ロサンゼルス・ラムズのクォーターバック、マシュー・スタッフォードは2026年10月25日、ラスベガス・レイダースとの試合(35-21で勝利)において、2つの異なるアクティブなチームでフランチャイズのパッシングタッチダウン記録を保持する史上初の選手となり、NFLの歴史に名を刻んだ。
マシュー・スタッフォードがラムズとライオンズでフランチャイズ記録を樹立
歴史的快挙を達成したスタッフォードは試合後、自身のマイルストーンについて以下のように振り返った。
マシュー・スタッフォードは自身のマイルストーンについて、「かなりクールだね」と語り、その上で冗談めかしてこう付け加えた。「単に自分が歳を取っていて、たくさんの試合をこなし、あるチームではすり減って見放されてしまったということを意味しているだけさ」
さらにスタッフォードは、パス成功数が通算1,851本に達し、ジム・エヴェレットの1,846本を抜いて球団歴代2位に浮上した。
前半の猛攻とオフェンス陣の奮闘がもたらした勝利
ラムズは試合前半から圧倒的な強さを見せつけた。第2クォーターには、ワイドレシーバーのプカ・ナクアへ11ヤードのタッチダウンパスを通し、これがラムズでの通算155本目のタッチダウンパスとなったことで、ローマン・ガブリエルの保持していた154本の球団記録を更新した。また、マシュー・スタッフォードはデトロイト・ライオンズ時代にも球団最多となる282本のパスタッチダウンを記録しており、異なる2つのフランチャイズで最多タッチダウンパス保持者となったNFL史上初の選手となった。試合中、スタッフォードは29本中23本のパスを成功させ、195ヤード、3タッチダウン、1インターセプトを記録した。

主力選手に負傷者が相次ぐ中でのアウェーゲームだったが、ランオフェンス陣が試合の主導権を完全に握った。ブレーク・コルムが93ヤードと1タッチダウン、キレン・ウィリアムズが99ヤードと1タッチダウンを記録し、チーム全体で199ヤードのランをマークした。ヘッドコーチのショーン・マベイ率いるチームは、マイルストーンを達成したスタッフォードの活躍や効率的なオフェンスにより、前半を28-6の大量リードで折り返した。
レイダースの後半の反撃と突き放したラムズ
本拠地アレジアント・スタジアムで戦ったラスベガス・レイダースは、第4クォーターに入ると反撃の狼煙を上げた。クォーターバックのカーク・カズンズがトレ・タッカーへ37ヤードのタッチダウンパスを通し、さらにラインバッカーのナコベ・ディーンがインターセプトを奪った後の攻撃で、アシュトン・ジャンテへ15ヤードのタッチダウンパスをヒットさせた。レイダースはこれで4連敗となった。試合終盤にはラムズのブレーク・コルムが4ヤードのタッチダウンランを決めて点差を広げ、最終的に35-21でロサンゼルス・ラムズが勝利を収めた。

試合後、スタッフォードは自身の記録について「It’s pretty cool(かなりクールだね)」と語りつつ、「It just means you’re old, and you’ve played a lot of ball and wore yourself thin enough at a certain place where they moved on(単に自分が歳を取っていて、たくさんの試合をこなし、ある場所ではすり減って見放されてしまったということを意味しているだけさ)」とユーモアを交えてコメントした。