全米オープン準々決勝に出場した第4シードのココ・ガウフは、第5シードのミラ・アンドレーエワとの対戦で、2セット目のタイブレーク中に2つのマッチポイントを救う激闘を繰り広げ、2-6, 7-6 (7), 6-2で逆転勝利を収めた。試合時間は2時間19分に及び、アーサー・アッシュ・スタジアムの観客を沸かせた。
序盤の苦戦とアンドレーエワの猛攻
試合序盤、ガウフは深刻な不調に見舞われた。自身のサーブに苦しみ、最初の2ゲームでブレークを許したことで、開始12分で0-4とリードを奪われた。第1セットはガウフのミスが目立ち、アンドレーエワが26分で6-2と制した。ガウフはこのセット中、ボールの感覚を掴めず、ここ12ヶ月かけて再構築してきたサーブとフォアハンドが崩れる展開となった。
第2セットでもガウフの苦戦は続いた。一時は5-3とリードし、セットを取りきるためのサーブに入ったものの、そのゲーム内で12回中3回のダブルフォルトを記録し、アンドレーエワに主導権を渡した。しかし、タイブレークに突入すると、39ショットに及ぶ長いラリーを制するなど粘りを見せ、最終的に2つのマッチポイントを救ってセットカウントを1-1に戻した。
精神的な崩壊と逆転の第3セット
タイブレークでの逃げ切りに成功したことで、試合の流れは完全にガウフへと傾いた。第3セットに入ると、アンドレーエワの精神的な動揺が顕著になった。アンドレーエワはラケットを地面に叩きつけるなどの行動を見せ、自身のサービスゲームではフォアハンドによるアンフォーストエラーを4回犯すなど、崩壊した様子を見せた。
一方のガウフは、自信を取り戻して攻撃的なプレーを展開し、第3セットを6-2で獲得した。試合後、ガウフは42回のアンフォーストエラーを記録したことについてリセットしなければならなかったと語り、また、同じく全米オープンの観衆の前で戦ったフランシス・ティアフォーのカムバックについて考えていたことを明かした。
歴史的な準決勝進出と今後の展望
この勝利により、ガウフは2023年の優勝以来となる全米オープン準決勝進出を決めた。また、ガウフはWTAツアーにおけるアンドレーエワとの対戦成績を6勝0敗(うち3試合はセットを落とした後の逆転勝ち)に伸ばした。

今回の準決勝進出により、女子シングルスでは第1シードのアリーナ・サバレンカ、第2シードのエレーナ・リバキナ、第3シードのジェシカ・ペグラ、そして第4シードのガウフという、トップ4シード全員が準決勝に進出することとなった。オープン時代において、全米オープンの女子準決勝にトップ4シードが揃ったのは、1975年以来2回目となる。また、グランドスラム全体で見ても、2009年のウィンブルドン以来の快挙となる。
ガウフは、月曜日に世界ランキング1位に就任する予定の第2シード、エレーナ・リバキナと準決勝で対戦する。両者の対戦成績は現在1勝1敗で並んでいる。22歳のガウフは、2025年の全豪オープンに続き、自身にとって3つ目のグランドスラムタイトル獲得を目指す。
試合詳細まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| スコア | 2-6, 7-6 (7), 6-2 |
| 試合時間 | 2時間19分 |
| ガウフの記録 | 11連勝中、直近22試合で20勝 |
| 次戦の相手 | エレーナ・リバキナ(第2シード) |
ガウフは試合後、スタジアムの観衆に対し、「こうした瞬間こそが、夢に見る瞬間です」と喜びを語った。