2026年8月10日、ロシアのタタールスタン共和国でウクライナのドローン攻撃が発生し、子ども1人を含む少なくとも13人が死亡、39人が負傷しました。ニジネカムスクの石油精製施設や民間地域が標的となり、同共和国では喪が発令されています。
ニジネカムスクで発生した過去最大級のドローン攻撃
2026年8月10日、ロシア北東部のタタールスタン共和国で大規模な無人機攻撃があり、現地当局の発表によると、子ども1人を含む少なくとも13人が死亡し、39人が負傷しました。ウクライナのドローン攻撃は、ウクライナ国境から1,100キロメートル以上離れた工業都市ニジネカムスクを直撃しました。
この夜間から朝にかけて数時間にわたって続いた攻撃は、モスクワの大規模侵攻開始以来、ロシア国内における単一の攻撃としては最も死者数が多いものの一つとなりました。現場周辺では、昼夜を問わず巨大な黒煙と炎が立ち上り、空襲警報が鳴り響く様子が目撃されています。
ロシアの捜査委員会は、「Civilian individuals who were not involved in any military operations were present」と発表し、軍事作戦に関与していない民間人が被害に遭ったことを確認しました。
タタールスタンのルスタム・ミニハノフ首長とラドミル・ベリャエフ市長の発言
工業都市ニジネカムスクのラドミル・ベリャエフ市長は、ドローンが民間施設と産業施設の両方を標的にしたと述べました。タタールスタンのルスタム・ミニハノフ首長はこのストライキを確認し、犠牲者の家族に哀悼の意を表明しました。ベリャエフ市長は、「This is a tremendous pain for all of us」と述べました。この死傷者多数の攻撃を受け、タタールスタンでは喪期間が宣言されています。

ニジネカムスクネフテヒムとTANECO製油所への被害
攻撃を受けたニジネカムスクは、複数の主要な石油精製会社や大型石油化学会社の本拠地であり、ロシアで最も技術的に進んだ施設の1つである地域の石油精製所も攻撃を受けました。ロシアのメディア報道によると、合成ゴムやプラスチックを生産するニジネカムスクネフテヒムの石油化学プラントが夜間の攻撃で被災したとされています。また、タトネフツのTANECO製油所も標的となりました。この製油所は2024年に1,700万トンの原油を処理し、270万トンのガソリンと850万トンのディーゼル燃料を生産しています。

ロシア国防省によるウクライナ製ドローンの迎撃発表
ロシア国防省は、日曜日の夜から月曜日の朝にかけて、ロシアと併 Crimea の上空で456機のウクライナ製ドローンを迎撃したと発表しました。モスクワ側は、一晩で450機以上のウクライナ製ドローンがロシアの防空網によって撃墜されたと主張しています。
ウクライナは近年、倉庫やエネルギーインフラを標的とした長距離攻撃の成功率を高めており、民間人の犠牲が増加しています。一方のロシアも、都市や住宅街への定期的な大規模空爆を継続しており、先週はキーウへのドローンとミサイルの複合攻撃により21人が死亡しました。また、前線に近いハルキウでは、ロシア軍の砲撃により一夜で5人が死亡しています。