グリーンベイ・パッカーズは金曜日、本拠地ランボー・フィールドにて恒例の「ファミリー・ナイト」を開催した。NFLの他チームのスタジアムでは類を見ない規模となる6万人以上のファンが詰めかけ、8月初旬の練習風景を見守るという伝統的なイベントは今年も大きな盛り上がりを見せた。
Lambeau Fieldの恒例イベントに6万人超が熱狂
会場となったランボー・フィールドでは、午後3時30分に駐車場と「ジョンソンビル・テールゲート・ビレッジ」がオープン。球団公式イベントとして、UWヘルス・キッズの提供による家族向けの多彩なアクティビティが用意された。また、隣接するタイトタウンでは「ロッジ・コーラー」提供によるファミリー・フェストも開催され、ゲームやエンターテインメント、フェイスペインティングなどの催しが行われた。
マット・ラフルアHCが語る若手育成の重要性
8年目のシーズンを迎えるマット・ラフルア・ヘッドコーチは、このイベントの重要性を強調している。ラフルア氏は「これほど多くの観客が集まる機会は、他のチームのスタジアムではなかなか経験できない」と語り、若手選手たちにとって、このスタジアムで練習を行うことが大きな経験になると評価した。

練習は午後7時のウォーミングアップから始まり、7時30分に本格的なセッションが開始された。チームは1対1のドリルや11対11の複数セッションを行い、最後は若手選手によるライブ・ピリオドで締めくくられた。練習終了後には花火が打ち上げられ、スタジアムは試合さながらの熱気に包まれた。
フィールド上のハイライトと選手の状況
練習では、クォーターバックのジョーダン・ラブが、11対11のピリオドでマシュー・ゴールデンへの50ヤード超のタッチダウンパスを通すなど、観客を沸かせるプレーを見せた。また、サビオン・ウィリアムズもキタン・オラダポを相手にスピンムーブを用いたタッチダウンを記録した。
守備陣では、ルーキーコーナーバックのブランドン・シッセが、先発レシーバーのクリスチャン・ワトソンとの激しい攻防を展開。ラフルア氏は、シッセをはじめとする数名の選手が一時的に負傷で練習を離れたことについて、その多くは足のつりによるものであり、問題はないとの見解を示した。
一方で、チームは慎重を期して、タイトエンドのタッカー・クラフト、ディフェンシブタックルのデボンテ・ワイアット、オフェンシブラインマンのザック・バコ=ベウェレ、ランニングバックのジョシュ・ジェイコブスら計15名の参加を見送った。これにより、当日の練習参加人数は計76名となった。
ルーキーキッカー、トレイ・スマックの挑戦
今キャンプで注目を集めているのが、ドラフト6巡目指名のルーキーキッカー、トレイ・スマックだ。キャンプ序盤は不安定なパフォーマンスが続いていたが、この夜は6本のフィールドゴールを成功させるなど、改善の兆しを見せた。

ウォーミングアップ中には60ヤード超のキックを成功させていたスマックは、夜の練習でも40ヤード超のキック3本を含む計6本のシュートを決め、ラフルア氏からも「51ヤードの失敗を除けば、完璧だった」と一定の評価を得た。パッカーズは、過去数シーズンにわたりキッカーの選定に苦心してきた経緯があり、球団はスマックの成長に大きな期待を寄せている。
イベント全般を通じて、会場はキャッシュレス対応が徹底され、ファンは音楽や飲食、プレゼント企画などの演出とともに、パッカーズの伝統行事を楽しんだ。