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ヤンキー・スタジアムで観客がパレスチナ旗を掲げ乱入、9.11の25周年夜に発生

2026年9月11日、ニューヨークのヤンキー・スタジアムで開催された地下鉄シリーズの試合中、25年前の同時多発テロからちょうど25年を迎えた夜の9時11分に、パレスチナの旗を掲げた観客がフィールドに乱入した。男は警備員に取り押さえられ、スタンドからは強い反発の声が上がった。…

2026年9月11日、ニューヨークのヤンキー・スタジアムで開催された地下鉄シリーズの試合中、25年前の同時多発テロからちょうど25年を迎えた夜の9時11分に、パレスチナの旗を掲げた観客がフィールドに乱入した。男は警備員に取り押さえられ、スタンドからは強い反発の声が上がった。

ヤンキー・スタジアムでの突然の乱入と観客の反応

2026年9月11日の夜、ニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われていた試合の最中、観客の1人がフィールドへ侵入する騒ぎが起きた。事態が発生したのは午後9時11分であり、それは2001年の同時多発テロからちょうど25年という節目の日であった。

左翼席からフィールドへと飛び出した男は、パレスチナの旗を掲げながらセンター方向へ疾走した。警察官やスタジアムの警備員数人を数秒間かわしたものの、最終的には外野の芝生上で身柄を拘束された。関係者によってセンターフェンスの向こう側へと連行される際、ニューヨーク・メッツのブルペン上方に陣取っていた観客からビール缶が投げつけられた。また、一部の観客は飲み物を投げつけ、男がフィールドから運び出される際に警備員を蹴る様子も見られた。

観客は男をブーイングでスタジアムから追い出し、会場には一斉に「USA」コールが巻き起こった。中には「f–k you」と男に叫ぶ観客もいた。ヤンキース側はこの件に関するコメントを控えている。

25年前の記憶と厳戒ムードに包まれた試合

この日のヤンキー・スタジアムは、約3,000人の犠牲者を出した四半世紀前の悲劇を追悼する深い感情に包まれていた。試合前には、2001年の同時多発テロで犠牲になった人々への追悼行事が執り行われた。外野のスコアボードでは、当時のメンバーが事件後の心境を振り返る7分間のビデオが上映され、デレク・ジーター、アンディ・ペティット、ポール・オニール、バーニー・ウィリアムズ、ホルヘ・ポサダらが登場した。

ヤンキー・スタジアムで観客がパレスチナ旗を掲げ乱入、9.11の25周年夜に発生
Photo: Nypost

続いてカントリー歌手のリー・グリーンウッドが「God Bless the USA」を披露し、大きな拍手と「USA」コールが沸き起こった。また、デレク・ジーター、ホルヘ・ポサダ、ポール・オニール、ティノ・マルティネス、スコット・ブロシアス、マリアノ・リベラ、そして元監督のジョー・トーレが大きな拍手の中でフィールドに登場した。

試合前のセレモニーでは、テロで父親を亡くしたブリエル・サラチーニ氏とその夫のショーン・マグワイア氏が始球式を務めた。2人は2001年の事件当時それぞれ10歳であり、後に遺児を支援する組織「キャンプ・ベター・デイズ」で出会ったという。マウンド付近では、2001年当時のヤンキースのメンバーたちが2人を見守るように立ち並んだ。

試合中の中断と現地の緊張感

フィールドへの乱入騒ぎによる中断は、試合の7回表という緊迫した場面で発生した。ヤンキースが5対2とリードし、メッツが満塁のチャンスを迎えた場面で、リードオフヒッターのフランシスコ・リンドアが打席に立ち、カウント3ボール2ストライク、2アウトという局面だった。

FULL CEREMONY: The Mets and Yankees commemorate the 25th anniversary of 9/11 at Yankee Stadium

中断の間、リリーフ左腕のヘドリックは数本の投げ込みを行い、再開後の初球でリンドアをレフトライナーに打ち取ってピンチを切り抜けた。試合前、メッツの暫定監督を務めるアンディ・グリーンは、この日の対戦の持つ意味合いについて次のように語っていた。

Green氏は記者団に対し、この日は特別な日になると述べた。25年前のあの日、人々が感じたあらゆる感情や不安、そして愛する人を失った人々が味わった痛みを思い起こさせるものであり、非常に特別な意味を持つと考えているとした。また、この日にこの2チームを対戦させたメッツの判断は正しかったと付け加えた。Andy Green, メッツ暫定監督

ヤンキー・スタジアムで観客がパレスチナ旗を掲げ乱入、9.11の25周年夜に発生
Photo: Nytimes

試合中盤での抗議活動や観客による激しい抗議は、25年を経てもなお癒えない当時の記憶と、現在の世界情勢が交錯する中で起きた。ガザ地区での紛争は、ハマスによる2023年10月7日のイスラエル南部襲撃により始まり、約1,200人が死亡した。ガザ保健省が4月に発表したところによれば、その後7万人以上のパレスチナ人が死亡している。トランプ政権が仲介した停戦から10か月以上が経過しているが、現地の保健当局は停戦後もイスラエルによる攻撃で1,300人以上が死亡したとしている。

乱入した身元不明の男がどのようにして警備をすり抜けてフィールドに侵入したのかについては、直後の時点では明らかにされていない。

Yankee Stadium fan ran on field with Palestine flag | Yankee Stadium fan with Palestine flag
執筆者について: nipponese

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