格闘技ファンやメディアの間では事前の対戦カードにビッグネームが不足しているという批判もあったものの、ふたを開けてみれば会場は大いに盛り上がりを見せました。全15試合中11試合がフィニッシュとなり、そのうち9試合が第1ラウンドでの決着となりました。
デルタ・センターのケージで生まれた9回の1ラウンドKO記録
また、ミドル級戦線ではダミアン・ピナスが第1ラウンドでアンドレイ・プルヤエフを圧倒して観客を沸かせ、アンソニー・ウィントやマーカス・マギーらもラウンド内のフィニッシュを飾りました。
ナタリア・シルバが王座獲得と元王者からのメッセージ
大会のメインイベントでは、女子フライ級の頂点をかけてナタリア・シルバとワン・コンが激突しました。3人のジャッジによる採点は48-47、48-47、49-46となり、シルバが満場一致の判定勝ちで空位の王座を手に入れました。最終ラウンドにはワン・コンの強力な左フックを受けてひやりとする場面もあったものの、シルバはこれを凌ぎきって勝利をもぎ取りました。
肩と背中の靭帯損傷により王座返還を余儀なくされた前王者のワレンチナ・シェフチェンコは、X(旧Twitter)で次のように述べている。「本当におめでとう、ナタリア! UFCチャンピオンのベルトが、あなたのようなふさわしい格闘家の手に渡ったことをとても嬉しく思います。でも、あまり安心していてはダメよ――しっかり温めておいて、私のベルトを取りにすぐ行くから」

ペイトン・タルボットの快進撃と次なる標的
コメインイベントに登場したバンタム級の若手有望株ペイトン・タルボットは、元王者デイブソン・フィゲイレドを第1ラウンドで撃破しました。その前の試合ではヘンリー・セフードをも下しており、トップファイターを立て続けに圧倒しています。
試合後のライブストリームのインタビューで、タルボットはショーン・オマリーの名前を挙げ、次なる対戦をアピールしました。
パフォーマンスおよびフィニッシュボーナス受賞者一覧
今大会の激闘を受け、大会主催者は優れたパフォーマンスを見せた選手たちへのボーナスを発表しました。ダミアン・ピナスやジョニー・ウォーカーらがパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトに選ばれ、それぞれ100,000ドルの追加賞金を手にしています。
| ボーナスの種類 | 賞金額 | 受賞選手 |
|---|---|---|
| パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト | 100,000ドル | ローマン・コピロフ、イマノール・ロドリゲス、ダミアン・ピナス、ジョニー・ウォーカー |
| フィニッシュ・ボーナス | 25,000ドル | エリック・ノーラン、アレクサンダー・ヘルナンデス、ジャコベ・スミス、アンソニー・ウィント、マーカス・マギー、ペイトン・タルボット |
全15試合のうち11試合でフィニッシュが生まれる記録的な夜となった今大会は、事前の懸念を覆す大興行となりました。選手たちはそれぞれの階級で存在感を示し、次戦に向けた新たなストーリーを紡ぎ出しています。