フジテレビは、人気ドラマシリーズ『ウォーターボーイズ』を完全新作の連続ドラマ『ウォーターボーイズ2027』として2027年夏に放送すると発表した。近年同局では『GTO』や『救命病棟24時』など、平成の名作を復活させる動きが相次いでいる。
2027年夏、『ウォーターボーイズ』が完全新作で復活
2027年夏、フジテレビは青春ドラマの金字塔『ウォーターボーイズ』の完全新作を放送する。モデルプレスやインフォシークの報道によると、今作は自堕落な日々を送る男子高校生たちが、古びたプールでのシンクロナイズドスイミングを通じて「本気」を取り戻していく物語となる。メインキャストを務める男子高校生役は、今後実施されるオーディションで決定する予定だ。
2001年に公開された映画版は、妻夫木聡や玉木宏らが出演し、「シンクロといえば女子」という当時の先入観を覆す異色の設定でヒットした。2003年と2004年にはドラマ版も放送され、全話平均視聴率が16%を超えるなど、平成を代表する社会現象となった。
28年ぶりの連続ドラマ化を果たした『GTO』
フジテレビは近年、過去の名作ドラマを相次いで再始動させている。その一つが、1998年に放送された伝説の学園ドラマ『GTO』だ。反町隆史が元暴走族の教師・鬼塚英吉を演じた同作は、最終回で35.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した。
Yahoo!ニュースによると、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別企画として2024年4月にスペシャルドラマ『GTOリバイバル』が放送された。さらに2026年夏には、28年ぶりとなる連続ドラマが復活。令和の高校生が抱えるSNSトラブルに立ち向かう鬼塚の姿が描かれ、教え子役の窪塚洋介や小栗旬、妻役の松嶋菜々子らの出演も大きな話題を呼んだ。
シリーズ最多記録を更新した『救命病棟24時』
医療ドラマ『救命病棟24時』も、長期シリーズとして再び脚光を浴びている。孤高の救命医・進藤一生(江口洋介)と小島楓(松嶋菜々子)を中心に描かれる同シリーズは、2026年10月期から約13年ぶりとなる第6シリーズが「月9」枠で放送されている。
今回の第6シリーズをもって、現代を舞台にしたフジテレビ制作の連続ドラマにおけるシリーズ最多記録を更新した。江口と松嶋が連続ドラマで共演するのは、2010年のスペシャルドラマ以来、実に約16年ぶりとなる。
映画最新作が公開された『踊る大捜査線』
1997年に織田裕二主演で始まった『踊る大捜査線』シリーズも、根強い支持を受け続けている。警察内部の縦割り社会をリアルに描いた同作は、映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で興行収入173.5億円を記録した。
2026年9月18日には、シリーズの最新作となる映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が公開された。邦画実写の金字塔として知られる同シリーズは、新たな物語として現在も展開を続けている。
名作ドラマの系譜を継ぐ新たな挑戦
フジテレビが平成の名作を次々と復活させる背景には、かつて社会現象を巻き起こした作品のブランド力と、現代的なテーマを掛け合わせる戦略がある。
- 『GTO』:SNSトラブルなど現代の課題に焦点を当てて連続ドラマ化
- 『救命病棟24時』:約13年ぶりの続編でシリーズ最多記録を更新
- 『踊る大捜査線』:映画最新作でシリーズの新たな物語を始動
- 『ウォーターボーイズ』:2027年夏に完全新作として青春ストーリーを再構築
今後も、かつての名作がどのような形で現代の視聴者に届けられるのか、制作側の動向に注目が集まる。今回の『ウォーターボーイズ2027』のキャスト決定に向けたオーディションの結果を含め、シリーズの新たな歴史が刻まれようとしている。