ワールドシリーズ第1戦は、ブルワーズの先発ジェイコブ・ミジオロウスキーが5回1失点の好投を見せ、チームがレイズに3―2で勝利した。若きエースの復調が光った一戦を、中日スポーツなどが報じた。
ミジオロウスキーが5回1失点、WS初登板で白星
日本時間24日に行われたワールドシリーズ(WS)第1戦で、ミルウォーキー・ブルワーズがタンパベイ・レイズを3―2で下した。ブルワーズのエース右腕ジェイコブ・ミジオロウスキー(24)は、5イニングを投げ4安打1失点。今ポストシーズン(PS)3試合目の登板で初勝利を挙げ、自身にとってもWS初勝利を記録した。球数は78球で、3奪三振、1四球という内容だった。
最速167キロの剛球でチームを先勝へ導く
「先発史上最速」の呼び声高いミジオロウスキーは、この日もMAX167キロを計測した。今季レギュラーシーズンでは100マイル(約161キロ)超えの投球を1125球記録しており、その剛腕ぶりは際立っている。レギュラーシーズンの平均球速は100.6マイル(約161.9キロ)だったが、今PSでは前回登板までで101マイル(約162.5キロ)、この日は101.1マイル(約162.7キロ)まで上昇した。この力強い投球が、WS初制覇を目指すチームに貴重な先勝をもたらした。
マーフィー監督と解説者が語る「復調」の背景
試合前、全米中継局FOXのジョー・デービス実況はミジオロウスキーを「野球史上、最も速い球を投げる投手」と紹介した。一方で、殿堂入り右腕のジョン・スモルツ解説者は、PSでの投球が本調子ではなかった点に触れつつ「今回の登板で自分自身を取り戻すチャンスがあった」と指摘した。
また、トム・ベルドゥチ記者は、ミジオロウスキーの復調について以下のように報じている。
- 前回までのPS2試合では直球に切れを欠いていた。
- 上体を沈めすぎず、体重移動のスピードを速める修正を行った。
- マーフィー監督は、直前のブルペン投球を「信じられないくらい良かった」と評価していた。
マーフィー監督は試合中、捕手のウィリアム・コントレラスとの信頼関係が投手の良さを引き出していると語り、ミジオロウスキーの集中力を高く評価した。
若きエースが語る地元ファンの声援
ヒーローインタビューでミジオロウスキーは、「ミルウォーキーの街が応援してくれるというのは、世界が応援してくれているのと同じ」と感謝を述べた。「完璧な出来ではなかったが、勝つには事足りた」と、若き右腕はあどけなさを残す笑顔で振り返っている。
レギュラーシーズンで満票のサイ・ヤング賞に輝いたミジオロウスキーだが、PSに入ってからは苦戦が続いていた。しかし、11日という長い間隔を経て修正を施したことで、再び本来のパワーを取り戻した形だ。ブルワーズがシリーズを制するためには、今後もこの若きエースが先陣を切る役割が求められる。