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トランプ米大統領、ホルムズ海峡の完全掌握を宣言 イランとの緊張高まる

ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、米海軍がホルムズ海峡の機雷を除去し、現在この水路を「100%」掌握していると宣言した。ホワイトハウスのオーバルオフィスで記者団に対し、トランプ氏は米海軍が水路を完全にコントロールしており、現在は「開放されている」と述べ、米国がホルムズ海峡を管理する唯一の存在であると主張した。 「鋼の壁」による封鎖と現状 トランプ氏は、米国の姿勢を「鋼の壁(steel wall)」と表現した。イランによる散発的な機雷敷設はあるものの、米国がそれらを発見しているため、状況に変わりはないと述べた。米国は4月中旬からイランの港湾に対する海軍封鎖を維持しており、米国中央軍(CENTCOM)は7月に封鎖を再開して以来、55隻の商船を転送し、少なくとも2隻を「無力化した」としている。 海事インテリジェンス企業Windwardによると、この封鎖により、ペルシャ湾に位置するハルグ島からのイラン産原油輸出は「完全に停止」した状態にある。一方、イラン側は米国の海軍封鎖を「侵略行為」と呼び、封鎖が続く限りホルムズ海峡を再開放することはないと主張している。 賠償金を巡る対立の激化 水路の再開放を巡り、米国とイランの間で賠償金の要求が新たな火種となっている。イランの最高国家安全保障評議会(元事務局長のモハンマド・バゲル・ゾルガドル氏ら)は、以下の条件が満たされるまで海峡を再開放しないと表明した。 トランプ大統領、米軍兵士や抗議者の犠牲に対しイランに賠償金を要求 米国による港湾封鎖の解除および経済制裁の撤廃 地域からの米軍の撤退 戦争賠償金の支払いおよび凍結されたイラン資産の解放 イランの地域同盟国への米国による攻撃の停止 これに対しトランプ氏は、Truth Socialへの投稿で、逆にイランが米国に賠償金を支払うべきだという「興味深いアイデア」を提示した。トランプ氏は、路肩爆弾などの攻撃で殺傷された米国人や、過去50年間にイラン政権によって殺害されたとされる抗議デモ参加者の家族への補償を求めている。具体的には、1983年にベイルートの米海兵隊施設で241人の軍人が死亡した爆破事件や、2003年から2011年にかけてイラクで少なくとも603人の米兵が死亡したこと、さらに2000年10月にイエメンでUSSコールを襲撃し17人の水兵を殺害した事件(アルカイダによるものとされる)への責任をイランに問う姿勢を示した。 トランプ米大統領、次期ホワイトハウス・カウンセルにウィル・シャーフ氏を起用 経済的影響と外交状況 ホルムズ海峡は、紛争前には世界で取引される原油の約5分の1が通過していた重要な水路である。この閉鎖によるエネルギー価格の高騰は、11月の米中間選挙を控えた米国内政治の大きな焦点となっている。MUFG銀行のシニア通貨アナリスト、ロイド・チャン氏は、タンカーの通行量は依然として低迷しており、ブレント原油価格は紛争前の水準を大きく上回っていると指摘する。月曜日の原油市場では、強硬な言辞を受けて価格が上昇し、9月限のWTI原油は約5%上昇して1バレルあたり82.13ドル付近で、ブレント原油は同様の幅で上昇し約87.72ドルとなった。 Trump demands compensation from Iran, claims US control of Strait of Hormuz インディアナ州再集計委員会、共和党予備選でトランプ氏支持のポーラ・コペンハーバー氏の勝利を認定 外交面では、イランとオマーンの間で水路に関する協議が続いており、イラン外務省のエスマイル・バカエイ報道官は、航路図に関する合意に達するなど協議が「円滑かつ建設的に」進展していると述べた。しかし、バカエイ氏は、米国の「敵対的な行動」が海峡を不安全にしており、外交が失敗した際に米国が制裁に頼る傾向にあると批判している。 イラン内部の動向 イラン国内では、米国との戦争に伴う経済的困難と制裁に直面しており、マスード・ペゼシュキアン大統領は、最高指導者が「団結と結束」を呼びかけていると述べた。また、イランは日曜日、元革命防衛隊司令官のモフセン・レザエイ氏を最高国家安全保障評議会のトップに任命した。強硬派とされるレザエイ氏は先週、米国が港湾封鎖を解除しなければ、米軍に「深刻なリスクと死傷者」が出ると脅迫していた。 Photo: Al Jazeera Trump Claims…

