ヘンリー王子とメーガン妃は2026年10月15日、英国移住後初となる公務での共同訪問をノッティンガムで行った。若者支援団体を訪れた夫妻に対し、沿道では多くの市民が歓声で迎え、写真撮影や交流に応じた。一方、王室との間では非公開の公務や警備体制を巡る議論が続いている。
ノッティンガムでの公務訪問と市民の反応
2026年10月15日、サセックス公爵夫妻であるヘンリー王子とメーガン妃は、英中部ノッティンガムにある若者向けチャリティ団体「コミュニティ・レコーディング・スタジオ(CRS)」を訪問した。夫妻が英国へ生活拠点を戻して以降、初の共同公務となった。到着した夫妻に対し、集まった子供たちを含む市民からは大きな歓声が上がり、中には「メーガン妃、愛しています」と叫ぶ声も聞かれた。バーガンディのロングコートを着用したメーガン妃とヘンリー王子は、立ち止まって自撮りに応じたり、握手や抱擁を交わしたりして交流した。
CRSは、若者に対して映画や音楽制作の指導を行い、自信や実用的なスキルを育むことを目的としている。ヘンリー王子にとって同団体は10年以上にわたる支援先であり、昨年も訪問している。メーガン妃は施設内で工芸クラスに参加し、少女たちに対し「自分自身に対して親友と同じように優しく接することが本当に大切だ」と助言を送った。夫妻はこの日、CRSのほか、食糧貧困を支援する団体で調理クラスの視察や食料パッケージの梱包作業を行い、若者の就労支援やスポーツ・メンタリングを行う団体も訪問する予定である。
王室との関係と非公開公務の立場
夫妻は2020年に王室の公務から退き、カリフォルニアへ移住したが、今年8月に英国へ戻った。しかし、バッキンガム宮殿との間では、彼らの現在の立場や警備体制を巡る議論が続いている。チャールズ国王の名代として送られた書簡において、国王は夫妻が「非公務の王室メンバー」であることを明言した。これに対し、夫妻の広報担当者は「驚いた」と述べつつも、英国を離れる際にその立場を受け入れたことを認めている。
現在、ヘンリー王子は自身の家族に対する公費での警察警備の必要性を訴え続けている。これはウィリアム皇太子夫妻らが受けているものと同様の体制を求めているもので、英BBCによると、VIP警備を管轄する委員会が夫妻の帰国に伴い、必要な警備レベルの再評価を行っているとされる。

支援を継続する慈善団体との歴史
夫妻がノッティンガムを訪問先に選んだ背景には、2017年11月の婚約発表後、初めて共同で公務を行った思い出の地であるという特別な愛着がある。また、以下の団体との長年の協力関係も今回の訪問の動機となっている。
- ヒンマー(Himmah):メーガン妃は2018年に出版された『Together: Our Community Cookbook』の制作を通じて同団体と協力した実績がある。
- エピック・パートナーズ(Epic Partners):若者の育成支援を行う団体であり、ヘンリー王子は10年以上にわたり関係を築いている。
広報担当者は、「夫妻は個人的に投資し、進捗を把握しているプロジェクトを再訪問し、同じ人々と会って状況の変化を理解することを重視している」と説明した。現在、英国には7人の主要な公務を行う王族(チャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、アン王女、エドワード王子とソフィー妃)が存在する。夫妻と子供たち(アーチー王子、リリベット王女)の帰国後、夫妻は公的支援を受けない立場として活動を続けている。
「戻ってこられて本当に素晴らしいわ」メーガン妃、ノッティンガムでの公務にて