプラネタグループからの出版となります。

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執筆者について: nipponese

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