UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第3節、アリアンツ・アリーナにてバイエルン・ミュンヘンとアーセナルが激突した。試合は両者一歩も譲らない展開となり、終盤に生まれたデクラン・ライスのゴールによってアーセナルが2-2の引き分けに持ち込んだ。
アリアンツ・アリーナでの劇的な幕切れとデクラン・ライスの同点弾
試合終盤、アーセナルに歓喜が訪れた。途中出場のヴィクトル・ギェケレスからパスを受けたデクラン・ライスがペナルティエリア内に侵入し、冷静にゴールへシュートを突き刺した。マヌエル・ノイアーの守るゴールを破ったこの一撃により、ミケル・アルテタ率いるアーセナルは土壇場で2-2のドローに持ち込んだ。.
この劇的な展開について、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は試合後に次のように語っている。
「なんて試合だ。これほど高いレベルの戦いは我々にとっても久しぶりだ。対戦相手のレベル、試合の緊迫感、そして我々のレベルも素晴らしかった」と、ミケル・アルテタ監督はSky Sportsに語った。
バイエルン・ミュンヘンは過去のホーム戦において、チャンピオンズリーグのグループ・リーグフェーズで圧倒的な強さを誇っていた。データによると、バイエルンは2013年12月にマンチェスター・シティに3-2で敗れて以来、本拠地での同ステージで40試合にわたって敗北を知らなかった。その間の39試合では37勝2分という驚異的な成績を収めており、アリアンツ・アリーナはまさに難攻不落の要塞であった。今回はその記録が途切れることはなかったものの、終了間際の失点によって勝利を逃す形となった。
ハリー・ケインの存在感と前半からの激しい攻防
試合が始まると、アウェイのアーセナルが序盤から主導権を握り、バイエルン陣内へと攻め込んだ。前半には試合の均衡が破れる。マルティン・ウーデゴールがパスを送ると、ブカヨ・サカの負傷に伴い早い時間帯からピッチに入っていたエベレチ・エゼが抜け出した。エゼはゴールへと蹴り込み、ネットを揺らした。一度はオフサイドの判定が下されたものの、VARによる検証の結果、判定が覆りアーセナルが先制点を奪った。アウェイサポーター陣が陣取るスタンドからは大歓声が沸き起こった。.

さらに後半、バイエルンが逆転に成功する。ユリエン・ティンバーのハンドを誘発したことでバイエルンにペナルティキックが与えられた。キッカーを務めたケインはこれを冷静にゴールへ沈め、自身のアーセナル戦における通算ゴールを記録した。これはクリスティアーノ・ロナウドに次ぎ、チャンピオンズリーグ史上2人目となる10試合連続ゴール達成の快挙となった。.
試合を振り返り、ハリー・ケインは次のように述べている。
「少し悔しさは残るが、引き分けは妥当な結果だったと思う」と、ハリー・ケインはTNT Sportsに語った。
ブカヨ・サカの負傷交代と今後の日程
アーセナルにとって大きな痛手となったのは、試合開始からわずか10分足らずでエースのブカヨ・サカが負傷によりピッチを去らざるを得なくなったことだ。激しい強度を求められる試合の立ち上がりで足を痛めたサカは、痛みに顔を歪めながら途中交代を余儀なくされた。
試合後の記者会見において、ミケル・アルテタ監督はサカの状態について心配の声を隠さなかった。
「鋭い痛みを訴えてピッチを去らなければならない選手が出るのは、決して良い知らせではないが、様子を見るしかない」と、ミケル・アルテタ監督はSky Sportsに語った。