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ラリー・ナサール受刑者らミシガン州の性犯罪者登録簿から削除、最高裁判決受け警察がデータベース更新

元USA体操連盟の医師であり、性犯罪で服役中のラリー・ナサール受刑者を含む2万人以上の人物が、ミシガン州の公式性犯罪者登録簿から削除された。ミシガン州最高裁判所が9月9日に下した判決を受け、イートン郡(ミシガン州)の検察局によると、ミシガン州警察がデータベースを更新し、オンライン検索ではナサール受刑者の名前はヒットしない状態となっている。州警察は2011年7…

ラリー・ナサール受刑者らミシガン州の性犯罪者登録簿から削除、最高裁判決受け警察がデータベース更新

元USA体操連盟の医師であり、性犯罪で服役中のラリー・ナサール受刑者を含む2万人以上の人物が、ミシガン州の公式性犯罪者登録簿から削除された。ミシガン州最高裁判所が9月9日に下した判決を受け、イートン郡(ミシガン州)の検察局によると、ミシガン州警察がデータベースを更新し、オンライン検索ではナサール受刑者の名前はヒットしない状態となっている。州警察は2011年7月1日よりも前に罪を犯した2万人以上の登録者をデータベースから除外した。

ラリー・ナサール受刑者の受刑状況と犯罪歴

ナサール受刑者は、USA体操連盟やミシガン州立大学での職務を利用して何百人ものアスリートを性的暴行したとして、複数の長期刑を言い渡されている。2017年12月7日には連邦の児童ポルノ所持罪で60年の実刑判決を受け、2018年1月24日にはインガム郡サーキット裁判所で第1級刑事性犯罪7件について40年から175年の禁錮刑、同年2月5日にはイートン郡サーキット裁判所で第1級刑事性犯罪3件について40年から125年の禁錮刑をそれぞれ言い渡された。これらの刑期は連続して執行されており、現在はペンシルベニア州ユニオン郡の連邦刑務所ルイスバーグに収監されている。

最高裁判所の判断と法的背景

2021年の性犯罪者登録法(SORA)の改正を遡及して適用し、登録を義務付けることはできないとの判決をミシガン州最高裁判所が下した。2021年の改正や、2025年12月の最高裁判所による「People v. Kardasz」判決において、生涯にわたる登録義務や公開のオンラインリスト化といった要件が単なる民事上の安全措置ではなく刑事罰として機能していると判断されていた。今月の下した判断により、その方針が2011年7月1日以前に発生した犯罪にも適用されることが確定し、登録者数約43,000人のうち半数近くが対象から外れる結果となった。

Michigan Supreme Court removes Larry Nassar from sex offender registry

アスリートのサバイバー支援組織「ジ・アシスト」の創設者兼会長であるグレース・フレンチ氏は、裁判所の法的な判断によって手続きなしにこれが実行されたことについて「制度的な裏切り」のように感じられると述べた。今回の対応について、イートン郡検察局はソーシャルメディア上で強く反発し、コミュニティや被害者が求めていた安全と防犯の保障が奪われたと指摘している。

削除の効力と今後の法整備

州最高裁判所の決定にもかかわらず、ナサール受刑者に対する有罪判決そのものが無効になるわけではない。同受刑者は複数の長期刑に服しているため、仮に釈放されるようなことがあれば再び性犯罪者としての登録が義務付けられることになっている。しかし、データベースの更新により、住民が近隣に登録者が居住しているかを確認する手段が突如失われた。

ラリー・ナサール受刑者らミシガン州の性犯罪者登録簿から削除、最高裁判決受け警察がデータベース更新
写真:FOX 2 Detroit

法的な見直しが迫られている一方で、ミシガン州議会は現時点で代替となる新しい性犯罪者登録法を用意しておらず、具体的なスケジュールも定まっていない。

執筆者について: nipponese

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