テネシー州の共和党予備選挙において、現職のアンディ・オグルス下院議員が元州当局者のチャーリー・ハッチャー氏に敗北したことが明らかになった。NBC Newsの予測によると、開票が進む中でオグルス氏はハッチャー氏の後塵を拝し、再指名を得ることはできなかった。rollcall.comの報道では、AP通信が第5選挙区のレースについてハッチャー氏のリードを報じ、開票が進む中で結果が決定づけられた。
アンディ・オグルス下院議員が共和党予備選で敗北
ドナルド・トランプ大統領からの支持を受けていたオグルス氏であったが、選挙戦では苦戦を強いられた。トランプ大統領は選挙戦の期間中、オグルス氏について評価する発言を行っていたものの、予備選での敗北という結果となった。
選挙戦の争点と外部資金の影響
元州農業コミッショナーであるチャーリー・ハッチャー氏は、 dairy農家や獣医師としての経歴を強調しつつ選挙戦を展開した。資金面では、ハッチャー氏がオグルス氏を上回る資金を集め、さらに外部の政治団体(PAC)からも大規模な支援を受けた。
特に、「Invest in Tomorrow Coalition」というクリーンエネルギー投資家が支援するスーパーPACが、オグルス氏を批判する広告などに多額の資金を投じた。nypost.comによると、再生可能エネルギー関連の業界団体やスーパーPACによる広告攻勢が、オグルス氏にとって大きな逆風となった。これに対し、オグルス氏側を支援する動きも見られたが、選挙戦全体を通じて資金や広告の面で厳しい戦いとなった。
また、選挙終盤にはテネシー州のビル・リー知事や、元知事のビル・ハスラム氏らがハッチャー氏への支持を表明したことも、勝敗に影響を与えた要因として挙げられている。
選挙区の区割り変更と今後の展望
今回の選挙の背景には、テネシー州における選挙区の大幅な区割り変更がある。連邦最高裁による投票権法に関する判断を受け、同州では第5選挙区の境界線が大きく描き直された。これにより、オグルス氏は多くの新しい有権者を抱える選挙区で支持を訴える必要に迫られた。

新しくなった第5選挙区は、共和党にとって非常に有利な「ディープ・レッド(保守基盤が極めて強い)」の地域であり、大統領選挙の結果に基づいても共和党の地盤とされている。選挙情報機関の予測でも、この選挙区における本選挙は「固い共和党議席」として分類されている。
予備選を勝ち抜いたハッチャー氏は、本選挙においても圧倒的な優位に立っているとみられており、次期下院議員としての活動に向けて大きな一歩を踏み出した。