オクラホマシティ・サンダーのジャレン・ウィリアムズが、2026年10月25日のロサンゼルス・クリッパーズ戦の終盤に左下腿の重傷を負い、担架でコート外へ搬送された。チームは108対101で勝利を収めたものの、主力選手の離脱によりチームに大きな懸念が広がっている。
ペイコム・センターでの激震と試合終盤のアクシデント
試合終了まで残り1分14分という場面だった。オクラホマシティ・サンダーのガードであるジャレン・ウィリアムズがリムへ向かって強烈なドライブを仕掛けた際、クリッパーズの選手たちと交錯して不自然な体勢でコートへ倒れ込んだ。
その着地の瞬間、彼の左脚は体重を支えきれずに折れ曲がり、左足首が不自然な角度へと外側に曲がった。ペイコム・センターの会場全体が静まり返り、医療スタッフがすぐさま駆け寄って負傷した下腿部をタオルで覆い隠した。チームメイトや相手選手たちはショックを隠しきれない様子でその場に立ち尽くした。
シェイ・ギルジャス=アレクサンダーとマーク・ダグノート監督の受け止め
試合自体は108対101でサンダーの勝利に終わったが、試合後の記者会見やインタビューに笑顔はなかった。ヘッドコーチのマーク・ダグノートは、試合直後の段階で具体的な診断結果が出ていないことを明かしつつ、その深刻さを率直に表現した。
「われわれの状態は芳しくない。本当に厳しいものだ。選手たちにとっても非常に辛い出来事だった。」
マーク・ダグノート(オクラホマシティ・サンダー ヘッドコーチ), ESPN
コート上のテレビインタビューでは、エースのシェイ・ギルジャス=アレクサンダーが涙ぐみながらチームメイトへの思いを語った。彼は長期的な視点と、今いる戦力で前へ進む決意を同時に示した。
「彼が不憫でならない。それ以上の言葉はない。あのような選手を欠くのは当然厳しいが、彼は永遠にいなくなるわけではない。より強くなって戻ってくることは分かっている。彼が戻ってくるまでの間、われわれがしっかりと陣地を守り抜くだけだ。」
シェイ・ギルジャス=アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー ガード), ESPN
さらにギルジャス=アレクサンダーは、人生や勝負の厳しさを冷静に受け止める姿勢も見せた。
「人生で配られたカードで戦うしかない。しょうがないさ、仕方のないことだし、競技の一部だからね。だが、われわれにはチームがある理由がある。」
シェイ・ギルジャス=アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー ガード), Yahoo Sports
負傷が続くチーム状況と2025-26シーズンからの背景
サンダーにとって今回の負傷者はウィリアムズ一人にとどまらなかった。この日の試合では、ガードのカソン・ウォレスが左肩の痛み、フォワードのジェイリン・ウィリアムズが右手首の痛みにより、いずれも第1クォーターでコートを去りそのまま戻らなかった。ダグノート監督は、これら3選手の状況について翌月曜日の朝に改めてチームで情報を共有し、精査すると述べている。

今回の重傷は、ウィリアムズ自身のキャリアにとっても、チームの今季の展望にとっても大きな試練となる。ウィリアムズは2025年7月に5年間のルーキーマックス延長契約(最大2億8,700万ドル)にサインし、チームの不動の柱としての地位を固めていた。
しかし、昨シーズンは両ハムストリングの故障や利き手首の手術・リカバリーに苦しみ、レギュラーシーズンはわずか33試合の出場にとどまっていた。今シーズンに入ってからはここまで平均16.5得点、6リバウンド、2.5アシスト、フィールドゴール成功率38.7パーセント、3ポイント成功率37.5パーセントを記録し、順調な調子を取り戻していた矢先のアクシデントとなった。
過密日程の中で迎える翌日のフェニックス・サンズ戦
サンダーに与えられた時間は少ない。チームは翌月曜日にホームのペイコム・センターでフェニックス・サンズ戦を控えており、悲嘆に暮れている暇もなく日常の戦いへと引き戻される。

ダグノート監督は、スケジュールがチームに迅速な切り替えを求めていると語っている。負傷というショッキングな出来事に向き合い、全員で一度気持ちを立て直した上で、利用可能な戦力をもって過酷なシーズンを戦い抜く姿勢が試されている。