Young men ride motorcycles along the shore as a tractor pulls equipment from the water and commercial vessels appear

ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、米海軍がホルムズ海峡の機雷を除去し、現在この水路を「100%」掌握していると宣言した。ホワイトハウスのオーバルオフィスで記者団に対し、トランプ氏は米海軍が水路を完全にコントロールしており、現在は「開放されている」と述べ、米国がホルムズ海峡を管理する唯一の存在であると主張した。

「鋼の壁」による封鎖と現状

トランプ氏は、米国の姿勢を「鋼の壁(steel wall)」と表現した。イランによる散発的な機雷敷設はあるものの、米国がそれらを発見しているため、状況に変わりはないと述べた。米国は4月中旬からイランの港湾に対する海軍封鎖を維持しており、米国中央軍(CENTCOM)は7月に封鎖を再開して以来、55隻の商船を転送し、少なくとも2隻を「無力化した」としている。

海事インテリジェンス企業Windwardによると、この封鎖により、ペルシャ湾に位置するハルグ島からのイラン産原油輸出は「完全に停止」した状態にある。一方、イラン側は米国の海軍封鎖を「侵略行為」と呼び、封鎖が続く限りホルムズ海峡を再開放することはないと主張している。

賠償金を巡る対立の激化

水路の再開放を巡り、米国とイランの間で賠償金の要求が新たな火種となっている。イランの最高国家安全保障評議会(元事務局長のモハンマド・バゲル・ゾルガドル氏ら)は、以下の条件が満たされるまで海峡を再開放しないと表明した。

  • 米国による港湾封鎖の解除および経済制裁の撤廃
  • 地域からの米軍の撤退
  • 戦争賠償金の支払いおよび凍結されたイラン資産の解放
  • イランの地域同盟国への米国による攻撃の停止

これに対しトランプ氏は、Truth Socialへの投稿で、逆にイランが米国に賠償金を支払うべきだという「興味深いアイデア」を提示した。トランプ氏は、路肩爆弾などの攻撃で殺傷された米国人や、過去50年間にイラン政権によって殺害されたとされる抗議デモ参加者の家族への補償を求めている。具体的には、1983年にベイルートの米海兵隊施設で241人の軍人が死亡した爆破事件や、2003年から2011年にかけてイラクで少なくとも603人の米兵が死亡したこと、さらに2000年10月にイエメンでUSSコールを襲撃し17人の水兵を殺害した事件(アルカイダによるものとされる)への責任をイランに問う姿勢を示した。

経済的影響と外交状況

ホルムズ海峡は、紛争前には世界で取引される原油の約5分の1が通過していた重要な水路である。この閉鎖によるエネルギー価格の高騰は、11月の米中間選挙を控えた米国内政治の大きな焦点となっている。MUFG銀行のシニア通貨アナリスト、ロイド・チャン氏は、タンカーの通行量は依然として低迷しており、ブレント原油価格は紛争前の水準を大きく上回っていると指摘する。月曜日の原油市場では、強硬な言辞を受けて価格が上昇し、9月限のWTI原油は約5%上昇して1バレルあたり82.13ドル付近で、ブレント原油は同様の幅で上昇し約87.72ドルとなった。

Trump demands compensation from Iran, claims US control of Strait of Hormuz

外交面では、イランとオマーンの間で水路に関する協議が続いており、イラン外務省のエスマイル・バカエイ報道官は、航路図に関する合意に達するなど協議が「円滑かつ建設的に」進展していると述べた。しかし、バカエイ氏は、米国の「敵対的な行動」が海峡を不安全にしており、外交が失敗した際に米国が制裁に頼る傾向にあると批判している。

イラン内部の動向

イラン国内では、米国との戦争に伴う経済的困難と制裁に直面しており、マスード・ペゼシュキアン大統領は、最高指導者が「団結と結束」を呼びかけていると述べた。また、イランは日曜日、元革命防衛隊司令官のモフセン・レザエイ氏を最高国家安全保障評議会のトップに任命した。強硬派とされるレザエイ氏は先週、米国が港湾封鎖を解除しなければ、米軍に「深刻なリスクと死傷者」が出ると脅迫していた。

Trump demands compensation from Iran as talks on Strait of Hormuz continue
Photo: Al Jazeera
Trump Claims U.S. Controls 100% Of Strait Of Hormuz: Iran Has Lost Control? | N18G | 4K Video
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