マサチューセッツ州沖のアトランティス・キャニオンで8月19日、チャーター船の船長デイモン・サッコ氏と釣り客のウォルター・チャップマン氏が、重さ約572キロ、体長約3.4メートルを超える巨大なクロカジキを釣り上げたと報じられた。.
アトランティス・キャニオン沖で巨大なヒレが出現
8月19日、マサチューセッツ州ケープコッドから約160キロ沖にあるアトランティス・キャニオンで、チャーター船の船長を務めるデイモン・サッコ氏と釣り客のウォルター・チャップマン氏が釣りをしていた。水面に現れた巨大なヒレを見たサッコ氏は、最初あまりの大きさに巨大なサメだと思ったと振り返っている。魚が近づくにつれて姿が徐々に明らかになり、クロカジキにしては大きすぎると感じたが、実際に姿を現したのはまさにそのクロカジキだった。
約3時間の激闘を経て釣り上げられた巨大クロカジキ
魚は簡単には引き上げられず、釣り糸を通じた攻防は約3時間に及んだ。メイン州プリマス出身のベテラン釣り人であるチャップマン氏が最終的にこの巨大な魚を釣り上げ、釣り糸で戦った魚としてはこれまでで最大だと振り返っている。マサチューセッツ州ファルマスに運ばれた魚は、重さ約572キロ、体長約3.4メートルを超える大きさを記録した。
世界記録にあと約64キロと迫る東海岸最大級のサイズ
今回釣り上げられたクロカジキの重さは約572キロであり、国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)によると記録上最大の個体である1992年にブラジルで釣られた約636キロにあと約64キロと迫る大きさだった。記録更新には届かなかったものの、東海岸沖で釣り上げられた個体としては最大級とみられている。岸に戻ると埠頭には人々が集まり、吊り上げられた魚のあまりの大きさに驚きの声が上がった。
メイン大学の研究施設へ運ばれた頭部と分けられた身
釣り上げられた巨大クロカジキの身は無駄にすることなく十数人に配られ、チャップマン氏はチャウダーなどの料理に使う予定だと話している。一方、魚の頭部はメイン大学の研究施設へ運ばれ、研究者たちが年齢などを調べることになった。研究者によると、この個体は25から30歳ほどだった可能性があるという。大西洋を広く回遊するクロカジキがニューイングランド周辺の海域に姿を見せる時期は限られており、重さ544キロを超える巨大個体がこの海域で釣れること自体がかなり珍しいとされている。