ダラス・カウボーイズは、最終的なロースター編成においてクォーターバック(QB)を3名体制とすることを決定しました。ダック・プレスコットに加え、ジョー・ミルトンIIIとサム・ハウルの2名が名を連ねています。当初はプレスコットとミルトンの2名体制が有力視されていましたが、プレシーズンでのハウルの活躍を受け、チームは両者を残す決断を下しました。
QB3名体制の決断と熾烈なバックアップ争い
このバックアップQBを巡る争いについて、ヘッドコーチのブライアン・ショッテンハイマーは「互角(neck and neck)」であると評価していました。ジェリー・ジョーンズ・オーナーは、この決定について、バックアップQBを2人置いてその中間をとるかもしれないと語っていました。特にミルトンに関しては、フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツのようなQBスニークをこなす能力が、起用において強みになると期待されています。
ロースターの再編:ベテランの放出と若手の台頭
今回のロースターカットでは、いくつかの驚きもありました。ランニングバック(RB)では、ジャヴォンテ・ウィリアムズ、マリク・デイビス、ハンター・ルプケが選出される一方で、ジェイドン・ブルーがウェイバーにかけられました。ブルーのカットは、スペシャルチームでの成長が見込めなかったことが理由の大きな要因と見られています。チームはRBの人数を絞ることで、スペシャルチームに貢献できる選手を厚く配置する戦略をとりました。
ワイドレシーバー(WR)陣では、シーディー・ラム、ジョージ・ピッケンズ、ライアン・フルーノイ、カヴォンテ・ターピン、ジョナサン・ミンゴ、そしてカムデン・ブラウンが名を連ねました。特にブラウンは、プレシーズンでの活躍により、実績のあるベテランや7巡目指名のアントニー・スミスらを抑えてロースター入りを果たしました。ミンゴもまた、プレシーズンで見せたキャッチや、シアトル・シーホークス戦でのタッチダウンを防ぐスペシャルチームでのタックルがコーチ陣の目に留まり、その座を確保しました。
タイトエンド(TE)では、ジェイク・ファーガソン、ブレヴィン・スパン・フォード、ルーク・スクーンメーカーの3名が選出されました。マイケル・トリッグはキャンプで好調を見せていたものの、足の指の怪我に苦しんだことが影響しました。
ジェリー・ジョーンズが語る開幕に向けた「攻撃的」な補強戦略
ロースターが確定した現在も、チームの補強活動は終わっていません。ジェリー・ジョーンズは、今後の数日間がチームにとって重要であると強調しました。彼はメディアのインタビューに対し、現在リーグ全体で他の31チームも戦力向上を図っており、チームとしても非常に意欲的に補強を検討していくつもりであり、開幕戦に向けて改善する時間はまだ残されていると語りました。 — Jerry Jones, Dallas Cowboys Owner
チームは今後も他チームのロースター状況を注視し、戦力強化の機会をうかがう姿勢です。なお、NFLの全チームは月曜日の正午(中部時間)までにウェイバー請求を提出する必要があり、獲得した選手は53名のロースターに加える義務が生じます。
オフェンシブラインの補強と今後の展望
オフェンシブライン(OL)は、タイラー・ガイトン、タイラー・スミス、クーパー・ビービー、タイラー・ブッカー、テレンス・スティール、T.J.バス、ドリュー・シェルトン、アジャニ・コーネリアス、そしてブロードリック・ジョーンズの9名体制となりました。注目すべき動きとして、チームは土曜日にピッツバーグ・スティーラーズからジョーンズをトレードで獲得しました。この動きに伴い、左タックルの候補であったネイト・トーマスはヒューストン・テキサンズへ放出されました。
ブライアン・ショッテンハイマーHCは、今回の編成について「カウボーイズのロースターは紙面上では1年前よりも優れている」と自信を見せています。チームは今後、練習生(プラクティス・スクアッド)の編成を含め、さらなる調整を進めていく見込みです。