カリフォルニア州アーバンのGreat Parkにて、8月29日に開催された初の音楽フェスティバル「Daisy Chain Fields」は、女性と少女の権利や健康を支援する団体への寄付総額が2000万ドルに達した。
オリヴィア・ロドリゴ主催のDaisy Chain Fieldsが2000万ドルを寄付し女性支援を強化
主催者であるオリヴィア・ロドリゴは、当初10の非営利団体に対して合計1000万ドルを寄付することを発表していたが、フェスティバル当日の夜、会場を訪れた慈善家のメリンダ・フレンチ・ゲイツが登壇し、同額を上乗せすることを表明した。これにより、寄付総額は倍増することとなった。
音楽を通じた世代を超えた連帯
このフェスティバルは、女性の権利と生殖の正義に取り組む団体を支援する目的で企画された。支援対象には、Planned Parenthood、National Women’s Law Center、Black Mamas Matter Alliance、Baby2Babyなどが含まれる。
ロドリゴは自身のセットリストの中で、2026年リリースのサードアルバム『You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love』からの楽曲や、過去のヒット曲を披露した。また、ステージ上ではスティーヴィー・ニックス、サラ・マクラクラン、アラニス・モリセットといった大物アーティストとのデュエットが実現し、世代を超えた音楽的交流が観客を魅了した。特にニックスは、ロドリゴのアーティストとしての活動と、フェスティバルを成功させたそのエネルギーを称賛し、観客に向けて彼女を支持するよう呼びかけた。
フェスティバルが目指す社会的意義
会場となったGreat Parkには、女性の功績を称える展示や、社会運動をテーマにしたアートインスタレーションが設置された。また、会場内には非営利団体のブースが設けられ、音楽だけでなく、社会的な対話やDIY精神を重視する空間が演出された。

Depopのマーケティング担当者であるシモンズ氏は、このフェスティバルについて「喜び、創造性、コミュニティが一つに集まる場所」であると評した。また、フェスティバルに参加した俳優のドリュー・バリモアは、「オリヴィア・ロドリゴは、私たちが今日どのようにケアをするべきかを教えてくれている」と述べ、その姿勢を評価した。
過酷な環境下での実施と今後の展望
イベント当日は気温が華氏95度(摂氏約35度)に達する猛暑となり、熱中症対策としての水分補給や日陰の確保が課題となった。一部の参加者からは、過酷な環境に対する懸念の声も上がったものの、音楽を通じた連帯感や、女性の権利向上という共通の目的のもと、多くのファンが会場に足を運んだ。

ロドリゴはパフォーマンスの終盤、ファンに向けて「あなたたちがこれを実現させた。あなたたちはとても重要であり、あなたたちの声は非常に大きな意味を持っている」と感謝を伝えた。また、この日のステージの最後には、翌2027年に向けての開催を示唆する発言もあり、今後の継続的な活動が期待されている。