北海道千歳市で見つかった粘着物まみれの子猫
北海道千歳市の住宅街にある交差点の角で、子猫が一匹うずくまっているのが見つかった。全身はベタベタとした状態で、砂や草、ゴミが付着していたという。まいどなニュースなどの報道によると、子猫を発見した人は動物病院へ連れて行こうとしたものの、当日は日曜日の午後で開いている病院が見つからなかった。そのため、連絡を受けた「あかつきニャンコ」さんのもとへ子猫が運ばれることになった。
子猫はバケツに入れられて到着し、体中にゴミが付いた状態でにおびえて震えていた。毛に付いていたベタベタとした粘着物は、ネズミ捕り用の粘着シートによるものとみられている。なぜ交差点の角にそのような状態でいたのか、発見場所の近くに粘着シートは見当たらず、そこに至るまでの詳しい経緯は分かっていない。
コンビニで調達した小麦粉とオリーブオイルでの洗浄
子猫の毛に付いた粘着物を落とすため、「あかつきニャンコ」さんはコンビニエンスストアへ走り、小麦粉などを買い求めた。小麦粉でベタつきが広がるのを抑え、オリーブオイルをなじませて粘着物を緩める目的だった。しかし、子猫に小麦粉を振りかけたところ、思いがけず粉を食べ始めたという。おなかが空いている様子だったため離乳食を与えたところ、こちらも食べ始めた。
その後、小麦粉とオリーブオイルを毛になじませて洗い流す作業が繰り返された。洗われている間、子猫は暴れて鳴き叫び、保護した人も全身が小麦粉とオリーブオイルまみれになったという。初日は約1時間半かけて3回洗浄されたが、ベタつきは残った。子猫の体力を考慮してその日の作業は一旦終了となり、翌日も2回洗う作業が行われた。体にこびりついていた砂は、洗面台の排水口が詰まり、風呂場に場所を移すほどの大量だった。
「タフィー」と名付けられた子猫の現在の健康状態
保護された子猫は「タフィー」と名付けられた。推定生後5週間で、離乳食をたっぷり食べた後の体重は612グラムだったという。発見時には過酷な状態だったが、現在は食欲と元気があり、虫下しの処置を受けて経過観察が行われている。
インスタグラム上の投稿には、保護された子猫を気遣う声や、救助に携わった人々への感謝のコメントが多数寄せられた。今後はウイルス検査とワクチン接種を実施した上で、里親の募集を始める予定だとしている。