兵庫県三木市の三木ゴルフ倶楽部で開催された国内男子ツアー「ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント」最終日。40歳の池田勇太が、7年ぶりとなるツアー通算22勝目を果たした。
三木GCでの混戦を制した池田勇太の7年ぶりV
国内男子ツアーのACNチャンピオンシップ最終日は8日、兵庫県の三木GC(7004yd、パー71)で行われ、曇り空の下で4316人の観衆が詰めかけた。
4位からスタートした40歳の池田勇太が1イーグル、3バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算14アンダーでホールアウトした。岡田晃平、古川龍之介とのプレーオフに突入し、18番(パー5)の繰り返しで行われた4ホール目を制して栄冠をつかんだ。池田の優勝は2019年の「ミズノオープン」以来であり、大会は2018年以来の2勝目となった。

度重なる故障とシード喪失を乗り越えた復活
池田は2022年に顎の位置が偏る「顎偏位症」と診断され、身体の至る場所が痛む症状に苦しみ続けた。
その影響で翌2023年には、14シーズン連続で保持してきた賞金シードを喪失する苦難を味わった。手術を経て治療を終えた2025年にシード復帰を果たし、今季は3度のトップ10入りを記録するなど高い存在感を再び示しつつあった。この日は、深く敬愛する故・尾崎将司の勝負カラーである紫色のウェアを着用してティーオフし、悲願のタイトルを引き寄せた。
若手勢の猛追とプレーオフの行方
プロ3年目の岡田晃平は16位から出て「65」をマークし、4年目の古川龍之介は4位から「67」と伸ばして、それぞれ池田に並ぶプレーオフへと進出した。しかし、両者ともにツアー初優勝には届かなかった。単独首位からスタートした吉田泰基は「71」とスコアを伸ばしきれず、通算12アンダーの5位で初優勝を逃している。
上位陣のフィニッシュとポイントランクの動き
通算13アンダーの4位には、ツアー未勝利の照屋佑唯智が入った。
通算12アンダーの5位には吉田泰基と並んでイ・サンヒ(韓国)が入り、年間ポイントランキング4位の実力を示した。ポイント争いのトップに立つ細野勇策は、26位からスタートして4バーディ、1ボギーの「68」と伸ばし、通算9アンダーの11位タイでフィニッシュした。今大会を棄権したランク2位の藤本佳則との差を約800ptに広げている。
終盤戦を迎えるツアーの行方
ポイントランキング3位の岩田寛は通算6アンダーの28位タイで終えた。
10位から3打差を追ってスタートした大阪学院大4年のアマチュア・小林匠は、4アンダーの38位で大会を終えた。細野勇策がポイントランク2位との差を約800ptに広げたことで、シーズンは残すところあと4戦となり、タイトル争いはさらにし烈さを増していく。