元「デイズ・オブ・アワ・ライヴス」のスター俳優であるロバート・ケルカー=ケリーが、2026年10月3日夕方にミズーリ州セント・ピーターズの自宅で死去した。62歳だった。警察や救急当局によると、胸の痛みを訴えた後に意識を失い、現場で心肺蘇生などの救命措置が試みられたものの救えなかったという。
警察と救急当局が明かした最期の状況
セント・ピーターズ警察署の発表によると、警察官らは10月3日の午後8時16分頃、息をしていない意識のない男性がいるとの通報を受けて自宅へ急行した。現場に到着した時点ですでに心肺蘇生(CPR)が実施されており、警察官や救急隊員が引き継いで救命活動にあたったが、蘇生させることはできなかった。のちにミズーリ州の検視官によって身元が確認され、遺体は地元の葬儀社へと引き渡された。
セント・チャールズ郡救急地区(SSCAD)の広報担当であり地区主任を務めるカイル・ゲインズ氏が明らかにしたところでは、通報を受けてファーストレスポンダーや救急隊員が現場へと派遣されたという。

ゲインズ氏はさらに、救急隊やファーストレスポンダーが高度な救命プロトコル技術を適用したものの、患者は現場で死亡が宣告されたと付け加えている。法執行機関の発表によると、現場には不審な点は見当たらず、状況は医療的な出来事と一致していると判断された。
昼メロドラマで築いたキャリア
1964年4月18日にカンザス州ウィチタで生まれたケルカー=ケリーは、1987年にテレビドラマ「アナザー・ワールド」のサム・ファウラー役で画面デビューを果たした。その後、1992年に長寿昼メロドラマ「デイズ・オブ・アワ・ライヴス」に参加し、ピーター・レッケルから引き継ぐ形でボー・ブラディ役を演じたことで広く知られるようになった。
過酷だった撮影の舞台裏
俳優業から離れた後は、ミズーリ州でプロのパイロットおよび飛行インストラクターとしてのキャリアを歩んでいた。2013年のインタビューでは、かつての「デイズ・オブ・アワ・ライヴス」における過酷な撮影環境について次のように振り返っている。
さらに彼は「一日に1〜2本のショーを撮影し、120ページものセリフをこなす日々が長く続いた」と語り、肉体的な負担の大きさを明かしていた。

一方、共演者だったリサ・リナは、今年2月に発売された自身の回顧録『You Better Believe I’m Gonna Talk About It』の中で、当時の彼との関係について赤裸々に語り、彼をハリウッドの「最大のいじめっ子の一人」と称した。
リナは、撮影現場での彼について「受動攻撃的で、操作的で、奇妙なマインドゲームを仕掛けてきた」と批判し、自身にとって非常に過酷な現場であったとつづっている。なお、ケルカー=ケリーはこれらの主張に対して生涯公に反論することはなかった。
検視官事務所による正式な死因の公表
警察および救急当局の発表によると、自宅で急に体調を崩し、死亡に至る直前には胸の痛みを訴えていたという。事件性や不審な状況は一切確認されておらず、医療的な原因によるものと見られているが、ミズーリ州の検視官事務所による正式な死因の公表は現時点で行われていない。