Googleが新たに投入した「Googlebook」は、10月4日の発売以来、ノートPCとAndroidスマートフォンの連携に重点を置いた新たなプラットフォームとして注目を集めている。
Googlebookの初期ラインナップは全5モデルで構成されている。その心臓部には、Intel Core Ultra Series 3「Panther Lake」チップセットを搭載した3モデルと、かつてCopilot+ PC向けに設計されたQualcomm Snapdragon X Eliteチップを採用した2モデルが存在する。将来的にはMediaTekベースのモデルも追加される予定だ。Lenovo Googlebook 15は、クラウドグレーと呼ばれる非常に明るいグレーの筐体を採用しており、多くの環境で白く見える上品な外観を特徴としている。キーボードはフローティングデザインで、テンキーは搭載されていない。
Lenovo Googlebook 15は、競合モデルの13〜14インチクラスよりも大型の15.3インチディスプレイを備えている。このモデルは顔認証機能を搭載しており、Thunderbolt 4ポートを備えている点も特徴だ。内部にはIntel Core Ultra 5 325プロセッサを搭載し、Intel Graphicsを組み合わせている。このプロセッサは4つのパフォーマンスコアと4つの低電力効率コアで構成され、最大クロック速度は4.5GHzに達する。また、47 TOPSのNPUが統合されており、25ワットの設計ながら状況に応じて12〜55ワットの間で動作する。メモリは16GB、ストレージは512GBが標準仕様だ。
Lenovoのデザインとして、ウェブカメラやマイク、顔認証センサーを収めたコミュニケーションバーが搭載されている。このデバイスはIdeaPadやYogaといった従来のLenovo製品群とは異なり、2026年型Googlebookクラスの一員として位置付けられている。本体価格は1099ドル(税抜)であり、構成の変更は不可となっている。
スマートフォンとの連携機能と評価の分かれるアプリ対応
Googlebookの大きな強みは、ラップトップ上でスマートフォンの操作を自然な形で行える点にある。WindowsやmacOSが提供する通知同期やミラーリング機能を超え、より直感的にスマートフォンを制御できる。一方で、ソフトウェア面ではChromeOSの古い習慣も残っている。例えば、Chromeブラウザ上で複数のGoogleアカウントにサインインすることは可能だが、WindowsやmacOSのようにブラウジング履歴やブックマークを完全に分離する壁は存在しない。
本体のギミックと操作性に見る課題
全体として、GooglebookはChromeOSの系譜を感じさせる部分も多く、時には動作にぎこちなさが残る場面もある。現時点では、Chromebook Plusが歩んできた道と同様のプラットフォームとなるのか、あるいはiPad Proのようなタッチ操作重視のデバイスに対抗できるのか、その真価が問われている。今後の長期レビューを通じて、これらのハードウェアおよびソフトウェアの課題がどの程度改善されるかが注目される。