日本語版
最新ニュース
世界

ニジェール軍事政権がニアメーでの軍事クーデター未遂を鎮圧、ロシア人員が支援

ニジェールの軍事政権は、首都ニアメーで発生した軍事クーデター未遂を鎮圧しました。この反乱は、武装勢力による執拗な攻撃を抑え込むのに苦慮する軍内部の緊張を浮き彫りにしました。また、この出来事はニジェールの安全保障パートナーシップの性質の変化を強調しており、ロシアの人員が政府軍による騒乱の鎮圧を支援しました。 ニアメーでの出来事…

ニジェール軍事政権がニアメーでの軍事クーデター未遂を鎮圧、ロシア人員が支援

ニジェールの軍事政権は、首都ニアメーで発生した軍事クーデター未遂を鎮圧しました。この反乱は、武装勢力による執拗な攻撃を抑え込むのに苦慮する軍内部の緊張を浮き彫りにしました。また、この出来事はニジェールの安全保障パートナーシップの性質の変化を強調しており、ロシアの人員が政府軍による騒乱の鎮圧を支援しました。

ニアメーでの出来事

反乱は土曜日にディオリ・アマニ国際空港にある軍事施設、第101基地で始まりました。AP通信によると、事態は軍事基地での人質事件から始まりました。兵士たちは同僚を人質に取った後、発砲し、ニジェール国防省が「機密」と表現した首都の各施設を攻撃しました。空港周辺では銃声や爆発音が聞こえ、国営放送局は一時的に放送が停止されました。また、ロイター通信やアルジャジーラによると、大統領官邸も標的となりました。

政府軍は最終的に第101基地の支配権を奪還しました。一方で、大統領警護隊は2023年7月のクーデターで権力を掌握したアブドゥラハマネ・ティアニ将軍に忠誠を誓い続けました。反乱の規模や指導体制は依然として不明確です。ニジェールの国営メディアは数百人の兵士が関与したと報じましたが、ロイター通信はその数字を独自に検証できないとしています。関与した兵士の一部は、軍が武装勢力との戦いで大きな損失を被っている南西部のウアラム、テラ、ドッソなどの出身者であると伝えられています。今回の反乱は、ティアニ将軍が権力を掌握して以来、最も深刻な内部からの挑戦と見られています。

ロシア「アフリカ軍団」の役割

ロシアの「アフリカ軍団」が政府の対応に関与しました。駐ニジェール・ロシア大使のヴィクトル・ヴォロパエフ氏は、ニジェール当局が反乱勢力を無力化するために同部隊の支援を要請したと述べました。AP通信は、アフリカ軍団が政府に忠実な軍に対して地上および空からの支援を提供したと報じています。ロシア軍が軍内部からの武装した挑戦に直面するニジェールの軍事政権を支援したという点で、この介入は重要です。

アフリカ軍団はロシア国防省の下で活動する部隊で、2023年のワグネル・グループの指導者エフゲニー・プリゴジン氏の死後、モスクワが運営を再編した際にアフリカでの役割の多くを引き継ぎました。同部隊は旧ワグネルの要員を含み、ロシア国家の統制下で活動しています。AP通信によると、アフリカ軍団はニジェールに200人から300人の要員を配置しており、第101基地に駐留しています。

軍が直面する圧力と治安の背景

反乱勢力の正確な動機は公にされていませんが、アナリストや治安情報筋は、この騒乱を治安悪化と軍の大きな損失に対するフラストレーションと結びつけています。ニジェール軍は、特に国内西部において、アルカイダやISIL(ISIS)と関連するグループと戦っています。ロイター通信は、今月初めにISIL関連勢力による攻撃でニジェール兵18人が死亡したと報じました。第101基地が位置する空港複合施設も今年、1月にはISIL関連勢力、6月にはアルカイダのサヘル支部であるジャマート・ヌスラト・アル・イスラム・ワル・ムスリミーン(JNIM)によって攻撃を受けています。

Niger mutiny puts Russia’s expanding role in the Sahel to the test
Photo: Aljazeera

今回の反乱は、軍事政権を権力の座に就かせたのと同じ治安危機を背景に発生しました。2023年に権力を掌握したティアニ将軍らは、選出された政府が武装勢力を抑え込むことに失敗したと非難し、治安回復を約束していましたが、脅威は続いています。この騒乱は、ニジェール軍が武装勢力との戦いで死傷者出し続ける中、最前線の部隊が直面している圧力について疑問を投げかけています。

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。