Appleは、2026年10月末から11月にかけて、タッチスクリーンとタンデムOLEDディスプレイを搭載した新型MacBook Proを発表する見通しです。この刷新では内部構造の再設計により軽量化が図られる予定で、macOS 27.2のベータ版にはタッチ操作を示唆するコードが確認されています。
Appleがタッチスクリーン採用へ方針を転換
BloombergのMark Gurman氏は、この新型機が「MacBook Proの製品ラインにおいて最も実質的な刷新」になると報じています。Appleは長年、ノートPCへのタッチスクリーン搭載に否定的な姿勢を貫いてきました。2010年には共同創業者の故スティーブ・ジョブズ氏がタッチ操作対応のラップトップを「人間工学的にひどい」と酷評し、2018年にはソフトウェア部門の責任者であるクレイグ・フェデリギ氏が「タッチスクリーンには興味がない」と述べていました。さらに、AppleのCEOに就任したジョン・ターナス氏も2021年までタッチスクリーン搭載MacBookのアイデアを否定していました。しかし、今回のモデルチェンジでその方針を大きく転換する可能性があります。
ディスプレイには、2024年のiPad Proで初採用された技術をベースとした、タンデムOLED(有機EL)技術が導入される見込みです。従来のMini-LEDバックライトを採用したLiquid Retina XDRディスプレイと比較して、より純粋な黒、高いコントラスト、正確な色再現性を実現し、パネル寿命やピーク輝度においても優位性があるとされています。また、現在のノッチに代わり、iPhoneと同様のDynamic Islandが導入され、カメラの切り欠きをソフトウェアインターフェースの一部として活用することが予測されています。
macOS 27.2ベータ版に見える新操作
macOS 27.2のベータ版においてSafari、Notes、Photos、Quick Lookといった標準アプリにタッチ操作を前提としたコードやアニメーションが発見されました。これには、ピンチイン・アウトの操作や、タップ時にコントロールが拡大する挙動などが含まれており、従来のカーソル操作中心のMacから、タッチ入力を統合した新しい操作体験への転換が示唆されています。

開発コードネームとプロセッサの仕様
Appleはこの新型機を「MacBook Ultra」と呼称する可能性があるという噂も流れていますが、正式名称は未確定です。搭載されるプロセッサについては、当初M6チップの採用が予測されていましたが、最新の報道では、現行のMacBook Proに搭載されているM5 ProおよびM5 Maxチップが継続して採用される可能性が高いとされています。開発コードネームとしては、14インチモデルが「K114」、16インチモデルが「K116」であると報じられています。
2026年10月下旬から11月の発売スケジュール
ジョン・ターナスCEOは現在、製品デザインのプロセスに非常に深く関与しており、ヒューマンインターフェースチームや産業デザインチームと頻繁に協議を重ねているとされています。Appleは2026年10月末から11月にかけて、この新型MacBook Proを投入する見込みです。なお、これらの情報は未確認の報告に基づいたものであり、Appleからの公式発表はまだありません。供給体制についても、初期段階では生産が限定的になる可能性があると指摘されています。
| 項目 | 現行モデル (M5シリーズ) | 新型モデル (噂) |
|---|---|---|
| ディスプレイ | Liquid Retina XDR | タンデムOLED |
| タッチ操作 | 非対応 | 対応 |
| 重量 | 約2.14kg (16インチ) | 大幅に軽量化 |
| OS | macOS 27 | macOS 27.2 |