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リニア工事の騒音と振動で相模原市の飲食店が廃業へ、住民が訴え

静岡県の懸案を乗り越えたリニア中央新幹線事業で、相模原市緑区小倉の相模原川橋梁工事の現場付近では、工事の振動や騒音を苦に飲食店が廃業を余儀なくされるなど、近隣住民の生活環境への深刻な悪影響が出ていると、東京新聞が報じた。 相模原市緑区小倉の相模原川橋梁工事と住民生活への影響 相模原市緑区小倉の緑豊かな集落では、広大な相模原川の景観が日本料理店の大きな魅力だった。しかし、現在は窓の外に巨大な橋の建設現場が広がり、工事に伴う金属音が清流のせせらぎをかき消している。店を営んでいた女性は、こんな景色では客に見せられないとつぶやいた。工事はJR東海が発注し、銭高組などで構成される工事共同企業体(JV)が請け負っている。橋梁部分の約220メートルは2022年10月に工事が始まった。工事現場の隣に住む女性によると、2023年7月ごろ、巨大な鉄の管を地面に打ち込む作業で家に激しい揺れが発生した。体感では震度5くらいの場合もあり、すごく怖くて震えが止まらなかったという。 リニア訴訟10周年集会『やめよ!リニア中央新幹線』~ 政府はJR東海のリニア工事実施計画認可の撤回を!/リニア訴訟/大規模事業/JR東海労組/負の遺産 60年以上続く日本料理店の廃業と深刻な心身のストレス この料理店は60年以上前に開業し、川で釣ったアユを提供するなどして人気を集めていた。店主だった夫が2021年に亡くなって休業していたが、常連客に頼まれて再開を検討し店を開いた。しかし、工事の振動によりお酌すらできないなどの支障が出て、営業を続けることができなかった。振動や騒音による精神的なストレスは非常に大きく、元々は110程度だった血圧が250くらいまで激増した。医師から生活環境の見直しの提案を受け、現在は血圧の薬や睡眠薬などを服用しながら暮らしている。現在では振動は減ったものの、コンクリート打ちや歯医者のような削る音が四六時中響いており、今年9月に店の廃業を市に届け出た。 JR東海と相模原市の対応に対する住民の訴え 女性はJR東海の担当者に被害を訴え、ここで生活してみてつらさをわかってほしいと伝えた。しかし、法律に基づいてやっているなどと繰り返されるだけで、具体的な対応はなかったという。銭高組は一時的にアパートを借りてくれたが、犬の世話などで自宅と往復せざるを得ず実用的ではなかった。市のリニア担当課も十分な対処をしてくれなかったと語る。友人らからは苦情を言っても仕方ないと諭されることもあるが、私のようにリニア工事で思わぬ影響を受けるかもしれないことを知らせたいと訴えている。 ⌘空撮記録⌘ 2026年10月 リニア中央新幹線 相模川橋梁新設工事 2031年夏ごろへの開業見通し変更と今後の懸念 JR東海は今年4月、工事に遅れが生じていることを明らかにした。当初は2027年3月に予定していた完成時期を、2031年夏ごろの見通しに変更している。この苦しみがずっと続くのかと女性は深く嘆いており、ショベルカーがベランダから家に侵入してくる夢を見ることもあると漏らす。安心して住める場所の確保を切実に望んでいる状況だ。JR東海は取材に対し、ヤードで建設機械の稼働に伴う振動と騒音を計測しており、法律の定める規制値を下回っていると説明している。低騒音型建設機械の使用や、民家側への仮囲い・防音シートの設置などの対策を実施しているとした上で、今後も生活環境への影響の低減に努め、近隣住民とコミュニケーションを取って丁寧に対応していく方針を示している。 関連情報 リニア建設向け住民説明会 相模原市で賛否両論の声(14/11/05) 【リニアの駅ができるのに】相模原市3区 住んでから後悔する街ランキングTOP12

リニア工事の騒音と振動で相模原市の飲食店が廃業へ、住民が訴え

静岡県の懸案を乗り越えたリニア中央新幹線事業で、相模原市緑区小倉の相模原川橋梁工事の現場付近では、工事の振動や騒音を苦に飲食店が廃業を余儀なくされるなど、近隣住民の生活環境への深刻な悪影響が出ていると、東京新聞が報じた。

相模原市緑区小倉の相模原川橋梁工事と住民生活への影響

相模原市緑区小倉の緑豊かな集落では、広大な相模原川の景観が日本料理店の大きな魅力だった。しかし、現在は窓の外に巨大な橋の建設現場が広がり、工事に伴う金属音が清流のせせらぎをかき消している。店を営んでいた女性は、こんな景色では客に見せられないとつぶやいた。工事はJR東海が発注し、銭高組などで構成される工事共同企業体(JV)が請け負っている。橋梁部分の約220メートルは2022年10月に工事が始まった。工事現場の隣に住む女性によると、2023年7月ごろ、巨大な鉄の管を地面に打ち込む作業で家に激しい揺れが発生した。体感では震度5くらいの場合もあり、すごく怖くて震えが止まらなかったという。

リニア訴訟10周年集会『やめよ!リニア中央新幹線』~ 政府はJR東海のリニア工事実施計画認可の撤回を!/リニア訴訟/大規模事業/JR東海労組/負の遺産

60年以上続く日本料理店の廃業と深刻な心身のストレス

この料理店は60年以上前に開業し、川で釣ったアユを提供するなどして人気を集めていた。店主だった夫が2021年に亡くなって休業していたが、常連客に頼まれて再開を検討し店を開いた。しかし、工事の振動によりお酌すらできないなどの支障が出て、営業を続けることができなかった。振動や騒音による精神的なストレスは非常に大きく、元々は110程度だった血圧が250くらいまで激増した。医師から生活環境の見直しの提案を受け、現在は血圧の薬や睡眠薬などを服用しながら暮らしている。現在では振動は減ったものの、コンクリート打ちや歯医者のような削る音が四六時中響いており、今年9月に店の廃業を市に届け出た。

JR東海と相模原市の対応に対する住民の訴え

女性はJR東海の担当者に被害を訴え、ここで生活してみてつらさをわかってほしいと伝えた。しかし、法律に基づいてやっているなどと繰り返されるだけで、具体的な対応はなかったという。銭高組は一時的にアパートを借りてくれたが、犬の世話などで自宅と往復せざるを得ず実用的ではなかった。市のリニア担当課も十分な対処をしてくれなかったと語る。友人らからは苦情を言っても仕方ないと諭されることもあるが、私のようにリニア工事で思わぬ影響を受けるかもしれないことを知らせたいと訴えている。

⌘空撮記録⌘ 2026年10月 リニア中央新幹線 相模川橋梁新設工事

2031年夏ごろへの開業見通し変更と今後の懸念

JR東海は今年4月、工事に遅れが生じていることを明らかにした。当初は2027年3月に予定していた完成時期を、2031年夏ごろの見通しに変更している。この苦しみがずっと続くのかと女性は深く嘆いており、ショベルカーがベランダから家に侵入してくる夢を見ることもあると漏らす。安心して住める場所の確保を切実に望んでいる状況だ。JR東海は取材に対し、ヤードで建設機械の稼働に伴う振動と騒音を計測しており、法律の定める規制値を下回っていると説明している。低騒音型建設機械の使用や、民家側への仮囲い・防音シートの設置などの対策を実施しているとした上で、今後も生活環境への影響の低減に努め、近隣住民とコミュニケーションを取って丁寧に対応していく方針を示している。

執筆者について: nipponese

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